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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
メンタルヘルスに関わって、心理療法やオーラ診断などを行っていると、時折「何をしても楽しくない」という人に、お会いすることがあります。
これは仕事や学校生活だけに関わらず、お休みの日などのプライベートで、自宅で好きに過ごしていても、何も楽しめないという状態です。
このような人のオーラを見て、スピリチュアルな視点からその原因を探っていくと、心理的にある問題が起きていることが解ります。
今回は、そんな何をしても楽しくない人の心理的な原因と、スピリチュアルな改善法を紹介していきましょう。
これは私たちの「感情」に関する、基本的な仕組みを知る上でも、とても役立と思うので、よろしければ最後までご覧ください。
何をしても楽しめない人の実例

まずは先日いただいた、ある女性からの問い合わせを紹介します。まさに「何をしても楽しくない」という方からいただいた相談です。
プライベートな内容が多少なりとも含まれるので、具体的な部分は変えつつも、問題の核心は変わらないようにご紹介します。
楽しめない女性からの問い合わせ
私はこちらのサイトでも、自分でどう心の状態を改善したらいいのか解らないという方の、お問合せを受け付けています。
そんなお問合せで、最近ある女性からこんな相談を受けました。

楽しむのにはエネルギーが必要
きっとあなたにも、時にはそんな風に、楽しめないと感じることがあるかもしれません。
例えば仕事であまりにも疲れていたり、嫌なことがあり精神的に落ち込んでいて、一時的に何事も楽しめないようなときが。
私たちは比較的忘れがちですが、実は楽しむこともにもエネルギーが必要なのです。
例えば遊びといえるスポーツやゲームでも、それに積極的に取り組む意欲が無ければ、何をしても楽しくないでしょうし、つまらないと思います。
仕事で疲れて楽しむ余力が無い人
ですからもしあなたが、日頃休む暇なく仕事を頑張っており、常に疲れているのであれば、何をしても楽しめないのはある意味当然かもしれません。
それは単に、慢性的な疲れが原因でおこる問題であり、楽しめないというよりも、楽しむ余力が無いという方が適当だといえるでしょう。
私は以前にも、こちらの「もう仕事を頑張ることに疲れた人が頑張るのをやめる方法」で、そんな仕事を頑張り続けてしまう人の、心理的な問題について解説しました。
今回ご相談いただいた彼女も、ある意味では、そんな疲れを溜めている人だと言えるかもしれません。
仕事の疲れやストレスを取れば楽しめる
ただもしあなたが、疲れが原因で何をしても楽しめないのなら、それは疲れを取り除けば良いだけのことです。
仕事の疲れやストレスを解消すれば、自然と物事を楽しめるようになりますし、プライベートも充実してくるでしょう。さらには仕事に取り組むことさえも、楽しめるようになるかもしれません。
そう、慢性的な疲れや一時的な疲れであれば、こちらの「休日や家でのプライベートに仕事を忘れて考えない方法」で紹介したような方法で、生活にメリハリを付けて、気持ちをリフレッシュすれば良いのです。
それはスピリチュアルな視点でみても、単に働きすぎてエネルギーが枯渇していることが問題で、大きな心理的な原因がある訳ではありません。
どちらかと言えば、生活習慣の問題に近いといえるでしょう。でもきっと相談してきた彼女は違います。彼女には心理的な問題があるのです。
心から楽しめない人の心理的な原因

もしあなたが仕事のし過ぎではなく、普通にお休みをとっており、体力的にも疲れていない。
それにも関わらず、何をしても楽しくないと感じるなら、これからお伝えするような、心理的な原因があるのかもしれません。
心にブロックがあり感情がない人
それはあなたの心に感情のブロックがあり、楽しむという感情を、感じにくくなっている可能性があるのです。
怒りや憤り、悔しさ、悲しみ、寂しさなど、負の感情を我慢して押しとどめ続けたことにより、無意識レベルでの感情のブロックができてしまい。
楽しみや嬉しさ、喜びなどのポジティブな感情も、感じられなくなっているということです。
それは以前に、こちらの「【実例】無感情で感情がない人の心理的な原因とスピリチュアルな解決法」でも紹介した、無感情や感情がない状態に近く、そうなり掛けているともいえます。
「何をしても楽しくない」というだけではなく、感情全般を感じにくくなっているのです。
我慢することが美徳とされた時代
私たちは、感情的になることは良くないことだと、子供の頃から学校や家庭で学んできます。
特にネガティブな感情は、人間関係を築く上で障害となりやすく、周りへの影響も大きいため、だれもがそれを無意識に我慢しがちです。
そのため、怒りや憤り、悲しみや寂しさなどの気持ちの多くは、心の中に押し留められてしまうのです。
それは言い換えるなら、感情に強く蓋をして抑えてくると言っても良いでしょう。
感情とは本来自然なもの
本来感情とは、生物としてはとても自然なものです。心が何らかの刺激を受けたことで感じる、反射的な反応だと言っても良いでしょう。
例えるなら、身体をつねれば痛いように、身体をくすぐればこそばゆいように、心に刺激を与えれば、反応として出てくるのが、自然な感情だといえるのです。
でもそれを、慢性的に我慢して、抑え込んでいたらどうなるでしょうか?体の感覚が鈍るように、感情を感じにくくなるのも当然だと思いませんか?
特に怒りや憤りなどの激しい感情よりも、繊細な感情である喜びや楽しみなら、なおさら感じにくくなることでしょう。
そうです。何をしても楽しめない原因は、心が緊張して繊細な感情を感じにくくなっているからです。
なぜ楽しめないのに怒りは感じるのか?
もしかしたらあなたは、「そうはいっても苛立ちや、不満、怒りなどの感情は、時折感じているのに、なぜ楽しいという気持ちだけが感じられないんだ。」と言うかもしれません。
でも考えてもみてください。あなたが心の中に押しとどめてきた気持ちは、どんな感情でしょうか?それは喜びや楽しさや、嬉しさなどの幸福感でしょうか?
それとも、怒りや苛立ちなどの悔しい感情でしょうか?きっと後者のように、パワフルで激しい感情ではないですか?
それらの怒りや苛立ちなどの感情は、慢性的に押しとどめられるか、トラウマのようなショックで瞬間的に抑えられたために、あなたの心の中にストレスとして残っています。
張りつめた風船のように心に詰め込まれており、そのためちょっとした刺激で心の中から溢れ出しやすく、感じやすくなっているのです。
なぜ感情のブロックができたのか?

私が何をしても楽しくないという人の話を伺い、その理由をスピリチュアルな視点で見定めていくと、大きく3つのパターンがあることに気付きました。
それは、幼いころからの環境で、沸き上がった感情に対してとる、無意識の反応ともいえるものです。
1、感情を我慢することで対処する
これは比較的男性に多い傾向ですが、子供の頃の体験から、強力に感情を抑え込むタイプです。
育ってくる環境の中で、感情的に怒鳴ったり、時には手を上げる父親のもとで育ち、毎日のように激しい感情を目の当たりにすると、多くの子供たちが怒りの感情に対してとても否定的になります。
それは「自分は決して、父親と同じようにはならない。」と強く心に誓って、怒りなどの激しい感情を、心の中にぐっと抑えるようになるのです。
父親を反面教師として、感情をコントロールできるようにと、無意識に感情を抑えるのです。そんな方の面持ちは非常に落ち着いて、決して感情的になることはありません。
でもその結果、感情を抑えることが常態化してしまい、先のように繊細な感情を感じにくくなり、気が付けば何をしても楽しく感じられない、そんな淡白な日々を送ることになるのです。
2、感情に向き合わないことで対処する
次に女性に多いパターンは、自分の感じている感情を、見ないようにと目を背けてしまうタイプです。
これは両親の影響が大きいのですが、母親に学校での友人関係の悩みを相談しても、それを聞いてもらえなかったり、軽くあしらわれて取り合ってもらえないと、自分の感情をどう処理すれば良いのか戸惑います。
もともと感情とは、その存在を認識されることで軽くなるものですが、取り合ってもらえないため、そのやり場を失ってしまうのです。
そして多くの子供たちが、そんな悩みや不安を無かったかのように忘れることで対処して、心の奥深くへと仕舞いこみます。
すると不思議なもので、楽しさや喜びを感じるエネルギーも枯渇して、何をしても殺伐として楽しく感じられない、そんな無感動な心理状態になってしまうのです。
そんな嫌なことを忘れる方法で対処する人については、こちらの「嫌なことを忘れる方法<心理の専門家によるスピリチュアルなやり方>」でも詳しく解説しています。
3、感情を理由付けして対処する
最後は考えることで感情に対処して、納得しようとするパターンです。
例えば、両親が忙しく自分が寂しい思いをしても、それを取り合ってもらえずに、日々を過ごしていると、多くの子供たちがこう思います。
「お父さん、お母さんが忙しいのは仕方のないことだから、寂しいなんて言ってられない、私も頑張らないと。」そんな風に、自分の寂しさや悲しみは、仕方のないことだと納得しようとするのです。
その結果、一時的にはその気持ちは落ち着くものの、完全には解消されずに感情が心の中に蓄積されていきます。
そして何度となく不安や寂しさ悲しみを感じても、そのたびに仕方のないことだと理由を考えて、自分を納得させるようになってしまうです。どこかで人生をあきらめている気持ちがあるのなら、このパターンが原因かもしれません。
あなた自身で感情に対処してきた結果
もしあなたが、これらのパターンに当てはまると感じたなら、それはひとえにあなたのせいではありません。
あなたの育った環境が、感情に対して未熟で、心に余裕がなかったに過ぎないのです。
ですからもしあなたが、今何をしても楽しめないと感じても、それは子供ながらに感情に対処してきた、自己防衛の結果であるといえるでしょう。
誰にも自分の気持ちを聞いてもらえずに、自分の力で対処してきた結果なのです。
ですからそろそろ、その心理的なパターンを手放して、心から楽しめる人になりましょう。それはあなた自身で出来ることなのです。
楽しめない人のスピリチュアルな改善法

ここからはそんな何をしても楽しくない人が、感情のブロックを取り除いて、心から楽しめるようになる改善法を3つ紹介していきます。
どれも手軽に出来るものですから、自分が取り組みやすい方法で心を癒してください。
1、心理的な「自己承認」のワークで改善
まずは自分で出来る心理的なワークとして、「自己承認」の方法を紹介しましょう。
これはその楽しめない原因となっている、感情のブロックを外すものですから、承認していくべき感情は、怒りや憤り、悲しみや寂しさなどの負の感情です。
詳しいやり方は、こちらの「やる気が出ない心をスピリチュアルに回復させる方法<自分を認める自己承認>」で解説していますが、あなたが負の感情を感じたときに、まずその気持ちを承認するのです。
なお、もし負の感情さえも湧かないと感じるなら、「今自分は何をしても楽しくないと思っているな。」と繰り返し、楽しめない気持ちを承認してみましょう。
そこから始めるだけでも、少しずつあなたの緊張している心は解きほぐされて、自然と楽しめるようになってくるものです。
2、心を癒すフラワーレメディで改善
こちらのブログで何度も紹介しているフラワーレメディなら、そんな楽しめない気持ちさえも癒してくれます。
そのためにおすすめするなら、フラワーレメディのホリーとスターオブベツレヘムが最適です。
ホリーは、感情のブロックを外して、心が本来の感受性を取り戻せるように働いてくれますし、スターオブベツレヘムは、トラウマなどのショックを癒して、感情のバランスを回復してくれます。
まずはこの2種類をブレンドして使っていけば、自然と感情が蘇り、何をしても楽しめないという状態から抜け出せるでしょう。
2種類をブレンドして利用するときには、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、3滴ずつ入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。

3、感情を癒すメンタルヘルスセミナーで改善
そして最後は、心理セラピーを受けたり、メンタルヘルスのセミナーに参加して、ダイレクトに心を癒していくことです。
心理セラピストによる個人セッションであれば、現在の問題の原因を個別にチェックして、時間をかけて具体的に取り組んでいけるでしょう。
それに、私が開催しているセミナーでは、日常生活の中で、とても簡単に心を整えていく方法もお教えしています。
どちらのせよ、自分が出来ると感じたことからでよいので、一歩ずつ自分の心を癒して、現状の何をしても楽しめない状態を改善していきましょう。
自分で取り組んでいく自信がないのなら、お問い合わせなどから、心の専門家に相談した方が早いでしょう。
「何をしても楽しくない」は心の警鐘

このブログをご覧いただいているあなたもお感じのように、何をしても楽しくないという状態は、決して自然なことではありません。そこには何かしらの問題と原因があります。
きっとあなたも子供の頃には、楽しめないなどということはなく、純粋に笑って遊んでいたはずです。
自分の心の声に耳を傾けるとき
休日やプライベートで楽しいと感じられないなら、それはあなたの心に何らかのストレスがかかり問題が起きているからです。
それが一時的なものなら特に問題はなく、シッカリと休息をとって疲れを癒せば、すぐにまた楽しめるようになるでしょう。
でも気が付けば、「ずっと笑っていないような気がする。」とか、「ここのところ何をしても楽しくないと感じる。」なら、一度シッカリと自分の心に目を向けてあげるべきです。
こちらの「【心の声を聞く方法】自分の本当の心の声に従うスピリチュアルな生き方」でも紹介したように、自分の心の声に耳を傾けてみましょう。
自分の本当の心の声を聞く必要があるのです。
自分の心という原石を磨く
最初に紹介した彼女が、「本当は自分が何をしたいのか解りません。」と言うように、人は楽しいという感情が薄れていくと、自分が何を望んでいるのかさえも解らなくなります。
楽しさとは、私たちの人生をより豊かにしてくれる感情であるとともに、幸せや喜びへと導いてくれる、心の道しるべともいえるフィーリングです。
それはあなたが望む人生が、どんなものかを教えてくれる、原動力ともいえるものです。
ですから、何をしても楽しくないという気持ちを有耶無耶にしてしまうのではなく、その気持ちをスタートラインとして、心を癒す自分探しの旅へと踏み出していきましょう。
それは自分の心という原石を、改めて磨きはじめる。そんな作業でもあるといえるのです。
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心の壁を壊す3つの方法!感情のブロックをスピリチュアルに解消する
はじめまして。相談があってお問合せさせていただきました。
現在、平日はある会社でパート社員として働きながら、週末はファミレスなどで時折アルバイトをしています。お金に悩むことが多く、本当は自分が何をしたいのか解りません。
最近では笑うことも、ほとんど無くなってしまいました。私は今何をしたらいいんでしょう。何をしても楽しくないのです。私は何をしたら楽しみがわかるのでしょうか?