
井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上です。
私はお店でフラワーレメディの相談を受けたり、セミナーでは参加者の相談を伺い、このサイトからもよくお問い合わせをいただきます。
すると比較的多いお母さんの悩みは、思春期の子供に関する悩みです。
特に中学生など、子供たちの自我が形成されて、子供から大人への変容を遂げようとする時期に、子供が親の言うことを聞かないと、悩むお母さん方が多いようです。
今回は、私自身も2人の子供を育ててきて感じたこと、そして心理の専門家として感じる、思春期の子供への対応方法をお話ししましょう。
<目 次>
思春期の子供が親の言うことを聞かない理由

まず、親としてこれを言われることは、少し痛いと感じるかもしれませんが、今回はあえて結論から行きましょう。
思春期の子供が親の言うことを聞かない理由、それはあなたが「子供は親の言うことを聞くべきだ」と思っているからです。
あなたがこれまで育ててきた結果
単純なことですが、もしあなたが「思春期の子供は、親の言うことを聞かないものだ」と思えれば、この問題は解決します。
きっと中には、それでは子供は幸せに成れないとか、子供が自分勝手に過ごして周りに迷惑をかけるとか、子供の将来が危ういと仰る方もいるでしょう。
でもあなたが、これまでその子を育てきた結果が、今の子供の心持なのです。
ですから子供が思春期になって、親の言うことを聞かないなら、それは今まで言うことを聞かせてきた結果だと、言えるでしょう。
あなたが言うことを聞かせてきたから、言うことを聞かなくなってしまったのです。
なぜ子供が言うことを聞かないのか?
ちょっと考えてみましょう。
もしあなたが会社勤めをしている会社員として、上司に事細かく指示をされたらどうでしょうか?
例えばパート先の職場で、仕事をしていて「こうしない!」「ああしなさい!」と、いつも逐一指示されていたら。もちろん思春期の子供はもう中学生で十数歳ですから、勤続十数年、毎日のように言われ続けているのです。
どうですか?あなたもきっと、いい加減切れますよね。「もういい加減にして!」と強く思うようになるでしょう。
もちろんそれが、子供たちのことを心から思う親心であったとしても、「もういいから、あっち行って!」て言いたくなりませんか?
子供の反抗期は喜ぶべき成長の証
でも心理的に見れば、あなたの子供が言うことを聞かなくなったのなら、それはそれで心の育成段階としては喜ぶべきことなのです。
自分の気持ちが出てきて、自分の意思が明確になってきたと言えるのですから、一人の大人へと変わろうとしている段階だといえます。
子供として親の言いつけを聞き、親に守られて育つ環境から脱却して、自分の意志で自の人生を歩もうと試みている訳ですから、順調に一人の人間として成長している証拠です。
問題はそんな子供の成長を、「子供が言うことを聞かなくなって不安だ」と嘆くか、それとも「喜ぶべきことだ」と見守れるのか、それはあなたの受け取り方の問題なのです。
子供は言うことを「聞かない」のではなく「聞けない」

ここで大切なことをお話ししておきます。
きっと言われてみれば、心当たりがあるかも知れませんが、子供はあなたの言うことを「聞かない」のではありません。
もう、あなたの言うことを「聞けない」のです。
思春期の子供が親の言うことを聞けない理由
先ほどの会社勤めをしている自分を思い返してください。
きっとあなたが上司から指示され続け、十数年を過ごせば、きっとあなたも言うことを「聞かない」ではなく、「聞けない」自分になっていることに気付くでしょう。
それはもう、上司の言うことを聞き入れるだけの、心の余裕がない状態です。それが必要なことで、理屈から考えて正しいと解っていても、もう「聞けない」のです。
それは思考や理屈などの、表面意識でコントロールできることではなく、潜在意識が無条件に拒否している状態です。
そう、中学生のように思春期で、親の言うことを聞かない子供たちもそれと全く同じです。もう衝動的に聞けない心理状態に陥っているのです。
まずは子供の心理状態を認識する
殆どの場合、子供が親の言うことを「聞かない」ではなく、「聞けない」状態に陥っていることを知れば、少なからずあなたの子供に対する対応は変わるでしょう。
それでも変わらない方は、きっとこの記事をここまでは、読んでいないと思います。
最初の数行で、私が話した内容は受け入れられないと感じて、すでに読むことを止めて、ここから立ち去っているはずです。
それはとても残念なことですが、子供が言うことを聞かないのは、子供の我儘だと思っており、子供に問題があるからだと考えているのです。自分の接し方に、何か問題があるのかもしれないとは、思えないからです。
ではそんな、自分の接し方に問題があったのではないかと思うあなたと共に、この先の対策を考えていきましょう。
思春期の子供が反抗する心理

なぜ子供が親の言うことを聞かないのか、その理由が少なからず解ったとして、ではどうすれば子供が、親の話を聞いてくれるようになるかです。
きっと今の現状は、あなたも感じているように、あなたがダメだといえば言うほど、子供はそんなダメだと言われる方向に、突き進んでしまうでしょう。
まずはそんな子供の心理から理解していきましょう。
ダメだと言われることをしたくなる理由
それはひとえに反抗期だからです。と片付けてしまえばそれまでですが、もう少し詳しく解説するなら、命令されることが悔しいからです。
親は子供の衣食住の面倒を見ているという、絶対的な優位性があります。だからこそ「親の言うことを聞け!」と、思っている人も多いことでしょう。
子供もそれは重々承知です。親に面倒を見てもらっている以上、親の方が優位な立場であり、自分よりも人生を生きている年長者でもあります。
言いつけてくることも、当然のことだと言ってくるし、それも理解できるのです。だからこそ弁解も出来ず、一方的に言われてしまいます。
命令されることは悔しいけど、やり返せない、でも悔しくて仕方ないから、親がダメだということを、衝動的にやってしまう。それが子供の潜在意識の反応です。
心はストレスを解消しようと衝動的に動く
心理的なストレスとは、心を押されて圧力を掛けられることですが、その負荷を解消するためには、同じ力で押し返す必要があります。
でも親が正しいと思えばこそ、押し返せないから、別な方法でそのストレスを吐き出すしかないのです。
それがダメだと言い聞かせられて、強制されるほどに、子供たちが衝動的に、ダメだと言われることをしてしまう理由です。
それは、誰もが持ている心の仕組みであり、思春期の子供たちの心に無意識レベルで起きている反応だといえるでしょう。
中学生ぐらいが我慢の限界
もう中学生ぐらいまで育ってくると、これまでの我慢も限界に達しています。
子供たちも、本当は心の中でやりたくないとか、止めたいと思っています。でも、親がダメだと連呼して強制しようとするほど、逆にやらざる得ない心理状態へと、追い詰められてしまうのです。
その反抗する気持ちは、強く抑えられれば抑えられるほど、強い衝動となって彼らの心を支配し、行動に駆り立てるのです。
きっとあなたも、自分の学生時代を振り返れば、そんな経験があるのではないでしょうか?
もし子供のことが心配で、ついつい過干渉に成ってしまうなら、こちらの「中学生の子供が心配で苦しい!子離れできない母親の対処法」をご覧ください。そんな心配感を解消する方法を記載しています。
子供が親の言うことを聞けるようになる方法

ここからは、そんな親の言うことを聞かない思春期の子供に対して、どの様に対処していけば良いのか、その方法をお話ししたいと思います。
でもあらかじめ言っておきます。もうお解りだと思いますが、子供を変えるのではありません。親のあなたが変わるのです。
これまでの内容を整理して知って欲しいこと
ではここでいったん整理しましょう。
- 子供は親の言うことを「聞かない」のではなく、「聞けない」状態になっている。
- 子供が話を聞けないのは、今まであまりに多く聞かされてきたからである。
- 子供の反抗期は、子供が成長し、精神的に自立しようとしている証拠である。
- ダメだと強制されるほど、子供は衝動的にその行動をとってしまう。
試しに、この内容の「子供」という言葉を「自分」に置き換えて読んでみてください。
いかがですか?もう解りますよね。そう子供もあなたと同じなのです。だからこそ、あなたが変われば子供も変わります。
子供のために子供が理想とする母親になる
あなたが、子供に自分の話を聞いて欲しいと望むなら、子供が話を聞きたいと、思う人になればいいのです。
そのために必要なことをやっていけば、子供に話を聞いて欲しいと思わなくても、子供の方から話をしてきます。
特に中学生ともなれば、将来の進路や学校の人間関係など、色々と悩み葛藤する時期です。ですから本来なら、色々な相談を持ち掛けてくるはずです。
ではそんな、思春期の子供がぜひ話をしたい、色々と相談したいと思う母親像は、どんな姿でしょうか?
ちょっと自分なりの理想の母親像を想像してみてください。ここで想像するポイントは、制限を付けないことです。
あなたが子供のために最優先で成すべきこと
思春期の子供に好かれる母親になるために、理想の母親となった自分をイメージするなら。
経済的な制限、仕事や家の制限、ご主人との関係などなど、それらの現在の状態をすべて排除して考えます。そして純粋に理想の経済状態、理想の仕事や家、理想のパートナーとの関係をイメージします。
全てが理想的に整ったあなたには、心に余裕があり、子供たちは喜んであなたの話を聞きたいと、思ってくれることでしょう。
あなたが成すべきことは、その理想を現実化するように取り組むことです。
あなたがまず最初に、理想の自分になって、思春期の子供たちにもそうなりたいと、思われるようになることです。
子供はいつの時代も親を見て学ぶ
極論を言えば、子供は親の姿を見て育ちます。
親のように成りたいと望めば、親の言うことを聞き、親のように成りたくないと思えば、親の言うことは聞きません。ある意味、とっても素直なんです。
だからこそ、あなたが子供にとって、理想的な人生を送っている母親になればいいのです。
子供が自分もそんな人生を送りたいと、心から望む人になれば、子供は喜んであなたの言葉に耳を傾けます。
それが心理的な側面から見れば、もっとも容易に、思春期の子供が親の言うことを聞けるようになる方法なのです。
子供の理想の親になる方法

ここまでの話で、あなたが何をすればいいのかは、もうお解りいただけたことでしょう。
でも、理想的な親になれていないからといって、決して凹まないでください。なぜなら誰しも完璧な人など最初から居ないからです。
親が変われば子供も変わる
大切なことは、すぐにそうなる必要があるのではありません。それは誰であろうとも無理な話です。
子供に見せる必要があるのは、あなたが理想的な自分になるために、日々努力して取り組んでいる姿です。
先ほども申し上げたように、子供は親の姿を見て育ちます。ですから、そんな姿を見せることで、子供は自然と、自分も同じように頑張ろうと思うようになります。
特に進路や将来のことが心配になる中学生なら、なおさらそんな親の姿を自分の手本としたいはずです。ですから、親がそんな自分の理想に向かって、邁進している人に成ればいいのです。
親が変われば子供も変わるのは、心理的には当然の事であり、こちらの「親が変われば子供も変わるってどういう意味かスピリチュアルに解説」でも、詳しく書いています。
そんなお母さんに役立つレメディ
それでは、そんなあなたに成るために、心理的に役に立つフラワーレメディだけ紹介しておきましょう。
このレメディは私も使っていますが、子供を待ってあげれない人は、意外と自分も急かして待てないものです。そんな待てない気持ちを癒して、それぞれのペースを尊重できるようになるインパチェンス。
そして見落としていた、子供たちの良いところに気付いて、認めてあげれられるようになるビーチ。
この2つをブレンドして使えば、少なからず気持ちも楽になり、自分の幸せを通じて、子供の幸せを考えられるようになるでしょう。
フラワーレメディを使用するなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、レメディを6滴(2種類は3滴×2)入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。

心を整えて家庭を幸せにする
そしてもし、あなたが改めて自分の理想や、家庭の幸せを成し遂げたいと望まれるなら、セミナーで自分の心の整え方を学ぶことを、検討してみてください。
私はメンタルヘルスセミナーで、自分の心を癒し整えることで、自分と家族を幸せにする方法を教えています。
今回の記事でもお感じのように、子供の気持ちは、自分の気持ちを冷静に振り返られるようになることで、親として受け止められるようになってきます。
そのためにも、まずは自分の中の蟠りや、過去のトラウマを癒すための方法を学んでいきましょう。それが結果的に、子供のと向き合う上で、心に余裕持たせてくれるのです。
【同じ悩みを抱えた方の声】
最近になって不登校になりがちの小5の娘のことが心配で、何とかしたいと思ってもどうしていいのか分からず、ブログをみて参加させいただきました。 あれから1週間・・・
エピローグ:ある日の娘との会話

先日、高校に入ったばかりの娘から、進路の相談を受けました。
高校卒業後の進学はどうするのか、将来の仕事について、どうすれば成りたい仕事に付けるのか、相談してきたのです。
娘からの将来についての相談
学校で友達に、将来の進路について自分が成りたい職業の話をしたら、「その仕事に就けない時のことを考えといた方が良いよ」と言われたそうです。
それを聞いて心配して、「自分が成りたい仕事が出来ないこともあるの?」と相談してきました。
そんな時の私の回答はこうです。

すると娘が即座に答えました。

そうだよね!

うん。そうだよ。(全く諦める気が無いんだ。。。)
僕がそうやって生きてきて、今とても幸せだから、君もそうやって生きていけば良いんじゃないかな。
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