井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
あなたは日常生活で、不安を感じたときに、どんな風に対処しますか?
私は自分が不安を感じると、いくつかの方法で、その不安を取り除き解消します。今日はズバリ、私自身が実践している、不安感の解消法をご紹介しましょう。
今回お伝えするのは、心理やスピリチュアルに詳しくなくても出来る、シンプルな不安を取り除く方法です。
この方法を練習して慣れてさえしまえば、あっという間に不安な状態から、抜け出すことが出来るようになります。
ぜひ、日常で不安を感じた時には、この記事を見て実践してみて下さい。
不安感を解消するための考え方
まずは、自分の不安感と向き合う上で、幾つか心得ておくべきことをお話しします。
このことが解っていないと、何をしても元の木阿弥で、不安を取り除くことができないまま、不安な気持ちに翻弄されてしまいます。最初にそんな大切な考え方からお話ししましょう。
脳は不安を感じると原因を探す
まず私たちの脳は、不安を感じるとその瞬時に、原因と思われることを記憶からピッキングします。
それは私たち自身が、思考することで問題を解決することを、ずっと教育されてきたからです。
問題解決の思考が習慣となており、不安を感じると、無意識に問題を探し出して、解消しようとするのです。
でも実際には、多くの場合、その問題は簡単に解消できるものではありません。それに、たとえ解消出来たと思っても、また別の不安な問題が浮上してきます。
「不安な感情」と「問題」は別である
そこで大切になってくるのが、この考え方です。
大前提として、不安の原因となる問題とは、脳が適当な原因を、過去の記憶から決めただけだ、ということです。
不安を感じた瞬間に、色々な原因が思い浮かんで気になっても、その時に我に返り、強く意識するのです。「この不安は、この問題が原因ではない!」と。
不安を感じてアタフタしている時に、一歩立ち止まって、そのことを思い出すのです。
そして自分に問い掛けます。「この不安感は、本当にこの出来事が原因なのだろうか?」と。一度そう思えれば、不安感を冷静に、受け止めることができるようなります。
夢から解る不安感と問題が別々な理由
なぜ不安の原因となる問題を、脳が適当に持ってきただけだと言うのか、それは私たちが睡眠中に見る、夢を理解すれば解ります。
夢とは、私たちが日常で感じたストレスを、解消するために見るものです。
夢で見る内容が非現実的なのは、脳が解消したい感情に見合った記憶を、無作為に当てはめるからです。だから夢はあれほど象徴的なのだと言えます。
それと同じことが、私たちの日常でも起きおり、不安を感じると、それに相応しい記憶が脳裏に浮かぶのです。
こちら「悪夢の原因とスピリチュアルな対処法!怖い夢や嫌な夢ばかり見る心理」にも書きましたが、私たちは夢を見ることで、日中のストレスを解消しています。
ちなみに、スピリチュアルに見れば、寝相が悪いのも、ストレスを解消しているからなのです。
不安の原因に意識を向けない
大切なことは不安を感じた瞬間に、その不安感に翻弄されて、その原因と思われる出来事に捕らわれないことです。
冷静に考えてみれば、その原因と思われる出来事は、その不安感が襲ってくる前から在ったことだし、今までは気にも留めていなかったことだと思います。
確かにこの問題は在ったけど、つい先ほどまでは、さほど不安には感じていなかったはずです。ですから大切なことはコレです。
不安を感じる → 原因に捕らわない = 冷静な自分を保てる
心に意識を向けて不安感を認識する
不安を感じている時に、原因と思われる物事に振り回されずに、冷静さを保つことができればしめたものです。
後はそのまま、不安を取り除く作業をすればいいだけで、不安の原因と思われる出来事はそのままにして、不安を解消する作業に入りましょう。
不安を感じている心に意識を向ける
あなたが不安を感じているのは、紛れもなくあなたの心でです。あなたの身体といっても良いかもしれません。
まずはその感じている部位に、意識を向けましょう。感じている不安感そのものに、意識を向けるのです。
例えば、不安を感じているのは、頭の中でしょうか?それとも胸の中ですか?それとも両肩でしょうか?
そんな風に、身体のどの部分で不安を感じているのかを、確認してみましょう。
これは面白いもので、人それぞれ、その時々で、不安を感じている、身体の場所が違ったりするものです。
一番多いのは胸や頭ですが、意外と喉とか、下っ腹とか、肩とか、足にもあったりします。
不安を感じる身体の部位を絞り込む
例えば、不安を感じているのが胸ならば、「胸の中」か「胸の表面」か?それとも「背中寄り」なのか?
可能な限り具体的に、その不安を感じている身体の中の位置を、特定してください。
ポイントは、最初は解りにくくても、「このあたりで感じているかな?」程度に意識するだけでOKです。
詳しく場所を特定すれば、その不安感は解消し易くなりますから、出来る限り場所を絞り込んでいきましょう。
不安感の「大きさ」「形状」を明確にしてみる
次に、あなたが感じているその不安感は、どれぐらいの大きさで身体の中に存在するのか、感じてみてください。
例えば、ソフトボールぐらい?バレーボールぐらい?テニスボールぐらい?どれくらいのサイズでしょう?ちょっとその不安感を感じて、想像してみて下さい。
いかがですか?だいたい直径何センチぐらいか、両手でおおよその大きさを示してみましょう。
これから、不安を解消して取り除くにあたって、その不安が、解消前にはどれぐらいの大きさだったのか、明確にしておきたいのです。
具体的に不安感を取り除いて解消する方法
ここまで出来れば、あとはその不安感を取り除いて、解消してしまうだけです。
その作業自体はそれほど難しくないので、一緒に取り除いていきましょう。
具体的に不安感を解消していく方法
あなたは今、両手で不安の大きさを示していることでしょう。もしくはイメージで、その大きさを思い浮かべていると思います。
そしたら心の中で、こう呟いていてください。
「身体の〇〇の部分に、直径〇〇cmぐらいの、不安の塊があるんだな。」
例えるならこんな感じです。
「今、身体の胸の奥に、直径20cmのバレーボールぐらいの不安感があるんだな。」
cmではなく、バレーボールとかソフトボールとか、当てはめて言うのもいいですね。
あくまで不安を取り除くための、少しスピリチュアルなイメージワークなので、あなたの主観的なフィーリングでOKです。
不安感が減りだしていることを確認する
先ほどの言葉を、心の中で50回ぐらいユックリと繰り返して下さい。もちろん、その不安を感じている感覚に、意識を向けてイメージしながらです。
「今、身体の胸の奥に、バレーボールぐらいの不安感があるんだな。」リピート×50回
すると、少しサイズが小さくなっていることに、気が付きませんか?
50回ぐらい繰り返すと、感じている不安感の大きさが、バレーボールサイズから、ソフトボールサイズに少し小さくなったなど。
大きさが多少なりとも、縮んでいるはずです。
不安感が完全に解消するまで繰り返す
少し小さくなっているなと、感じたならさらに同じ言葉を続けます。
「今は、身体の胸の中に、ソフトボールぐらいの大きさの不安感があるんだな。」リピート
サイズがまた小さくなったら、
「今は、身体の胸の中に、テニスボールぐらいの大きさの不安感があるんだな。」リピート
「今は、身体の胸の中に、ゴルフボールぐらいの大きさの不安感があるんだな。」リピート
そして完全になくなってしまうまで、続けてください。何となく、もう無い感じがするなと思えるまで、続けていきましょう。
ここまで実践できれば、もう先ほどまで感じていた不安は消え去っているはずです。これで完了です。
不安感を解消する方法のまとめ
この不安を取り除く方法は、私たち心の専門家が、カウンセリングやセラピーで行っているのと同じ方法です。
感情に意識を向けさせることで、自然と解消へと促していきます。本来は、セラピストとマンツーマンで行うことを、一人でやるのがこの方法です。
不安感を解消するフォーカシング
この解消法は、少しスピリチュアルな、イメージワークとして実践するものですが、その原理は、フォーカシングという手法を使っています。
フォーカシング(焦点合わせ、英語:Focusing)は、臨床心理学者のユージン・ジェンドリンにより明らかにされた、心理療法の過程である。
フォーカシングは人間の体験過程とその象徴化の過程、またそれらを体系化した技法を指す。ジェンドリンは、カウンセリングの成功要因を探る研究の中から、クライエントが自分の心の実感に触れられるかどうかが重要であることを見いだした。そこからジェンドリンは、心の実感に触れるための方法を、クライエントに教える必要があると考え、そのための理論として体験過程理論を構築し、具体的な技法としてフォーカシングを提唱した。
Wikipedia引用:フォーカシング、ユージン・ジェンドリン
感じることで不安は解消される
フォーカシングと言えば、少し難しい専門用語な感じがしますが、簡単に説明するなら、今まさに感じていることにフォーカスすることで、その問題を解消していく心理療法です。
感情とは、感じ尽くすことで、自然と解消されていくものですが、今回の方法は、具体的に不安をイメージとして認識することで、感じ尽くして解消しています。
きっとここまで出来れば、もうお感じのように、不安感の原因だと思っていた現実的な問題が、たとえ何も変わらなくても、不安感は解消してしまうのです。
それを何度か体験して、習得してしまえば、後は慣れです。この方法で、どんどん短時間で、不安感を解消できるようになります。
昔ながらの母親のフォーカシング
このフォーカシングという技法ですが、実は多くの日本人が子供の頃に体験している、感情との向き合い方でもあります。
よく子供の頃に怪我をすると、お母さんが「痛いの痛いの飛んでいけ~」っと何度も繰り返してくれましたよね。するとなぜか、気持ちが落ち着いてくるではありませんか。まさにこれがフォーカシングです。
お母さんは、どこがとか、なぜ痛いのか、どうすればいいのか、なんて言いませんよね。ただ「痛い」という気持ちを明確にして、何度も語り掛けているのです。
すると、「痛いの」「痛いの」という語り掛けにより、フォーカシングとしての効果が発動して、痛みや不安が自然と消えていきます。
最近は「痛いの痛いの飛んでいけ~」なんて、あまり言わないかもしれませんね。心理的にも理にかなった先人の知恵ですから、ぜひ子供に対しても使ってあげてください。
「痛いの」の代わりに、「怖いの」とか「不安なの」とかもOKですよ。
この不安感解消法を進める上でのポイント
せっかくですから、この不安の解消法を使う上での、ポイントを申し上げておきましょう。
- 途中で色々と別なことを考えても、また意識を感じている部位に戻す。
- 始めたら可能な限り最後までやりきる。
- 一人でできないなら無理をしない。
- ユックリと落ち着ける場所で作業を進めていきましょう。
- 最初は上手にできなくても何度でもチャレンジしてみる。
以上です。
不安感の解消をサポートする癒し雑貨
念のため、もし今回解説した、不安感を解消する方法が難しいと感じるなら、こちらの癒しアイテムを使って、取り組んでみて下さい。
諦めてしまわずに、花のエッセンスも利用するスピリチュアルな方法でも、不安を取り除くことはできます。
不安感を解消するフラワーレメディ
イギリスが発祥の、花のエッセンスを利用したフラワーレメディなら、自分で不安や心配感を癒していくことが出来ます。
アロマテラピーのような、花の香りで癒すものではありませんが、エッセンスを飲み物に2,3滴垂らすだけで、自然と心が軽くなっていくでしょう。
おすすめはリバイバルレメディで、不安感を解消する代表的なエッセンスが、5種類ほどブレンドされたものです。不安感を解消するだけなら、これだけでもOKです。
ただ、もし不安が強く、そんな気持ちに翻弄されやすいなら、スィートチェストナットを一緒に利用すると良いでしょう。ブレンドすれば、さらに改善が早くなります。
2種類のフラワーレメディをブレンドするなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて3滴ずつ、合計6滴入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
セラピーやセミナーで不安の元から癒す
今回紹介した、フォーカシングという不安感を癒すための方法は、中級編のメンタルワークなので、少し難しいと感じる方もいることでしょう。
ですから、もし自分の不安感に向き合っていくことに抵抗を感じるなら、心理の専門家のもとでセラピーを受け、具体的に取り組んでいくのもおすすめです。
さらには、自分の心を癒す方法をメンタルヘルスセミナーなどで学べば、日常生活の中で、より積極的に不安感を解消していくことができるでしょう。
心理的なスキルは、習得さえしてしまえば、自分で不安に対処できるようになるので、やればやるほど心が安定して、日常を安心して過ごせるようになります。
不安感から発作が起きてしまう人の解消法
なお、今回の方法は、あくまで精神的なお薬を利用されていない方向けです。
もしあなたが、すでに通院してお薬を利用されているなら、まずは「精神安定剤をやめる方法 抗不安薬のスピリチュアルな効果と作用【実例紹介】」をご覧ください。
そしてあまりに不安感が強く、「過呼吸」や「パニック」になってしまうことが在るなら、こちらの『パニック障害の原因と改善法 発作の仕組みをスピリチュアルに解説』をご覧いただくと良いでしょう。
こちらの記事を見れば、自分に何が起きているのか理解できて、少なからず気持ちも和らいでいくはずです。
そして、ご自分一人では対処が難しいと感じるなら、ぜひ心の専門家に相談することも忘れないでください。
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考えすぎる性格を直したい人が思考を止めるスピリチュアルな改善法
日常生活で、不安を感じる方は、何度その気持ちに対処しても、やはり不安な気持ちが襲ってくると思います。
色々な問題に対処して、何度不安を掻き消しても、またすぐに別の問題が不安になったりするでしょう。