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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
私たち親は、子供が言うことを聞かなかったり、思い通りにならないと、思わず感情的になって、子供に暴言を吐いてしまうことがあります。
それは私たち自身が持ている、とても衝動的な行動であり、誰もが後で振り返って、とても悔やむことだと言えるでしょう。
今回はそんな、子供に暴言を吐くことをやめたい母親のための心理的な改善法を、紹介していきます。
もちろん、いつものようにこちらの記事を読むことで、少なからず心理的な変化が起きて、子供に暴言を吐くことが減るように書いていきます。
きっとそんな心の変化は、暴言を吐いているときに、自分を客観的に振り返られるようになることから始まるでしょう。
私自身が子供に暴言を吐いた体験談

まずは私自身の体験談から、少しお話しします。
私も2人の子供を持ち、子育てをしてきましたから、思わず子供に暴言を吐くことがありました。そんなお話しからです。
家族で食事に出かけた時
私がまだこの心理の仕事に関わるまえに、会社勤めをしていたころのことです。
幼稚園に通っていた5歳ほどの長男を連れて、家族でショッピングモールに食事に出かけたことがありました。
私は今でも、その時の驚いた息子の顔を覚えています。
そうあれは食事が終わって、帰路に着こうとしたときのことです。
ゲームセンターでの子供の我儘
そのショッピングモールには、ゲームセンターが併設されており、夕方ではあったものの、多くの子供ずれの家族が楽しんでいました。
まだ5歳ぐらいの息子は、そのゲームセンターに興味津々で、食事が終わると駆け出すようにそこに向かっていきます。
私もそんな子供を追いかけて、一緒にゲームセンターに行って、息子と共に色々なゲーム機を見て回っていました。
そしてしばらくして、そろそろ家に帰ろうと息子に声をかけたときです。子供が帰りたくないと、我儘を言い出したのです。
子供に暴言を吐く出来事
最初はなだめるように子供に接していた私も、いくら言っても聞かない子供に、次第に腹が立てきました。
そしてもういい加減、言うことを聞かない子供に構っていられないと、子供を残して立ち去ろうとしたのです。
そしてそのゲームセンターの入り口まで来ると、私の後を追っかけてきた子供に、怒ったように暴言を吐いてしまったのです。まるで子供が言うことを聞かず、悪い子だというかのように。
抑えていた気持ちがあふれ出して、感情のままに子供をその場で叱りつけてしまいました。
私が持っていた悪癖とその原因

私は以前から、自分が持っているある悪癖に気が付いていました。
それは子供に限らず妻に対しても、待ってあげることが出来ずに、思わずその場を立ち去ろうとしたり、時には暴言を吐くことです。
ずっとそれをやめたいと思いながらも、出来ずにいました。
解っていながらやめられなかった
もっとも私自身、自分がなぜ妻や子供に対して、待つことが出来ずに暴言を吐いてしまうのか、ずっと解らずにいたのです。
ただ、抑えられない強い怒りの感情に振り回されて、気が付いたら行動していたり、怒鳴りつけてしまうなどの態度に出していました。
ずっとその待てない性格や、怒って暴言を吐くことをやめたいと思いながら、どうしてもそれが出来ずに、あとで振り返っては後悔の念に苛まれていたのです。
もしあなたも、母親や父親として同じような体験があるのなら、その強い衝動がどれほどのものか、嫌というほど解ることでしょう。
私自身の怒られていた過去
ですが、私が心理やスピリチュアルについて学び、そして自分自身に取り組む過程の中で、その原因は自然と明確になってきました。
それは、私自身が同じように、母親に置き去りにされ、怒鳴られてきたからです。思い返してみれば、良くデパートのおもちゃ売り場で、泣いて駄々をこねて置き去りにされていました。
そして時には、私の母親も何度となく感情的になって、私を叱りつけてきたのです。なぜ言うことを聞かないのかと。。。
今振り返れば、暴言を吐くとまで言わなくても、その母親の態度は、その時の私の姿と瓜二つです。そしてきっと、母親もそんな自分の行動をやめたいと、思っていたことでしょう。
私たちが感情的になる2つのパターン
私は人の心理について学び、多くの人の相談を受けて、在ることに気付きました。
それは私たちにが無意識に取る行動には、2つのパターンがあることです。1つは自分がされてとて辛かったこと。そしてもう1つは、自分がして欲しかったことです。
そう、私たちは自分がされてとても辛かったことを、心の中にトラウマとして残してしまい、気が付けば子供に対しても、同じような態度を取ってしまいます。
私たちが子供に暴言を吐くのは、幼い時に自分がされたことへの悔しさから起きる、反動としての行動だといえるのです。
私たちの暴言に含まれる思い

ではなぜ私たちの心は、幼い頃のその思いを、暴言ともいえる強い口調で、子供たちに吐くのでしょうか?
やめたいと心から思っても、衝動的になってしまうのはなぜなのでしょうか?
吐き出す暴言に含まれる気持ち
私たちが思わず子供に暴言を吐くとき、私たち自身の心の中では、幼い頃の自分がこう叫んでいます。
「私はあんなに辛い思いをしたのに、あなたにはなぜそれが解らないの!」と。
自分がされてとても辛かったからこそ、同じような態度をとる子供に対して、思わず我慢できずに暴言を吐いてしまうのです。「なぜあなたは、私の言うことを聞かないの!」と。
悔しさと悲しみが入り混じった、怒りという強い衝動的な感情が込み上げてきて、我を忘れて怒鳴ってしまうのです。
幼い頃の悔しさが吐き出される
それは紛れもなく、幼い頃の私たちの悔しさであり、悲しみだと言えるでしょう。
幼い頃に傷ついて、それでも我慢して一人で耐えてきたからこそ込み上げてくる心の叫びであり、インナーチャイルドといわれる幼い頃の自分自身の思いなのです。
子供の頃に怒られた悲しみや悔しさを、私たちは我慢することで抑え込んできたために、その悲しみと悔しさが、同じ状況を目の当たりにしたときに、無意識に込み上げてくるのです。
自分はそれだけ辛い思いをして、我慢してきたのだから、あなたも同じようにするべきだと、無意識に子供に求めてしまうのです。
それは我慢させられたことが、あまりにも辛く悔しかったから。
誰にでもある無意識の行動
実はこの気持ちと行動は、子供に暴言を吐くとまで行かなくても、親であれば誰もが少なからず持っている心の仕組みです。
例えば、長女で生まれたお母さんなら、同じように自分の娘に、長女としての振る舞いや、家族への手伝いを求めて、それをやろうとしない娘にイライラするかもしれません。
次女として生まれ育ったお母さんなら、同じように自分の娘には、洋服はお下がりで当然、すべてがお姉さん優先で「あなたは我慢してね」と、言うかもしれません。
私たちは無意識に、自分がされたことと同じ生活を、当然のものだと子供に求めてしまうのです。「私も我慢してきたのだから、あなたも当然でしょ。」という気持ちとなって。
それが、私たちが暴言を吐くことをやめたいと思っても出来ない、潜在的な心の仕組みであり、誰もが持っている無意識の行動パターンなのです。
子供に暴言を吐くのやめたい母親の改善法

いかがですか?ここまでの解説で、あなたも自分の暴言の中に含まれた、幼い頃の悲しみや悔しさについて、少なからず気付くことがあったのではないでしょうか?
ではここからは、そんな子供に暴言を吐くことをやめたいお母さんのための、心理的な改善法を紹介していきましょう。
心と向き合う心理的な自己承認
最初は心理的なワークとしての、自己承認の改善法です。
以前にこちらの「やる気が出ない心をスピリチュアルに回復させる方法<自分を認める自己承認>」でも詳しく解説しましたが、今回の自己承認はこの記事を繰り返し読むことです。
もしあなたが、子供に暴言を吐くときの自分の心に、今回語ったような悲しみや悔しさが含まれており、自分も過去に傷ついていたと思うなら。
この記事を繰り返し読みながら、そんな自分の悲しみや悔しさを再認識してあげましょう。ただ振り返りながら「確かに悔しかったよね」と、心の中で自分に語り掛けるだけでOKです。
その取り組みが、あなたの中の強い感情を癒し、自然と衝動を和らげてくれます。
フラワーレメディを使った取り組み
今回のように、子供に思わず暴言を吐くほどの強い衝動は、心理的なワークだけではすぐに改善できません。
ですから、合わせてフラワーレメディを利用して、自分の心を癒すことにも取り組んでいきましょう。
ビーチを使えば、子供の欠点よりも良いところに眼がいき、評価してあげられるようになります。またインパチェンスを使うことで、子供を信頼して成長を待てるようになります。
どちらも比較的早めに気持ちの変化が現れるので、まずはフラワーレメディを積極的に活用していきましょう。
2種類をブレンドして利用するときには、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、3滴ずつ入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。

心を整える技術を学ぶ
そして自分では、改善していけるか自信が持てないなら、メンタルヘルスセミナーなどに参加して、専門家から心を整える方法を学びましょう。
きっとあなたもお解りの通り、私たちの心に余裕があれば、そんな子供の仕草で暴言を吐くことも無くなり、もっと穏やかな気持ちで日々を過ごすことが出来ます。
本当の意味でこの暴言を吐く問題をやめたいなら、日常の生活の中で、自分の心に余裕を持てるようになる必要があるのです。
ですので子供のためにも、あなた自身が、自分の心を整えるための方法をシッカリと学んで、身に付けて行きましょう。
改善法に取り組む上での心構え
なお最後に、これらの改善法に取り組む上での心構えを話しておきます。それは1度の失敗で諦めないことです。
もしあなたが、これらの改善法に取り組んで、少なからず改善し始めたと感じても、時にはやはり子供に対して暴言を吐くことがあります。
この衝動はとても強いものなので、個人で取り組むなら1ヶ月や2ヶ月ではなく、半年、一年かけてジックリと取り組んでいくべき課題なのです。
それだけあなたの内にある、悔しさや悲しみは根強いものですから、1度や2度また暴言を吐いたからと言って、決して諦めないでください。
あなたが本気で、子供に暴言を吐くことをやめたいと望むなら、それだけの根気強さも必要なのです。
負のスパイラルから抜け出すポイント

ではあなたが、自分の心の改善に取り組むにあたり、とても重要なポイントについて、お話ししておきたいと思います。
これは暴言を吐くことをやめたいと望みつつ、なかなかやめられないという、負のスパイラルから抜け出すための大切なポイントです。
自分を責めないこと
もしあなたが、こちらで紹介した改善法に取り組み、自分なりに努力しているにも関わらず。また、子供に暴言を吐いてしまったなら、決して自分を責めないでください。
私が先にも申しあげたように、この問題は1度の取り組みで改善されるものではなく、時間をかけてジックリと取り組んでいくべきものです。
ですからその途中で、やはり以前と同じように、子供に暴言を吐くことがあるかもしれません。
でも反省はしても、決して自分を責めるようなことはしないでください。なぜなら、それがまたあなたのストレスとなり、子供への暴言の原因になってしまうからです。
暴言を吐いて悔やんだ時の対処法
自分を責める行為は、私たちの心にとって、とても大きなストレスとなります。
あなたが後悔の念をもって、自分を責めてしまう気持ちはもちろん解りますが、それ以上に子供のためだと思って、その自分を責める思いを断ち切っていきましょう。
もし同じ過ちを繰り返して、暴言を吐いてしまったなら、こう自分の心に語り掛けてください。「子供に暴言を吐いたことを、とても申し訳ないと思っているな」と。
そう何度も繰り返し語り掛けることで、あなたの気持ちは少しずつ軽くなっていくことでしょう。そしてその負のスパイラルから抜けることが出来るのです。
あなたの取り組みが負の連鎖を断ち切る
こちらの「【解決】子供の頭を叩いてしまうお母さんが叩くのを止める3つの方法」でもお話ししたように、あなたのこの取り組みは、とても大きな価値あるものです。
それは親から子へと、何代にもわたって引き継がれている、負の連鎖を断ち切ろうとする、尊い取り組みだと言えるでしょう。
だからこそ、1度や2度の失敗で諦めてしまうことなく、暴言を吐くのをやめたいと望む自分の気持ちを信じて、根気強く取り組んでいってください。
その取り組みには、あなたの子供の幸せだけではなく、子から孫へと続いていく、親子の営みのすべてを癒す。
それだけの価値があることを、決して忘れないでください。
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思春期の中学生が母親の言うことを聞かない心理的な理由と対応策