井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
先日、ある方からお問い合わせをいただき、少し気になったことがありました。それはネガティブな感情との向き合い方についてです。
その方は自分のネガティブな感情を、口に出したくないと言い、上手く言葉にも出来ないと言っていました。
私たちはとかく、自分のネガティブな感情を否定して、あまり見ないようにとしがちです。
ですがそれでは返って、ストレスを溜めることになり、精神的な落ち込みを招きやすく、肉体的な健康を損なうことに繋がりかねません。
ですから今回は、そんな自分の中のネガティブな感情と、どう向き合っていけば良いのかを、スピリチュアルな視点からお話しして、対処法もお伝えします。
自分にも、そんな否定的な感情があると感じる方は、ぜひ最後までご覧ください。そうすれば少なからず、あなたの感情への向き合い方も変わってくるでしょう。
<目 次>
ある女性からの相談実例
まず最初に、ある女性からいただいた、自分の中のネガティブな感情についての相談を、簡単に紹介しましょう。
女性からの人間関係に関する相談
彼女が求めていたもの
この「私は悩みを聞いて欲しいわけではなく、解決して欲しかった」という気持ち、とても良く解ります。
本当はそんな自分を認めて欲しかったのではなく、どうすれば自分の人間関係の悩みが、具体的に解決するのかを知りたかったのでしょう。
もしそれが、すぐに無理だというのなら、なぜ自分が感情的に動いてしまうのか、その原因や対処法だけでも教えて欲しかったのだと思います。
確かにオーラ診断を受ければ、そんなネガティブな感情の原因も明確になるでしょうし、その内容を録音して聞き返すことでも、自然と人間関係の悩みも、解消されていくでしょう。
ただここで、あえてその原因の1つを明確にしておくとしたら、それは彼女の「自分のネガティブな感情を口に出したくない」という点です。
彼女が持っていた心理的な原因
自分の心の中の否定的な気持ちが、嫌なことはとても良く解りますし、それは誰しも同じように感じるものです。
でもそれを出したくないという思いは、返って彼女の中にネガティブな感情を溜め込むこととなり、自分を苦しめる結果に繋がってしまいます。
それでは日を追うごとに、自分の心に否定的な気持ちが溜まってしまい、深い落ち込みや苛立ちに襲われ易くなるのです。
それがまさに、最初に言っていた「凄くイライラ」や「強い劣等感や自己嫌悪」を、味わうという体験だといえるでしょう。
人は、否定的な気持ちを心の中に押し留めるほどに、それらの気持ちに返って敏感に、反応しやすくなってしまうのです。
すると日常の些細なことで、感情的になりやすくなり、さらにストレスを感じることになります。
そもそも私たちの感情とは何か?
そんなネガティブな感情への向き合い方や、対処法についてお話する前に、そもそも私たちの感情とはどのようなものか、少しスピリチュアルな視点から解説しておきましょう。
感情とはプリズムで光が解れるのと同じ
元々、私たちが生まれた時には、「泣く」か「喜ぶ」というシンプルな感情だけを持って、生まれてきました。
これは、感情を光に例えるなら、光があるか無いかというほどシンプルな心の反応であり、感情だといえるでしょう。
でもそれが成長していく過程の中で、様々な経験をし、様々な知識を学び、細分化されていきます。
それはあたかも、一筋の光がプリズムによって、何色もの光に分けられるかのようです。
知識や知恵がプリズムの役割を果たす
私たちは知識と経験によって学び、判断力や記憶力というプリズムを通して現実を認識します。そして様々な気持ちを感じ、様々な思いを抱き、自分の個性を作り上げるのです。
人間以外の動物が、多少のシンプルな感情は持っていても、人間のように複雑に感じられないのは、この知識や判断力がないからです。
でも人は、頭脳を発達させて知識や判断力を得ることで、自分の感情を細分化して認識できるようになり、同時に複雑な感情を持つこととなりました。
結果的にそれが、私たちの人生において認識できる、多種多様な感情の源泉となっているのです。
ちなみに、スピリチュアルなオーラの色とは、私たちが持つさまざまな感情によって、色付いているともいえるものです。
その中でもネガティブな感情は、深く濃い色として見えることが多いです。
感情により生活に彩りと豊かさが生まれる
私たちが認識できるようになった感情は、必ずしも否定的なものばかりではありません。
多種多様な感情を感じられるということは、情緒豊かに物事を認識できることでもあります。ですからそれだけ生活には彩りが生まれ、心の豊かさが感じられるようにもなったのです。
その結果、私たちの生活は他の動物たちに比べ、物質的にも色彩豊かで、情緒溢れるものとなったといえるでしょう。
ですから感情とは、スピリチュアルな視点から見れば、私たち人間が文明的な生活を営む上で、心豊かに物事を認識するための能力だといえるのです。
感情には最初から、ポジティブな感情もネガティブな感情も存在せず、より現実を多彩に感じ取るための能力に過ぎないのです。
なぜネガティブな感情ができるのか?
ではなぜ感情は、ポジティブな感情と、ネガティブな感情に振り分けられてしまうのでしょうか。
そして、どうしてネガティブな感情が生まれてしまうのか、ここからは、その点についてお話ししていきましょう。
ポジティブな感情とネガティブな感情の違い
まず、先ほど話した通り、感情をポジティブとネガティブに分類しているのは、私たち人間の価値基準(知識や経験)です。
きっとあなたもお解りのように、ポジティブな感情とは喜び、笑い、感謝、愛情など周囲に良い影響を与えるものだといえます。
逆にネガティブな感情とは、怒りや悲しみ、寂しさや疑い、嫉妬や妬みなど、自他ともに否定されがちな不快に感じる感情のことです。
これはひとえに、私たちが集団生活を送る上で、周囲への影響が少なく扱いやすい感情か、そうでないのかによるといえるでしょう。
それにネガティブな感情ほど、コントロールは難しく、誰もが衝動的に動いてしまいものです。
ストレスで感情が濃くなる
では、なぜコントロールが難しいネガティブな感情が、私たちの心の中に出来上がってしまうのか。
それは本当なら善悪のない、多彩な感情に過ぎないのに、私たちの知識や経験により、ネガティブなものと決めつけ、心の中に抑え込むからです。
感情は、何度となく溜め込まれることで、折り重なるように色が濃くなり、そこに留まる感情も強い情動へと変わっていきます。
最初は些細な苛立ちも、我慢するたびに怒りから、憤りへと変わり、次第に激昂や憤怒となり、時には嫉妬や憎しみへと変わってしまうのです。
だからこそ、人はストレスが溜まることによって、感情がより強い衝動となり、コントロールできなくなってしまうのです。
心が荒んでいると感じる
さらには、我慢すればするほど、感情のエネルギーが溜め込まれてしまうので、なおさら人前で感情を出せなくなってしまいます。
時には、あまりにも多くのネガティブな感情を溜め込み過ぎて、その感情を自分自身だと思い込み、心が荒んでいると感じてしまうのです。
ですが実際には、スピリチュアルな視点から見れば、あなたの心が荒んでいるのではなく、ネガティブな感情が溜まっているだけすぎません。
それらの否定的な感情さえ浄化してしまえば、あなたの中のネガティブな思いも自ずと消え去り、心に潤いを取り戻せるのです。
あまりにも多くの、ネガティブな感情を我慢してしまうと、時には何をしても楽しめないという、無感情な心理状態になっていきます。
こちらの「何をしても楽しくない人の心理的な原因」でも解説しましたが、否定的な感情を抑え込むと、ポジティブな感情も感じにくくなるのです。
感情とのスピリチュアルな向き合い方
それでは、そんなネガティブな感情と、どのように向き合って行けば良いのか、その点についてスピリチュアルな視点からお話ししましょう。
感情は自然なもの
まず最初に心得て置くべきことは、ネガティブな感情であったとしても、それはあくまで自然な心の声だということです。
でもだからと言って、カウンセラーのように、そんなネガティブな感情を持っている自分を、「ありのままの自分で良い」と受け入れなさいとは言いません。
それが出来ないからこそ、人は悩みそんな自分を時には責めて、落ち込んでしまったりするのですから、ありのままで良いと言われれば、逆に絶望感を感じてしまうのは当然です。
ですからそんな時には、まずネガティブな感情を持っている、自分がいることを認知しましょう。
感情を、空の天気とおなじものだと考えて、自分の心に当てはめてみると、比較的受け止めやすいですよ。
晴天は喜び、怒りは雷、悲しみは雨、寂しさは曇り空。妬みや憎しみは雷雨でしょうか。感情とは、あなたの心のお天気もようなのです。
感情は認知すると解消される
ここでいう認知するとは、人前で口にすることは我慢しても、心の中にそんな感情があることを認識してあげることです。
そのネガティブな感情を、良しとするのではなく、ただ「自分の中に、怒りや妬みが確かにあるな」と、今ある感情を認識してあげればいいのです。
実はそれを何度か心の中で繰り返すだけで、私たちの感情は心に溜まることなく、自然と消え去っていきます。
感情とは、自分でその気持ちを認知するだけで、取り払えるものなのです。
例えば、「私の心の中に、雷のような怒りの気持ちがあるな。」とか、「雨雲のような憂鬱感があるな」とか、「嵐のような憤りがあるな」などと受け止めてもいいですね。
承認できなければ認知でOK
これは本来、こちらの「やる気が出ない心をスピリチュアルに回復させる方法<自分を認める自己承認>」でも解説した、「自己承認」という心の問題への対処法です。
でも先の女性の実例のように、自分のネガティブな感情を承認しろと言われても、なかなか受け入れられるものではありません。
ですからそんな時には無理せず、「ネガティブな気持ちが在るな」と認知するだけでも十分です。
これなら、ネガティブな自分を受け入れる訳でも、許可するのでもなく、今はまだネガティブな気持ちがあるんだなと客観視できることでしょう。
ポイントは、ネガティブな感情が湧き上がってきても、スピリチュアルに見れば、天気が荒れているのと同じ、心の自然現象だと思うことです。
その感情を感じることは、当然のことであり、自然な心の反応なのです。
ネガティブな感情を浄化する3つの対処法
ネガティブな感情と、どのように向き合えばよいのか解ったところで、溜まってしまった感情を浄化するための、スピリチュアルで具体的な対処法を紹介しましょう。
1、瞑想による対処法
私たちの心の中に溜まった感情は、睡眠中に見る夢によって、ある程度癒されていきます。
ですがそれは、あくまで日常生活を送る上で、最低限の癒しといえるもので、根本的な問題の解消にまでは至りません。
ですからもしあなたが、自分の心からネガティブな感情を取り除き、浄化したいと望むなら、瞑想などの心を整えるワークに、積極的に取り組んだ方が良いでしょう。
詳しくはこちらの「【完全版】グラウンディングのスピリチュアルな意味とその効果とは?」で、グラウンディングの瞑想法を紹介しています。
瞑想は私たちの心に溜まったストレスを浄化してくれる、とても簡単な方法です。
特に心の成長を促すスピリチュアルなワークでもありますから、ぜひ生活の中に取り入れてみてください。
2、フラワーレメディよる対処法
さらに、自分の心を強力に浄化したいと望むなら、ホリーとクラブアップルの2種類のフラワーレメディを利用すると良いでしょう。
ホリーは、あなたの対外的な怒りや憎しみなどの感情を、強力に浄化して本来のニュートラルな状態へと戻してくれます。
またクラブアップルは、自分に対する否定感を浄化してくれるので、両方を同時に使うことで、内と外の両面から癒しを進めてくれます。
それにより、心の中にストレスとして溜まったネガティブな感情を強力に浄化して、本来の穏やかな感受性を呼び戻してくれるのです。
フラワーレメディは、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて6滴入れましょう。2種類をブレンドする時には3滴×2種類で利用してください。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
3、メンタルヘルスセミナーによる対処法
そしてさらに、自分のストレスを癒して心を整えたいなら、心の専門家に相談するのが一番早いです。
自分一人では、どうしてもネガティブに考えてしまって、良いイメージができなくても、専門家のもとであれば、あなたの気持ちをリードして改善してする手助けをしてくれます。
きっと、いきなり自分一人で、「ネガティブな感情と向き合いなさい。」と言われても、やは戸惑いはあるでしょう。
ですからそんなときには、心理セミナーや個人セッションなどで、シッカリと専門家とともに取り組めば、なおさら確実に自分の心を癒してくことが出来るのです。
私のセミナーでも、多くの人がそんな心の問題を解消していますよ。
心の中のネガティブな感情を洗い流してしまえば、荒んでいると感じていた心も潤って、自ずと現実は整っていくものなのです。
感情と共に二人三脚で生きる
私たちにとて感情とは、切っても切れないものであり、一生共に人生を歩んで行くパートナーともいえる存在です。
それはもちろん、ポジティブな感情も、ネガティブな感情もです。
ネガティブな感情は自分で癒す
これまでの解説からも解るように、感情とは元々ニュートラルなもので、私たちの生活に彩と豊かさを感じさせてくれる、とても自然な人としての感性だといえるでしょう。
それは私たちの人間の、知識と経験から導き出された自然な情動であり、それ自体が私たちの個性の一部ともいえるものです。
でもだからと言って、自ら忌み嫌うネガティブな感情を、自分の心の一部として、無理やり受け入れる必要はありません。
それはトラウマやストレスの影響に他ならず、自分を癒すことで、意識的に取り除くことが出来るものなのです。
安住の地はあなたの心の中にある
私たちはどこかで、感情とはコントロールが効かない、暴れ馬のようなものだと思っています。
自分では贖うことが出来ない強い情動で、後で後悔して自責の念に苦しむような、扱いの難しい自分の欠点だと思いがちです。
でもそれは違います。スピリチュアルな視点で見れば、本来は繊細で彩り豊かな感情が、単にストレスなどにより偏り極端になているだけなのです。
ですからそんな感情の偏りを整え、本来の感受性を取り戻すためにも、私たちは積極的に自らを癒し、心を整えられるようになる必要があります。
私たちが望む、ポジティブで心穏やかな生活は、世界のどこかの国や未来にあるのではありません。今現在の自分の心を癒し尽くした、あなたの心の中に存在するのです。
【同じ悩みを抱えた方の声】
私は昔から「自分を大切にする」方法がよくわからなくて、いつもネガティブに物事をとらえがちでした。だから仕事が終わって家に帰ると、一人でもんもんと落ち込んでばかり・・・
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私は今人間関係で悩んでます。
自分の希望する返事が貰えなかったり、無視されたりすると凄くイライラして、その瞬間にその人が嫌いになってしまいます。また常に他人と自分を比べて強い劣等感や自己嫌悪を感じています。
悩みはいっぱいあるのですが、自分のネガティブな感情を口に出したくないし、上手く言葉に出来ないので、できればそちらのオーラ診断で、悩みの原因を特定して解決をしていただきたいです。
以前にカウンセリングを受けに行った時に、思い切って悩みを打ち明けたのですが、担当のカウンセラーに「あなたはそのままでいいんだよ、今のままの自分でいいんだよ」と言われ、絶望しました。
私は悩みを聞いて欲しいわけではなく、解決して欲しかったのです。