井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
私の開催しているメンタルヘルスセミナーでは、瞑想的な取り組みをして、心を整える方法を教えています。
それにより日頃の生活で、四六時中頭の中に浮かんでいる雑念を取り払い、今の瞬間に集中できるようになるのです。
この今の瞬間に集中することは、私たちが自分の能力を発揮する上で、とても大切なことですが、それが出来ないゆえに、集中力が持続しない人は多くいます。
瞑想に取り組んだ経験がある方なら、雑念が意識に浮上して、なかなか瞑想に集中できないことは、きっと良く解ることでしょう。
でも、なぜ私たちの心はそんなに雑念が湧きやすいのか?あなたはそれを考えたことがありますか?
今回の記事では、そんな瞑想や日常で湧きやすい雑念の意味についてスピリチュアルに解説し、雑念を消す方法を紹介していきます。
<目 次>
「雑念」とは何を意味するのか?
まずは基本的なところから、この「雑念」という言葉の意味を確認しておきましょう。
どのようなものを雑念というのか、その認識は人それぞれ曖昧なものだと思いますから、自分の捉え方をチェックするつもりでご覧ください。
「雑念」の意味とは
雑念の意味について解説する上で、Wikipediaを取り上げようと思いましたが、あいにくWikipediaにはその記載はありませんでした。
ですから、こちらの言葉辞典として運用されているサイトを引用して、雑念の意味を確認していきましょう。
ざつ‐ねん【雑念】:
気持ちの集中を妨げるいろいろな思い。「雑念がわく」「雑念を追い払う」(小学館デジタル大辞泉)
気を散らせるよけいな考え。心を乱すさまざまの思い。 「 -を払う」 「 -が湧く」(三省堂大辞林 第三版)
気をちらせるいろいろな思い。種々雑多な考え。ぞうねん。修行のさまたげになる雑多な思い。気をちらす、よけいな考え。ざつねん。(日本国語大辞典 精選版)
コトバンク引用:雑念
雑念の意味をまとめる
とても解りやすい解説ですよね。
もちろん雑念とは、「気持ちの集中を妨げるいろいろな思い。」という言葉で、示した通りの意味だと思います。
特にこの「修行のさまたげになる雑多な思い。気をちらす、よけいな考え。」という部分は、重要なポイントだと思います。
これは瞑想などに取り組んだ時や、何かの勉強や仕事に集中しようとした時に、それらの妨げになる考えや想いを、雑念だと指摘しています。
この解説では、何かに集中しようと意識したときに、それを妨げるような思考や想念のすべてを、雑念と言っているのです。
私なりの雑念の意味とは
でも心理とスピリチュアルの専門家として、私が捉えている雑念の意味は少し違います。
それは「何かに集中しようした時」だけではなく、常日頃から頭の中に浮かんでいる、想念や思考はすべて雑念だという認識です。
何かに集中しようと意識したときに、それを妨げようと浮かぶものは、もちろん「雑念」だと言えます。でもスピリチュアルな意味では、それだけではありません。
日頃から意識的に思考しようと思わずに、自然と浮かんでくる想念は、すべて雑念だといえるのです。
雑念まみれな私たちの日常
いかがですか?ちょっと極端だと思う方もいるかもしれません。
ですが心理とスピリチュアルの専門家として、ストレートに申し上げるならこう言えます。
私たちは日頃から、雑念まみれな日常を過ごしており、ほとんどの瞬間を雑念と共に過ごしているのです。
そしてそんな生活の中で、改めて勉強や仕事に集中しようとしたときや、瞑想に取り組もうを意識したときに、自分の雑念の多さに気付き戸惑うこととなります。
ある意味、現代人である私たちは、気付かぬうちにそれだけ雑念に溢れた日常を、送っていると言えるのです。
雑念が湧いてきた受講生の実例
ちょっと衝撃的なお話しになったかもしれませんが、きっとこの記事をご覧いただいているあなたなら、どこかで薄々感じていたことでしょう。
「いつも何かしらを考えているようで、なかなか思考が落ち着かないな」と。
ではそんな、雑念の多い自分に気付いた方の実例を、少し紹介しておきましょう。
セミナーの受講生からの相談
これは私のセミナーに参加して、心理的な取り組みを始めたばかりの方からいただいた相談です。
この方は、セミナーで学んだ方法を実践したら、雑念が沢山湧いてきて、なかなか集中できず続かないと相談してきました。
井上から受講生への回答
その方への私の回答がこちらです。
色々なことが浮かんだときには、モグラたたきのように魔法の言葉に意識を切り替えてください。瞑想を行う人の多くが、最初は雑念が浮上して集中できないものです。
魔法の言葉も同じで、効果が出ているからこそ、今までの様々なストレスが雑念となって、意識に湧き上がってくると言えます。
ある意味それが、なかなか今に集中できない、あなたの心理的な傾向なのです。
なので、これでもか!っというぐらい、魔法の言葉に何度も切り替えてください。その作業に心理的な癒しの効果があります。
そうしていれば、自然と雑念を消すことが出来るようになるでしょう。
雑念が多いことの心理的な影響
先にお話ししたように、私たちは日頃から、雑念が湧いているのが普通だという状態で生活しています。
ですから、自分の心が雑念で溢れていることは、仕事や瞑想などに集中しようと強く意識し、なかなかそれが出来ない時にしか認識できません。
彼もそれと同じで、今までは心が雑念で溢れ、そんな雑念に無意識に流されながら、そのことさえも気付かずに日常を送っていたのです。
常に何かを考えながら、それらに意識を取られて生きていたといえるでしょう。
その結果が、今の瞬間に自分をとどめておけず、遅刻や早退をする行動としても影響していました。
瞑想で雑念が湧いてくる意味と効果
では、なぜそれほどまでに、私たちの心には雑念が湧いてくるのでしょうか?雑念とは私たちの心にとって、どんな意味があるのでしょう。
ここではそんな心の仕組みを、瞑想で湧いてくる雑念を例として、スピリチュアルな側面から解説していきます。
瞑想によって得られる効果とは
瞑想などに取り組めば、当然のごとく雑念が浮上して、その集中を妨げようとします。
でもそんなときに、再度集中を保とうと、意図的に呼吸に意識を向けることで、雑念を取り払うことが出来ます。
すると瞑想を繰り返し実践することで、自然と日常生活での雑念は減っていき、消すことが出来るのです。そして今の瞬間に生きれるようになります。
それは最終的には、日常で何も思案せず、何も想念が浮かずに、その時々を生きられるようになるということ。雑念なく無心で生きれるようになるのです。
瞑想の最大の効果とは、そんな日常生活での雑念が消え、今の瞬間に集中できるようになった結果、より生活が充実することだといえるでしょう。
瞑想の雑念は夢を見るのと同じ意味がある
この瞑想による効果は、私たちが睡眠中に見る夢と照らし合わせて考えれば、比較的解り易い癒しの仕組みだといえます。
夢とは、心に溜まっていた感情のストレスが、睡眠中に追体験される過程で見るものであり、夢を見ること自体に癒しの効果があります。
私たちは、夢の中で感情を発散することにより、そのストレスとして溜まっている感情を手放し、解消するのです。
詳しくは、こちらの「悪夢を見る原因とスピリチュアルな対処法 追われる夢や怖い夢を見る心理」でも、実例を挙げて解説しているので、そちらをご覧ください。
実は瞑想などで浮か雑念にも、それと同じ役割や意味があるのです。
瞑想による変性意識状態で癒しが起きる
人は瞑想状態に入りリラックスすると、こちらの「トランス状態の意味と変性意識状態との違いをスピリチュアルに解説!」でも紹介した、変性意識状態になります。
体中の緊張感が解れて、スピリチュアルな意味でのエネルギーの流れが良くなり、自然と身体に溜め込んでいたストレスを解消し始めるのです。
その解消されるストレスとは、私たちが日常で無意識に我慢して溜め込んだ感情(執着)や、情報などの刺激だといえるでしょう。
するとそんな溜まっていた感情や刺激には、ほとんどその時の記憶(映像)がセットになっていますから、その記憶が雑念という形で湧き上がるのです。
ですから、瞑想の中で湧き上がる雑念とは、そんな心の癒しが始まった過程で、見ることになるものだと言えるのです。
瞑想で心を整えるポイント
瞑想を通じて、心を整えていく上で大切なのは、雑念として湧き上がる映像に捕らわれずに、意識を今に集中できるようになることです。
その雑念は、一度意識に浮上することで、その記憶に溜まっていた、感情や刺激のストレスを解消してくれます。
ですがその雑念に捕らわれて、逆に考え続けてしまうと、またその記憶に、感情や刺激を溜め込むこととなってしまうのです。
ですから瞑想で大切なのは、そんな雑念に捕らわれずに、何度も呼吸に意識を戻すこと。そうやって雑念を消す作業を、幾度となく繰り返す過程なのです。
補足記載:雑念に捕らわれることの問題点
過去の記憶を思い出せば、そこに蘇る感情に気持ちが捕らわれ、また湧き上がる感情を我慢することになります。
テレビやゲームのシーンを思い出せば、またその刺激が心に焼き付き、記憶として残りやすくなるのです。
それはスピリチュアルな視点から見れば、感情や執着を含んだ雑念(記憶や映像)を、心の中にさらに刻み込むことを意味します。
ですからスマホやネットゲームなどは、ストレスの解消になる反面、返ってそれに捕らわれてしまう、心理的な問題にもなりえるのです。
今に生きられると何が良いのか?
瞑想によって雑念を消すことで、なぜストレスが解消され人が癒されるのかは、ここまでの話で理解できたと思います。
ではそんな雑念を取り払い、今に生きられると何が良いのか、その意味や効果についても、少し触れておきましょう。
雑念が湧くのは人間独自の問題
少しスピリチュアルな言い方をすれば、この地球上で、そんな雑念に捕らわれて、今を生きれていない存在は、私たち人間だけです。
いえ、もう少し厳密に言うなら、記憶力や思考力を身に付け、人として成長した私たちだけです。
でもそんな人間独自の能力を磨いて、生活を豊かにしてきたものの、気が付けば自らの記憶力や思考力をコントロールできず、それ自体が心と身体を緊張させ、ストレスを作りだす原因となっています。
過去の出来事に捕らわれて、そのことばかりを考えてしまい、なかなか忘れられないのは、人間特有の問題だといえるでしょう。
喜びや幸せは今の瞬間にある
私たちは生物としての自然な姿から、生活スタイルだけではなく、心の在り方もかけ離れてしまったのかもしれません。
でも記憶力や思考力は、私たち人間が苦労して身に付けてきた、安心して生きるための能力であり、生物としての個性ともいえるものです。
ですがそんな能力を、自らコントロールできずに、雑念に翻弄されて今の瞬間に生きられないのでは、本末転倒だと言えるでしょう。
なぜなら、私たちの心が感じる安心や喜びや幸せは、今の瞬間にのみ存在するからです。
日常で心にメリハリを付ける
雑念を取り払い、今の瞬間に存在するためには、過剰に機能している記憶力や思考力の緊張を解きほぐし、自分でコントロールできるよになる必要があります。
それはこちらの「休日や家でのプライベートに仕事を忘れて考えない方法」でも解説したように、日頃の生活の中で、心のメリハリを付けれるようになることです。
必要に応じて心のバランスを整えて、考えるときには集中でき、リラックスするときには雑念なく今を楽しむことが出来る。
それが、私たちが本来の能力を発揮して、より多くの喜びや幸せを感じることが出来る、リラックスした心の状態なのです。
スピリチュアルな雑念を消す方法
ここまでは、瞑想や日常で雑念が湧いてくる意味や、それを取り払うことで起こる心理的な変化について、詳しく解説してきました。
それでは具体的に、雑念を消すためのスピリチュアルな方法について紹介していきましょう。
マインドフルネス瞑想法
まずは、これまでも解説してきた、雑念を消すための瞑想法からです。
マインドフルネス瞑想法は、Googleの人材育成プログラム「Search Inside Yourself(サーチ・インサイド・ユアフルネス)」の中で、多くの人々が実践してきた瞑想法です。
詳しくはこちらの「心と体のバランスを整える!初心者でも2分で出来るマインドフルネス瞑想」で紹介していますので、そちらをご覧ください。
やり方はいたって簡単で、初心者でも気軽に瞑想を始められますから、ぜひ日常の隙間時間にチャレンジしてみましょう。
グラウンディングの瞑想法
そしてさらにスピリチュアルで、本格的な瞑想を実践してみたいなら、こちらの「【完全版】グラウンディングのスピリチュアルな意味とその効果とは?」で紹介した、グラウンディングの瞑想法を取り入れてみましょう。
マインドフルネス瞑想法は隙間時間で手軽にできますが、こちらのグラウンディングの瞑想法は、シッカリと時間を確保して取り組む必要があります。
どちらかといえば、日頃から雑念が湧きやすい人には、マインドフルネス瞑想法の方が難しく感じ、こちらのグラウンディングの瞑想法の方が、簡単かもしれません。
あえて申し上げるなら、自分が難しいと感じる瞑想法の方が、効果的に雑念を消すことが出来るでしょうから、その点を意識して取り組んでみてください。
心理的なスキルを使って改善
そして最初にもお話しした、私の開催している魔法の言葉セミナーで教える、心を整える方法でも雑念を消すことが出来ます。
この方法は隙間時間さえも必要なく、いつでもどこでも簡単に実践できますし、日常生活を送りながら、瞑想をしているのと同じ効果が得られます。
特に雑念を消すだけではく、自分や周囲へのネガティブな気持ちなども消し去り、心をポジティブにしてくれるので、そんな自分の気持ちに悩んでいる人には、こちらのセミナーの方が効果的でしょう。
詳しくは、参加された受講生の感想などもありますから、参考にしてみてください。
フラワーレメディによる癒し
スピリチュアルに雑念を消す方法の最後に、瞑想などに取り組んでも色々と考えてしまい、どうしても集中できないという人のために、おすすめのフラワーレメディを紹介しておきましょう。
ホワイトチェストナットを使えば、そんな雑念に捕らわれて色々と考えてしまう傾向を、少なからず癒して、思考に捕らわれなくなります。
また、一緒にスクレランサスを使うことで、心が安定して意識を統一し易くなるでしょう。
どちらも今の瞬間に留まるためには、とても有効なレメディですし、自然の花のヒーリングを受けるものですから、気軽に試してみてください。
2種類のフラワーレメディをブレンドするなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて3滴ずつ、合計6滴入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
日常で雑念を取り払い生きる意味
瞑想や魔法の言葉などのワークを日常に取り入れ、雑念を取り払い、今の瞬間に生きれるようになることで、私たちにはいくつもの利点があります。
この記事の最後に、そんなスピリチュアルな効果を紹介して、終わりにしましょう。
雑念が消えると感受性が蘇る
雑念を消し去り、今の瞬間に生きることで、あなたは本来の感受性を取り戻し、現実に起きている多くの美しさに気付けるようになります。
日常で目にする、草花や景色などのありふれた世界が、よりリアリティーをもって受け止められるよになり、その美しさに心打たれるのです。
それは、私たちが生まれながらに持っていた、純粋な感受性であり、心の自然な反応だといえるでしょう。
そして幼い子供たちが、何事に対しても興味を抱くように、あなたもより多くの物事を、新鮮に受け止められるようになるのです。
瞑想や魔法の言葉で光の中を歩む人生へ
もしあなたが、そんな喜びと幸せで満たされた、今の瞬間を生きられるようになったなら、きっとその時には、この世界が光り輝いていると感じることでしょう。
もちろんそれは、すぐには実現できないことかもしれませんし、感じられても束の間の体験かもしれません。
ですが誰もが時間をかけて、瞑想や魔法の言葉などのワークに取り組むことで、雑念は消え去り、そんな素晴らしい体験ができるようになります。
そしてその時には、あなたは改めて気付くことでしょう。この世界は最初から光で満たされており、ただ自分が雑念に捕らわれていて、それを認識できなかっただけだということに。
瞑想や魔法の言葉は、そんな光の中を歩む人生へと、私たちを引き戻してくれる、とても素晴らしい意味のあるワークなのです。
井上のYoutube動画<聴くブログ>
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先日京都でセミナーを受講した○○です。当日は遅刻に早退と大変失礼いたしました。
あの日以来、毎日セミナーで教わった魔法の言葉を繰り返し行ってますが、何か色んな雑念が頭に浮かび、なかなか集中出来ない感じです。
こんな状態の時には、どのよなことに心がけて続ければよいでしょうか?