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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
子育てをしていれば、イライラすることは付き物だと思います。
私も今では大学3年になった息子と、高校1年生の娘がいますが、子供たちがまだ小さかった頃は、とかく子供の行動を待てずに、イライラとすることが多かったと思います。
でもそのイライラを、親である私たちは、当然のことながら、子供が原因だと考えていますから、なかなか思うようには問題が解決しません。
もしそのイライラは、親自身の問題で子供が原因では無い、と言われたらあなたはどう思ますか?
今日はそんな子育てに関するイライラを解消する方法や、なぜイライラしてしまうのかを、スピリチュアルな視点から詳しく見ていきたいと思います。
<目 次>
私自身の子育てのイライラ

私が自分の子供を急かして、イライラしていることに改めて気付いたのは、子供が小学校の3、4年生ぐらの頃です。
その日は仕事も休みで、車に乗って近県の大型ショッピングモールに、出かける時のことでした。
子供を待てないイライラと強い衝動
今思えば、何でそれほどイライラしていたのか、忘れてしまいましたが、きっと仕事でヤキモキしていたことでもあったのでしょう。
間違いなく言えることは、自分の心に余裕がなかったことです。
出かける時間になって、すべて準備を済ませて、車で妻と娘が出てくるのを待っています。
それでもいつまでたっても出てこない二人、とうに予定の時間は過ぎており、なおさらイライラが募ります。
ようやく妻が車に乗りっこんで、さて出かけようと思っても、当の娘がまだ出てきません。そしてイライラはさらに募り、車で走り出したい強い衝動に駆られました。
子供を家に置き去りにして気付くこと
そして、私は耐えきれなくなって、走り出してしまったのです。
そして走り出すことで少し冷静になると、ぐるりと町内を一周して、家の前に戻ってきました。
きっとその時間はほんの束の間の2、3分ぐらいだったでしょう。でも私が家に戻ってきたときに、娘は家の駐車場で立ち尽くしていたのです。
それを見て思いました。「ああ、またやってしまった。」と。。。
昔からあった置き去りにしたい衝動
実は私のこの行動には、今までに何度かの前科があります。
妻に対しても、持っていられなくなって置き去りにし、冷静になって戻ってきたことが幾度かありました。
息子の小さな時にも、やはり出かける時に、待っていられなくなり、車で走りだし戻ってきたことが在りました。
息子はその出来事があった後から、家族で出かける時などは、私より先に車に乗って、待っているようになりました。きっとそれは、そのときの家に置いて行かれた体験が、ショックだったのだと思います。
イライラが強い衝動を呼び起こす
私は以前から、自分の中で感じていたことが在ります。
それは妻と学生時代に付き合い出した頃から、イライラして怒り出すと、置き去りにしたくなる衝動に駆られるのです。
そんな強い衝動が、心の奥から湧き上がり、自分をコントロールできなくなっていたのです。
不思議なもので、大切だと思っている人であればあるほど、イライラすると置き去りにしたい衝動に何度も駆られました。
そして幾度となく、その衝動に負けて辛い思いをさせてきたのです。
強い衝動の源にあった気持ち

私は自分自身が持っていた、その強い衝動を知っているから、子育てで思わず子供に手を挙げてしまう、お母さんの気持ちも解ります。
DVのように相手を傷つけてしまう、そんな思いに翻弄される人の気持ちも解ります。それがイライラなどの怒りからくる、抑えられない衝動として湧き上がることも、とても良く解るのです。
そしてその衝動に贖うことの難しさも。
私の母も同じ衝動を持っていた
思い返せば私の母も、同じ衝動を持っていました。
特に私が小学校の5年生までは、自宅と店舗が併設している市営住宅で、いわゆる自宅兼お店です。
母は毎日忙しく、お店の仕事に家事に育児にと、休む暇なく働いていました。
ですから私の母も、言うことを聞かない子供にイライラして、待ってあげるだけの心の余裕はなかったのです。
衝動の奥にあった子供の頃の悔しさ
私自身、母について買い物にいき、デパートに出かければ、おもちゃ売り場で言うことを聞かず、何度も置き去りにされました。
家で母親の言うことを聞かなければ、裸足で玄関から追い出されたことも、何度もありました。
振り返ってみると、私がイライラした時に湧き上がってきた衝動、それはまさにあの置き去りにされていた時の悔しさです。
家を追い出されていた時に感じた、悲しみと怒りを併せ持った、悔しさでした。
私を突き動かしていたのは、その幼い頃の、悔しい思いだったのです。
子育てのイライラの奥にある原因

私はその衝動の根源にある悔しさに気付くと、イライラした時に一呼吸おけるようになりました。
イライラしている自分に気付き、「また待てずにイライラしているな」と、自分を冷静に見れるようになったのです。
自分で衝動とイライラを癒す過程
そして自分自身でその衝動を癒し、軽くしていきました。
もう同じことを繰り返すことが無いように、その衝動を改めて消し去るためにです。
幸いにも私には、自分を癒していくための様々なスキルがありました。
そしてフラワーレメディも、そのイライラと待てない衝動を癒していくのに、とても役立ちました。
イライラの根源にある幼い頃の悔しさ
その結果、今では子供のことでイライラすることが在っても、自分で気付き取り除くことが出来ます。もうあの衝動に翻弄されることはありません。
私たちが子育てで感じるそのイライラは、心理的な視点から見れば、過去のトラウマといえる、幼い頃の悔しさが原因です。
それは、あなたが受けた仕打ちに対する悔しさであり、自分の気持ちを受け止めてもらえなかった悲しさです。
そしてそんな気持ちを呼び起こすのが、自分の幼い頃の姿と重なり合うかのような、子供たちの姿や素振りです。
そんな幼少期のトラウマは「子供の頃の記憶がない!?幼少期のトラウマを解消して思い出す方法」をご覧いただければ、なおさら理解できることでしょう。
認めることで現実を変えられる
でもその苛立ちの根源が、自分の悔しさであり、今現在の子供たちの態度が原因でないと解れば、人は冷静に対処できるようになります。
そのイライラが子供たちのせいではなく、自分自身の心の余裕のなさだと気付いて、自分が幼い頃に感じた悔しさであると理解できれば、そこで立ち止まれるのです。
湧き上がる強い衝動に振り回されるのではなく、そこで踏みとどまれる心の冷静さと、自分を変えていくための覚悟ができます。
そして自分を癒すことで、そんな苛立つ体験からも、解放されて、自分の現実を変えることが出来るのです。
スピリチュアルな子育ての意味

スピリチュアルな視点から、子育ての意味を理解するなら、それは内なる自分と向き合い、自分自身を癒していく作業です。
イライラしてしまうその体験は、あなたの心を癒し成長するための、とても大切な機会なのです。
子供はあなた自身を写し出す鏡
そう、子供はまぎれもなく、あなた自身のトラウマや、癒されていない気持ちを写し出す鏡のようなものです。
あなた自身が幼い頃にされて嫌だったこと、それでも我慢してきた、そんな気持ちを思い出させるのです。
ですから子育てにおいて、あなたが子供を許せるようになると言うことは、同時に自分が子供の頃に受けた、トラウマを癒すことに繋がります。
それは、スピリチュアルな意味で、母親が自分にしてきたことを許すことに繋がるのです。
子育てが潜在意識を呼び覚ます
私たち親は、自分の子供と向き合うことで、自分が育ってきた環境を、無意識に振り返ります。
それは例えば「私の子供の頃は、もっと親は厳しかった。」という言葉として出るかもしれませんし、「お姉さんなら、我慢するのは当然のこと。」と言うかもしれません。
でもそれは、あなたが幼い頃に体験して、悔しかった現実であり、辛かった思いなのです。
あなた自身がグッと我慢してきた、幼い頃の心の傷なのです。
親としてスピリチュアルに子供と向き合う
実は子育てとは、そんな私たちの心の傷を、無意識に呼び覚ます。とてもスピリチュアルな経験なのです。
だからこそ親である私たちは、子育てをしながら、自分自身の過去と向き合っていることを、心に留めておかなくてはいけません。
単に子供の行動が、私たちをイライラさせるのではなく、その子供の行動が、私たちのトラウマである心の傷に、触れていることを認識するのです。
するとだけで、あなたの心は自然と癒されて、落ち着いていくことでしょう。それが自己理解による癒しなのです。
子育てのイライラをスピリチュアルに解消する方法

子供に対してイライラしている気持ちは、私たち自身の心が感じていることです。
ですから、それは自分で変えられる気持ちであり、変えられる現実です。自分の心がイライラと反応しなくなればいいだけです。
1、子育てでイライラした時の認識を改める
そんなイライラ感を取り除くために、私たちが最初にすべきことは、冷静に考えてみることです。それはあなたが、いつも子供に対してイライラして、同じように怒ったりしているかどうかです。
同じ問題が起きても、日によっては、あなた自身の機嫌がよくて、心に余裕があり待ってあげたり、寛大に成れるときは無いでしょうか?私は絶対あると思います。
まずその時点でが、自分がイライラするのは、どこかで自分の心に余裕が無い時だと、認識しましょう。
そう「イライラする=子供のせい」ではなく、「イライラする=自分の心に余裕がない」と明確に認識することです。するとあなたが、子育てでイライラした時の思考が変わります。
- Before:「イライラする」→ 「子供のせい」→「子供に怒る」 ヽ(`Д´#)ノナニシテンノー!!
- After:「イライラする」→「自分の問題」→「何かおかしいぞ?」 (; ・`д・´)?ナンカヨユウガナイゾ!
あまりにも心に余裕がないと感じるなら、こちらの「心に余裕がない時の心理的な原因とスピリチュアルな対処法」で対処してください。
2、フォーカシングでイライラを取り去る
大切なことは、イライラし始まったときに、気付けるようになることです。「あ!今自分はイライラしてるぞ!?何か心に余裕が無いぞ!」っと客観視できることです。
そしたら、「心のプロが実践する不安を取り除くスピリチュアルな方法」この方法で解消していきます。
やり方は簡単、「不安感」を「イライラ感」に置き換えて実践するだけです。
このフォーカシングという方法には、若干の成れが必要ですが、自分を内観するための一つの訓練のようなものだと思って、ぜひ実践してみてください。
上手になれば、どんな気持ちや感情でも、すぐに軽くできる効果があります。
3、フラワーレメディで事前対処
そして、以前にこちらの「子供の頭を叩くお母さんへ 子供を叩くのを止めるために知ってほしいこと【実例紹介】」でも紹介しましたが、イライラといったらフラワーレメディで役立つのはインパチェンスです。
インパチェンスは、あなたの心に余裕を作り出して、子供や周囲の人のペースを、尊重できるようにしてくれます。
そしてそれは、あなた自身に対しても言えることで、自分の思い通りに物事が進まず、自分に対してイライラしてしまう傾向も癒してくれるのです。
ですから、もし日頃からイライラ感が強く、思わず口を出してしまったり、いつもどこかで急いでいるのなら、このインパチェンスを使えば、イライラすること自体が減っていきます。
感情的になると我を忘れがちで、後で冷静になってから失敗したと思う方は、まずはここから始めてみましょう。
フラワーレメディは、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて6滴入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。

4、メンタルヘルスセミナーでイライラを癒す
さらにもっと、自分の心を穏やかに、子供の心配もしなくて済むように、子供を信頼できる親に成りたいと望むなら、私の開催するようなメンタルヘルスセミナーに参加されるのも良いでしょう。
私は以前に、こちらの「中学生の子供が心配で苦しい!子離れできない母親の3つの理由と対処法」でもお話ししましたが、私のセミナーでお教えするスキルは、子育てでとても役立ちます。
特に、とてもスピリチュアルなスキルだという訳ではありませんが、そのセミナーでお教えする魔法の言葉を実践していけば、自然と私たちの心は癒されいくのです。
そしてさらに言うなら、このスキルは子供でも実践できる簡単なものですから、子供が学校でいじめなどに在ってしまったときにも、とても効果的に役立つことでしょう。
ですから、そのようなメンタルヘルスセミナーに参加して、具体的な対処法を学ぶこともおすすめです。
イライラは心の余裕で無くせる

私は、自分がイライラしていたり、落ち着かない時には、意図的に椅子に腰おろして瞑目し、自分に向き合うようにしています。
これは、会社勤めをしていた時から行っていたことで、その頃はトイレで1,2分瞑目して、慌ててしまう気持ち取り除ていました。
イライラは心の余裕が無い表れ
私たちが落ち着かない時、そしてイライラしてしまう時には、その瞬間に起きている出来事とは別に、それまでに自分の心の余裕が無くなるような、何かが起きています。
例えば、クレームの電話で怒鳴られた後だった。仕事で上司に急かされた後だった。さっき車で走っていたら前に割り込まれた。SNSで心ない人の投稿を読んでしまった。テレビで酷い事件の報道を見た後だった。
そう、そんな子育とは関係ない、些細なところで感じたストレスによって、自分に余裕が無くなった時に、イライラしやすくなるのです。
その結果、自分が一番反応してしまう、子供との関係で、怒りや憤りとして感情が出てきてしまうのです。
子育てのイライラから人として成長する
ですから、もし子育てでイライラするようなことがあるなら、まずはそんな自分の心を振り返ってみましょう。
そんな自分を振り返る習慣付けが、何よりも自分の感情に振り回されない、心穏やかな日々を送るための訓練となります。
そして日々のストレスで、心に余裕がない自分に気付いたなら、まずは自分の心に余裕を持てるように、出来ることから1つずつ取り組んでいきましょう。
ポイントは、またイライラして、子供を怒ってしまったからといって、自分を責めないことです。それでは、さらに心の余裕が無くなることに、繋がってしまいます。
すぐに出来ない自分に対しても、優しくある必要があるのです。
それは大きな一歩を踏み出すこと
いいですか、憶えておいてください。大切なことは、あなたが自分のイライラに向き合って、自分を癒し変えていこうとする姿勢です。
それは今までの様に、自分の感情やトラウマに翻弄されて、受け身で人生を送るのではなく、自分で人生の主導権を握って、変えていこうとする試みです。
まずは、そんな自分に向きあう姿勢の変化を、大切にしてあげましょう。
その思いは、今までにない新たな一歩であり、今までとは異なる大きな前進ともいえる一歩なのです。
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子育てに疲れたお母さんが癒しグッズで育児のストレスを癒す方法