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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
時折り、「自分のやりたいことが見つからない」という方から、相談を受けることがあります。
人それぞれ、その時々の状況は違うものの、どなたにも言えることは、今の生活は何かが違うと漠然と感じていることです。
その違いだけは、内なるフィーリングとして感じているのですが、でも「何をやりたいのか?」と考えてみても、それがハッキリとはしてきません。
今回はそんな、自分のやりたいことや、やりたい仕事が見つからないという人の、心理的な原因をお話しして、どのように対処すればいいのかスピリチュアルな改善法を紹介していきます。
お伝えするのは、自分でも取り入れられるものばかりですから、まずはできる事から実践してみてください。
<目 次>
やりたい仕事が見つからない女性の相談

先日もちょうど、ある女性から仕事に関しての相談を受けました。
彼女は、なぜ自分に合う仕事が見つからないのかと、私にスピリチュアルな視点からのアドバイスを求めてきたのです。
仕事で悩んでいる女性からの相談
やりたいことが見つからないという相談で、比較的多いのは、自分がどんな仕事をやりたいのか、解らないと言われる方です。

最初からやりたいことかも解らないまま就職
彼女のように今現在仕事をしても、なかなか仕事に慣れずに悩んでしまうと、改めて自分のやりたいことについて考える人が多いようです。
もともと生活のためにと考えて、今の仕事には就いたものの、得てしてそれが「やりたいことだったか」と問われると、明確にそうだとも言えません。
最初からその仕事が、自分のやりたいことなのかも解らないまま、就職しているようなところもあり。
自分でも上手く出来ればやりたい仕事になるのではないかと、どこかで期待していたようなところもあったのでしょう。
でもだからこそ、実際に1年間やってみて、仕事に慣れないという現実に直面したときに、改めて思い至るのです。「これは自分のやりたいことではない」と。
転職を繰り返す人の心理的なパターン

彼女は仕事で悩んで、転職を繰り返してしまう人にありがちな、あるパターンを持っていました。
これは精神的な強さを持っていないと、誰もが陥り易い問題で、自分に合う仕事が見つからないという方に、ありがちな問題です。
自分に合う仕事が見つからない
彼女に限らず意外と多くある原因が、その仕事が本当に自分がやりたいことなのか、解らないまま仕事につくことです。
今回のようにインターネット営業だと言われれば、おおよそ行う仕事内容は解っても、その詳しい業務や会社としての雰囲気は、実際に仕事をしてみないと解らないものです。
だからこそ、まずは仕事を始めてみて、自分に合うものなのかやってみようと考え、会社を選び勤務し始めます。
ですがその結果は、「どれもしっくりくるものがありませんでした。」というように、何をやっても自分に合うとは感じられないため。
本当にやりたい仕事が見つからないという悩みになるのです。
現状を打破する強い意思を持てない
本来なら多くの人は、そんな知識や技術のない新しい仕事に対して、自分を成長させようと努めます。
時間を掛けて技術を習得し、問題を乗り越えて、これまでは出来ない事も、出来るようになろうと取り組んでいくのです。
でも、自分のやりたいことが見つからないと、仕事について相談をされてくる方の多くは、自分の気持ちを支えて、その仕事が出来るようになろうという強い意思を持てません。
そのため、これだけ上手く出来ないのは、やはり自分のやりたいことではないからだと結論を出し、転職して色々な仕事を試してみようと渡り歩くのです。
仕事がコロコロ変わる理由
幾度も転職すること自体、とてもたいへんなことですが、その方法ではいつまでたっても、本当に自分に自分のやりたい仕事は見つからないでしょう。
仕事が出来るようになる前に諦めていては、結局のところその仕事の楽しさも、その仕事の達成感も解らないままなのです。
そしてそんなパターンを繰り返すと、こちらの「やりたいことがコロコロ変わる人のスピリチュアルな対処法」でも紹介したように、いずれは何も手に付かない状態になってしまいます。
「やっぱりこれも違う。やはりあれも違う。」というように、コロコロと気持ちが揺れ動いてしまうのも、ある意味仕方のないことです。
自分のやりたい仕事が見つからない原因

ではなぜ彼女は、自分のやりたい仕事が見つからないと感じ、いくつも職業を変えながら、答えを探し回ることになっているのでしょう。
彼女の問題には、一体どんな心理的な原因があるのでしょうか?
本当の問題に目を向けられていない
それは、自分の本当の気持ちに眼を向けることを、無意識に避けているからです。
彼女はいつも、「この仕事が合わないのは、自分のやりたいことではないからだ」と、結論付けるところがあります。
でもその考え方だと、自分がストレスや挫折感を味わったときに、すべての理由を「これは、やりたいことではないからだ」と、結論づけてしまうのです。
本来なら、自分への不甲斐なさや、周囲の人に対する不平不満、苛立ちや反発心など、心の中から様々な負の感情が出てきても不思議ではありません。
ですがそれらの感情を感じる代わりに、すべての不安やストレスは、「自分のやりたいことではないからだ」と結論付けて、自分を納得させているのです。
感情に蓋をすれば無感情になる
そのパターンを繰り返していると、何が起きてくるのか。
それはこちらの「無感情で感情がない人の心理的な原因とスピリチュアルな解決法」でもお話ししたように、人は無感情となり、すべての感情が湧かなくなっていくのです。
もちろん彼女は、自分の感情に蓋をしているつもりはないでしょうし、自ら意図的にやっている訳でもありません。
ですが結果的にそのパターンが原因となって、彼女の感情は明確に表現されなくなり、「やりたいことではないから(しかたない)」という諦めの気持ちとして、処理されてしまうのです。
それでは、無意識に自分の感情を避けて、見ないようにしているともいえるでしょう。
諦めが感情に蓋をしている
心が諦めの気持ちで満たされており、怒りや苛立ちや不平や不満が出てこないのに、自分の本当の気持ちが出てくるでしょうか?
私たちが何かをやりたいという気持ちは、情熱や熱意ともいわれる、心の奥から湧いてくる強い情動です。
でもすべての感情に蓋がされて、心は諦めの気持ちなのに、そんな心の声が湧き上がってくるでしょうか?情熱を感じられるでしょうか?
もちろん、「今の生活は何かが違う」とか「しっくりこない」という、漠然とした違和感としては感じることでしょう。でも肝心の、やりたいという情熱や意欲を感じることはないのです。
その結果、いくら探しても自分のやりたい仕事が見つからないという、今回のような問題に突き当たってしまいます。
周りや自分を責めない代償
それは決して、彼女の感情への向かき合い方が悪いとか、彼女が自分をごまかしているということではありません。
きっとそれは、彼女自身が自分の人生で起きる様々な問題に、自分なりに対処しようとし、周りを責めることなく、自分も責めないようにと望んだ結果、身に付けた対処法なのでしょう。
感情的になる人も嫌だし、自分が感情的になって人を傷つけることも嫌だ、誰も責めるようなことはしたくないと思い。
でもこの現実を、受け止めようと考えた結果、ようやく見つけだした答えであり、対処法なのかもしれません。
でもそのために、心の底から笑うことも、心から嬉しいと喜ぶことも、そしてやりたいことさえも感じられなくなっているとしたなら、それはあまりにも悲しいことです。
どうすればやりたいことが見つかるのか?

彼女のやりたいことが見つからない原因が、感情が出ないことや、自分を支える意思が弱いことだというのは、ある程度は理解いただけたと思います。
では、どうすれば私たちは、自分のやりたいことを見つけられるのでしょうか?自分に合っている仕事を見つけられるのか?
ここでは、少しスピリチュアルな観点から、やりたいことを見つけるために必要な心理状態について、3点ほどお話ししていきましょう。
1、感情を我慢しないこと
彼女のように、やりたい仕事が見つからないという人に、最初に申し上げるのは、感情に蓋をしたり、自分の気持ちから目を背けないということです。
やりたいことが見つからないという方の多くは、気持ちが落ち込み気味で、なかなか自分の感情や意思を表現することができません。
それは彼女のように、感情的になることに抵抗があったり、過去のトラウマ(心の傷)が原因となって、感情が出にくくなっていることもあるでしょう。
ですが、そのままでは自分の熱意や情熱に火が付かないため、強い意欲や興味が湧き上がってこないのです。
ですか、怒りや憤り悔しさや悲しさなど、負の感情が出てきたとしても、そこから目を背けないことです。
2、思考で判断しないこと
もしあなたが、やりたいことを探していたとしても、頭で考えて判断する人なら、なかなかやりたい仕事が見つからない可能性があります。
例えば、興味があったりやりたいことがあっても、それで収入を得るのは難しいとか、不安定な仕事だから現実的ではないと考えると、とたんに気持ちが萎えてしまいます。
以前にも、周りから散々反対されて画家を諦めた人が、やりたいことが見つからないと悩み、相談されてきたことがありました。
これは婚活で、パートナーを探している方にも言えることですが、あまりに相手の現実面ばかりを重視して考えていると、自分の好き嫌いなどのフィーリングが、消え去ってしまうのです。
私たちが感じる情動は、まさに直感やフィーリングと言われる感性で感じるものですから、考えすぎて頭でっかちにならないように注意しましょう。
3、自分に自信を持てること
さらにはあなたが感情的に素直で、あまり固定観念を持っていないとしても、自分に自信を持てないと、なかなかやりたいことが見つからないでしょう。
あなたの近くにもこんな方がいませんか?周りの人の意見にばかり気を使って、自分の意思や意見が解らなくなっている人。
自分よりも周りを優先するあまり、周りの人が何を望んで何をしたいのかは、とても敏感に解るものの、振り返って自分が何をやりたいのか考えると、全く解らない人。
私たちは、周囲の人を尊重するように、自分の意思や想いも尊重できないと、自分のやりたいことが、見えなくなってしまうのです。
ですから、あなたが周りにばかり気を使って、やりたい仕事が見つからないなら、自分の感情や想いを尊重して、それを支えるだけの強い意思が必要だといえます。
自分を見つけるスピリチュアルな改善法

ではここからは、やりたいことが見つからない時に、簡単に始められるスピリチュアルな改善法を、お伝えしていきます。
あなたも彼女と同じように、自分に合う仕事が見つからないと感じているなら、まずは取り組めることから実践してください。
マインドフルネス瞑想法で改善
最初に紹介するのは、最近企業などでも盛んに取り入れられている、マインドフルネスと言われる現代版の瞑想法です。
以前に比べると、瞑想はさほどスピリチュアルなものではなくなり、多くの人が自分の心を整えるために、日常で利用しています。
詳しくはこちらの「心と体のバランスを整える!初心者でも2分で出来るマインドフルネス瞑想」で解説していますが、2分間適度の入門編から始められるものなので、まずはそんな瞑想法を実践してみましょう。
瞑想は、やりたいことが見つからない原因となっている、感情的なストレスや、雑念、固定観念など、心の緊張感を解きほぐすことにとても役立ちます。
フラワーレメディで取り組む方法
次は最も簡単な、フラワーレメディを利用して、日々の生活の中で取り組んでいくことです。
セントリーなら、自分の意思を明確にして、選択で迷わなくなり、精神的な強さも養ってくれます。周りの人が気になる人には、特におすすめです。
さらにワイルドオートを使えば、自分の内側から湧き上がってくるフィーリングを、信頼できるようになるでしょう。
そして強力に現状を打破したいと望むなら、こちらの「現状を打破したいけど出来ない人の心理的な問題とスピリチュアルな改善法」でも紹介した、ワイルドローズも使うと、物事が進みやすくなります。
なかなか自分に合う仕事が見つからないなら、こんなスピリチュアルな取り組みも役立つでしょう。
2種類のフラワーレメディをブレンドするなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて3滴ずつ、合計6滴入れましょう。(3種類の時には3滴×3種類で9滴)マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。

メンタルヘルスについて学んで改善
そして、現実を積極的に変えていきたいと望まれるなら、私が開催するようなメンタルヘルスセミナーに参加して、心について学ぶのも良いでしょう。
自分の心への向き合い方を学ぶことは、日頃のストレスを軽減して、自分が本当に何をやりたいのかを明確にしてくれます。
やりたいことが見つからないという方の多くは、今現在の仕事や家庭で、具体的なストレスや問題を抱え、どう対処したらいいのか解らなくなっているものです。
ですから、セミナーなどで心について学び、自分の心を整理していけば、自然と進むべき方向が見えてきます。
どんな人生を送るかは自分次第

いかがでしたか?
今回は、自分に合う仕事が見つからないとう女性の実例をもとに、やりたいことが見つからない人の心理的な原因について、詳しく解説してきました。
今回の事例はあくまで参考資料
ですが、このやりたいことが見つからないという問題の心理的な原因は、今回紹介したものだけではありません。
私たちの心の反応は、本当に千差万別で多種多様とも言えるものです。すべての人がとても個性的な考え方や、感じ方を持ち、今この瞬間を生きています。
ですから、今回の女性の事例はあくまで、1つのケースを解説した参考資料に過ぎないと思ってください。
ただこの感情や思考が、私たちの純粋な気持ちを、抑え込んでしまったり、妨げてしまうのは、誰もが少なからず持っている問題でもあります。
だからこそ、自分らしく生きようとする多くのたちが、瞑想やメンタルヘルスに取り組んでいるのです。
人生はすべて自分次第
私が以前に京都で個人セッションをした際に、わざわざ海外から帰国して、セッションを受けに来てくださった、演奏家の方が居ました。
彼女は子供の頃から演奏が好きでしたが、ずっと両親にも反対され続け、音楽系の大学に行くために、自分で高校の時からバイトをして、学費も稼いで演奏家になったそうです。
その話を振り返ると、いつも思います。どのような人生を送るかは、やはり自分次第なんだと。
やりたいことが見つからないと、悩みながら時間を過ごすのも自分。誰に反対されようと、決してあきらめずに自分の意思を貫くのも自分。
現実はただ存在するだけで、どうそれに反応して対処していくのかは、すべてその人次第なのです。人生はすべて自分次第なのです。
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今、インターネットの関連の営業の仕事についています。そろそろ1年近く経つのですが、営業の仕事がなかなか覚えられず辛いです。辞めるかどうかで悩んでいます。
今まで色々な仕事につきましたが、どれもしっくりくるものがありませんでした。
自分でも、本当にやりたいことが見つからないため、困っています。こんな時にはどうすればいいでしょうか?