井上直哉
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こんにちは、心理セラピストの井上直哉です。
今回お話しするのは、私たちの心の奥深くに根ざした、「なぜそれほどまでに、自分には価値がないと感じてしまうのか」という切実な問いについてです。
例えば、あなたにはこんな心当たりはありませんか?
自分の価値が分からず、いつも自分より他人を優先してしまう。恋愛において過度に依存的になり、相手に衝動的に愛情を求めてしまう。
無意識に人に尽くしすぎてしまい、家に帰ると泥のように疲れ切って眠ってしまう。
もしあなたが、そんな風に自分の存在価値を見失い、周囲の評価や反応に一喜一憂して疲弊しているのなら、そこには明確な心理的理由があります。
それは、あなたがそもそも「自分」という存在を自覚できていないからであり、もっと厳しい言い方をすれば、幼い頃に「自分という存在を自覚する機会」を与えられなかったからなのです。
これは「情緒的ネグレクト」と言われる、育成過程での問題が起因していることがあります。そこで今回は、そんな自分に対する無価値感について、なぜそんな問題が起きてしまうのか詳しく見てきましょう。
<目 次>
ある女性からの相談事例
まずは、ある方からいただいた切実なご相談内容を一緒に見ていきましょう。
人への貢献でしか存在意義を感じられない

自分に価値を感じないとは
ご相談ありがとうございます。自分に価値が無いと感じられて、自信が持てないのですよね。
子供の頃から、両親から関心を向けられなかったことが、影響しているのではと感じられて。それが原因としても、どうしたらいいのか分からないのだと思います。
確かに、「情緒的ネグレクト」とは、子供への無関心による心理的な育児放棄ですが、それがどのように影響して居るのかは、分からないですよね。
ではそれにより、どんな問題が置きており、どう改善していけばいいのか、一緒に見ていきましょう。
情緒的ネグレクトの心への影響
では情緒的ネグレクトを受けると、どんなことが起きるのか見ていきましょう。
情緒的ネグレクトとは「心の孤立」の状態
情緒的ネグレクトとは、親による子供への無関心や、感情を拒絶する行動などを指します。
具体的には、親が仕事で手一杯で子供に意識を向けられなかったり、物理的に一緒にいても会話がほとんどなかったり、面倒を見てもらえなかったりすることです。
たとえ日常的な言葉のやり取りがあったとしても、「感情や心の交流」がない状態であれば、それは情緒的ネグレクトに該当します。
中には、両親が精神疾患を患っており、子育てができる心理状態ではなかったというケースもあります。
本来であれば、子供は親からの愛情や適切な関心を向けられうことで、スクスクと育ちます。しかし、その「心の栄養」が一切与えられずに育ってしまうと、色々な問題が起きるのです。
「自分を自覚できない」という問題
ポイントは、情緒的ネグレクトの家庭で育つと、「子供として自分自身の存在を自覚できない」という根本的な問題が生じる点です。
私たち人間は、無意識のうちに「周りに認識され、関心を寄せられること」で、自分がここに存在しているという実感を客観的に得ています。
例えるなら、暗闇の中で、あなたがどれほど強い光を発していたとしても、その光を反射し、受け止めてくれる鏡や壁(存在)がなければ、あなたは自分が光を発していることさえ自覚できないのと同じです。
親という存在が子供に関心を向けないということは、子供にとって「自分を映し出す鏡」がない状態なのです。その結果、自分という存在の実感が非常に希薄になり、「自分には存在する意味がない」と感じてしまうのです。
孤独を埋めるための「承認欲求」
自分の存在実感が薄いまま大人になると、その影響である心理的な問題が起きてきます。それは、自分へと目を向けてもらおうとして、周囲に尽くしすぎてしまうのです。
その結果、時には疲れ果てて、何も気力が残っていないと感じるほどの、エネルギー不足に陥ってしまうのです。
それは、あなたが心の底で「自分が存在してもいいんだという確証」を、必死に求めているからです。
別の言い方をすれば、心の奥底に沈殿している「耐えがたい孤独」を埋めたいという、無意識の衝動があなたを動かしているのです。
自分に価値を感じない理由
今回の「自分に価値を感じない」という問題には、大きく分けて2つの要素が絡み合っています。
1、自尊心の決定的な欠如
1つは、自尊心の欠如により、自分を大切にできない、自信が持てないという問題です。
これは幼い頃に、自分自身を認識する機会が少なかったために自己認識が出来ておらず、自尊心が育たなかったためです。
以前にこちらの「自尊心を高める方法!心理の専門家が自尊心が低い原因を解説」では、そんな実例について詳しく解説しました。
先にお伝えしたように、周囲からの関心が得られなかった事で、自分という存在がぼやけてしまっているのです。
2、孤独を埋めるための承認欲求
もう1つは、相手の関心を惹きつけるために、過剰に尽くしすぎて、自分を犠牲にしてしまう衝動的な行動です。
潜在的に深い孤独感を持っているために、その孤独を埋めようと、無意識に相手からの関心を求めてしまいます。
相手との関係が冷めて、再び凍りつくような孤独を味わないようにと、相手に依存したり、相手からの要求を断れなくなってしまうのです。
これらの2つの要素が、日常生活の中であなたを翻弄し、心を不安定な状態に置いているのです。
自分の価値を取り戻す改善法
では、こうした「情緒的ネグレクト」による心の傷を、どのように癒し、改善していけばよいのでしょうか。具体的な4つの方法をご紹介しましょう。
1、感情を浄化する「自己承認」の習慣
まずは、日々の中であなたが感じている「孤独」や「寂しさ」、そして「誰かに求めたい気持ち」を、自分自身で認めてあげることから始めましょう。
やり方は至って簡単です。寂しさを感じたときには、そっと自分の心に、「今、すごく寂しいって思っているんだよね」と、語りかけてみてください。
それとか、「認められたいと思っている気持ちがあるな」とか、「相手に求めてしまう気持ちが、確かにあるよね」など、このように、今の気持ちをありのまま認識し、言葉にして語りかけます。
するとそれだけで、その感情は浄化され癒されていきます。もし忙しくてその場でできない時は、夜寝る前や通勤電車の中、一日の終わりに思い返して実践してもOKです。
なお、詳しい自己承認のやり方は、こちらの「やる気が出ない時に心をスピリチュアルに回復させる方法<自己承認>」を参考にしてください。
2、フラワーレメディを利用する
感情の波が強すぎて、自分一人で受け止めるのが難しい時には、フラワーレメディを利用して、より積極的に癒していきましょう。
パインは、「自分を責める気持ち」を癒し、自分自身の価値を再認識させてくれます。使うことで、「自分は価値ある存在なんだ」という実感が得られるでしょう。
またチコリーを一緒に使えば、「どうして私のことを見てくれないの?」という、相手に衝動的に求めてしまう気持ちや、心の奥底にある枯渇感を癒してくれます。
これによって、相手に対して冷静に、程よい距離感で向き合えるようになります。
フラワーレメディの使い方はこちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」を参考して下さい。
3、専門的なスキルを学び自分を癒す
情緒的ネグレクトの問題は、生まれて間もない頃からの根本的な親子関係によって、無意識の内に出来上がってしまった問題です。
そのため、気が付いたらそうなっていたというように、衝動的に動いてしまうことが多いでしょう。
ですので、自分一人で取り組むことに限界を感じるなら、無理せずに専門家について、心理セミナーなどで専門的なスキルを学びましょう。
正しいやり方を学び、日々の生活の中で自分を癒すことが、より確実に改善して行くことへと繋がります。
4、心理的な資料で学ぶ
また、私は公式LINEでは、「【今すぐ出来る!】人間関係を劇的に癒やす方法」などもお配りしています。
これらの資料を御覧になれば、今の周囲の人との関係性を変えるとともに、自分自身の心を癒していくことが可能です。
まずは、こちらの資料を参考にして、自分の心にどのように取り組んでいけば良いのか学んで下さい。
- 【今すぐ出来る!】人間関係を劇的に癒やす方法
- 【人生の目的とは】やりたいことの見つけ方
- 【即迷いが消える】人生における正しい選択
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存在すること自体に価値がある
では最後に、こんな事をお伝えして終わりにしましょう。
外界をみて自分を認識すると
先ほど、光を映し出す存在がいて、初めて自分を自覚できるとお話ししましたが、現実生活においては、私たちの意識は常に「周りで起きること」や「他人の反応」に向いています。
そして、それらを通して自分を知ろうとしています。
でもそのやり方だと、周囲の環境や相手の機嫌によって影響を受けてしまい、自分という存在がグラグラと揺らいでしまいます。だからこそ、視点を変えてみてください。
外の世界に映っている自分を頼りにするのではなく、そもそも自分の内側にある自分自身の心に、意識を向けてあげるのです。
自分を認識すること
それが「内観」であり、自分を知るための取り組みです。自分の感情を一つひとつ丁寧に認識して、癒していくことへと繋がります。それにより、あなたは本当の自分自身を知ることが出来るでしょう。
そして「私は、何かができるから価値があるのではない。ここに存在していること自体に、絶対的な意味と価値があるんだ」と気付けます。
この気づきこそが、あなたを揺るぎない心の安らぎへと導いてくれる最終的なゴールです。そのための第一歩が、今のあなたの気持ちをただ「認識」し、「承認」してあげることです。
小さな一歩ですが、それはあなたの人生を根底から変える大きな一歩になります。その事を忘れないで下さい。
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私は自分に価値があるように思えないんです。自分をどうしても大切にできません。唯一の喜びといえば、仕事で誰かの役に立つことくらいです。
周りからはよく『優しいね』と言われます。でも自分では分かっているんです。人を優先することでしか、自分の存在意義を感じられないのだと。
振り返ると、私の両親は私に対してとても無関心でした。昔から家ではほとんど会話がなく、学校のことや勉強についても口出しされたことがありません。良い点を取っても褒められた記憶がなく、逆に成績が落ちた時でさえ何も言われませんでした。
父は仕事で帰りが遅く、母も夜遅くまで働いていました。両親に余裕がないことは子供ながらに理解していたつもりです。でも最近『情緒的ネグレクト』という言葉を知り、それが原因ではないかと感じています。