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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉です。
私は日頃の生活の中で、時折デジャブとして自分の前世を知ることが出来ます。
もともとオーラ診断をしていますから、何かの切っ掛けで、周囲の人の前世を知ることもあるのです。それはとてもスピリチュアルな体験であるとともに、様々な気付きを促してくれる出来事です。
今日はそんな私自身が、デジャブから知ることとなった自分の前世の出来事と、前世療法でいかに自分の前世の記憶を思い出すのかについて話していきます。
デジャブを感じた瞬間に、自分の前世を知る方法や、そしてなぜ前世療法では前世を思い出せるのか、そんな疑問の答えが見えてくる内容です。
<目 次>
自分の前世を知ることとは?


私たちの心は、無意識のうちに過去の出来事を思いだし、行動に反映しているようです。以前に、何気ない習慣が、前世からの影響であることも何度かブログに書きました。
詳しくは「前世の記憶を思い出す意味とは【前世体験の実例集】」をご覧ください。
オーラ診断で前世の記憶を知ること
実際に前世療法やオーラ診断を受けて行くと、その習慣の原因とも言える自分の前世を知ることができます。
それはある種とても興味深い体験ですが、その前世を知ることになった多くの方は、自分がその習慣から感じていたフィーリングと、オーラ診断で教えられた前世の体験がピッタリと合うので、その内容を自然と受け取れ納得できるのです。
それと共に、ずっと解消できなかった恐怖症などの問題を、手放してしまう人も多くいます。
ほとんどの場合は、自分が知ることになった前世について、「なるほど、確かにそうかも」と自然と思えるのです。
前世療法で思い出した前世に確信を持つ人
私は前世療法のセッションも進めていきますが、やはり前世を見てゆくと、多くの方は自分の意識に蘇ってくる、その時代の体験を目の当たりにして、その時、その瞬間に味わっていた様々な思いを感じます。
ですから終わったあとに「それがあなたの前世ですよ。」と言わなくても、みなさん「自分ならそんな前世を確かに体験していそうだ、なるほどそうだったのか。」と腑に落ちるのです。
前世と今世の自分の日常が、ちょうどピッタリと合わさり、自らその体験を受け入れ、それにより前世の記憶だと気付けます。
でも、その為には大切な準備が必要です。私が前世療法を始めるに当たって、お受けいただく方に、何度かの年齢退行催眠を体験していただく理由はここに在ります。
自分の前世の記憶に確信をもつ方法


前世療法で年齢退行催眠をおこなうのは、蘇ってくる前世の記憶に実感を持っていただき、それが自分の前世であると納得していただくためです。
自分の前世を知ることが出来たと確証が得られるかは、この年齢退行催眠にかかっています。
蘇った前世に確信を持てるかが重要
前世療法のセッションで、自分の前世を知るために重要なのは、より多くの前世の記憶を思い出すことではありません。
重要なのは、催眠中に出て来た前世の記憶とされる映像を、自分の前世であると確信できることです。
前世療法を受けても、前世を思い出せなかったと言う方の多くが、実は前世の記憶が思い出せなかったのではありません。ただ浮かんできた映像が、前世の記憶だと確証を持てなかったのです。
なぜなら、前世の記憶には今世のあなた自身とのつながりがないので、具体的な実証が得られないからです。
前世の記憶に確信を持てない理由
もしあなたが、今世である自分の幼少期の記憶で、忘れていた記憶を思い出したのなら、きっとそれが自分の過去の記憶であると確証が持てるでしょう。
それは現在の人生との繋がりが、登場人物である親や兄弟、住んでいた家などの環境として明確に存在するからです。
兄弟の幼いことが見えたり、幼馴染が蘇ってくれば、必然的にそれを自分の過去の記憶だと受け入れられるでしょう。
でも前世の記憶は違います。
前世の記憶には現在との物理的な繋がりがないので、突然浮かんできた映像やイメージを、自分の前世だとなかなか確証が持てないのです。
今世の自分と前世の自分を繋ぐもの
ではどのようにして、前世療法の中で浮かんで来た記憶を、自分の前世だと受け入れられるよになるのか?
そこで重要になってくるのが、年齢退行催眠で感じる幼いころの感情でありフィーリングです。
年齢退行催眠では幼いころの記憶と共に、その場所で感じていたこと、体験していたフィーリングを再体験してもらいます。
そしてその上で前世の記憶へと遡り、同じように前世でのフィーリングを感じていただくのです。するとその思い出した前世の記憶に、明確な実感が持てるので、誰もが自分の前世であると納得できるのです。
そう、前世療法で自分の前世を思い出すためには、明確な実感を伴う体験が不可欠なのです。
前世療法で前世を思い出せない人


時折「本当に前世療法で自分の前世が思い出せるのか?」と、問い合わせを受けることがあります。
ですからここではあえて、どんな方が前世療法を受けても、自分の前世だと確信できなかを、お話ししておきましょう。
催眠状態に思い込みがある方
催眠療法を受けに来る方の中には、たまに催眠療法で体験する「催眠状態」に、思い込みを持たれている方がいます。
それは催眠状態が、とても不可思議で特別な意識状態であり、まるで何か自分の意識のスイッチが、切り替わったかのような、日常とは明確に異なる非現実的な感覚になると思われている人です。
基本的には催眠状態とされる変性意識状態は、こちらの「トランス状態の意味と変性意識状態との違いをスピリチュアルに解説!」でも解説したように、日常の所々で私たちが無意識に体験しているものなので、何かがガラリと変わったりすることはありません。
デジャブを感じる時も、人は無意識にリラックスして、変性意識状態になっているのです。
前世の記憶を自分の想像だと考えてしまう
ですから催眠状態とはとても特殊な意識状態なるという、漠然とした思い込みがあると、自分が催眠に入れているという認識が持てません。
その結果、せっかく前世の記憶を思い出しても、ただの自分の想像だと思ってしまうのです。
それでは何度なく前世療法を繰り返しても、自分は催眠状態にはなれず、前世も思い出せなかったという認識になるのは当然です。
こちらの「催眠療法で催眠にかかるかはコレで決まる!かからない人の実例と原因」では、そんな催眠療法が難しい人についても紹介しています。
前世の確証を得ようと詮索する人
さらに意外と多いのは、前世を特定することに固執するあまり、前世療法を受けながら、必死になってその真偽を詮索してしまう人です。
先にも申し上げた通り、思い浮かぶ前世の記憶の確証を得るためには、情緒的な体験が必要ですが、この状態ではまずそれは不可能です。
それはあなたも解るように、感情的になっている時に、冷静に思考が出来ないように、冷静に思考している時には、情緒豊かに体験を感じることは出来ないからです。
その結果、いかにセラピストが感情にアプローチしようとしても、どうしても考える方向に意識が向いてしまい、思考で判断されて終わってしまうケースです。
これは後ほど紹介する、デジャブとして自分の前世を思い出す時にも、同じことが言えます。考えたり詮索すると、せっかく思い出した、前世との繋がりであるフィーリングが、消え去ってしまうのです。
前世に科学的な確証は得られない
もしあなたが、前世療法で思い出す自分の前世の記憶について、確証を得ることに強く拘るなら、私は前世療法を受けることはお勧めしません。
なぜなら、前世療法に限らず、人の前世の記憶については、科学的な確証を得ることが出来ないからです。
そこに拘り続けると、いつまでたっても、情緒豊かな前世の体験を思い出すことは出来ず、心が癒されることもないのです。
前世療法とは、あくまで催眠療法の一分野であり、その主目的は心理療法としての効果にあります。前世療法を受けて、心が癒されることに意味があるのです。
前世療法で前世を思い出す人たち
私は前世療法を通じて、多くの方と出会い、共にセラピーをしていて感じることが在ります。
それは自分の前世について確信を得る人は、もともと特定の心の問題をもっていたり、自分の心の改善のためにセラピーを受けに来た方々です。
きっとそれは、その問題に何かしらの思い入れがあり、それを解消する過程で感じる感情とともに、前世の記憶が蘇るので、フィーリングが感じられやすく、違和感がないのでしょう。
そしてそんな情緒的な体験を通して、それが自分で作り上げたイメージではなく、前世に体験してきた出来事だと確信するのです。
前世療法では、そんな自分の感情に触れることが、何よりもあなたの前世だと、実感させてくれるのです。
日常でデジャブとして蘇る前世の記憶


ではここからは、私たちがどのようにデジャブよって、前世の記憶を思い出すのか見ていきましょう。
以前にはこちらの「デジャブとは何か?起きる意味と原因をスピリチュアルに解説【実例紹介】」でも、ある方の事例をもとに、デジャブで前世を思い出す瞬間を紹介しましたが、今回は私の実体験をお話ししましょう。
デジャブとして蘇る自分の前世の感覚
以前に私が雨上がりの朝に、会社に向かっている時でした。
私はその数日前からのセッションで、自分が向かって行く人生の方向性について、強い確信ともいえる信頼感を得ることが出来て、人生でやるべきことが出来ている。そう思いながら意気揚揚と歩いていたときです。
雨上がりの朝、左手に傘を持って歩いていると、何ともいえないフィーリングに襲われます。それはデジャブといわれる「既視感」を感じたのです。
以前に同じような経験がある。。。同じような感覚を味わっている。。。そうまさに同じように左手に何かを持って、こうして歩いていた。
この左手の感触。。。この気持ち。。。
心の中から蘇ってくる前世の記憶
その瞬間、私の心の目には大きな屋敷の塀の前を、左手に布の袋をかぶせた日本刀を持って、意気揚揚と歩いている自分の前世の姿が写っていました。
まだ若く元服する前の青年で、袴を履いて、数冊の書物を手に、私塾に向かっています。
空を見据えながら、自分が生きる道を得たと感じていました。その時の私にも迷いがなく、同じように意気揚々と歩いていたのです。
武士の子供として生まれ、学問と剣術を学び、そしていずれは国の、御上の役に立つことが、自分自身の生きる道であり、世に役立つ人間になることだと。
その道を信じて疑わない、純粋な青年だったようです。
デジャブを起こし前世の記憶を呼び覚ます鍵
私がその日に持っていた傘は、ちょっと変わった傘でした。
黒の傘で、柄の部分がラバーで握り締められるグリップになっており、一般的な傘のように曲がっていないのです。
まるで日本刀の柄のように真っ直ぐな形だったのです。そして、折りたたみの傘ではないのですが、専用の袋も付いていました。
ですから袋に入れて手にもつと、まるで刀を手にしているかのような、そんな気分になるものでした。
その独特の持ち手の部分が、自分の前世を思い出す鍵となっていたのです。
心と身体が覚えている前世の感覚
私はその傘をとても気に入っていて、いつも大切に持ち歩いていました。
電車で椅子に座りながら、その傘を持つ時には、いつも肩に立て掛けるようにして、まるで刀に寄りかかるかのように、抱きかかえていたものです。
そうすると自然と安心できる気がしました。それは記憶としては残っていなくても、心や身体がその感覚を覚えていたのです。
まるで激しい戦のつかの間に、身を寄せるような安息を得た、そんな不思議と落ち着いた感じがしました。
そんな前世のフィーリングが、デジャブとして蘇ったのです。
違和感が前世の記憶を蘇らせる


前世のフィーリングが蘇るのは、そんな追体験のような、シックリとくるものばかりではありません。
これから紹介するのは、私が趣味で始めた料理をしているときに、全く異なるフィーリングから得た、自分の前世を知る体験です。
料理とはいっても、本当に簡単に出来る程度のものですが、その料理で感じた違和感が、デジャブを誘発し、私に前世のことを思い出させたのです。
料理をするときの何気ない違和感
ある時、煮物を作るのに、ジャガイモの皮を剥いていると、何とも言えない違和感を感じました。
1つは万能包丁で、ジャガイモの皮を剥くことに、なぜか言い知れぬ違和感を感たのです。
「何か違うんだけど・・・??」
そして剥き方も、リンゴを剥くかのようにクルクルと、ジャガイモを横に回しながら、剥いていたのですが。それにも言い知れぬ違和感が。。。
「やっぱり何か違う・・・??」
自分でやっていても、どこかぎこちない様な、そんな不思議な違和感を突然感じたのです。
違和感と共に思い出す前世の記憶
私はジャガイモの皮を剥きながら、自分の内側から湧き出すその違和感に意識を向けてみました。
するとそこには、小さな果物ナイフのようなもので、ジャガイモの皮を無心に剥いている、30代ぐらいの男性の姿が見えたのです。
それは私が実践しているオーラ診断のセッションで、クライアントの前世を見るかのように、その違和感として蘇るデジャブから、自分の前世の姿を垣間見た瞬間でした。
別な時代に、同じようにジャガイモの皮を剥いている私自身の姿。その頃の私は、小さな皮むき用のナイフを使って、ジャガイモの皮を剥いていたのす。
そして剥き方もクルクルとリンゴを剥くように、横に回すのではなく。縦に回しながら皮を剥いて、最後に残った皮を削ぎ取るような、大雑把な剥き方でした。
不思議とシックリと来るフィーリング
私はそのイメージを見て、改めて縦に回しながら、最後に残りを削ぎ取る手順で、ジャガイモを剥いてみました。
すると不思議なぐらい、その動作がシックリときて楽しくて嬉しいのです。なぜかとても嬉しくて、楽しい気持ちになって来る。
確かに万能包丁は大きくて、手に余る感じはするのですが、それでもとても楽しく皮が剥けます。そう、まるでもう何年もこの作業をしてきたことがあるような、いつもと同じという不思議な感覚です。
私がそれから、さらにそのフィーリングに意識を集中して、自分の前世の記憶を読み取ると、そのころに体験していた様々な出来事が解ってきました。
ドイツで男性として過ごしていた前世
どうやら私は、その前世ではドイツに住んでいたようです。多分ドイツでは、男性がキッチンで料理を手伝うのが当然のことだったのでしょう。
なぜかキッチンではなく食糧庫のような物置で、木箱に腰かけるようにして、バケツ一杯のジャガイモを剥いていました。きっと冬を迎える前にジャガイモの下ごしらえをして、保存していたのかもしれません。
家族が楽しそうに食事をしている姿を思い浮かべながら、今年もいいジャガイモが手に入ったと思い、嬉しそうにニコニコしながらジャガイモの皮を剥いています。
私がジャガイモを剥きながら感じていた楽しさや嬉しさは、まさにその時に感じていたフィーリングであり、前世の記憶を宿したデジャブだったのです。
前世の記憶が今世の日常に与える影響


そしてこのジャガイモの一件には、さらに驚くような続きがあります。
それから間もなく、私が仕事が休みの日に、栃木県の那須にあるアウトレットに行った時のことです。
その場所で、私はあのデジャブによって思い出した自分の前世に、ある種の確証を得ることとなります。
何気ない自分の行動と感触を頼りに
妻の買い物について、アウトレットモールを歩いていると、数多くのショップの中に、キッチン用品の専門店を見つけたのです。
私は何気なくそのお店に強く惹かれる気がして、ふらりと立ち寄ってみました。
店内を見まわして、包丁などが展示されているところを何気なく覗いてみると、そこには先日自分の前世のイメージで見た、あの小ぶりのナイフとそっくりなものがあったのです。
私は本当は料理をしても、道具に拘るつもりはさらさらなかったのですが、そのナイフを見ていると、やはりとても惹かれる感じがして、思わず店員さんに声を掛けました。


すると親切にケースから出して、そのペティナイフを握らせてくれたのです。
自分のデジャブの感触を探る
それから、いくつかの似たようなサイズのナイフを持ってきて、握った感触を試させてくれました。


と声を掛けてアドバイスもしてくれます。
でもやはり何度握り直しても、最初に見たものが、自分が感じていたデジャブのフィーリングとピタリと合って、握っていると嬉しくて仕方ないのです。
結局その場で「これにします。」と言って、思わず買ってしまいました。
前世と現世が結びついた結果
それから家に帰り、そのナイフをケースから出して手にしてみると、やっぱり嬉しくて、ジャガイモを剥きたい気持ちに駆られるのです。(笑)
このナイフで切れるのは、ジャガイモとニンニクぐらいかな?
なんて思いながら思案していると、ケースから1枚の取扱説明書がハラリと落ちてきます。するとそこには、そのナイフの説明文が書かれていました。
「定評のあるドイツの伝統的なハンドルを、さらに手になじむように改良しています。ドイツ製ナイフならではの鍛錬技術が組み込まれた、ドイツブランドを代表する1本です。」
それが私が手にしたナイフでした。その後気付いたのですが、そう言えばメーカーの名前、「ZWILLNG(ツヴィリング)」て、ドイツ語じゃん。。。(大学でドイツ語を専攻)
何気ない習慣から蘇るその人の前世


自分の前世を知る体験は、日常で起きるデジャブに意識を向けて、そのフィーリングに集中できれば、そんな何気ない日常の中で起きます。
そしてそれ以外にも、私は人が好む行動や仕草を見ることで、その人が持つ前世の記憶を読み取ることが在ります。
それは先ほどの、デジャブとして感じているような、何気ない行動や嗜好から、その相手の前世が読み取れるのです。
無意識にとる仕草には前世の雰囲気が出る
私たちが好んでとる行動には、何らかのフィーリングを味わうために、無意識に取る仕草があります。
先ほどの私の体験なら、刀を手に持つような仕草、肩にかけて休むような姿勢、ジャガイモの剥き方などです。
それは今世の自分自身は気付いていないものの、前世でも同じような体験をして、安心や落ち着く気持ちを感じていた、そんなシチュエーションや仕草です。
私たちがその得も言えぬフィーリングを味わっているとき、まさその瞬間に自分の前世の雰囲気が、身体全体から醸し出されているのです。
息子の行動から前世を知る体験
以前に9歳になる息子と話をしていると、何かの拍子にこんなことを言いました。


学校でテスト前に、ハサミで鉛筆を削っているととても落ち着くんだよ。
鉛筆削りだとすぐ終わっちゃうけど、ハサミで削っているとすごく落ち着くんだ。
私は知りませんでしたが、息子はハサミを開いてナイフのように持ち、テスト前に鉛筆を削る習慣があるようです。
私は何の気なしに「へ~」と話を聞いていましたが、その瞬間、私の心の目には彼の前世の姿が見えていたのです。
蘇った息子の前世の姿
どうやら息子は、前世でインディアンとして生きていた時期があったようです。
インディアン特有の小さなテントの中で、かがり火に顔を照らされながら、片手にナイフを持って、黙々と矢じりを削っている青年の姿が見えてきます。
翌朝の狩りに備えて、高ぶる精神を鎮めているのです。
彼の獲物は大型の動物、熊やバッファローなんでしょう。その姿から、命を掛けた戦いの場に赴く戦士が、自分の心を研ぎ澄まして行く、そんな儀式を行っているように見えました。
自分の前世を知る方法


日ごろの生活の中で私たちが何気なく取る行動、そしてその体験に含まれる感覚は、間違いなく何らかの意味を持ち、私たち自身の深い魂の記憶を呼び起こしてくれます。
そしてそのいくつかが重なったとき、突然あなたの中でデジャブとして、前世で感じていた感慨が蘇るのです。それが自分の前世を知るための、最も身近な方法です。
今回こちらでは、デジャブを含め、3つの自分の前世を知る方法をご紹介します。
明晰夢で自分の前世を知る方法
私たちが夜に見ている夢の中には、意識が目覚め実感が伴う「明晰夢」があります。
この明晰夢の中には、時として自分の前世を再体験するような、実感が伴うものがあります。きっともう体験済みで、思い当たる人も居ることでしょう。
明晰夢の中でも、特に身体的なフィーリングが伴う体験は、前世の出来事の再体験であるケースが多いのです。
これは私の個人的な意見ですが、どうも前世の死の瞬間などは、追体験として明晰夢で思い出しやすいように感じます。睡眠中であるがために、なおさらそういったフィーリングを、思い出しやすいのかもしれません。
こちらの「前世の夢の特徴!夢から前世の記憶を思い出す方法【実例紹介】」では、そんな前世の夢についても、詳しく解説しています。
積極的に自分の前世を知る前世療法
前世の記憶を見ていくためには、私たち自身の心を、波一つない水面のように穏やかにし、その水面に写る景色をじっくりと覗いていられるような、心の穏やかさが必要となります。
日々の心に浮かぶ雑念や、揺らめきを取り除き、意識を自分の内側へと研ぎ澄ましていく、時間と訓練が必要なのです。
その時にこそ、私たちの内側にしまいこまれた前世の記憶が、まるで波一つない静かな湖面に満月が映るかのように、私たちの心の中に蘇ってきます。
その状態を意図的に作り出して、体験してもらうのが前世療法です。深い催眠状態という心の静寂の中で、自分自身の前世の出来事へとアクセスすることは、とても興味深い体験なので、ぜひあなたも機会があれば受けてみてください。
私はこちらの「前世療法の体験談~私が経験した失敗した人生~【実体験】」にも、私自身の前世療法体験を紹介しています。
自分で前世療法を体験する方法
前世療法は基本的に、セラピストについてジックリと経験した方が、心理的な癒しも起こりやすく役立つものです。
ですが、もし自分の前世だけが解ればいいと言うことであれば、まずはこちらの「パストライフ・リグレッションCD(前世回帰CD)」を使ってみるのも良いでしょう。
こちらのCDは誘導瞑想を使って、自分でCDのナレーションを聞きながら、前世の記憶を思い出していくためのCDです。
ここまで前世の記憶を思い出すポイントについては、詳しく説明したので、こちらのCDを使って、自分で試みても面白いと思いますよ。
ちなみに、私はそんな自分でやってみるのが大好きで、それが高じて今の仕事をしています。(笑)
■パストライフ・リグレッションCD
前世の記憶を思い出す誘導瞑想CD
デジャブで前世を知る方法
そしてここでは、デジャブを感じたときに、どのように自分の前世を思い出せばいいのか、その方法を簡単にご紹介しましょう。
まずは、もしあなたが、あるとき日常でデジャブを感じ取ったら、その瞬間にまず意識をデジャブで感じているフィーリングに集中しましょう。デジャブは意識的にそのフィーリングを感じていないと、あっという間に消え去ってしまいます。
ですから、そのフィーリングをシッカリと意識しながら、こう自分に問いかけてみてください。
「これと同じフィーリングを感じている場面を、あえて想像するどんな状況か?」
するとあなたの頭脳は、その質問に答えるべく、それに見合う情景をイメージすることでしょう。それがあなたの前世の姿なのです。
デジャブから前世の記憶を思い出す訓練


4つの方法をご紹介しましたが、最も簡単な方法は、前世療法を1度でも体験することです。そうすればその後の日常でも、デジャブから自分の前世を思い出すことが容易になります。
ここでは簡単にそのための訓練法を、紹介して終わりましょう。
デジャブのたびに繰り返すことで自分の前世だと解る
大切なポイントは、お教えした方法を、デジャブが起きるたびに訓練だと思いながら実践すること。そしてさらに詳しくイメージできるように、自分で試みることです。
例えば、年代は? どこの国か? などなど、ポイントは疑いを持ったままでも想像することです。するとある時、自然と解るようになることでしょう。
自分がデジャブから思い浮かべた情景は、別な時代に、別な場所で、別の肉体をもって体験したことだと。
それが自分の前世だと、確信をもって知ることができるでしょう。
心の静けさの中にある魂の記憶
それ以外にも、あなたはこれまでの自分の人生を振り、気持ちが落ち着く状況や、気に入っている物や事に触れることで、前世のフィーリングを読み取り、感じることが出来ます。
そしてその作業は、自分の心に耳を傾け、より自然体の自分らしさを、知る切っ掛けにもなることでしょう。
ですから、心が深い安らぎで包まれる、そんな静かな時間を意図的に作るように意識しましょう。
その為に時間を割いていく余裕が出来た時、私たちの心の奥にある、すべてが書き記された魂の記憶を、読み解く準備が整うのです。
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【実例】輪廻転生や生まれ変わりを前世から繰り返す意味を徹底解説!