井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉（@my_earth_naoya）です。
あなたには、過去に許せない人が居ますか？もしくは、今現在どうしても許せないと感じる人が、居るでしょうか？
私たちは、１度誰かのことを憎いと感じると、その人のことばかり考え続けて、許せないという気持ちに駆られてしまいがちです。
でもその反面、相手を憎む自分の気持ちに対しても、醜いものだと感じて、自分さえも否定してしまいます。
そんな自分の気持ちを手放して、もう一度やり直すために、相手を許したいと思っても、心とは裏腹になかなか気持ちが言うことをききません。
今回の記事では、人を許せない人の心理的な理由と、許すためのスピリチュアルな方法についてお話ししましょう。
なぜあなたが、その人を許せないのか、その原因を心理的な側面からお伝えするとともに、その気持ちの解消法を紹介します。
＜目 次＞
相手を許せないという方からの相談事例
まずは、私が以前にいただいた相談を、２件ほど紹介しましょう。
どちらのケースも、相手を許したいと思っても、自分の気持ちが思い通りに成らず、人を許せないと相談されてきました。
両親を許せない女性からの相談
まず最初は、両親との親子関係についての相談からです。
どうしても許せない人が居る方かの相談
次は、カウンセリングなどを受けていながらも、まだ許せない人が居るという方からの相談です。
過去に大きなショックを受ける出来事があり、数年前からカウンセリングやセラピーを受けています。
以前にくらべれば回復してきましたが、どうしても許せない人がいて、その人のことばかり考えてしまいます。
悔しい思いが消えず、何とかしようと色々な本を読んだりもしていますが、なかなかその人を許せないのです。
許すためには、どうしたらいいでしょうか。
許したくても許せないジレンマ
今回ご紹介した２件のケースは、ご覧いただくとお解りのように、どちらも相手を許そうと、自分なりに取り組んでこられてきた方です。
相手への怒りや憎しみや悔しさを、自分なりに何とかしようと取り組まれてきたものの、なかなか許すことが出来ずに、私に相談されてきました。
きっとこのお二人と同じように、相手のことを許したいと望みながら、なかなか許せない人は多いのではないでしょうか。
本心から許したいと思っているのに、どうしても相手を許せないために、そんな自分を否定してしまう人も居ると思います。
許したいのに許せないというジレンマ
私は今までに、そんな人を許せないという方の相談を何件も受けてきました。
そしてそれ以外にも、「過去に自分を傷つけた相手はもう許した。」と、言い切る人の相談も伺ってきました。
許したいのに許せないジレンマ
先の二人を含め、私が出会った相手を許したいという人は、心理的にみても、本心からその人を許したいと望んでいます。
それは間違いない事実ですし、決してその人が嘘をついている訳でもありません。
みなさんそれぞれが、これまで自分なりに葛藤してきて、そして気持ちを静めることに取り組み、その末にもう許したいと望まれているのです。
でもそんな本心から、相手を許したいという人でさえ、なかなか許すことが出来ずに、そのジレンマを引きづっています。
許したのに許せていないジレンマ
そして中には、「もう過去に自分を傷つけた人のことは許しました。」と言いながらも、まだ心の奥で、相手への怒りに捕らわれている人もいます。
オーラ診断などで、スピリチュアルな視点からその方のオーラを見れば、そんな心の奥に取り残された気持ちが、垣間見えることがあります。
それは、そのことを告げられた本人でさえも驚くほど、すでに清算したと思っていた、過去の心の傷であり、トラウマ（心的外傷：PTSD）と言っても良いでしょう。
自分なりに時間を掛けて取り組んで、ようやく許せたと思っていたのに、心理的にはまだその影響が残っているのです。
ヒーリング系のワークを受けてこられたり、心理セラピーを通して取り組んできた方が、以外にも本心では人を許せないままでいます。
そんな方は、別の問題の改善のために、私のもとでセラピーやオーラ診断を受け、まだ自分が許せていなかったことに改めて気付くのです。
人を許せない心理的な理由
なぜ私たちは、それほどまでに過去の心の傷の影響を受けて、人を許すことが出来ずにいるのでしょうか。
実はそこには、その人を許せない心理的な理由が在るからです。
心に折り合いをつける理由
私はそれらの方を見てきて、ある共通する傾向に気付きました。それはほとんどの人が、相手を許すために、自分の心に折り合いを付けようとしていることです。
自分の心の中に在る、人を許せないという葛藤の気持ちを整理するために、許す理由を見出そうとしていることです。
例えば、両親の夫婦喧嘩は、祖父母との関係が悪かったからだとか、仕事が忙しく心に余裕が無いから、仕方ないことだと受け止めようとします。
スピリチュアルなことに意識が向いている人の中には、前世からのカルマの解消のために、必要なことだったと納得しようとする人もいます。
殆どの人は、自分が心から納得できれば、相手を許すことが出来ると思っており、そのために、その現実が起きてしまった原因や、許す理由を追い求めているのです。
心のバランスを取るための諦め
彼らは一様に、その現実が起きてしまった原因を見つけて、それにより仕方ないことだったと、自分を納得させようとしているのです。
心理的に見れば、自分自身を諦めさせることで、気持ちを整えようとしていると言っても良いでしょう。
怒りや憎しみ、悔しさなどの感情によって、傾いてしまった心の天秤の釣り合いをとるために、逆側に諦めの気持ちを乗せることで。
感情のバランスを取り戻し、心に折り合いを付けようとしているのです。
潜在意識が許せない状態
でもそれでは、あなたが感じていた怒りや悔しさは、解消されずに心の中に残ってしまいます。そしてさらに、諦めの気持ちを心の中に宿すことになるのです。
するとその後の人生で、何事に対しても諦めの気持ちが湧き上がり、冷めた現実の中を生きることに成ります。
何事に対しても、どこかスッキリしないような、モヤモヤとした気持ちが伴い、楽しむに楽しめない、そんな気持ちに満たされるのです。
それが顕在意識で許していても、潜在意識が許せていない状態であり、あなたが許したいと望んでも、なかなか相手を許せない理由です。
心の底から許すスピリチュアルな方法
ポイントは、理由を見つけて諦めることで、感情のバランスを取るのではなく。
潜在意識の中に残っている、相手への怒りや悔しさなどの蟠りを、全て癒し尽くす必要があるということです。
心が癒されるための２つのステップ
私たちの心が癒されて、本心から人を許すためには、２つの心理的なステップが必要です。
それは具体的には、「感情の浄化」と「気付き（悟り）」だといえるでしょう。
簡単に言えば、怒りや憤りなどの、心の表面で捕らわれている感情を癒した結果、本当の自分の気持ちに気付いて、その気持ちさえも手放していく。
それが、心が癒されて成長するために必要な過程なのです。
どうしても人を許せないという人は、表面の怒りや憤りとされる、感情（執着）を解消することが出来ずにいます。
人を許せたと思っても、許せていない人は、表面の感情は軽くできていても、本当の自分の気持ちに気付けていないのです。
許せない理由を箇条書
まずは感情を解消するために、自分ですぐに出来る、シンプルな方法から始めてみましょう。
それは、あなたが相手を許せない理由を、箇条書きで書き出して、読み返すことで気持ちを整理する、心理的な感情の解消法です。
これはとてもシンプルで、ありきたりだと思われるかもしれませんが、大切なのはやり方のポイントです。
それは、あなたが全て書き切ったと言い切れるだけ、すべての理由と気持ちを書き出して、漏れが無いか何度も見直すことです。
自分の気持ちを言語化して、確認するかのように書き出していきましょう。
このワークを、相手のことが気になる度に実践すれば、その気持ちも徐々に軽くなり、自然と気にならなくなるこでしょう。
フラワーレメディを使う
続いては、あまりにも怒りや憤りの感情が強いために、なかなか気持ちを穏やかに出来ない時の対処法です。
少しでも相手のことを考えると、すぐに悔しい気持ちに火が点いて、そのことばかりに捕らわれてしまい人を許せないなら、スピリチュアルなフラワーレメディで感情を癒しましょう。
ホリーは、心のバランスを取れるように、怒りの感情を癒してくれますし、バーベインが心に余裕を与えてくれます。
フラワーレメディを使用するなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、レメディを６滴入（２種類なら３滴×２種類）れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法＆適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方＜バッチシリーズ＞」をご覧ください。
心理の専門家の力を借りる
そして自分では、怒りや悔しさを解消するのが難しいと感じるなら、心理の専門家に相談して、セラピーなどのワークを通して取り組んで行きましょう。
今回のような、許せない相手を許すためには、心の中に残っている、怒りや憤りの感情の大半を、取り除いてしまうことが必要です。
でもそのためには、あなたのその気持ちに冷静に向き合い、解消を促していけるだけの、経験と実績をもったセラピストに相談する必要があります。
ですからまずは、あなた自身が相談してみたいと思うセラピストを探し、問い合わせしてみるところから初めてみてください。
すべてを感謝に変えるスピリチュアルな癒し
では最後に、人を許す上で大切なことをお話しして、終わりにしましょう。
全ての人を許す方法
人を許せないと思っている時はもちろんですが、人を許したと思っているときでさえ、実は潜在的にはその人を完全に許せてはいません。
心理的に許せたときとは、その人のことを許す以前に、その人との出会いを、感謝できるようになるときです。
そしてそれは、あなたが自分の心を癒しつくした結果に行き着く、心理状態だと言って良いでしょう。
そう、人を許したいと必死にならなくても、あなたが自分自身を癒し尽くしてさえしまえば、結果的にあなたは自分を傷つけた、全ての人を許すこととなるのです。
幸せがすべての過去を感謝に変える
例えばこんな風に言うと、その状態が解り易いかもしれません。
あなたが今現在、自己実現を成しとげて、自分らしく生きられており、心が幸福で満たされた人生を、送っていたとしたらいかがでしょうか。
きっとあなたは、その現実はこれまでの全ての経験の上に、成し遂げられた結果だと実感することでしょう。何一つ欠けることなく、人生という道を辿ってきた結果だと。
そして、その現実を作り上げたすべての過去に、心から感謝することでしょう。
そもそも、今のあなたが本当に幸せなら、そんな過去のトラウマや、人を許せないことに、捕らわれているはずがありません。
それは今が苦しいからこそ、気になってしまうことであり、本当は心から幸せで在りたいだけなのです。
自分を幸せにすることが人を許す
あなたが幸せにさえなってしまえば、全ての出来事が、あなたが幸せに成るための、かけがえのない礎であり、恵みであったと実感できます。
全ては、今この瞬間の幸せのために存在したのだと、悟ることが出来るのです。
実はそれこそが、スピリチュアルな意味での本当の許しであり、感情（執着）を手放すということへと繋がるのです。
ですから、あなたが人を許したいなら、成すべきことはただ一つ。それはあなた自身を幸せにすること、それが結果的にあなたの望むゴールとへ導いてくれます。
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自分の気持ちに素直になれない人が素直になるスピリチュアルな方法
幼少の頃から、両親の喧嘩や私に対する体罰や心理的な否定があり、両親からの愛情を感じたことがあまりありません。 両親供に常にイライラしており、私自身も感情が乱れやすかったです。
現在は両親も歳を取り、私も大人になったので、親との距離も上手くとれるようになり、感情のコントロールも出来るようになったと感じます。
ですが、心が癒されていないのか、まだ許せないでいます。今一つスッキリしません。
前世のカルマの解消のために、この様な家庭に誕生したのか? とも思いますが、どうすれば許せるのでしょうか？