井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
あなたは「人は生まれ変わっている」といわれて、それを信じますか?
最近では「転生」という言葉や考え方も、アニメやゲームなどで取り上げられて、一般的なものとなってきました。
一昔前には、転生といえばスピリチュアルなワードとして、人前で語ることも憚られるものでしたが、今では当然のように使われています。
ですが、実際にそんな転生という言葉を使う人たちが、必ずしも輪廻転生や生まれ変わりを信じているかといえば、それはどうなのかは分かりません。
私はオーラ診断で、その人の前世の出来事をお伝えしたり、前世療法なども行っていますが、そんな時には、その人の転生の経緯を見定めていくことになります。
そこで今回は、心理とスピリチュアルの専門家として、この「輪廻転生」や「生まれ変わり」について、実例をもとに詳しく解説していきます。
最後には、私がある人のオーラを見て知った、歴史上の有名人の生まれ変わりについても、少しだけご紹介しましょう。
<目 次>
「輪廻転生」とは何を意味するのか?
私は自分の仕事について聞かれると、以前は「心理療法の専門家です。」と答えていました。
それはいきなり「催眠」とか「前世」とか「オーラ」と言えば、みなさんちょっと引かれると思っていたからです。
ですが最近では、「心理とスピリチュアルの専門家です。」と答えても、比較的抵抗なく受け入れていただけてる気がします。
前世や輪廻転生に対する認識の変化
私がこの仕事に関わり始めた頃は、ようやく催眠療法や前世療法が日本でも有名になった1990年代後半です。
その頃はまだ「前世」や「輪廻転生」についても、公で人に話せるような話題ではなく、興味があっても気軽に話せるものではありませんでした。
でも21世紀になり、20年以上も過ぎれば時代は変わるもので、普通に前世の話をしても、懐疑的に敬遠されることは無く、逆に興味を持ってくださる方が多いです。
インターネットが普及して、個人の配信する情報が増えたことで、なおさらスピリチュアルな話題への警戒感も減りましたし。
マンガや映画、ゲームなどで、生まれ変わりや前世の話が取り上げられることで、より一般的な知識になってきたと思います。
輪廻転生とう言葉はどんな意味か?
そんなハードルの下がった「輪廻転生」という言葉ですが、改めてそれがどんなものかと問われれば、漠然とだけ知っているという人が多いのではないでしょうか?
ですからまずは、こちらで「輪廻転生」とは何か?という、言葉の意味について簡単にだけ見ていきましょう。
最初にご覧いただくのは、おなじみのWikipediaの内容からです。
輪廻転生(りんねてんせい、りんねてんしょう)
輪廻のこと。
転生のこと。
1と2をあわせた言い方。転生輪廻(てんしょうりんね)とも言い、死んであの世に還った霊魂(魂)が、この世に何度も生まれ変わってくることを言う。ヒンドゥー教や仏教などインド哲学・東洋思想において顕著だが、古代のエジプトやギリシャなど世界の各地に見られる。
輪廻と転生に関する考え方
Wikipediaの説明を、もう少し噛み砕いて説明すると、「輪廻転生」とは、「輪廻」と「転生」という2つの言葉が、合わせて使用されています。
まず「転生」とは、人が死を迎えた後に、ある程度の期間を経て、人として生まれ変わってくることです。
そして「輪廻」とは、仏教的な生まれ変わりの考えで、人は何度も人や動物として生まれ変わりを繰り返すことを表します。
ですから「輪廻転生」とは、人は何度も生まれ変わりを繰り返すと言う、考え方の総称だと考えてよいでしょう。
仏教的な輪廻転生の意味とは
これは大切だと思うので、仏教的な「輪廻転生」についての考え方も、少しだけ解説しておきましょう。
仏教では、この生まれ変わりを表す「輪廻」が、苦しみであり、そこからいかに「解脱」するかを目指しています。
「何度も現世に生まれ変わることで、苦しみを体験し続けるのではなく、もう生まれ変わりが必要ない状態になりましょう。」というのが、仏教的な理想です。
あえて申し上げるなら、この「人生が苦しみである」という考え方は、古く否定的なものであるといえるかもしれません。
でもこれを、終わりのない輪廻転生から卒業しようと言い換えれば、ある意味発展的であり、人とのしての成長を促しているとも捉えられます。
仏教は、死後の世界のことや、輪廻転生を通じて、人としての心の成長を促している宗教だと、私は個人的に思ています。
前世の記憶についての実証研究について
私の実践している前世療法は、確かに前世の記憶を蘇らせて、クライエントに追体験を促すものではありますが、私たちが生まれ変わるという、輪廻転生についてはあまり触れません。
前世療法においては、私たちが輪廻転生を繰り返しているのか確証を得ることは、さほど重要ではないからです。
前世療法と輪廻転生の関係
前世療法とは、もともとアメリカの精神科医であるブライアン・L・ワイス博士によって広められた、退行催眠療法の一種です。
在る時、年齢退行催眠を受けていたクライアントが、偶然にも前世の記憶に触れる体験をします。
それを切っ掛けに、人の前世の記憶に関する研究が始まり、その成果として「前世療法」という本が出版され、一大センセーションを巻き起こしました。
ですが当初より、前世療法では前世の記憶の実証が目的ではなく、あくまでクライエントの心理的な癒しの効果が目的です。
ですから、この前世療法が知れ渡ることで、アメリカでは「輪廻転生」を信じる人が増えたという事実は在るものの、前世療法をもとにした転生の実証研究などはなされておりません。
※ブライアン・L・ワイス博士の前世療法
前世療法がどのようなものかは、こちらの「前世療法の体験談~私が経験した「失敗した人生」とは」で、私自身の実体験を紹介していますので、そちらをご覧ください。
実在する前世の記憶の実証研究
以前にこちらのブログでも少し触れましたが、前世の記憶の実証を得る研究では「前世を記憶する子どもたち(イアン・スティーヴンソン著)」がとても有名です。
こちらは幼い子供たちの中から、前世の記憶を持つと思われる子供を見つけ、その記憶が実在した人物なのか、実証を重ねた研究結果です。
実際にはいくつもの実例で、子供たちが話した前世の記憶と、その街に残されていた記録とが一致しており、興味深い事例が報告されています。
それにより前世療法に限らず、前世の記憶を持つ人は実在しており、実際にその記憶が正しいことも、ある程度は実証されているのです。
ですから、輪廻転生の実例が報告されたと言っても、過言ではないでしょう。
※前世を記憶する子どもたち(イアン・スティーヴンソン著)
この研究の良い点は、スピリチュアルや精神世界的な考えは全て排除して、生まれ変わりの実例を集めている点です。
とても研究者らしい、客観的な視点で事実のみを収集した結果です。
前世の記憶に触れる特殊な体験
これは私の個人的な体験ではありますが、以前に一人の女性が大きな絵画をもって、セラピーを受けに来たことが在りました。
彼女はある時期から突然、自分さえも知らない言葉を話せるようになり、その持参したような絵も、自動書記のように何枚も描いていると言っていました。
私は彼女が突然話せるようになった、特殊な発音の言葉を聞いて、それがサンスクリット語の宗教歌であること。そして彼女が書いていた絵は、その当時の宗教画であることを、直感的にイメージとして受け取りました。
オーラを視るように、彼女の前世の姿が思い浮かんだのです。驚くような体験でしたが、これも輪廻転生が無ければ、考えられないような実例だと言えるでしょう。
それらの前世の記憶については、こちらの「前世の記憶を思い出す意味とは【前世体験の実例集】」で、幾つもの実例を紹介しています。
クライアントの輪廻転生に対する理解
前世療法を受けたことが在る方なら、お解りだと思いますが、前世療法における前世の記憶は、感情や体感的なフィーリングと共に蘇ります。
それは年齢退行催眠で経験する、幼いころの自分の記憶と同じように、実感することが出来るフィーリングとともにです。
もちろんその際に見える記憶は、今世では見たことがない情景であり、シチュエーションではあります。
でもお受けいただいた方の多くは、セッションが終わってから自然と気持ちが整理されることで、改めてその経験が自分の前世の体験であることを、感じ取り納得するのです。
前世療法においては、誰もが無意識のうちに輪廻転生を受け入れ、確信するものだといえるでしょう。
輪廻転生があるのか?多角的に考える
輪廻転生という考え方は、私たち日本人の多くが、自然と受け入れているものだと思います。転生して生まれ変わることを、漠然と信じている方は、意外と多いのではないでしょうか?
ここからは少し多角的な視点で、輪廻転生が本当に起きているのか考えてみましょう。
もし誰もが前世の記憶を持って生まれてきたら
もし私たち人類が、前世の記憶をもって生まれてきたら、そしてそれを忘れることが無ければ、きっと誰もが輪廻転生を、実際に起きている出来事だと受け止められるでしょう。
先に述べたように、子供たちがもつ前世の記憶について、確証が得られることが在っても、まだ明確に輪廻転生が認められていないのは、それが全員に当てはまることではないからです。
ですが逆に、もし私たちが前世の記憶を覚えている状態で、また転生してきたとしたら、どんなことが起きると思いますか?
きっとあなたも想像がつくように、誰もがその前世の記憶に縛られ、今世を0からスタートすることができないでしょう。
でもそんなこれまでの続きの人生に、生まれ変わってくる意味があるのでしょうか?そう考えると、転生していたとしても前世の記憶が残っていないことが、ある程度は理解できます。
少しスピリチュアルな話になりますが、私は体外離脱の実体験から、霊的存在としての私たちには、「記憶するという能力」がないことがわかりました。
私たちが繰り越す前世の記憶とは、覚えているものではなく、エネルギーとして持ち越すものなのです。
輪廻転生がなければ才能はどう説明するのか?
前世の存在に肯定的な人の中には、私たちが生まれながらに持っている「才能」が、前世で習得した技術であると考える人がいます。
死ぬことで物質的な財産は失っても、身に付けた能力や感覚、根本的な傾向は死後の世界まで持ち越し、生まれ変わったときに、才能として発揮できるという考え方です。
私はこちらの「前世が「お姫様、魔女、巫女」という人の特徴をスピリチュアルに解説」でも、そんな前世から持ち越した、能力や特徴について紹介しました。
ですがもし輪廻転生が無いと考えると、才能といわれる先天的な能力には説明がつかず、その謎も深まるばかりです。
あまりにも短い子供たちの死の理由は?
これは私個人の見解ですが、子供たちの中には、生まれ持って大きな病気を患っていたり、突然の事故で、あっという間に人生を終えてしまう子がいます。
もし私たちに、輪廻転生や生まれ変わりが無いとしたら、彼らの人生の意味とは何だったのでしょう?
以前にこちら「水難事故で子供を亡くした親御さんへのスピリチュアルな話し」では、そんな幼いうちにこの世を去ってしまった、お子さんのエネルギーを視ることで、解ったその人生の意味を書き留めました。
これらの子供たちについて考えていくと、輪廻転生によって前世から繰り越すカルマがあり、その影響を受けていると思わざるえません。
私は「前世の今世への影響とは?オーラ診断の実例で解る性格への影響」でも、オーラ診断の実例をもとに、前世が今世の人生に与える影響について、詳しくお話ししました。
とてもスピリチュアルな内容ですが、この記事は見れば、あなたも才能が生まれ変わりを繰り返すことで、養われた能力であると感じずにはいられないでしょう。
人はグループの一団で生まれ変わる
ここからは、私自身の体験談をもとに、前世と今世との繋がりについてお話しし、輪廻転生や生まれ変わりの可能性を見ていきましょう。
きっとあなたにも、似たような体験があるかもしれませんから、ご覧いただきながら、自分自身を振り返ってみてください。
出会いによって刺激される前世の記憶
私がオーラ診断を学びに東京に通っていたころ、講師のレバナ先生の通訳の方と、1度食事で一緒になる時がありました。その方と会った時に、こんなことを言われたのです。
井上さんと会うと、いつも幕末の頃の前世の映像が光るんですよね。
その言葉が何を意味しているかといえば、幕末の頃にもお互いに出会っており、その頃の映像=前世の記憶が、意識上にデジャブのように蘇ってくるということです。
その方はもちろん東京にお住まいで、会津にはほとんど来たことが無い方ですが、私もその方には、どこか初対面でも親しみを感じるような、そんな不思議な感覚を感じていました。
再び生まれ変わるならどこに?
では、こんな風に考えてみたら、あなたはどう思うでしょう。
もしあなたが幕末に転生しており、例えば、会津で戊辰戦争の時代に生きていたとしましょう。それが名前が残るような、有名な人ではなかったとしても、あの大変な戦争を会津で過ごします。
そしてその後、会津の地を追われ、斗南藩として青森の地に移ったり、当時の北海道である蝦夷地へと移り住み、生き延びてその地で最期を迎えたとします。
では、次に生まれ変わるとしたら、あなたならどこに生まれたいと思いますか?
きっと、故郷である会津の地に、もう一度生まれたいと思うのではないでしょうか。
人はソウルメイトの一団で転生する
もっと大きな視点で、こんな風に考えてみたらどうでしょうか。
第二次大戦で、故郷に家族を残して、日本のためにと兵士として戦場に出向き、突撃して最期を迎えたとします。次に生まれてくるとしたら、あなたはどこに生まれたいと思いますか?
やはりもう一度日本に生まれて、国や故郷のために違った形で尽くしたいと思うのではないでしょうか。
そう考えてみると、同じ志を持って前世でともに生きて、死を迎えた者同士であれば、なおのこと現世でも同じ場所で、再会する可能性が高いと言えるかもしれません。
それはある意味、偶然ではなく必然的な出会いであり、それこそが、私たちがソウルメイト同士のグループの一団で、転生を繰り返すといわれる理由だといえます。
ソウルメイトについては、こちらの「ソウルメイトのスピリチュアルな意味や特徴!転生する目的も徹底解説」で詳しく解説していますよ。
前世の思いに動かされる人の実例
ではそんな、幕末の前世の思いを持ち続ける人と、前世の思いに動かされる人について、前世療法の実例と、私の体験談をお話ししましょう。
この内容を見れば、あなた自身の中にも輪廻転生で持ち越した、追憶の思いのようなものに気付くかもしれません。
蘇る幕末の武士としての記憶
もう10年以上前です。ある男性が前世療法を受けに来てくれました。彼は会津出身の会津育ちで、私よりも多少年配のきちんとした身なりのビジネスマンです。
彼が前世療法を受けて、思い出した前世の記憶はまさに幕末の会津での人生でした。彼は前世に幕末の動乱期で、まだ年も若い青年としてその時代を送ります。
周囲の人から耳にする藩外で起きている尊王攘夷の流れや、京都での会津の敗走など迫りくる危機感を感じながら、戊辰戦争を迎えることになります。
そして戊辰戦争の折に、敵陣へと偵察に出向き、頭を銃で撃たれて死を迎えるのです。
前世で果たせなかった思いを繰り越す
セッションを終えた後に、彼は言いました。
自分はずっと会津から出て、どこか別の土地で暮らしてみたいと思っていました。でもなぜか、会津から出ることなく今までを過ごしてきたのです。
それがなぜなのか、解った気がします。幕末の前世でも、会津を出て外の世界を観たいと思っていました。でもそれは叶わなかった。
彼の中で様々な思いが、前世の記憶とともに浮上して、整理されていきました。
生まれ変わって果たす仲間への追悼
私の知人でも、こんな方がいます。年配の方ですが、毎年のように夏になると北海道に出向き、斗南や蝦夷地で人生を終えた会津藩士のお墓を回り、お線香をあげてくる方が。
その方はきっと同じように、幕末の会津にいて生き延びたのでしょう。ですが、斗南藩や蝦夷地にはいかず、別な地で人生を送ったのかもしれません。
会津で戦い敗れた仲間への思いを、胸にとどめたまま、その後の明治を生きたのでしょう。
そして再び会津に転生し、前世では果たせなかった、仲間への弔いをするかのように、また夏に北海道へと旅立っていくのです。
※Wikipedia引用:戊辰戦争の鶴ヶ城
彼が、幕末の会津藩士の生まれ変わりだと感じるのは、きっと私だけではないでしょう。
そしてあなた自身の中にも、振り返ってみれば、そんな特定の歴史や土地や人たちへの思い入れが、あるのではないでしょうか。
歴史に思いを馳せて振り返る今
では、あなたは自分の前世を、歴史上の人物と照らし合わせて、考えたことがありますか?
例えば、もしあなたが前世で何らかの業績を残し、名前が残っているとしたら、どんな人が自分の前世として一番近いと思いますか?
あえていうなら、前世でそのような偉業を成し遂げるなら、現世でも同じように、社会的な影響力を持った仕事を成し遂げているケースが多いとはいえます。
ですが、自分一人で歴史に思いをはせて、どんな人の生まれ変わりだろうと想像してみることは、とてもスピリチュアルで興味深いことでもあります。
もし自分が前世に別な存在として転生していたのなら、どんなことをやっているだろう?何を思い、何を成し遂げようとするだろう?など、一度考えてみてください。
輪廻転生によるカルマの影響について
これまでお話してきたように、私たちは潜在的なレベルで、前世の体験の影響を受けながら生活しています。
それは転生で持ち越しているカルマといえるものですが、ここではそんなカルマについても、少し触れておきましょう。
輪廻転生に影響するカルマの法則とは
カルマの法則というと、多くの人は「前世で悪いことをすると、今世でその罰を受ける」という、因果応報の仕組みだと考えられています。
これは仏教における「善因善果・悪因悪果」の教えが広く伝えられているからです。
ですがカルマの法則とは、輪廻転生を繰り返すことで、とても複雑な結果を生み出す、スピリチュアルな仕組みとして機能しています。
例えば、こちらの「カルマの法則のスピリチュアルな意味」では、私がオーラ診断などで知り得た、とても特殊な実例を紹介しています。
これを見れば、生まれ変りにおいて、どの様にカルマが影響するのか、その一例を知ることが出来るでしょう。
この仏教における因果応報の考え方は、こちらの「浄土真宗親鸞会の因果応報とは」をご覧になると分かり易いですよ。
スピリチュアルにおけるカルマの法則は、また少し違ったものだとはいえます。
恋愛における前世からの影響とは
前世から繰り越したカルマの影響で、最も身近なものは、恋愛に関するものかもしれません。
極論を言えば、カルマとは私たちが前世でやり残した気持ちで、その気持ちが生まれ変わっても残っており、無意識レベルでの行動へと私たちを駆り立てるのです。
ですから、恋愛のような男女関係では、とかくこのカルマの影響を受けることが多く、時にそれは、とても切ない関係性になることもあるのです。
こちらの「不倫関係のオーラで解る!前世の過ちを繰り返すカルマの法則」では、そんな異性関係におけるカルマの影響について、実例をもとに解説しています。
幼くして亡くなる子供たちのカルマの影響
そして先ほども少しお話した、幼くして不慮の事故で、突然この世を去っていく子供たち、きっと誰もが彼らが生まれてきた意味について、疑問に思うことでしょう。
私自身そんな気持ちから、実際に亡くなった何人かの子供たちを見てきました。
その結果解ったことは、彼らの死の原因が、前世から繰り越されたカルマによるものであり、それを解消するための、生まれ変わりで在ったというスピリチュアルな事実です。
こちらの「幼い子供が亡くなる意味」では、早やくにこの世を去ってしまった子供たちと、どの様に向き合えば良いのかを解説しています。
特異な生まれ変わりの実例集
では、生まれ変わりの実例の最後に、私がオーラ診断により知ることができた、一般的でない特異な生まれ変わりについても、紹介していきましょう。
これは輪廻転生から、私たち人間がいかにスピリチュアルな存在なのかを、見定める上でとても参考となる内容です。
私自身が体験したことではありますが、かなりスピリチュアルな話になりますから、参考程度にご覧になってください。
他の星から地球に生まれ変わるスターピープル
まずはスターピープルと呼ばれる、前世で別な星の宇宙人として過ごし、今世で地球に生まれ変わってきた人です。
そんな地球での転生が無い人たちは、一般の人から見て、とても浮いている存在だといえます。
以前にこちらの「前世が宇宙人のスピリチュアルな特徴」でも、オーラ診断の実例を紹介しましたが、彼自身、余りに自分が社会になじめないので、ずっと違和感を持ったまま生きていました。
そんな、他の星からの生まれ変わりは、本当に稀なケースですが、私自身は実際に何例かの人に、お会いすることができました。
こちらの「【実例】スターピープルのスピリチュアルな特徴と地球に転生した目的」では、そんな彼らの特徴や目的なども、詳しく解説しています。
極端に地球での転生が少ない人
時折、お会いする方の中に、極端に地球での輪廻転生が少ないと思われる人がいます。
彼らは総じてとても純粋無垢で、一般の人たちのように感情的になることがありません。また人を疑う様な気持ちも、ほとんど持ち合わせていないのです。
私はそんな男性との出会いを、こちらの「人生の目的のスピリチュアルな意味と見つけ方」で、詳しく紹介しました。
時には何千年という時間を、飛び越えるかのように、現代に生まれ変わっている人も見受けられますが、ほとんどの人は幾度もの輪廻転生の記録を、そのオーラの中に宿して生きているのです。
私がおこなうオーラ診断では、そんな人の転生の軌跡を見ていくときもあります。
ツインソウルとしての生まれ変わり
特異な生まれ変わりとして、とてもスピリチュアルな存在だと言えるのは、このツインソウルとして転生している人たちだと言えるでしょう。
彼らはすでに、この地球で幾度もの輪廻転生を繰り返し、地球における成長段階の上限に達した人たちです。
こちらの「ツインソウルの特徴と使命とは」でも、そんな成長した存在が、なぜツインソウルに分かれてまで、再び地球で生まれ変わるのかを、詳しく解説しています。
一般の人が聞けば、とても驚かれることかもしれませんが、人が生まれ変わりを繰り返しながら、霊的存在として成長していくことを考えれば、比較的納得のいくことだといえます。
彼らの特殊な転生形態を知れば、あなたの人生に対する認識も大きく変わることでしょう。
自分で生まれ変わりを実感する方法
いかに私が、ここで輪廻転生が在る理由を述べても、あなたがそれを信じるかは、あなた次第です。
輪廻転生という考え方は、最初に述べたように、宗教的で思想的な一面がある以上、それを信じるかは、個々人の自由でいいと思います。
ですがもしあなたが、自分が生まれ変わっていることを実感したいなら、私が紹介できる方法は3つです。
私が輪廻転生を確信する理由
私は個人的に、前世療法を受けたり、デジャブなどで、繰り返し前世を思い出しています。ですから、基本的なスタンスとして、輪廻転生は実際に起きていると確信しています。
人のオーラを見て、その人の前世の経験まで伝えるのですから、その上で生まれ変わりが無いと言う方が、ナンセンスなのかもしれません。
でもそれはあくまで、私自身が前世療法を受けたり、オーラ診断を学ぶことで、自分の前世を垣間見てきたからこそです。
こちらの「自分の前世を知る方法!デジャブと前世療法で蘇る私たちの前世の記憶」で紹介しているような、デジャブで蘇る前世の記憶も、私自身が前世療法を何度も体験したことが影響しています。
そして人のオーラを見ることで、そこにある前世の記憶を読み取れるようになっているからこそ、特にその記憶を思い出しやすいともいえます。
デジャブとは、既視感といわれる、以前にも覚えがあるという体験です。詳しくはこちらの「デジャブとは何か?実例をもとに意味と原因をスピリチュアルに解説」で、解説していますよ。
1、前世療法があなたに輪廻転生を認識させる
もしあなたが、輪廻転生が存在するのか、自分で体験してみたいなら、その1つの方法として、私は前世療法をお勧めします。
その経験は、あなたが輪廻転生を受け入れるかどうかは別として、あなた自身の心の奥深くに触れる、とても興味深い体験となるのでしょう。
そして、その前世療法で思い出した前世の記憶に、あなたの今世の人生との繋がりを感じ取った時、あなたもきっと気付くはずです。
それは輪廻転生の有無を越えた、生まれ変わりを繰り返す、変わらぬ自分がいることに。
2、明晰夢による前世体験
もしかしたらあなたも、前世の記憶と思われる夢を見たことが在るかもしれません。
私たちは時に、夢の中で前世の出来事を、再体験することが在ります。それは明確な「体感」が伴う夢だと言えるでしょう。
こちらの「前世の夢の特徴【軍人や戦争の夢の実例】」では、ある男性の例をもとに、そんな前世の追体験とも言える夢を、詳しく紹介しました。
きっとあなたも忘れているだけで、一度ぐらいは「前世で起きたことかも」と思うような、不思議な夢を経験していると思います。
3、オーラ診断による転生の認識
そして最後は、オーラ診断により輪廻転生の経緯を教えてもらうことです。
これは自分で経験すると言うよりも、生まれ変わりを繰り返している、スピリチュアルな存在としての自分について、詳しく教えてもらうことで、転生の実感をえることです。
今の自分について、オーラというスピリチュアルな視点から、詳しく知らされることで、これまで不思議に思っていた、あらゆる自分の傾向が明確になります。
そしてそんな性格的傾向が、前世での経験が関わって出来ていることを知ると、多く人が転生を繰り返してきたことを自ずと悟ります。
前世を知ることは自己成長に役立つ
いずれにせよ、あなたが輪廻転生を実感したいと思うなら、何かしらの方法で、自分の前世について知ることが一番です。
いかに色々な情報を集めても、人から色々な体験談を聞いても、やはりあなた自身が転生を実感しない限り、輪廻転生が在るのかは確証が得られません。
それに、ここで紹介した前世療法や明晰夢、オーラ診断などは、前世を思い出して輪廻転生の確証を得るだけではなく、あなた自身が自分を知るためにも、とても意味のある経験です。
その体験は、あなたが自分の心を整理して、自分らしさを見つけ為にも、とても役立つものなのです。
今を生きるための輪廻転生という考え方
私たちが生きていく上で、人生が死と共にすべて消え去るのでなく、その後に続いていくという輪廻転生の考えは、非常に重要だといえます。
それはこの人生が、儚く消える一時のものではなく、生まれ変わりを繰り返しながら、続いていく長い道のりの一部であることを、指し示しているのです。
輪廻転生という生まれ変わりを考える意味
以前に「死後の世界への旅立ち<自らこの世を去た人が葬儀で悟ること>」の記事でも紹介しましたが、その死後の世界や生まれ変わりに関する知識がないがゆえに、起きてしまう悲しい出来事もあります。
そう考えていくと、死が命ある時間を輝かせるように、輪廻転生の考え方が、私たちの今世の人生を活かすとも思うのです。
それは確かに、漠然とした生死感であったり、人としての存在を考えた上での、想像程度としか思われないかもしれません。
ですが心のどこかに、人が生まれ変わることを留めておくだけで、今を生きるために役立ってくれると思います。
「人生の目的」と「魂の目的」
人としての生まれ変わりや、輪廻転生について考えていくと、私たちがこの人生を歩んでいる意味もについても、少なからず考えさせらえることがあります。
それは人としての人生の意味ではなく、幾度となく輪廻転生を繰り返し、生まれ変わっているスピリチュアルな存在としての意味です。
大きな見方では、私たちの魂の営みについてとも、いえるかもしれません。
この記事を読むことで、あなたにも自分の本質を見返すような、深遠なフィーリングを感じてもらえれば、スピリチュアルに携わる私にとって、それほど嬉しいことは在りません。
おまけ:著名人の生まれ変わりの実例
現世にあの万有引力やニュートン力学を生んだ、アイザック・ニュートンが生まれ変わっているとしたら、誰になってどんな偉業を成し遂げていると思いますか?
アイザック・ニュートンの生まれ変わり
私はある一人の世界的な著名人を見て、直感的に感じ取りました。
彼は前世でニュートンとして生きていた人かもしれないと。
それが真実かどうかは、私にとってさほど重要なことではありません。
でも彼を見ていると、現世でも同じように人類に影響を与え、同じように周囲から変人と思われながら、生きているのだなと感心してしまいます。
この世界になじめないことにも理由がある
きっと彼は、私たち人類よりもかなり高度で卓越した文明をもつ、他の星から転生してきた特別な存在なのかもしれません。
だからこそ、私たちから見たら宇宙人であり、変人だと感じてしまうのかもしれません。
視ていて思うのは、やはり私たちとは波動が違うのです。
ですから、一番この世界に馴染めていないと感じているのは、きっと彼自身だとは思いますが。
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私たちが動物として、生まれ変わるのかについては、「前世療法でもし前世が動物だったら!?【実例紹介】」に、参考となる内容を記載していますよ。
なお、漢字の「輪廻」とは、生命が無限に転生を繰り返すさまを、輪を描いて元に戻る車輪の軌跡に喩えたことから来ています。