井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
私は心理の専門家として、色々なメンタルな相談を伺い、その問題がおきる原因や、心の仕組み、改善する方法などをこのサイトで紹介しています。
それらの記事を書いていると、いかに私たちが固定観念にとらわれたまま、この人生を送っているのかがとても良く分かるのです。
個人セッションで実践しているオーラ診断では、そんな幼い頃に教え込まれた固定観念を見つけ、取り除くためのアドバイスなどもしています。
私たちが持つ固定観念は、心理的には「プログラミング」といいますが、今日は、そんな固定観念にとらわれない方法を、詳しくお話ししていきましょう。
私たちが、自分の心を縛る制限を取り去り、さらに自由で幸せになるためには、不要な固定観念を捨てることがとても大切なのです。
<目 次>
そもそも固定観念とは?
そもそも固定観念とはどのようなものでしょうか?
もちろんあなたも、ある程度は言葉の意味を知っていると思いますが、この話しを進めていく上で、改めて認識を合わせておきましょう。
Wikipediaにおける固定観念
ではまずは、Wikipediaで固定観念の意味を確認しておきます。
固定観念(こていかんねん)は、固着観念(こちゃくかんねん)とも云い、心理学の用語で、人が何かの考え・観念を持つとき、その考えが明らかに過ちであるか、おかしい場合で、他の人が説明や説得を行っても、あるいは状況が変わって、おかしさが明らかになっても、当人がその考えを訂正することのないような観念を指す。
Wikipedia引用:固定観念
この内容だと、あくまで認識がおかしいと解っていても、変えられない考えを、「固定観念」という言葉の意味だとしています。
これだと、あたかも一般常識から外れる考え方が、固定観念であると言っているかのようです。
常識は環境によって変わる
ですが、必ずしも固定観念が、一般的な常識から外れたものだけかといえば、そうとは限りません。
例えば、こちらの「男尊女卑の日本社会で苦しむ女性の為のスピリチュアルな解決策」で紹介した実例も、固定観念にとらわれていたケースだといえます。
でも世界を見渡せば、今だにその男尊女卑の考えが常識となっている地域もあり、必ずしも常識から外れているとはいえないのです。
ですから一概に、常識から外れた考え方を、固定観念というのではありません。
私が考える心理的な固定観念とは
私が考える心理的な固定観念とは、反射的に表れる頑ななルールです。
もしあなたが、人と会話をしていて、相手の考え方が自分とは違うなと思ったなら、そこにはあなたの固定観念があります。
そこにはあなたの持つ別な常識があり、それを当然のことだと思う気持ちが刺激を受け、「自分はこうだな」という思いとして表面化しているのです。
そこにあるのは、あなたが常日頃から無意識に守っているルールであり、正しさの基準だといえるでしょう。
具体的にいえば、「当然~であるべき」と思う考え方や、軽くは「それは間違っている」と感じる気持ちです。
オーラから視た固定観念のエネルギーとは
先日、数か月前に、私のセミナーに参加してくださった方が、オーラ診断を今回受けてくれました。
彼女は、自分のオーラがどうなているのか知りたかったのです。
感情が読み取れないオーラ
お会いした雰囲気は、明るくシッカリとした印象の女性ですが、私は彼女のオーラを見ていて、とても不思議に感じました。
それは、感情のエネルギーが殆ど読み取れないのです。彼女が日常で何を感じているのか、オーラを見ても分からず、ただ耐え忍んでいる姿だけが見えてきます。
以前にこちらの「無感情で心が動かない人の原因」でも、無感情な人の話をしましたが、それと同じで、あたかも感情がないかのように見えたのです。
そう、苦しいとか、悔しいとか、寂しいとか、悲しいとか、そんな感情はほとんど無く、ただ歯を食いしばるかのような、耐えている姿が見えました。
それは彼女の中で、現状の生活に耐えることが当然のことと、受け入れている姿です。それが彼女が持つ固定観念だったのです。
オーラに見える固定観念の色とは
人のオーラをみると、本来なら固定観念は、深い紺色や深い赤茶色のエネルギーとして見えます。
それは紺色であれば、ある論理的な考え方に固執している状態であり、赤茶色なら、1つのルールに対しての葛藤や悔しさが含まれます。
例えば、あなたが芸術大学に行きたいと言っても、親にそれは仕事にならないと諭されて、やむなく他の大学に進めば、そこに「芸術は仕事にならない。」という、悲観の気持ちを含んだ、紺色の固定観念が出来ます。
逆に、芸術大学に行きたいと望んでも、父親に頭ごなしで一方的に反対され、無理やり他の大学に行かされれば、「子は親に従うもの」という、悔しさを含んだ赤茶色の固定観念になるでしょう。
オーラの色には、それぞれ感情や気持ちが含まれているのです。
こちらの「オーラの色の意味をオーラ診断の実例をもとに解説」では、そんなオーラの色と感情の関係について、詳しく解説していますよ。
彼女が持っていた厳しいルール
オーラから見れば、固定観念とは強い感情が含まれたエネルギーであり、当然と思っているルールです。
ですから、固定観念にとらわれている人は、とても濃い色の感情のエネルギーをオーラの中に持っています。過去の体験から、悔しくてそのルールを捨てられない。それが固定観念の本質だといえるでしょう。
でも彼女は違いました、彼女は感情も認められないくらい、当然とされるルールに縛られて生きてきたのです。
物心ついたときいには、もうそれが当然ことであり、異議を唱えることさえも認められなかった、「自分のことは自分でやるのが当然」というルールでした。
成長と共に躾として教えられるルール
例えばこのルールが、小学生から徐々に教えられた躾であったり、中高生の思春期の頃に、自立を促す目的で与えられたルールなら、これほど強い耐え忍ぶ気持ちにはならなかったでしょう。
でも彼女は物心ついた時から、「自分のことは自分でやるのが当然」と教えられて、その通りに扱われてきました。それは子供としての甘えが一切認められない環境だったのです。
彼女は、私のその解説を聞きながら、「解ります!」と強く頷き、私に教えてくれました。
数年前に何度かカウンセラーの先生から「〇〇さんは寂しかったんですね。」といわれました。でもずっと何を言われているのか、さっぱり解りませんでした。
でも最近ようやく解ったんです!私は寂しかったんです!
それがあまりにも当然すぎて、自分が寂しかったことや、悔しかったことも解らないぐらい耐え続けていたのです。
全ての固定観念が悪いものではない
でも固定観念に、あなたの強い感情が含まれているからいって、すべての固定観念が悪いものではありません。
経験を積み自信を持てば固定観念になる
なぜなら、私たちが苦労して学んできた経験も、あなたの一部として固定観念に成り易いからです。
それは、あなたが過去の実績をもとに自信を持つことや、実力が伴った考え方などです。あなたが努力して身に付けてきた、あなたらしさともいえる一面だといえるでしょう。
その経験と実績があるからこそ、そう簡単に変わらない価値観となり、時には固定観念とも成り得るのです。
それはあなたが築き上げてきた、個性の一部であり、現実で学んできたことだともいえます。
個性の礎としての固定観念
そう、私たちが持っている強い考えや思いは、固定観念となりやすいのですが、揺らがない自信を持つための礎にもなるのです。
それは、あなたが今まで何年も掛けて学んできた経験であり、自分の自信に繋がるものですから、そう簡単に揺らいでしまっては、足元がおぼつかなくなります。
ですから、必ずしも固定観念を持つことが、全て悪いことではありません。
固定観念といえるルールや考え方は、その人の個性の一部を構成するものなので、そのすべてを否定することは、人格を否定することに等しいのです。
スピリチュアルな言い方をすれば、固定観念を否定することは、その人の生き方を否定することに、繋がりかねないのです。
ですからオーラ診断などでは、固定観念にとらわれていることを告げた上で、それが出来上がってしまった経緯を説明します。
固定観念を捨てると得られるメリット
私たちが固定観念を見直したり、捨て去ることが出来れば、心理的にどんな変化があるのか。
ここでは、固定観念を捨てることで得られる3つのメリットを、見ていきましょう。
1、人間関係での葛藤が減る
大切なことは、自分にも固定観念があると、気付いていることです。
そもそも固定観念にとらわれている人は、無意識の反射的な言動として影響しているため、自分に固定観念があることに気付いていません。
ですが自分自身で、自分に固定観念があることが理解できていれば、人との考え方や価値観の違いを感じても、イライラしたり否定せずに受け止められます。
それは人間関係での葛藤や衝突が、減っていくということです。
気が付かない固定観念が多いほど、人間関係で葛藤を感じて、ストレスが溜まってしまうものなのです。
こちらの「人生で葛藤が起きる心理的な意味をスピリチュアルに解説」では、心に葛藤が起きる、スピリチュアルな意味についても解説しています。
2、過去のトラウマを解消できる
固定観念を捨てることは、あなたの心を過去のトラウマから解放することに繋がります。
スピリチュアルに見れば、固定観念を捨てる取り組みが、トラウマを解消する機会となるのです。
すると、今まではトラウマの影響で毛嫌いして、無意識に避けてきたものを、受け入れられるようになるでしょう。
それにより、こちらの「同じ失敗を繰り返す人の心理的な原因」でもお話ししたような、何度も同じ失敗を繰り返すパターンから、抜け出せるのです。
トラウマとは、心的外傷ともいえる心の傷で、過去の経験が原因で残っている感情だと言いえます。
詳しくはこちらの「トラウマとは?スピリチュアルの専門家による5つの克服法」をご覧ください。
3、心が自由になり可能性が広がる
あなたが、自分の中にある固定観念を捨てれば、心を縛る意味のないルールも消え去り、より自由に人生を歩めるようになるのです。
固定観念の多くは、先に解説したように、過去の悔しさなどにより出来ており、無意識にあなたがやりたいことを制限して、縛る役割を果たします。
例えば、固定観念にとらわれていると、アクセルを踏んで前進したい時に、無意識にブレーキを踏んでしまうのです。それは認められないことだと。
ですから、固定観念を捨てることは、私たちのをより自由にし、将来への可能性を広げることに繋がるのです。
不要な固定観念を捨てる方法
ここからは、実際に固定観念にとらわれている人が、固定観念を捨てるための3つのステップをお伝えします。
その上で、フラワーレメディを使った方法もお伝えしましょう。
1、自分の固定観念に気付く
まず、自分の固定観念を見つけ出すために、最初に意識すべきは、人間関係で感じたイライラや否定感に気付くことです。
それは、自分と人との価値観の違いを感じた瞬間なので、その違いを明確に意識してみましょう。そして自分の中に、どんな考え方やルールがあるか見定めるのです。
特に、こちらの「子育てでイライラする心理的な原因」でも挙げたように、子育てにおけるイライラは、まさにあなたの固定観念が顕在化したときです。
そしたら、「自分には~だ、という考えが在るな。」とか、「自分は~であるべきだ、と思っているな。」など。自分の心の声を言葉にしてみましょう。
例えば、「自分には、人に甘えてはダメだ、という考えが在るな。」とか、「妻(自分)は夫の言うことを聞くべきだ、と思っているな。」など。
2、固定観念に含まれる感情を読み取る
ここまで説明してきたように、私たちが固定観念にとらわれるのは、そこに何らかの強い感情が含まれるからです。
その感情が、固定観念としての考え方をより強固にし、その思いに拘らせています。ですから、その考え方に固執する感情を、明確にしていきましょう。
比較的多いのは、そこに過去の怒りや憤り、悔しさがあることですが、まずは、自分の心を振り返って、どんな気持ちが含まれるのかを、感じてみてください。
そしたら、その感情も改めて言語化してみましょう。
例えば、「子供は親の言うことを聞くべきと思うのは、散々、自分が親の言うことを聞かされて、悔しかったからなんだな。」など
3、感情を取り除く自己承認のワーク
そこまで出来れば後は簡単です。その気持ちを心理的な「自己承認」の方法で、取り除いていくだけです。
自己承認のやり方は、こちらの「やる気が出ない心をスピリチュアルに回復させる方法<自分を認める自己承認>」をご覧いただければ、詳しく書いてあります。
その固定観念に含まれる気持ちが、怒りや憤りなら「自分は凄く怒っているんだな」と声掛して、その気持ちが失望や落胆なら、「すごく落胆しているんだな」でOKです。
これらの声掛けにより、自然とあなたの拘りは消えて、その固定観念を捨てられるようになります。
フラワーレメディを使う方法
さらに心理的なワークが苦手だと感じる人向けに、フラワーレメディを使った固定観念を捨てる方法も紹介しておきましょう。
このロックウォーターとインパチェンスのブレンドなら、あなたがまだ気付いていない固定観念や、厳しいルールからくるイライラ感を癒してくれます。
これらのワークをおこなって、固定観念にとらわれなくなると、日頃の生活で感情的になることが減り、自然とリラックスできるようになります。
とらわれていた固定観念を捨てることが出来れば、もう日常で頑な気持ちになることも減り、自然と葛藤も消えていくでしょう。
フラワーレメディは、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて6滴入れましょう。2種類をブレンドする時には3滴×2種類で利用してください。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
もし、今回紹介した取り組みを難しいと感じ、自分だけでは、固定観念を捨てられないと思うなら、私のセミナーにご参加ください。
大丈夫、日常生活の中で取り組める簡単な方法で、あなたの持つルールや制限も自然と外れて、より自分らしく生きられるようになりす。
固定観念にとらわれない生き方
ここまで固定観念の意味や、それにとらわれる原因をお伝えして、心理的な改善方法も紹介してきました。
では最後に、こんな言葉でこの記事をまとめておきましょう。
固定観念は心の成長を妨げる壁
固定観念とは、私たちの自由を奪い可能性を制限する、目に見えない心の壁のようなものです。
そしてそれは、強い感情が含まれるほど、大きな壁となって私たちの行く手を阻みます。そう、私たちが固定観念にとらわれてしまうのは、そこに含まれる感情を捨てることができないからです。
実は、私を含め多くの人が、そんな固定観念に縛られていることに、気付かずに人生を歩んでいます。
私たちがその壁に気付けるときとは、その壁を越えていく者を見た瞬間や、壁の向こうを垣間見た時だけです。
心の壁を越えていく人たち
そんな壁の向こうを見せてくれるのが、あなたが日常で関わっている現実社会であり、関わっている人たちなのです。
彼らには、あなたと同じ固定観念はありませんから、あなたが固執している固定観念の壁を、いとも簡単に越えていくことでしょう。
そしてそれを見た瞬間に、あなたは悔しさやイラつくなどの心の葛藤を感じて、自信を失うのです。
そんな体験を、あなたはこれまで嫌というほどしてきたはずです。
私はこちらの「心の壁を壊す方法で感情のブロックをスピリチュアルに解消」でも、そんな心の壁の存在と、それを取り除いて成長する方法を紹介しています。
固定観念にとらわれない子供たち
ですからもしあなたが、自分の持つ固定観念にとらわれることなく、自由でありたいと望むなら、そんな日常の自分の心の動きを、注意深く観察してみてください。
人の行動に思わずイラついたり、自信を失うようなら、そこにあなたの思い込みである固定観念があります。
そしてより自由に生きたいと望むなら、好奇心旺盛な子供たちを手本にしても良いかも知れません。幼い子供たちは、まだ固定観念にとらわれずに、自由に生きています。
固定観念にとらわれない生き方。それはある意味、あの子供たちのような、素直で自由な心を取り戻すことなのです。
それこそが、本来の自分を取り戻すことだといえるのです。
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仕事を頑張ることに疲れた女性が、頑張るのをやめる方法【実例紹介】
その意味では、常識的なことも含め、ある一定の考え方を捨てることが出来ないことを、固定観念にとらわれている状態だといえるでしょう。