井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
今回の記事では、「罪悪感」について、詳しく書いていきます。
あなたもご存知のように、「罪悪感」とは、罪を犯したとか、悪いことをしたという気持ちのことです。
でもこの罪悪感、実は女性特有の感情だと言ったら、あなたはどう思いますか?
男性には罪悪感という感情が無く、女性だけが持っている特有の感情だとしたら、きっと世の女性陣は、みんな怒りだすことでしょう。
今回は、そんな罪悪感という感情の特徴と、どのような原因でその気持ちが生まれるのか、心理的な側面についてお話しします。
その上で、この罪悪感を消す方法について紹介しましょう。
<目 次>
罪悪感とはどんな感情か?
まず罪悪感について話す前に、それがどんな感情なのか、もう少しシッカリと把握しておきましょう。
最初にWikipediaの情報を整理して引用したいと思います。
Wikipediaに記載された罪悪感とは
罪悪感(ざいあくかん)(guilt)とは、罪をおかした、悪いことをした、と思う気持ちのことである。
自身の行動や在り様などに関して、罪がある、あるいは悪いことをした(している)と感じる気持ち・感情のことである。
自らが持つ規範意識(正しいと認識されるルール)に反していると感じる所から罪悪感は生まれる。
Wikipedia引用:罪悪感
Wikipediaでは、自らの持っている正しさに反した時に、罪悪感が生まれると綴っています。
ですがそのルール(規範意識)とは、必ずしも全ての人が同じではありません。
罪悪感を産む3種類の規範意識とは
罪悪感が生まれる基準となるのは、その人が持つ規範意識(ルール)です。
例えば、大きな社会的ルールとしては、人道的な見地があります。人の命を尊ぶ気持ちだったり、そこから外れた行為を取ったときに生まれる罪悪感です。
さらには、その地域性などを反映した、道徳的な見地もあります。これは不倫や浮気など、その人が住んでいる社会で、認められないものです。
そしてもう一つ、宗教的な見地における罪悪感です。宗教的な戒律など、宗教における正しい行いに反した時に、罪の意識を背負ってしまうというものです。
特に道徳的、宗教的なルールに関しては、人それぞれに違いがあります。
同じ規範意識を持っていても異なる罪の意識
心理学的には罪悪感は感情として取り扱われますが、その気持は、強い自己否定感が伴うものだといえるでしょう。
人は先に上げた、自分自身が持つルール(規範意識)に反したと感じた時に、罪の意識を背負い、罪悪感を持つのです。
ただ、ここで注意が必要なのが、同じルールを持っているからといって、すべての人が同じように罪悪感を背負う訳ではないということ。
それには、個人が持つ性格的な傾向や、生まれ育った環境、さらには成長過程での教育などが、強く影響するといえるのです。
罪悪感は女性特有の心理か?
罪悪感が女性特有のものなのか、ここではあえてその結論は出しません。それには個々人の考え方もあるので、逆に結論は出ないと思うのです。
ですがもしかしたら、女性特有の感情かもしれないということを、少しだけ見ておきましょう。
罪悪感についての興味深い示唆
私が罪悪感について、女性だけの特有の感情かも知れないと思ったのは、こんな出来事が切っ掛けでした。
私にオーラ診断を指南してくれたレバナ先生が、以前にこのように言われていたのです。
そう話した時の、受講生の女性陣の驚きとショックの声を、私は今でもよく覚えています。
中には、男性に対して怒りを、沸々と感じていた人も少なくなかったようです。
浮気や不倫の罪悪感を持つのは男性か?女性か?
罪悪感といえば、必ず出て来るのは男女関係の問題です。特に不倫や浮気によて、罪悪感を感じる人はとても多いと思います。
でもちょっと考えてみて下さい。不倫や浮気で罪悪感を感じるのは、どちらかといえば女性のイメージですよね。
比率的に男性と女性、どちらの方が不倫や浮気で罪悪感を感じるかといえば、あなたはどう思いますか?
やはり女性的なイメージの方があきらかに多いと思います。
私はこちらの『不倫や浮気で罪悪感を感じる女性に知って欲しい真実』で、男性には罪悪感がないと言える理由も、詳しく解説しています。
自分を責めるのは男性か女性か?
では自分を責める傾向があるのはどっちらでしょうか?
男性でしょうか?それとも女性でしょうか?
例えば何かの言動で、人を傷つけてしまったとして、自分を責めるのはどうでしょうか?
多分、男性は後悔はしても、自分を責めることは少ないでしょう。でもきっと、女性は相手を傷つけたことに、罪悪感を感じると思います。
男女の罪悪感の心理的な違い
男女によって過ちや間違いの受けとめ方、その感じ方は実は全く異なるように思います。
そんな感じ方の違いを見ることで、男性に罪悪感が在るのかを、もう少し見ていきましょう。
罪悪感による男女の心理的な問題の違い
特に罪悪感によって成り易い、心理的な問題である「摂食障害」についても、どちらかといえば女性が多いといえます。
私は3000人以上のセラピー経験がありますが、摂食障害で来られたのはすべて女性で、男性は一人も居ませんでした。
男性はほとんどの方が、「鬱(うつ病)」か「緊張症(あがり症)」で相談に来られるのです。
それに罪悪感は、女性の子宮に関する病気にも、強い影響を与えていると感じます。
以前には、こちらの『子宮筋腫など婦人科系の病気の実例とスピリチュアルな意味』でも、子宮の病気になりやすい原因として解説しました。
だれもがもつ心理的な男性性と女性性
私たちの意識の中には、だれもが男性的な心理と、女性的な心理を合わせ持っています。男性性と女性性といわれる傾向です。
それぞれの比率には、個人差がかなりあります。男性でも女性的な人がいて、女性でも男性的な人がいるようにです。
多くの場合は、肉体的な性別の方が、優位性が強いといえますが、私たちはその肉体の性別とは別に、心理的な男性らしさと女性らしさを持っているのです。
この心理的な女性らしさが持つ感情が「罪悪感」だといえます。ですから、男性的な心の側面には「罪悪感」はないのです。
男性が持つ罪悪感とは?
男性がもつ「罪悪感」とは、その男性の女性的な心理が持つものです。ですから、純粋な男性的感情とは言い難いかもしれません。
参考までにレバナ先生は、こんな風にも仰っておられました。
男性がもつ罪悪感は、母親の持っていた女性的な罪悪感です。
少し言い方を変えると、母親が持っていた「罪悪感」を、自分の感情であるかのように引き継いでいる、ということです。
自分が悪いという罪悪感の心理
説明してきたとおり、女性的な感情である「罪悪感」ですが、それはどんな心の仕組みから来ているのでしょうか?
ここでは、そんな罪悪感が生まれた原因について、いくつかのケースを見てみましょう。
育つ環境でのプログラミング
1つは、育った環境でのプログラミング(教育)です。
人は大人へと育つ過程で、この現実社会でのルール(規範意識)を学びます。それは学んで、時にミスを犯し、反省して体験として身に付ける、そんな経験の繰り返しによってです。
ですがそのミスをした際に行動を正さずに、個人を否定してしまうと、罪悪感として残りやすくなります。
「それはイケないことでしょう。」ではなく、「あなたは悪い子ね。」という叱り方です。
この点は、親としても意識的に注意して、子供に接する必要があるといえるでしょう。
葛藤を鎮める自分が悪いという対処法
もう一つは、葛藤を感じた時の対処法です。
私たちは生まれてから、ずっと心や感情の扱い方を習わずに成長してきました。そのため、それぞれが成長過程で、自分なりの対処法を身に付けてくるのです。
例えば、仕方のないことだからと、自分を納得させる「諦め」なども、1つの葛藤への対処法だといえるでしょう。
すると中には、「自分が悪いから仕方がないこと」と、自分を納得させることで、葛藤を鎮める人がいます。
ですがこの方法だと、葛藤が起きるたびに、自分を悪い存在だと思い込んでしまうのです。
葛藤がもつスピリチュアルな意味については、こちらの「人生で葛藤が起きる心理的な意味をスピリチュアルに解説」で、詳しく解説しています。いつも葛藤に苦しみ、罪悪感を感じてしまうなら、こちらを参考にしてください。
優しすぎることで罪を背負う
さらには多くの女性が、周囲の人を責めたくないからという理由で、自分を責めます。両親や友人が悪いんじゃなくて、自分が悪いんだという考え方です。
その心根は本当に優しいと思いますが、それでは諍いが起きるたびに、自分を責めることとなり、罪悪感を背負うことになるのです。
そしてこれらの対処法は、一度身に付くと、無意識に機能するようになります。
だれもが、1度乗れるようになった自転車に、無意識でも乗れるように、意識しなくても、その方法で反射的に対処するようになってしまうのです。
心理的に罪悪感を消す方法
ここまでは、罪悪感が出来る過程について、その原因を含め詳しく解説してきました。
それではここからは、罪悪感を消す方法について、身て行きましょう。
罪悪感は生まれ持った性格でなはい
まずは最も重要な、認識の転換です。
これまで説明してきた、罪悪感が生まれる原因から、もうお解りのように、罪悪感は生まれもった資質ではありません。
それは成長する過程で、無意識に作られてしまった心の傾向なのです。
そうお箸の持ち方を間違って成長してきたのと同じですから、自分でもう一度、学び直して修正すればいいだけです。その認識をシッカリと持ちましょう。
×:自分が悪いとか罪深い。
○:自分が悪いと思い込んでいた。
それは単に思い込んでいたことなので、シッカリと意識すれば変えられます。
自分のパターンに気付くこと
次に大切なことは、今まで無意識に対処していた、感情を処理する時のパターンに気付くことです。
いざこざや葛藤が在った時に、「私が悪から」と思ってしまっていたなら、その瞬間にそのことに気付けるかどうかです。
例えばその瞬間に、それに気付けなかったとしても、後で気付いて見直せればそれでOKです。
現在罪悪感を持っているという認識がある方は、最初は比較的後で気付くことの方が多いと思いますが、その時でOKですので、以下のステップをこなしていきましょう。
1、自分が悪いという認識を変えるステップ
「私が悪から」と思っていたなら、気持ちを整理して認識を変えていきましょう。
まずは、こんな風に自分の気持ちを振り返ってみてください。
「なぜ自分が悪いと思ったのか?」
すると思考が意識的にその理由を導き出すでしょう。
- 相手を責めてしまったから
- 相手を傷つけたから
そしたその行為の奥にある、本当の自分の気持ち(感情)を言葉にしてみて下さい。
- 相手を責めたいぐらい、悔しかったんだな。
- 相手を傷つけてしまうぐらい、怒っていたんだな。
そして、その言葉を心の中で繰り返しながら、その「悔しかった」「怒っていた」という感情を受け止めてあげましょう。
すると自然と、そんな葛藤や罪悪感は消えていくことでしょう。
2、心を承認することで罪悪感を癒す
私たちの心の中の葛藤は、その気持ちを承認されたときに、自然と癒されて消えていきます。
先に紹介した声掛けは、そんな自分の気持ちを言語化することで承認して、癒していく方法です。
そうすれば、罪悪感の原因となった感情の葛藤が消えるので、自然と罪悪感を消すことが出来るのです。
詳しい原理は「やる気が出ない心をスピリチュアルに回復させる方法<自分を認める自己承認>」に書いていますから、こちらをご覧になってください。
不倫の罪悪感を解消する声掛け
ではここで、特にありがちな不倫などを例に挙げて、その罪悪感を解消する声掛けを紹介しておきましょう。
まず最初に申し上げておきます。この方法を使うと、あなたの中の申し訳ないという気持ちが、悲しみとなって感じられるでしょう。
でもその気持は最終的に自然と消え去っていきますから、途中で止めずに、必ず最後まで進めていきましょう。
- 声掛け1:「不倫をしたことことを、申し訳ないと思っているんだな。」リピート
- 声掛け2:「不倫をしたことことを、罪深いと思っているんだな。」リピート
- 声掛け3:「不倫をしたことを、悪いと思っているんだな。」リピート
- 声掛け4:「不倫をしたことを、悲しいと感じているんだな。」リピート
この4つの中から、今の自分の気持ちに会う言葉を、申し訳ない気持ちが消えるまで、自分に繰り返し語り掛けてください。(声に出さず心の中でもOKです。)
罪悪感を見直す際の考え方
いかがですか?最初は申し訳ない気持ちが高まり、明確になっていきますが、ある程度するとストンとその落ち込みは消えていくでしょう。
ちょっと難しいと感じるなら、後ほど紹介するフラワーレメディで、罪悪感をある程度軽くしてから、この方法で取り組むとよいでしょう。
なお、まだ罪悪感について自分が罪深いと思ってい方は、こちらの「それは思い込みです!罪悪感を一瞬で取り除く考え方【実例紹介】」をご覧になってみて下さい。
罪悪感についての認識が変わる、切っ掛けに成るかもしれません。
ダイレクトに罪悪感を消す方法
心理的なパターンに気付き、それを意図的に変えていくためには、ある程度の心の余裕が必要です。
ですから心に余裕が無いと感じた時には、こちらの癒しアイテムを利用したり、専門の心理的なスキルを学んで、ダイレクトに罪悪感の原因を消していきましょう。
3、フラワーレメディで罪悪感を癒す
無意識に感じてしまう罪悪感を消すための、もっとも簡単な方法は、フラワーレメディを利用することです。
フラワーレメディは心を癒す花の療法として、イギリスで発祥した心理療法の一つです。その中のクラブアップルは、ダイレクトに「罪悪感」を癒してくれます。
さらに、不安を癒してくれるリバイバルレメディも一緒に使えば、なおさら気持ちも安定し、整理し易くなるでしょう。
この方法はすぐに結果が出やすいので、特におすすめです。
2種類のフラワーレメディをブレンドするなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて3滴ずつ、合計6滴入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&問診表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
4、フランキンセンスで罪や穢れを消す
こちらの『アロマオイル フランキンセンスのトラウマを癒す効果』でもご紹介した通り、教会で良く焚かれているアロマオイルのフランキンセンスには、罪や穢れを消す効果があります。
具体的にはマッサージオイル(キャリアオイル)に、このフランキンセンスを数滴入れて、自分の身体に塗れば、少なからず心に残された罪悪感も洗い流され、消えていくことでしょう。
特に罪悪感を強く感じている方ほど、宗教的な神様に対する畏敬の念が強かったりしますから、なおさら効果的だと思います。
フランキンセンスの香りが好きな方や、キリスト教系のロザリオを持っていたり、天使が好きな方ならぜひ試してみてください。
はじめての手作りアロマテラピー トリートメントオイルキット
※アロマ初心者でも、フランキンセンスのマッサージオイルを作れるセットです。
5、心理的なスキルを学んで心を整える
さらには自分だけでは難しいと感じるなら、心理の専門家のもとで心を整えるためのスキルを学ぶのも良いでしょう。
女性が持つ罪悪感を消すには、日頃の生活の中で、自分の心を癒していくことが必要です。それは無意識に出てくる否定的な心の声を、取り除いていく必要があるからです。
ですから、メンタルヘルスセミナーなどで、具体的なスキルを学び実践していけば、自然と心の中から否定的な言葉は消え、物事をポジティブに捉えることが出来るようになるでしょう。
それに何よりも、感情や葛藤への正しい対処法が学べるので、ストレスが少ない人生を送れるようにもなります。
よろしければこちらの受講生の感想を、参考にしてみて下さい。
罪悪感の心理と消す方法のまとめ
ここまで罪悪感が女性的な感情であること。そしてその罪悪感が私たちの思い込みであること。
さらには、罪悪感を癒し消す方法を詳しく紹介してきました。
罪の思いを洗い流し生まれたてのあなたへ
もしあなたが、人を傷つけることを望まない結果、無意識に罪悪感を感じてしまっていたなら、自分を傷つけてしまう罪悪感も癒してください。
罪悪感は、本来あなたが望んで身に着けたものではないはずです。
きっと、誰もに優しくありたいという気持ちが、気が付けば自分に罪を着せることで、対処する仕組みになっていたに過ぎません。
ですから、もうそのパターンは終わりにしましょう。大丈夫、これは本来の生まれたてのあなた自身に戻るだけのことです。
罪悪感を取り除いて明るい自分へと戻る
もうお解りのように、あなたが罪悪感を持っていたとしても、生まれながらに悪い存在だったわけではありません。
だからこそ、あなたが意識すれば、罪悪感を消すことも出来ますし、否定的な自分の心を変えることも出来るのです。
一時の反省は、確かに改善や成長の役に立ちますが、罪悪感は何の役にも立ちません。
ですから、そんな罪悪感を消し去って、もとの純粋で明るい気持ちを取り戻しましょう。その明るいあなたが、本来のあなた自身なのです。
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みなさん、罪悪感は女性にのみ存在する感情です。男性には罪悪感は在りません。