井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
子育てをしていれば、イライラすることは付き物だと思います。
私も、子供がまだ小さかった15年ほど前には、とかく子供の行動を待てずに、イライラとすることが多かったです。
そのイライラについて、親である私たちは当然のことながら、子供が原因だと考えていますから、なかなか思うようには問題が解決しません。
でももしそのイライラは、親自身の問題で子供が原因では無い、と言われたらあなたはどう思ますか?
今日はそんな、子育てに関するイライラの心理的な原因と、スピリチュアルな解消法をお伝えします。
なぜあなたが、それほどイライラしてしまうのか?スピリチュアルな視点から詳しく見ていきましょう。
<目 次>
私自身の子育てでのイライラ体験
まずは私自身の体験談をお話ししましょう。今では、なぜそれほどイライラしたのかは、まったく覚えていません。
ですが、きっと仕事のことで、心理的にモヤモヤしていたのでしょう。間違いなく言えることは、自分の心に余裕がなかったことです。
子供を待てないイライラと強い衝動
私が子育てで、自分の子供にイライラしていることに改めて気付いたのは、子供が小学校の3、4年生ぐらの頃です。
その日は仕事も休みで、車に乗って近県の大型ショッピングモールに、出かける時のことでした。
出かける時間になって、すべて準備を済ませて、車で妻と娘が出てくるのを待っています。
それでもいつまでたっても出てこない二人、とうに予定の時間は過ぎており、なおさらイライラが募ります。
ようやく妻が車に乗りっこんで、さて出かけようと思っても、当の娘がまだ出てきません。そしてイライラはさらに募り、車で走り出したい強い衝動に駆られました。
子供を家に置き去りにして気付くこと
そして私は耐えきれなくなって、走り出してしまったのです。
ですが走り出すことで少し冷静になると、ぐるりと町内を一周して、家の前に戻ってきました。
きっとその時間はほんの束の間の2、3分ぐらいだったでしょう。でも私が家に戻ってきたときに、娘は家の駐車場で立ち尽くしていたのです。
それを見て思いました。「ああ、またやってしまった。」と。。。
昔からあった置き去りにしたい衝動
実は私のこの行動には、今までに何度かの前科があります。
妻に対しても、持っていられなくなって置き去りにし、冷静になって戻ってきたことが幾度かありました。
息子の小さな時にも、やはり出かける時に待っていられなくなり、車で走りだし戻ってきたことが在りました。
息子はその出来事があった後から、家族で出かける時などは、私より先に車に乗って、待っているようになりました。
きっとそれは、そのときの家に置いて行かれた体験が、ショックだったのだと思います。
イライラが強い衝動を呼び起こす
私は以前から、自分の中で感じていたことが在ります。
それは妻と学生時代に付き合い出した頃から、イライラして怒り出すと、置き去りにしたくなる衝動に駆られるのです。
そんな強い衝動が、心の奥から湧き上がり、自分をコントロールできなくなっていたのです。
不思議なもので、大切だと思っている人であればあるほど、イライラすると置き去りにしたい衝動に何度も駆られました。
そして幾度となくその衝動に負けて、家族に辛い思いをさせてきたのです。
家族以外の人が遅れてくる分には、とても心に余裕を持って、安心して待っていてあげれるのです。
イライラして、心理的に耐えられなくなるようなことは、決してありませんでした。
強い衝動の源にあった気持ち
私は心理とスピリチュアルの専門家として、子育てで色々な問題を抱えたお母さんたちと、お会いしてきました。
でもなぜ、そんなお母さん方の気持ちが分かるのかというと、私自身も子育てで色々な思いを感じてきたからです。そして私自身、そんな心の問題に取り組んで来ました。
自分も子育てでイライラしたから分かる
私は、自分自身が家族に対して持っていた、そのイライラからくる、強い怒りの衝動を知っているからこそ。
子育てで、思わず子供に暴言を吐いたり、手を挙げてしまうお母さんの気持ちも、とても良く解ります。
DVのように相手を傷つけてしまう、そんな思いに翻弄される人の気持ちも解ります。
それがイライラや怒りからくる、抑えられない衝動として湧き上がることも、とても良く解るのです。その衝動に贖うことの難しさも。
私の母も同じ衝動を持っていた
思い返せば、私の母も同じ衝動を持っていました。
私が小学校の5年生までは、自宅と店舗が併設している市営住宅で、いわゆる自宅兼お店です。
母は毎日忙しく、お店の仕事に家事に育児にと、休む暇なく働いていました。
ですから私の母も、言うことを聞かない子供にイライラして、待ってあげるだけの心の余裕はなかったのです。
もちろん、私の母も日頃は子供に優しく、愛情深い人でした。
だからこそ、忙しくて心に余裕がない時に、子供が自分の言うことを聞かないことが、許せなかったのだと思います。
衝動の奥にあった子供の頃の悔しさ
私自身、母について買い物にいき、デパートに出かければ、おもちゃ売り場で言うことを聞かず、何度も置き去りにされました。
家で母親の言うことを聞かなければ、夜中に裸足で玄関から放り出されたことも、何度もありました。
振り返ってみると、私がイライラした時に湧き上がってきた衝動、それはまさにあの置き去りにされていた時の悔しさです。
家を追い出されていた時に感じた、悲しみと怒りを併せ持った悔しさでした。私を突き動かしていたのは、その幼い頃の、悔しい思いだったのです。
子育てのイライラの心理的な原因
私は、その強い衝動の根源にある、子供の頃の悔しさに気付くと、イライラした時に一呼吸おけるようになりました。
イライラしている自分に気付き、「また待てずにイライラしているな」と、自分を冷静に見れるようになったのです。
自分で衝動とイライラを癒す過程
そして自分自身でその衝動を癒し、軽くしていきました。
もう二度と、同じことを繰り返すことが無いように、その衝動を消し去るためにです。
幸いにも私には、自分を癒していくための様々な心理的なスキルや、スピリチュアルな技術がありました。
そしてフラワーレメディも、そのイライラと待てない衝動を癒すのに、とても役立ったのです。
イライラの根源にある幼い頃の悔しさ
その結果、今では子供のことでイライラすることが在っても、自分で気付き取り除くことが出来ます。もう、あれほど強い衝動が湧き上がってくることはありません。
私たちが子育てで感じるそのイライラは、心理的な視点から見れば、過去のトラウマといえる、幼い頃の悔しさが原因です。
それはあなたが、子供の頃に受けた仕打ちに対する悔しさであり、自分の気持ちを受け止めてもらえなかった、悲しさや切なさです。
そして、そんな忘れていた過去の気持ちを呼び起こすのが、自分の幼い頃の姿と重なり合うかのような、子供たちの姿や素振りです。
それが幼少期のトラウマと言われる、私たちがもつ心の傷であり。
子育てでイライラしたり、衝動的な怒りとなって湧き上がる感情の、心理的な原因に他ならないのです。
認めることで現実を変えられる
でも、その強い意苛立ちの原因が、自分の子供の頃の悔しさであり。
そのイライラが子供たちのせいではなく、自分自身の心の問題だと気付いていれば、私たちはそこで立ち止まれます。
そして、湧き上がる強い衝動に振り回されるのではなく、そこで踏みとどまれる心の冷静さと、自分を変えていくための覚悟ができるのです。
さらには自分を癒すことで、そんな苛立つ体験から解放されて、自分の現実を変えることが出来ます。
子育てでのイライラは、私たち自身で解消できる心理的な問題なのです。
ですから、子供たちと自分のためにも、その気持ちに贖い、自分の心を改善することを諦めないでください。
子育てのスピリチュアルな意味
スピリチュアルな視点から、子育ての意味を見定めるなら、それは内なる自分と向き合い、自分自身を癒していく作業です。
イライラしてしまうその体験は、あなたの心を癒し成長するための、とても大切な機会なのです。
子供はあなた自身を写し出す鏡
子供とはまぎれもなく、あなた自身のトラウマや、癒されていない気持ちを写し出す、鏡のような存在だと言えるでしょう。
子供と向き合うことが、あなた自身が幼い頃にされて嫌だったことや、それでも我慢してきた、切なく辛い気持ちを呼び起こすのです。
ですから子育てにおいて、あなたが子供を許せるようになれば、同時に自分が子供の頃に受けた、トラウマを癒すことが出来ます。
それは、スピリチュアルな意味で、母親が自分にしてきたことを許すことに繋がるのです。
子育てが潜在意識を呼び覚ます
私たちは、親として自分の子供と向き合うことで、自分が育ってきた過去や、幼い頃の環境を無意識に振り返ります。
それは例えば「私の子供の頃は、もっと親は厳しかった。」という言葉として出るかもしれませんし、「お姉さんなら、我慢するのは当然のこと。」と、思わず言ってしまうかもしれません。
でもそれは、あなたが幼い頃に体験して、悔しかった現実であり、言われて嫌だった言葉なのです。
その気持ちが、あなた自身がグッと我慢してきた、幼い頃の心の傷に他なりません。
私たちは感情的になればなるほど、自分がされて嫌だったことを、同じように子供達にしてしまうのです。
「私はあれほど我慢してきたのに、なぜあなたはそれが我慢できないの?」と思ってしまうのです。
親としてスピリチュアルに子供と向き合う
実は子育てとは、そんな私たちの心の傷を、無意識に呼び覚ます。とてもスピリチュアルな体験です。
だからこそ親である私たちは、子育てをしながら、自分自身の過去と向き合っていることを、心に留めておかなくてはいけません。
単に子供の行動が、私たちをイライラさせるのではなく、その子供の行動が、私たちのトラウマである心の傷に、触れていることを意識するのです。
するとあなたの心は、自然と自分が辛かった、子供の頃の出来事を思い出すでしょう。そうすることで、心は自然と癒されて落ち着いていきます。
それが自己理解による癒しなのです。
その過程を、スピリチュアルには「内観する」と言います。
自分の心に湧き上がる感情を見つめ直すことで、自分自身をより理解して、心を癒すことができるのです。
子育てのイライラのスピリチュアルな解消法
あなたが子供に対して、イライラしているその気持ちは、紛れもなく私たち自身の心で感じていることです。
ですから、それは自分で変えられる気持ちであり、変えられる現実です。自分の心がイライラと反応しなくなればいいだけなのです。
1、子育てでイライラした時に冷静に振り返る
そんなイライラ感を取り除くために、私たちが最初にすべきことは、冷静に振り返ってみることです。
あなたがいつも、同じことで子供に対してイライラして、怒っているかどうかについて、冷静に見直してみるのです。
同じ問題が起きても、日によっては、あなた自身の機嫌が良くて、心に余裕があり待ってあげたり、寛大に成れるときは無いでしょうか?
実は私たち親の心に余裕がある時なら、ほとんどのケースで感情的になることはりません。
この冷静に振り返れるようになることが、子育てでのイライラを、スピリチュアルに対処できるようになるための、重要なポイントです!
2、自分の心に余裕がないことを認識する
まずその時点でが、自分がイライラするのは、なぜかストレスが溜まっており、心に余裕が無いのだと認識しましょう。
そう「イライラする=子供のせい」ではなく、「イライラする=自分の心に余裕がない」と明確に認識し直すことです。
するとあなたが、子育てでイライラした時の思考が変わります。
- Before:「イライラする」→ 「子供のせい」→「子供に怒る」 ヽ(`Д´#)ノナニシテンノー!!
- After:「イライラする」→「自分の問題」→「何かおかしいぞ?」 (; ・`д・´)?ナンカヨユウガナイゾ!
もし、自分はいつも心に余裕がないと感じるなら、こちらの「心に余裕がない時の心理的な原因とスピリチュアルな対処法」の記事を参考にして、対処してください。
3、フォーカシングでイライラを取り去る
大切なことは、イライラし始まったときに気付くことです。
「あ!今自分はイライラしてるぞ!?何か心に余裕が無いぞ!」っと、客観視できるようになることです。
そしたら、こちらの不安を取り除くスピリチュアルな方法で、解消していきます。やり方は簡単「不安感」を、「イライラ感」に置き換えて実践するだけです。
このフォーカシングというやり方には、若干の成れが必要ですが、自分が子育てで冷静に対処するための、心理的な訓練だと思って実践してみてください。
上手になれば、どんな気持ちや感情でも、すぐに解消できるようになります。
4、フラワーレメディで事前対処
そして、子育てでイライラした時に最も役立つのが、スピリチュアルな38種類のフラワーレメディの中のインパチェンスです。
インパチェンスは、あなたの心に余裕を作り出して、子供や周囲の人のペースを、待ってあげられるようになります。
さらには、物事が思い通りに進まず、自分に対してイライラしてしまう性格も、一緒に癒してくれることでしょう。
ですから、もし日頃からイライラ感が強く、いつもどこかで急いでいるのなら、このインパチェンスを使えば、イライラすること自体が減っていきます。
なかなか子供の良いところが認められずに、褒めることが出来ないと感じるなら、ビーチも一緒にブレンドして使うと良いでしょう。
フラワーレメディは、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて6滴入れましょう。2種類の時には3滴づつです。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
4、メンタルヘルスセミナーでイライラを癒す
さらに自分の心を癒して、子供を信頼できる親に成りたいと望むなら、メンタルヘルスセミナーなどで、心の整え方を学ぶのも良いでしょう。
以前に、こちらの「中学生の子供が母親の言うことを聞かない心理的な理由と対策」でもお話ししましたが、子育てのイライラは、やはりお母さん自身の心理的な傾向に原因があります。
ですから、表面的に取り組むよりも、お母さんの心に残っているトラウマを、根本的に癒してしまえば、子育ての問題も早く改善していくのです。
きっとこの記事をご覧になっている時点で、あなたも自分自身の問題だとはお感じでしょうから、あとはどう取り組んでいくかだけです。
母親として自分のイライラと向きあう意味
私は、自分がイライラしていたり、落ち着かない時には、意図的に椅子に腰おろして瞑目し、自分に向き合うようにしています。
これは、会社勤めをしていた時から、日常生活の中で行ってきました。
イライラは心の余裕が無い表れ
私たちがイライラしてしまう時には、得てしてその場で起きている出来事の前に、自分の心に余裕が無くなるような、ストレスを感じることが起きています。
例えば、クレームの電話で怒鳴られた後だった。仕事で上司に急かされた後だった。
さっき車で走っていたら前に割り込まれた。SNSで心ない人の投稿を読んでしまった。テレビで酷い事件の報道を見た後だった。
そう、そんな子育とは関係ない、些細なところで感じたストレスによって、自分の心に余裕が無くなった時に、イライラしやすくなるのです。
その結果、自分が一番大切に思っている子供との関係で、怒りや憤りとして感情が出てきてしまうといえます。
スピリチュアルな視点から見ても、私たちは家族には素の自分が出やすく、感情的になりやすいのです。
そのため、溜まっていたストレスが表面化して、思わず厳しく当たってしまいます。
子育てのイライラから人として成長する
ですから、もし子育てでイライラするようなことがあるなら、まずはそんな、イライラしている自分の心を振り返ってみましょう。
自分を振り返る習慣付けが、何よりも感情に振り回されない、心穏やかな日々を送るための訓練となります。
そして日々のストレスで、心に余裕がないことに気付いたのなら、まずは自分の心に余裕を持てるように、出来ることから1つずつ取り組んでいってください。
ポイントは、イライラしてまた子供を怒ってしまっても、自分を責めないことです。それは、さらに心の余裕が無くなることに繋がってしまいます。
すぐに出来ない自分に対しても、優しくなる必要があるのです。
それは大きな一歩を踏み出すこと
いいですか、憶えておいてください。大切なことは、あなたが自分のイライラに向き合って、自分を癒し変えていこうとする姿勢です。
それは今までの様に、自分の感情やトラウマに翻弄された、受け身の人生を送るのではなく。自分の心を支配し、人生の主導権を握って、変えていこうとする試みです。
まずは、そんな自分に向きあう姿勢の変化を、大切にしてあげましょう。その思いは、今までにない新たな一歩であり、これまでとは異なる大きな前進ともいえる一歩なのです。
そしてそんな風に、自分の人生の改善に取り組んでいる、あなたの姿をみて、子供たちもその大切さを学んでいくのです。
【同じ悩みを抱えた方の声】
最近になって不登校になりがちの小5の娘のことが心配で、何とかしたいと思ってもどうしていいのか分からず、ブログをみて参加させいただきました。 あれから1週間・・・
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今思い出しても、子育てをしていた頃は、家族に待たされるのが耐えられなくて、すぐにイライラしていました。
もちろん、最近では家族に待たされても、イライラすることはなく、気持ちに余裕を持って待てるようになりました。