井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
スピリチュアルな本を読んだり、瞑想やメンタルヘルスのワークショップに参加していると、時折「自分の心の声を聞く」ことの大切さについて、耳にすることがあります。
自分の心の声に耳を傾けて、その声に従えば、人生で迷わずに自分らしく生きれると。でも「心の声を聞く」と言っても、実際にどうすればいいのか、よく分からないですよね?
それに頭の中の声が、自分の本当の心の声なのか?それさえも分からないと、感じる人も多いことでしょう。
ですから今回は、そんな自分の本当の心の声を聞き、その声に従うためのスピリチュアルな方法について、実例を挙げて詳しくお話ししていきます。
心理やスピリチュアルの専門家が、「自分の心の声に従う」という時には、どんな声のことを指しているのか、その点について解説していきましょう。
<目 次>
頭の中の声がうるさいと言う実例
先日、ある女性からこんな相談をいただきました。それは頭の中の声がうるさくて辛いという内容です。
まずは、そんな実例を紹介しつつ、心の声を聞くことと、頭の中の声を聞くことがどう違うのか、その点についてお話ししたいと思います。
ある女性からの相談事例
頭の中の声は単なる雑念
きっと彼女と同じ様な体験をしている人は、とても多いと思います。意図せずに、頭の中で考え事をしていたり呟いていて、とてもうるさいと。
まず、大前提として申し上げると、よく頭の中で無意味なことをつぶやいていたり、考えたりしているのは、単なる雑念です。
それはスピリチュアルな意味での、自分の本当の心の声ではなく、頭の中で考えごとをしていたり、ストレスで頭が緊張しているときに出てくる、疲れのようなものです。
ですから、その頭の中の声を聞くことは、自分の心の声を聞くこととは全く関係ないものですし、もちろんその声に従う必要もありません。
日々、瞑想に取り組まれている方なら、きっと良くお解りのことだと思いますが、それはあくまで雑念でしかないのです。
頭の中の声が止まらない2つの理由
ではなぜそのように、頭の中の声が勝手に呟き出して、止まらなくなってしまうのでしょうか?
それには、スピリチュアル視点から見れば2つの理由があります。
精神的な疲れの浄化
1つは、精神的な疲れの浄化です。
日頃の生活の中で、悩んで考えすぎたりすると、頭の中にとても多くのストレスが溜まります。するとそれらの声を出すことによって、疲れを排出しているのです。
よく「頭の中がパンパンになっている」と言う方がいますが、私たちの精神的な疲れは、そんな意味不明な声となって、頭の中で浮かぶことによって、排泄されていくのです。
多くの人が、自分の心の声を聞こうとする際に、最初に認識するのがそんな頭の中の声です。
それは瞑想をしているときに、雑念として浮かぶものと同じ、心の浄化のために聞こえてくる声なのです。
そんな、瞑想において湧き上がってくる雑念については、こちらの「瞑想や日常で雑念が湧く心理的な意味」でも解説しています。
頭の緊張による周囲からの影響
そしてもう1つは、頭の緊張による周囲からの影響です。
例えば、そんな頭の中で声がすると言う人には、「耳鳴りがする」とか「寒気を感じる」とか、「自分は霊感体質だから」と言って、不安がる人がいます。
以前に、こちらの「霊感体質の人のスピリチュアルな原因」でも書きましたが、それらのケースは、大半は頭や心が緊張して過敏に反応しているにすぎません。
確かに、少なからず霊的な影響を感じている人も、居るとは思います。でもそれさえも、本来私たちの頭と心が健やかであれば、気にする様なものでもないのです。
これらの疲れや緊張から来る頭の中の声は、自分の本当の心の声を聞く上で邪魔になるだけで、従うようなものではありません。
私たちが聞くべき「心の声」とは?
では実際に、心の声を聞いてそれに従うとは、どのような声を聞くことなのでしょうか?
ここからは、その言葉が差す意味について、スピリチュアルな視点から解説していきましょう。
私たちの「心」とは?
まずは心の声を聞く上で、私たちが常日頃から認識している「心」について、少し解説します。
それは、私たちがいう所の「心」とは、どのようなものを指しているのかです。
例えば「体」と言われれば、誰もが肉体を指しており、手足なども含めた、目に見える物質的な器官や四肢のことであると、認識しているでしょう。
では、「心」と言われれば、あなたは自分のどんな部分のことを、指していると思いますか?改めて少し考えてみてください。
心を構成する3つの側面
私たちが認識する「心」とは、「思考」「感情」「感性(直感)」の3つで構成されています。
それは、「考える」「感じる」「閃く」とも言える3つの感覚であり、それを全てひと纏まりにして「心」と認識しているのです。
いかがですか?あなたも自分の心について振り返ってみると、その3つに別けられることが、何となく理解できるでしょう。
それらの心とは、スピリチュアルな表現で言うなら、霊的な自己であり、目では捉えれない個性を持ったエネルギーとしての自分だと言えます。
「思考」はとても人間的な心の側面
先ほどの相談してきた彼女が、頭の中で聞こえてくるといった声は、自分の心の中の「思考」を司る部分が考えている言葉です。
これは私たちが、生まれてから訓練することで養ってきた、物事を分析したり理解しようとする心であり。とても人間的な心の一面であるといえるでしょう。
そんな思考する意識が、勝手に考え出してしまうのは、「感情」とされる心から湧き上がる情動を、整理して納得させようと試みるためです。
それはこれまでに考えることで、問題や困難を克服して、現実を乗り越えてきた、人間としての反応だといえるでしょう。
日頃の生活で感じた、葛藤や蟠りの気持ちについて、原因を理解することで、自分の気持ちを整理しようとしている心の声だといえば、分かりやすいでしょう。
誰もがうるさいと感じるのは、ほとんどがそんな思考したり、ストレスを浄化するために発せられている心の声なのです。
「感性」の声を聞くことが必要
ですが、瞑想やスピリチュアルに携わっている人が、「自分の心の声を聞く」とか「心の声に従う」と言うなら、それは「感性(直感)の声に耳を傾けなさい。」と、いう意味をもちます。
私たちにとって「感性」とは、直感やインスピレーションを司る心であり、自分の内側から湧き上がる、発想や意志の根源に繋がっている心です。
それは人間的な「思考」から来る雑念や、動物的な「感情」からくる執着を取り払うことで初めて聞こえてくる、自分の本質の声だと言えるでしょう。
自分が心から望むものや、本来求めているものを気付かせてくれる、そんな魂に直結するような声なのです。
自分の本当の心の声とは、スピリチュアルに言えば、魂から湧き上がってくる心の声だと言えるでしょう。
きっとあなたも、本質的な部分では、それが本当に聞きたい心の声だと、わかっているはずです。
自分の心の声に従うために必要なこと
スピリチュアルな魂や、直感からの声を聞くことで、自分の本当の心の声に従う生き方ができるというなら。
私たちはどうすれば、そんな感性からの心の声を、聞けるようになるのでしょう。
私たちの心が育ってきた過程
先の解説でもお伝えいしたように、私たちの心は「思考」「感情」「感性(直感)」の3つに別けられます。
そして、私たちが成長していく過程の中で、いかにして今の心を作り上げたかを述べるなら、この順番に成るでしょう。
- 「感性」をもって生まれ。
- 「感情」を我慢することを学び。
- 「思考」を集中的に活用した。
そうもともとは、感性と感情と思考をバランスよく持って、私たちは生まれてきたのです。
でも、成長する過程の中で、それがとても偏ってしまったといえます。
感情と思考で自分を見失っている
感情については、いかに向き合えば良いのか解らないまま、我慢することでストレスとして溜め込んだり、トラウマ(心的外傷)として心に傷を負ってきました。
学校生活では、記憶力や思考力が重視され、集中的にその能力を磨いてきたために、気が付けば頭が緊張して、無意識に考え続けてしまうようになったのです。
それにより、激しい感情の浮き沈みと止まらない思考の声に、繊細な感性の声は掻き消されて、聞こえなくなっています。
大人になって気付いたときには、自分の本当の心の声を聞くこともできず、自分が何をしたいのか、何を求めているのかさえも、解らなくなっているのです。
自然体な人に成ること
ですから、自分の感性の声を聞くためには、今一度、心の静けさを取り戻す必要があります。
これまでに溜め込んだ感情のストレスを解消し、トラウマなどの心の傷を癒して、頭の緊張感を解きほぐし、リラックスできるようになる必要があるのです。
もとのバランスの取れた、生まれたての自分の様になれば、感性から湧き上がる心の声を聞き、それに従うことができるようになります。
そのためには、本来の自然体の自分へと戻ればいいだけなのです。それこそが、私たちが自分の心の声に従って生きるための、唯一の方法だと言えるでしょう。
それにより私たちは、自分の本質の声を聞き、本当のニーズを知ることができるのです。
そして迷うことなく、その声に従うことができる様になります。
心の声を聞くスピリチュアルな方法
ここまでの解説で、心理やスピリチュアルに関わっている人が、「自分の心の声に従いなさい」という時には、その言葉が何を意味しているのか、お解りいただけたと思います。
ではここからは、どうすれば自分の本当の心の声を聞くことが出来るのか、その具体的な方法を見ていきましょう。
心を整えれば感性の声が聞こえる
そこで、あなたが自分の閃きや直感を司る、感性の声を聞こうとするのなら、行うべきことは2つです。
1つは、脳が慢性的に緊張していることで起きている、頭の中の雑念を取り払い、心の静けさを取り戻すこと。
そしてもう1つは、トラウマや執着などの感情の滞りを癒して、感情に振り回されない、穏やかな心を保てるようになることです。
心の中の「思考」と「感情」という、この2つの側面が整いさえすれば、自然と「感性」から湧き上がる、自分の本当の心の声を聞くことが出来るようになります。
瞑想が確実で効果的な方法
これらの「思考」と「感情」を整えるために最適なワークが、古来から多くの人が取り組んでいる瞑想です。
瞑想では、時間を取って自分の心に向き合うことで、頭の緊張が緩み雑念が消えていきます。そして心の中に残っていた、トラウマや執着などの感情の滞りも、しだいに癒されていくのです。
瞑想とは、私たちの心の自然治癒力を活かした、とてもスピリチュアルな取り組みだといえるでしょう。
確かに、瞑想を実践するためには、多少の訓練と知識が必要です。でもこれが、一番確実で効果的な、自分の本当の心の声を聞く方法だといえます。
マインドフルネス瞑想法
ではここで、そんな瞑想法の入門編として、呼吸に意識を向けて取り組む方法を紹介しましょう。
まずは安座で座ったら、リラックスして目を閉じ、穏やかな呼吸に意識を向けて、吸って吐いてを繰り返していきます。
途中で雑念が浮かんで、呼吸から意識が離れてしまったら、再び呼吸に意識を向けていきます。
それを繰り返すことで、雑念を振り払い、感情のストレスを癒していくのです。これが最もシンプルなマインドフルネス瞑想法です。
最初は2分からスタートして、できるだけ長く取り組める様に、訓練していきましょう。詳しくはこちらの「初心者でも2分で出来るマインドフルネス瞑想」でも紹介しています。
これはあくまで、自分の心の声に従うための、前準備ともいえる作業ですが、まずはシッカリと、自分の心を整えていきましょう。
頭の中の声を消すための方法
もしあなたが、実例で紹介した彼女の様に、あまりにも頭の中がうるさくて、2分間のマインドフルネス瞑想もできないというのなら。
こちらで紹介する、2つの取り組みを実践してみてください。
フラワーレメディで考えすぎる性格を直す
まず、もしあなたが考えすぎる性格なら、それを改善するために、下記の2種類のフラワーレメディを利用しましょう。
ホワイトチェストナットは、頭の緊張を解して思考に安らぎを与え、勝手に考えてしまうパターンから脱却できます。
さらには、リバイバルレメディを一緒に使えば、感情的な不安感やトラウマも癒されるので、なおさら心の静けさを取り戻し易いでしょう。
自分の心の声を聞くためだけではなく、物事に集中するためにも、そんな考えすぎる傾向は癒す必要がありますから、積極的に取り組んでください。
フラワーレメディを2種類使用するなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、レメディを6滴(3滴×2種類)入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
メンタルヘルスセミナーで積極に学ぶ
そしてさらに積極的に、自分の本当の心の声を聞いて、スピリチュアルな成長を遂げたいと望むなら、しっかりとその方法をセミナーで学びましょう。
ここまで紹介してきた取り組みでも、自分で根気強く取り組んでいけば、次第に「思考」と「感情」は癒されて、「感性」の声を聞けるようにはなります。
ですが、これまでのストレスやトラウマから、自分一人では難しいと感じるなら、しっかりと専門家について取り組んでいった方が良いでしょう。
私が主催してるセミナーでも、心の中の雑念を取り払い、感情を癒していくためのスピリチュアルな方法を教えています。
必要であれば自分を知るために、「内観」の技術を身につけることも、とても良い勉強となるでしょう。
自分の本当の心の声に従う生き方
では最後に、自分の心の声を聞く上で大切なことをお話しして、終わりにしましょう。
心の声とは気付くもの
頭の中で考えていたり、声がすると感じている人は、自分の本当の心の声も同じように言語として、聞き取れるものだと思っている方が多いようです。
でも実際には、私たちの感性の声は、生まれ持った閃きやインスピレーションなどの、感覚的なフィーリングであり、言語を司る思考を介するものではありません。
それは「自分の本当の心の声は、言葉で聞こえるんじゃないよ。」と言うことです。
そう、それは言葉で聞こえるのではなく、「悟る」とか「気付く」という言葉で表されるように、感覚的に知るものなのです。
子供たちのように生きる
ですからもしあなたが、心の声に従う生き方とはどんなものか、まずはそれを知りたいと望むなら。
あなたの身近に居る、心の声のままに生きている人たちを、参考にすると良いでしょう。
それは私たちの周りにいて、常識や固定観念に縛られず、今この瞬間の人生を心のままに楽しんでいる、幼い子供たちを参考にすることです。
彼らはまさに、思考や感情に捕らわれず、純粋に今に生きることを楽しんでいます。何の理屈や不安もなく、無心で今を生きているのです。
忘れていた自分らしさを取り戻す
そんな子供達の持っている資質は、間違いなくあなた自身も、最初は持っていたものです。
あとはただ、子供の頃の自分のように、素直な自分へと戻ればいいだけです。ただ余計なものを、手放していけばいいだけなのです。
ですから、そんなありのままの自分へと戻るために、こちらで紹介した自分の心の声を聞く方法に、取り組んでみてください。
そうすることで、あなたは忘れていた自分らしさを、取り戻すことができるのです。
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やりたいことが見つからない人の心理的な原因とスピリチュアルな対処法
いつも頭の中がうるさくて、なかなか落ち着けません。
よくスピリチュアルなサイトをみると、「心の声を聞く」とか、「心の声に従いなさい」と言われますが、自分の心の声に正直疲れてしまいます。
どうでもいいことを呟いていたり。大したことを考えている訳ではないんです。そういう心の声を制御する方法があったら教えていただきたいです。
頭の中で、勝手に自分の心の声が呟くことが無いようにするのって、できるんでしょうか?