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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
ここのところ、立て続けに「自分の使命」について、相談を受けることが在りました。それは「自分の人生の使命とは何か?」についてです。
私はオーラ診断などで、人の相談に答えていますが、得てしてオーラ診断で人生の使命について聞いてくる人は殆どいません。
オーラ診断では、具体的な問題について聞かれることが多いので、この人生における使命のように、漠然とした質問は殆どありません。
みなさん現状の具体的な問題について、解決するための糸口や原因を知りたいのです。
ですが不思議なもので、メールでの問い合わせでは、そんな漠然とした疑問を相談されることがあります。
ですから今回は、そんな方々への回答も含め、なぜ人は自分の使命を知りたいと思うのかをお話しつつ、自分の使命を知る方法について、スピリチュアルな視点から解説したいと思います。
<目 次>
自分の使命に関する問い合わせ実例

ではまずはあなたにも、こんな問いを投げかけましょう。
あなたはこの人生における、自分の使命を知っていますか?自分がこの人生で成し遂げるべきことを、理解していますか?
重なる「使命」に関する問い合わせ
先日、2件ほど同じ日にメールでの問い合わせをいただきました。
どちらの人も全く年齢も境遇も異なりますが、その問い合わせに含まれていた「使命」という言葉が、私の心に引っかかったのです。
最近では、ほとんど自分の使命について聞かれることは無かったのに、なぜ今日に限って立て続けに聞かれるのだろうか?そんな不思議な気持ちです。
そしてそれらの問い合わせとは別に、お店に相談に来たお客様からも言われました。「ずっと自分の使命は何だろうと思っていて。。。」と。
自分の使命を探している2人
メールでお問い合わせくださった一人の方は、主婦としてお家で生活しながら、自分の人生に違和感を感じていたようです。

もう一人の方はまだ学生で、学校生活や将来について、漠然とした違和感を感じていました。

ひとは何か使命があって生まれてくる、ということをこの歌から知り、強く惹かれて、そんなことに関連した本をたくさん読みました。今すぐ知ることができるとは思っていませんが、私の使命をいずれは知りたいです。
私自身も探していた自分の使命

自分の使命といわれれば、それはとてもスピリチュアルな響きのように聞こえます。
きっと生まれた時には、すでに決められている役割のようなものがあり、それが解りさえすれば、全ての疑問が解けて、この人生を邁進できるだろうと、そんな風に感じるのです。
私自身も探し求めていた
実はかく言う私も、大学時代の時には同じように、自分の使命を探し求めていました。
その頃には東京で一人暮らしをして、色々なスピリチュアルな本を読んだり、独自に体外離脱やピラミッドパワーの研究をするなど、色々と試していました。
そんな生活の中で、思っていたのです。「自分の人生の使命とは何だろうか?」と。
でもその頃の自分を、今振り返ってみて思うのは、良くも悪くも自分がどう生きるべきかで迷っていたな、ということです。
学生時代の将来への不安と孤独
現実社会で生きていく目的が見いだせずに、何をしたいのかも解らないまま、漠然とした違和感や疑問を感じていたように思います。
確かにバイトをして生活費を得ながら、大学に通って勉強し、卒業するところまでは見えていました。
でもその先の将来は決まっておらず、どこか不安感や孤独感を感じていたように思います。
ですからなおさら、そんな自分の生きる意味のようなものを探し求め、使命を知りたいと望んでいたのかもしれません。
誰もが学生時代に感じる将来への不安
あなたにもそんな時期がありませんでしたか?
例えば私のように、学生生活を終えていざ社会に出る時に、自分が何をしたいのか方向性に迷ったこと。
私は以前に、そんな将来への不安を感じていた、私の大学生の息子のことについて、こちらの「大学生が就職できるか不安になる理由と原因<親として感じること>」でお話ししました。
集団生活から離れることや、自分一人で生きていくときに感じる、漠然とした不安や孤独感です。
そこまでは敷かれていたレールが、突然途切れて無くなっているような、焦りや不安な気持ち。
人生の午後といわれる迷いの時期
そして学生時代に限らず、多くの人は20代後半から30代にかけて、改めて自分の人生を見直す時期を過ごします。
それまでの自分の人生を振り返り、本当に自分がこのままで良いのか、もしくはこの人生で、本当はどんな生き方をしたいのか、そんな自分の一生について思いを巡らす時間です。
心理学者のユングはそんな迷いが生まれやすい期間を、「人生の午後(人生の正午)」と呼びました。
それは多くの人が感じるであろう、自分の生き方への戸惑いであり、漠然と感じている違和感を埋めるための、大切な自分を見直す期間です。
以前にはこちらの「会社を辞めたいけど辞めれない人が知るべき3つのこと【実例紹介】」で、そんな人生の午後に差し掛かった男性へのアドバイスも紹介しました。
なぜ人は自分の使命を求め立ち止まるのか

なぜ人はそんなにも、自分の使命を知りたいと望むのでしょうか?
自分の一生を費やして使命を探す人たち
確かにこれまで話したように、社会人になる学生や、人生の午後といわれる時期を迎えている人であれば、その気持ちは解ります。
それは心理学的に見ても、自分らしさを見直すための大切な過程だと言えるでしょう。
ですが中には、一生を掛けて自分の使命を追い求める人もいます。ずっと使命を探し続け、人生の殆どを費やしてしまうのです。
私はこれまでもセラピーを通じて、そんな人たちを何人も見てきました。
使命を探しスピリチュアルを渡り歩く人たち
それらの自分の使命を追い求めている人たちは、私に出会う以前から、ずっとその疑問を抱えたまま人生を歩んでいました。
そして自分の使命を知るために、時には占いや、チャネリング、オーラが見える人の元に行き、問い質してきたのです。「自分の使命は何でしょうか?」と。
でもその結果、与えられた回答に納得できず、また私のようなオーラ透視家や、スピリチュアルな人のもとへと訊ね歩きます。
それはまるで、自分が納得できる回答を、探し求めているかのようです。
彼らが求めるパーフェクトな使命とは
私がそれらの人に出会って解ったこと。
それは彼らが追い求めている物は、自分の使命ではなく、自分の現状を納得させてくれる答えだということです。
自分の苦しみや不安、迷いや生きづらさを納得させ、受け入れさせてくれるパーフェクトな答え。それが彼らが求めている自分の使命です。
でもだからこそ、彼らにどんな答えを与えても、決して自分の使命だと納得することは在りません。
なぜなら、一度その答えが見つかってしまえば、彼らは逃げ場を失い、その苦しい現実に向き合わなくてはならないからです。それはずっと彼ら自身が目を背けてきた現実だからです。
使命を探し続け立ち止まってしまう
ですからもしあなたが、すでに学生ではなく、社会人として家庭をもち、なおかつずっと自分の使命を探し続けているなら、それは注意が必要です。
そのままでは、自分の使命を探し続けるだけで、一生を終えてしまう可能性があります。
それではまるで、地図を探し続けた結果、自宅を一歩も出ずに一生を終えてしまう、旅人のようです。
自分の人生という旅をスタートできずに、立ち止まったままこの人生を終えてしまう可能性があるのです。
自分の使命を知る方法

私も迷いながら学生時代を過ごし、就職して社会人となってからも、どこかで漠然と自分の使命を探し続けて来ました。そして人生の午後ともいえる20代後半を迎え、今の生き方へと舵を切ったのです。
そんな私がこれまでの人生で感じた、自分の使命を知る3つの方法を、参考までにお話ししていきましょう。
1、自分の使命は自分で決めるもの
まず一番大事なことからです。
それは使命を探して迷い続ける人の多くが、使命は予め決められている物で、見つけだす物だと思い込んでいます。
ですが私が会社を辞めて、改めて社会と関わり、自分の使命を持って生きている人に出会うと、あることが解りました。
それは自らの使命を持って生きている人は、自分で自分の使命を決めていることです。これが自分の使命だと決断しているのです。
だからこそ彼らは迷わずに、使命を果たすことに邁進できるのです。それが自分の望みであり、理想だからです。
2、使命を決めるためには経験が必要
では何が、彼らに使命を決断させているのか?それを見ていくと、多くの人がその使命を決める理由となる、過去の経験を持っていました。
過去の苦い経験や、苦しさ、悔しさなど、現実での苦労や葛藤を持って、そんな現実を変えるために、自らの使命を決めていたのです。
それは過去の体験を繰り返すまいと願い、現実を変えていこうとする強い意志であり、自分の理想を具現化しようとする揺るぎない決意だといえます。
使命を決めるためには、自分のこれまでの過去の経験を受け止め、具体的に自分で変えていこうとする強い意志が必要なのです。
3、誰もがもつ自分を成長させる使命
そしてもう一つ、私が多くの人のオーラ診断をして感じたこと、それは人には自分を成長させる使命があるということです。それは現実でクリアすべき、人生の課題ともいえるものです。
例えば、家庭や家族関係に課題を持ち、何度もの転生を繰り返しながら、それを改善しようと取り組んでいる人がいます。
例えば、人間関係での感情的な葛藤を前世から持ち越し、今世でもその感情に直面して、戸惑い苦悩している人がいます。
それらの人が持つ1つの使命ともいえるものが、この人生で学び成長して自己実現を果たすことです。それは、自分が前世から持ち越しているカルマを解消し、より自分らしく、現実で生きれるようになることです。
人生の使命を果たす生き方

では私なりに至った結論として、どうすれば人生の使命を果たすことが出来るのか、その方法をお話ししましょう。
使命は自分で決めるという覚悟
私たちが自分の人生の主導権を握り、使命は自分で決めるものだと受け入れるためには、この人生の全ての責任を、自分で背負う覚悟が必要です。
それは今現在の人生も、全て自分に責任があると、受け止める覚悟です。
それが出来ないままでは、きっと永遠に使命は与えられるもの、見つけだすものと考え、現実から目を背け続ける人生を送ることとなります。
ですから、もしあなたが自分の使命を果たしたいと望むなら、最初にすべきことは、自分の使命は自分で決めると決意することです。
でもそれに戸惑うようなら、この「【自分を信じること】自分の人生に責任を持つスピリチュアルな意味を解説」の記事が、きっと役立つでしょう。
心の成長ともに使命は変わっていく
そして私は、自分の使命は自分の成長と共に変わり得るもので、良いと思っています。
私たちの心の成長に伴って、夢や理想が変わるように、経験を積むことによって、あなたが望む使命が変わるのは当然のことです。
先にも話したように、それぞれの経験が、使命を決める上での糧となり礎となります。
ですから、使命はその時その瞬間にあなたが望む理想を設定し、その具現化のために脇目もふれず邁進すれば良いのです。
その先にこそ、あなたが最終的に成し遂げたい人生の使命がある。そんな風に感じています。
スピリチュアルな人生の使命について

最後にスピリチュアルな視点から、この自分の人生の使命について、まとめておきましょう。
予め設定する自分の使命があるなら
もしあなたが、生まれる前に、この人生のおける自分の使命を設定するとしたら、どんな計画を立てて、この人生をスタートするでしょうか?
何もない平坦な人生を計画し、自然と使命にたどりついて、気が付いたら成し遂げている。そんな計画を作りますか?きっとそんなことは無いでしょう。
たぶん、いくつもの障害や困難を乗り越え、迷い苦しみながら人生を歩み、いずれ自分の使命を見出して決意する。
そして多くの人の助力を得ながら、さらに幾つもの苦難を乗り越え、ついにはその使命を果たし、晴れやかな気持ちでこの世を去る。そんな遣り甲斐のあるストーリーを計画することでしょう。
自分の使命を果たす方法
だとしたら何も心配する必要はありません。
あなたはまぎれもなく、自分の使命を果たす道のりの途中にいます。後は今感じている苦難と迷いを糧として、ただ自分を信じ理想に向かって取り組んでいくだけです。
大丈夫、心配はいりません。だってあなたも自分で越えられない壁を、用意したりはしないでしょう。
きっと頑張れば何とか越えられる、ちょうど良い高さの壁を、幾つも置いておくと思うのです。
だったら、何の問題も無いですよね。後はただ、今この瞬間に、前進すれば良いだけなのですから。
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人生の目的のスピリチュアルな意味と見つけ方!必要なのは人生の確信