井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
私は良く、ご家族の事が心配でたまらないと言うお母さんから、相談を受けることがあります。
今回は、そんなご家族に関する悩みについて、これまでの私の経験をもとに、大切なことをお話ししたいと思います。
私にも息子や娘がおり、これまでにも子育てをしながら、家族のことを心配してきました。それに以前は、義母とも同居していましたから、そんな家族に対する悩みは、私自身でも体験したことです。
でも、私のもとに相談に来られる、お母さん方の相談を伺うと、そもそも根本的なところで躓いているように思うのです。
今日は、そんな家族に対する心配や悩みについて、私なりに感じるところを話した上で、スピリチュアルな改善法をお伝えしていきましょう。
なぜ家族が心配でたまらないのか?
まずは、なぜそれほどご家族の事が心配でたまらないのか、そんな母親としての気持ちから見ていきましょう。
子供達への心配感とは
まず、親としてみれば、子供に対する心配はとても差し迫ったものだといえます。
小学生の低学年や、幼稚園ぐらいの小さな子供なら、なおさら目を離すこともままならないでしょう。
それに、中学生や高校生ともなると、なかなか面と向かって気持ちを話し合えないこともあり、親として返って心配感が募るのも良くわかります。
それに、改めて子供の悩みを聞いたとしても、多少のアドバイスはできたとしても、具体的に悩みを改善できるかと言えば、難しいところもあるでしょう。
家族だからこそ心配で割り切れない
実際には私たち自身も、子供の頃から自分なりに対処することで、様々な問題を乗り越えてきました。
ですが、それがそのまま家族からの相談に当てはまるかと言えば、そうとは限りません。時代も違えば環境も違い、なおさら私たちの学生時代よりも現状は複雑です。
もしこれが、友人などの他人のことなら、そんな悩みや相談も、ただ話を聞いてあげるだけで済むでしょうし、そこまで気に病むこともないでしょう。
ですが家族ともなると、そう簡単にはいきません。身近であるからこそ、心配でたまらないし気持ちが割り切れないのです。
私が感じる家族への助言や手助け
そんな家族の事を心配するあなたに、まずは私のこれまでの経験から、大切なことを最初に言っておきます。
ちょっと厳しい物言いとなりますが、これは心理の専門家としての私の意見であるとともに、自分がこれまで子育てをしてきた経験から言える事です。
ですから、少し痛いと思ってもまずは聞いておいてください。それはあなたがいくら頑張っても、その家族の負担にこそなれ、その人のためにはならないということです。
もう一度言います。あなたがいくら親身になって家族を心配し、手助けをしたり、尽くしてあげても、それはそのご家族のためにはなりません。
それは逆効果なのです。
きっと、それが逆効果になる事をすでに感じられて、この記事をご覧になっているお母さんも、居るのではないでしょうか。
そうわかっていても、家族が心配でたまらないからこそ、何とかしたいと思い、この記事をご覧になっているのでしょう。
幼い子供たちを心配して助けるのは当然のこと
なぜ私が、最初にそこまで厳しく言うのか、それは改めてあなたに考えてほしいからです。
まず、あなたが手助けしてあげたいとか、心配だと思う家族は何歳ですか?
それはもちろん、まだ幼い幼稚園児や小学校の低学年の子供なら、手助けをするのは当然のことだと思います。
まだ解らないこともいっぱいありますし、社会で生活するためのルールを知ることは、身を守る上でも大切です。
それにはまず、親である私たちがお手本を見せて、手ほどきをしながら、一つ一つ教えてあげる必要があるでしょう。それはもちろん当然のことです。
あなたが心配したり不安になる家族の年齢は?
でも、あなたが今まさに不安な気持ちから、思わず口を挟んでしまったり、心配して手を出してしまう家族は何歳でしょうか?
小学校の低学年でしょうか?
いや、幼稚園児ですか?
それともまだ立って歩けない乳飲み子でしょうか?・・・・きっと違いますよね。
もう中学生として、思春期を迎えている子供かもしれませんし、もしかしたら成人した子供や、自分の両親のことなど、大人となっている家族ではないですか?
悩み迷い続ける大きな子供たち
もしかしたらあなたは、「そうは言っても、まだ成人していない子供だから。」と、いうかもしれません。
でも、あなたが家族の事が心配でたまらないからと言って、そのまま口や手を出し続けると、スピリチュアルな意味では、その人の人生の機会を奪い続けることとなってしまうのです。
子供のことを心配し続けたお母さん
私は以前に、40代後半の息子さんを連れて相談に来られた、70代のお母さんとお会いしたことがあります。
お母さんは「一人息子が引きこもっているので、何とかしたい。」と、私のところに電話して相談に来られました。
その模様は「子育ての悩み相談 お母さんが最優先ですべきこと」でも、詳しく紹介した通りです。
そしてある時には、社会人になったばかりで、鬱になってしまった青年の相談も受けました。彼はこう言っていました。
失敗したことが無かった青年
家が事業をやっており、今まで父の言うとおりに勉強して、進学して、すべて上手くいきました。
でも、いざ社会人になって就職したら、全然上手くいかないんです。僕はどうした良いのでしょう。
彼はすべてを、父親の言うとおりに、従順にこなしてきた優等生です。きっと自慢の息子さんだったのだと思います。
でもその結果、いざ社会人になってみたら、自分で物事を決められずに小さなミスを犯し、それが人生で最初の挫折となってしまったのです。
そのたった一度の小さな失敗で自信を失い、不安でどうしていいのか解らなくなり、立ち直れずに、自宅に引きこもってしまいました。
私がこちらの「自分の人生に責任を持つスピリチュアルな意味」でも指摘したように、自分の人生の責任を家族である父親に、すべて委ねてきてしまったのです。
だから、いざ自分で選択しようとした時に、失敗が怖くて何もできなくなってしまうのです。
子供や家族を同じように心配していませんか?
例えば、もしあなたの心配している家族が、あなたの子供ではなく、兄弟や親であったとして、あなたは同じことをしていませんか?
彼らの心配をして、手取り足取り一つ一つサポートして、彼らの将来を心配していませんか?まるで自分のことのように、いや、自分のこと以上に。。。
残念ながら、あなたが彼らの将来を心配しているなら、それはあなたが彼らの人生を背負っているということになります。
それは無意識に、彼らの人生の主導権を、奪っていることになるのです。
もちろんあなたには、そのつもりがないことは良く解っています。
でもあなたが手を出しているのなら、スピリチュアルに見れば、彼らの人生における成長の機会を、奪ってしまったこととなるのです。
私が家族との向き合ってきた経験
まだ子供が小さなころ、私は良く家族で近くの運動公園に行って、遊具で遊ばせていました。
でもその時には、手を差し伸べて、子供を遊具の上に乗せるようなことは、決してしませんでした。
無邪気で素直な子供たち
まだ幼稚園の息子やそれより小さな娘は、周りの小学生が遊具に上がってくのを見て、自分も上にあげてほしいと、何度も手を出して来ました。
でも公園の遊具は、子供たちが自分で上がれるようにならなくては、危険な遊び道具なのです。
その遊具に上がれるだけの体格や、腕の力が養われていないと、落ちてケガをする可能性があります。
逆に自力で上がれるようになった時には、もう心配いりません。その遊具で少しぐらい落ちても、大きなケガはしないように作られているのです。
その時には、安全に遊べるだけの身体が、しっかりと出来上がっています。
親として我慢すること
子供たちにせがまれれば、もちろん親である以上、手を出して助けてあげたい気持ちになります。
確かにまだ小さければ、心配でもちょっと手を出して手伝うだけで、子供たちは喜んで笑顔で答えてくれるのです。
でも登ろうとする息子や娘に、上り方を教えることはしても、持ち上げて乗せることはしませんでした。
応援はしても、手は出さなかったのです。
それと同じです。家族が心配でたまらないからと言って、自分一人ではできないことを、先回りしてやってあげたり、手を差し伸べていたりしませんか?
息子として義理の父の病気と向き合う
私は同居していた義父が、癌で亡くなる時にも、どうしたいのか義父と義母に決めてもらいました。なぜなら人は、自分で選択した結果でないと受け入れられないからです。
自分で決めた結果であれば、その結果がどのような結末でも、その経験から多くを学び、後悔することなく納得して受け入れられるものです。
自分に出来ることは全てやったと納得して、その経験を受け入れ活かすことが出来ます。
でも周りの家族が心配して、良かれと思って決めた選択では、その後の結果によっては、受け入れられないこともあります。
家族の事を心配して、あれこれしてあげるのではなく、信頼してただ見守ってあげることが必要なのです。
スピリチュアルな視点で言えば、それが家族の意思を尊重し、その人生を支えることとなります。
他人の選択は人生で役に立たない
でも、人に決められた選択では、自分に責任が伴わないので、後で失敗したときに、それを決めた家族を恨んだり、その結果を受け入れらないのです。
どうしても心に悔しさや後悔が残ってしまうのです。そしてたとえ、上手く物事が進み成功したとしても、再び同じような選択に迫られたとき、同じようには決められません。
自分で選択していないから、成功体験としても活かせないのです。あの青年のように。。。
それでは、人生で何よりも貴重な経験を、何一つ積み上げることなく生きるのと同じです。心がまったく成長できないのです。
家族のことが心配な気持ちの改善法
ではあなたが、家族の事を心配しないでむすようになるためには、どうすればいいのでしょうか。
ここではそんな気持ちのスピリチュアルな改善法を見ていきましょう。
可愛い子には旅をさせよ
もし雛を育てる親鳥が、成長して巣立った雛鳥を心配して、餌を運び続けていたらどうなりますか?
きっとその雛鳥は、一生餌の取り方を覚えないでしょう。その結果、巣立ちをしたものの、親鳥がいなければ餌をとれずに、死んでしまうことでしょう。
とても冷たい言い方かもしれませんが、それが生きる術を身に着けられなかった結果です。
ですから、そうならないためにも、あなたは自分の家族への心配感を癒し、口や手を出す事をやめて手放してあげる必要があります。
昔から「可愛い子には旅をさせよ」といいますが、まさに一人でも生きていける力が必要なのです。
そのためにも、子供のうちからできる限り自分で選択させて、その結果を受け止められるように、親として見守っていきましょう。
家族の心配をして人生の責任を背負ってはいけない
でもだからと言って、私も悩み苦しんでいる家族に、手を差し伸べるなとは言いません。
あなた自身の人生の選択として、あなたが出来る限りのことをすればいいと思います。
でも決して家族が心配でたまらないからと言っても、彼らの将来に対する責任を背負ってはいけません。
それは、彼らの人生における選択を肩代わりして、あなたが彼らの人生を背負ってはならないということです。
スピリチュアルな視点で見ても、この「自ら選択する」ことが、その人の心の成長にとても重要なのです。
フラワーレメディで家族への心配感を癒す
もしあなたが、ここまでの内容を聞いても、やはり家族のことが心配でたまらないなら、それは家族の問題ではなく、あなた自身の心の問題です。
ですから、そんな時には最優先で、自分自身の不安な気持ちを解消しましょう。
私たちが感じている不安や心配は、日頃のストレスが原因ででてくるものです。そしてそれはフラワーレメディなどを利用することでも解消できます。
特にご家族のことが心配なら、レッドチェストナットとインパチェンスが、特に役立つことでしょう。この2種類をブレンドして利用すれば、自然と家族への心配感は消えて、信頼して見守れるようになります。
フラワーレメディは、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて6滴入れましょう。2種類をブレンドする時には3滴×2種類で利用してください。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&問診表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
自分では改善できない人は専門家に相談
さらには、どうしても自分の心の中の、家族が心配な気持ちに振り回されてしまうのなら、専門家のもとで具体的に改善していきましょう。
この家族を心配する気持ちは、とても衝動的なものなので、あまりにもその気持ちが強い方は、自分一人で対処することは難しいと言えます。
ですからそんな時には、無理せずに心理の専門家に相談して、シッカリと取り組んでいきましょう。
心理セラピーなどのセッションを受けるのも良いでしょうし、セミナーなどで心の整え方を学ぶことでも、そんな自分の心配感を改善することができます。
あなたのご家族のためにも、あなた自身の心配感を早急に癒してしましょう。
スピリチュアルな意味でも、私たちが親としてできる最善の努力は、子供を信頼して見守れる親になることなのです。
あなたが家族のために出来ること
スピリチュアルなことを言えば、私たちには誰一人として、他人の人生を変えることはできません。それはたとえ家族であってもです。
出来ることは、その人の人生に寄り添い、共に歩むことだけです。でもそれだけでも、とても心強い助けになると私は思うのです。
子離れをする本当の意味
そして親としては、責任を持って子供を手放す必要があります。子供の人生は、親のものではないのです。
それは、こちらの「子離れできない母親のために心理の専門家が示す5つの対処法」で、私自身の実体験についてお話したようにです。
ですから逆を言い返せば、あなた自身の人生も、決して家族のためにあるのではありません。
あなた自身が幸せになるために、人生という時間があるのであって、その中で家族とともに過ごす喜びや幸せを、あなた自身で実現すればいいのです。
家族のことが心配でたまらないままでは、たとえ一緒に過ごしていても、あなたもご家族も本当に幸せだとは言えません。
あなたの幸せは、家族を安心して見守れるようになってこそ、得られるものではないでしょうか。
心配するより家族として出来ること
そしてもうお分かりのように、心配して手を差し伸べるよりも、親として子を信頼し、見守ることの方が何倍も難しいものです。
でもそれが、親の役割であり、親として学ぶべきことでもあると言えるでしょう。
私たちがいかに頑張ったところで、変えられるのは自分の人生だけです。でもその人生を見て、子供が育ち、成長していくことを、決して忘れないでください、
そう、あなたが身をもって示せば、子供も他の家族も、それを見て学んでいくのです。
だからこそ、あなた自身が家族のために、自分の心の幸せを実現してみせる必要があるのです。それを忘れないでください。
【同じ悩みを抱えた方の声】
最近になって不登校になりがちの小5の娘のことが心配で、何とかしたいと思ってもどうしていいのか分からず、ブログをみて参加させいただきました。 あれから1週間・・・
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以前には、こちらの「思春期の中学生が母親の言うことを聞かない心理的な理由」で、思春期の子供たちへの向き合い方についても書きました。