井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
日本には昔から「魔が差す」という言葉がありますが、誰しも時には思わず悪さをしてしまう、そんなことがあります。(*´▽`*;)アルヨネ!
私も先日、この「「罰が当たる」ことあるのか?罰当たりの意味をスピリチュアルに解説」では、まさにそんな魔が差したと感じるような出来事を、実際に体験しました。(*´▽`*;)サシタネ,マ!
思わず出来心でっということは、どんな聖人君子でも、やっぱり在るものです。φ(..)ココ,マーカー,マーカー!
そこで今回はそんな経験を活かして?(*”ω”*)ン?イカスノ?
「魔が差す」というのは、スピリチュアルな意味で見ると、どんな問題が起きているのか?その点を詳しく話したいと思います。(。-`ω-)ウム
その上で、昔ながらの魔除けの効果について考え、パワーストーンなどを利用した具体的な魔除けの方法を紹介しましょう。
「魔が差す」の意味をチェック!
まずは私自身が体験した、魔が差すという出来事の、基本的なところから行きましょう。
それは「魔が差す」というけど、正確にはどんな意味で、どんな時に使われるのか。そこからです。
Wikipediaの「魔」という言葉の意味
きっとこの記事をご覧いただいているなら、多分あなたも魔が差してしまったことでしょう。その気持ち、なぜか良く解ります!(ノД`)・゜・。ダヨネ-!
ですがまずは、誰にでも解るように、基本的な「魔が差す」という言葉の意味からチェックしておきましょう。
ちなみに、Wikipediaには「魔が差す」という言葉は載っていませんでした。
ですが「魔」という言葉の意味が載っており、とても興味深く感じたので、まずはそんな「魔」という言葉ついて、最初に解説しておきます。
「魔」とは、会意形声。鬼+音符「麻」、「麻」は植物のアサで人をしびれさせる(麻痺)させる効能を持つ。しびれさせ、正気でなくさせる「鬼(=霊魂)」。唐代以降に見られる文字で、仏教の悪鬼マーラの漢音訳『魔羅』を表記するために造字されたものといわれる。意義としては、人を正気でなくさせる異界の物。人が正気でない状態。
Wikipedia引用:魔
お釈迦様は魔が差さなかった
魔除けの方法を考える上でも、まずはこの「魔」という言葉の意味について、シッカリと理解しておく必要があります。
ただ漠然と、スピリチュアルな意味で「悪魔」と捉えてしまうのでは、すべてが曖昧で掴みようのないものになってしまうので、もう少し現実的に考えてみましょう。
先ほどのWikipediaの解説でもあったように、確かに魔とは「仏教の悪鬼マーラ」を表す言葉であり、それはお釈迦様が悟りを開く禅定に入った時に、瞑想を妨げるために現れたとされる魔神のことです。
お釈迦様が悟りを開こうとしたところ、魔が忍び寄ってきたわけです。やっぱり誰にでも魔は忍び寄るのです!(。-`ω-)ウム
でも流石、誰かとは違います。お釈迦様は魔が差さなかったんですね。(*´▽`*;)ダネ~モッチロンダヨネ~
※Wikipedia引用:菩提樹の下で釈迦を誘惑するマーラ
魔が差すとは何が差すのか?
そこで「魔が差す」の「魔」を、私なりに解りやすく解説すると、人を正気でなくさせる物であり、それは欲望や恐怖や不安などを駆り立てる、心の執着や疑念です。
ここでいう正気でないとは、心が安定していないとか、恐怖や不安に襲われている、欲望に捕らわれているという、混乱状態を表します。
それは悪魔に取りつかれているという、漠然としたスピリチュアルな意味だけではなく、誰もが現実的に見て、心が執着や疑念に捕らわれており、欲望や不安で冷静ではない状態です。
その結果、良からぬことをしてしまうという、現実での行動が起こります。(。-`ω-)ウム
「魔」とは「間」に通じる意味を持つ
ここで言いたいことは、確かに「魔除け」とか「魔が差す」という言葉から考えると、昔ながらの悪い霊的存在に、スピリチュアルな次元で悪さをされると考えがちです。
でもそんな外的な影響だけではありません。私たちの心に執着や疑念があるから、欲望や不安に駆られて、悪い現実が起きてしまうのです。
「魔」とは、私たちの心の隙間にも通ずる言葉であり、心に付け入られる執着や疑念などの「間」があるから、魔が差すとう問題が起こります。
お釈迦さまには、そんな心の隙間が無かったのです。
煩悩の化身であるマーラ(魔)にとって、釈迦が悟りを開く事は自身の破滅につながる。そこで手始めに釈迦のもとに美しく技に長けた三人の娘達を送り込むが、釈迦は数々の誘惑に屈せず、続いてマーラは恐ろしい形相の怪物達に釈迦を襲わせたが、なぜか釈迦に近づくことはできなかった。岩石やありとあらゆる武器を降らせ、周囲を暗闇に覆っても釈迦は動じず、最後はマーラ自らが巨大な円盤を振りかざして向かっていくが、円盤は花輪となった。こうしてマーラは敗北を認め、釈迦は悟りを開いた。
Wikipedia引用:マーラ
「魔除け」についても考えてみる
ここまでの解説で「魔」とはどんなものか、そして「魔が差す」という言葉の意味や状態についても、お解りいただけたと思います。
ではここからは、よく魔除けグッズとして、ニンニクやパワーストーンが効果があると言われますが、その魔を退ける仕組みを知るためにも、具体的にはどんな作用が「魔除け」になるのか、その点を考えてみましょう。
人の心に魔が差す2つの要因
これまでの話を簡単にまとめると、人に魔が差したり、悪いことが起こるのには、2つの要因があります。
1つは、外部から魔が忍び寄り、誘惑をすること。
もう1つは、自分の心に執着や疑念があり、その隙間をつかれて反応してしまうことです。
もともと「差す」という言葉の意味が、「よそからそこにはいって来るように、または内から外に現れるように、物事が起こる。」ですから、的を得た解釈と考えて良いでしょう。
魔除けグッズだけでは片手落ち
そうすると効果的な魔除けをするのなら、この2つについて具体的な対策を立てることが必要です。
1つは、外部から忍び寄る魔を掃うこと。
もう1つは、自分の心にある執着や疑念を取り除いて、反応しないようになることです。
例えばパワーストーンなどの、スピリチュアルで強力な魔除けグッズを使っていたとしても、あなたの心が隙間だらけでは、カモがネギ背負って、土鍋持参で散歩しているようなものです。
でも、あなたの心に隙間が無ければどうでしょう。いくら魔が忍び寄って来ても魔が差すことはなく、カモ鍋にはならないですよね!そう、お釈迦さまと一緒です!(*´▽`*)ン?
でも流石に仏陀にはなれない
でもいかに魔除けのためとはいえ、あなたにすべての執着と疑念を捨てて「仏陀になれ!」と言っても、それはさすがに無理でしょう。ヾ(*´▽`*;)ムリムリ
とりあえず、土鍋はまずいからフライパンぐらいに変えて、ネギも玉ねぎぐらいならセーフかな、少し頑張れば名古屋コーチンぐらいになら、なれるかもしれません。
そうなれば、もうカモ鍋にはなりません!(*´▽`*)/ヤッター 名古屋コーチンの親子丼ぐらいにはなれるでしょう!(*´▽`*)ン?・・・ごめんなさい。話を元に戻します。m(__)m
すべての執着や疑念を捨てて、仏陀にはなれないけど、欲望や心配は減らした方が良いよね。そうすれば魔が忍び寄っても、少しは大丈夫でしょ?ってことです。(; ・`д・´)ダネ
昔ながらの魔除けグッズ
そこまで解ったところで、まずは古くから言われている代表的な魔除けグッズについて、見ていきましょう。
なおパワーストーンについては、少し話が長くなるので、後ほど詳しく解説します。
ハーブ、シナモン、ニンニク
昔から西洋では、ハーブやシナモン、ニンニクが魔除けグッズとして有名です。スパイスが魔除けになるという意味でもあるかもしれませんが。
クリスマスリースをハーブで作り、シナモンの飾りつけをするのは、その名残ではないかと思いますし、ニンニクを軒先に吊るして、魔除けとする風習も有名ですよね。
でもなぜそんなハーブやシナモン、ニンニクが魔除けとなるのでしょうか?これは現実的な問題として、コレラやペストなど流行り病の際に、それらの抗菌作用が利用されたという経緯があります。
でもスピリチュアルな視点で見るなら、それらハーブや香辛料の強い香りに、魔を退ける効果があったのではないかと思います。
強い香りを嗅ぐことで、意識を覚醒させて、欲望や不安で混乱している心をリセットする。そんな意味での魔を掃う効果です。
ハーブでの魔除けについては、クローブやローズマリーも有名ですが、教会で使われているフランキンセンスの香りにも、魔除けの効果があると言われています。以前にこちらの「フランキンセンス精油のスピリチュアルな効果効能の実例」では、そんなフランキンセンスの穢れを掃う効果についても触れました。
六芒星や五芒星など
六芒星や五芒星に代表される、神聖幾何学模様にも、昔から魔除けとしての効果が期待されてきました。
以前に六芒星のスピリチュアルな意味と効果については、こちらの「六芒星のスピリチュアルな意味とパワーによる効果を解説」でも詳しく解説しましたし。
五芒星にはなぜ魔除けの効果があるのかは、こちらの「五芒星の意味とスピリチュアルな魔除けの効果を徹底解説!」でその仕組みを紹介しました。
これらの神聖幾何学模様は、別次元のエネルギーを、2次元に置き換えて表した象徴とされるものですから、それ自体が何らかの完成されたパワーを持っています。
ですから確かにそれらの象徴を持つことで、魔が差すような心の隙は減り、欲望や心配などが入る余地も減るでしょう。それに感情的なエネルギーとは真逆なものなので、魔除けの効果も期待できます。
神社のお札やお守り
もうこれは言わずもがなですね。神社のお札やお守りでも、もちろん魔除けの効果があります。
お札やお守りは、その神社のもつ神気を家に持ち帰るとか、携帯するのと同じですから、そのお札やお守りが、その神社のもつスピリチュアルなエネルギーを秘めています。
ですから、先ほどの神聖幾何学模様の話と同じで、魔が近寄れずに、入り込む隙間を与えない感じです。仏陀と同じように、神様にも隙は無いですからね。
ただここには1つ注意点があります。それは自分が守られているという、信心深さが必要なことです。
神様ごとでの信心深さとは、ひとえに自分の心を映し出す鏡のようなものです。神様を敬い大切にする気持ちが、すべて自分に返ってくるのです。
魔除けのパワーストーン
私もパワーストーンは専門分野ですし、良く聞かれることでもあるので、ここでいくつか魔除けのパワーストーンを紹介しておきましょう。
魔除けグッズとしては、誰もが思い浮かべる定番ですし、間接的には魔が差すのを防いでくれるでしょう。
クリスタル(水晶) 浄化の石
魔除けのパワーストーンとして、今回紹介するのは3種類の天然石です。
その中でも自分の中の欲望や心配を浄化することで、結果的に魔除けに繋がるのが、このクリスタル(水晶)だと言えるでしょう。
水晶は浄化のパワーストーンとして有名な天然石で、あらゆる問題に効果がある万能の天然石だといえます。
特にこちらの「悪いことや不運が続く時のスピリチュアルな理由と自分で出来るお祓い」で紹介したように、なぜか小さな悪いことや不運が続くなら、お祓いの意味も含めて、クリスタルのブレスレットを身に付けるぐらいが、丁度いいかもしれません。
※クリスタル(水晶)
スモーキークォーツ 魔除けの石
続いては、代表的な魔除けのパワーストーンとして、昔から人気のスモーキークォーツです。
こちらは天然の水晶の、茶色く色付いた部分を削りだしたパワーストーンで、身に付けるととてもシックにな輝きを見せる石です。
水晶同様に、高い浄化能力があると言われていますが、怪しく光るその色合いは、とてもスピリチュアルで魔除けの石と呼ぶのに相応しい雰囲気です。
悪運を退けたり、迷いを取り除いてくれるパワーが在るとされていますから、やはり自分の中の不安を浄化することで、魔を掃う石だと言えるでしょう。
※スモーキークォーツ
ブラックオニキス 破邪の石
最後はブラックオニキスです。このパワーストーンはどちらかと言えば、魔が差す隙を与えない感じでしょうか。
もともと水晶やスモーキークォーツのように、光を通す天然石ではありませんから、浄化能力がある石ではありません。
その深く染みわたるような黒い色は、他を寄せ付けない力強いパワーを持っており、隙を作らないのはもちろん、魔を拒絶する強さがあると感じます。
ですから、事故や不幸が続くなど、大殺界や厄年などの大きな不運期には、こちらのブラックオニキスを身に付けると心強いでしょう。
※ブラックオニキス
パワーストーンは浄化することが大切
どのパワーストーンを利用するにせよ、日々の浄化をしてあげないと、その魔除けの効果は維持できません。
天然石のスピリチュアルなパワーは、私たちの生体エネルギーよりも繊細なものですから、常に浄化しながら利用することを心がけましょう。
なお浄化方法については、こちらの「【完全版】パワーストーン(水晶や天然石)ブレスレットの浄化方法<理由や頻度>」で、詳しく紹介しています。
最も確実な浄化方法は、水晶のさざれを使うやり方ですが、その方法なら、魔除けグッズとしてのパワーを保つだけではなく、ある意味アクセサリーとしても、綺麗な状態が維持できます。
■お守りパワーストーンセット
こんな感じで浄化しながら使うのがベストです。
執着や疑念を掃って魔を除ける
さて、ここまでは色々な魔除けグッズを紹介して、主に外部から忍び寄る魔を掃う方法を解説してきました。
ここからはさらに重要な、あなたの心の中にある、魔の誘惑に反応してしまう問題に触れていきましょう。
内なる魔除けの取り組みとは
先にも話したように、魔除けをしようと思えば、古くから風習として残っている方法やパワーストーンなど、いろいろな方法があります。
ですが、魔が差すことを無くすために、一番大切なのは、あなたが自身が魔に入り込まれる、心の隙間を作らないことです。
それは自分の中の執着や疑念を取り掃い、過度の欲望や不安を癒して、心を整えることを意味します。
それが何よりも効果のある、魔除けの取り組みだといえますし、多くの先人が取り組んできた方法だともいえるでしょう。
瞑想が執着や疑念を取り除く
そんな内なる執着や疑念を取り除くのが、最近ではマインドフルネスとして知られる、瞑想などの取り組みです。
マインドフルネス瞑想法は、特にスピリチュアルなものではなく、初心者でも難なく始めることが出来る瞑想法です。
詳しくはこちらの「心と体のバランスを整える!初心者でも2分で出来るマインドフルネス瞑想」でも、紹介しているので、一度時間を取って自分で試してみても良いでしょう。
瞑想は簡単ですが、意外と奥が深いので、まずは自分で初めて、続けられそうなら専門家に教わるのもお勧めです。
セミナーで心について学ぶ
また、もし自分ですでに心理的な問題や不安があり、なかなか自分の心を整えられないと感じるなら、メンタルヘルスセミナー等に参加してみるもの良いでしょう。
心理的なセミナーに参加して、自分の心と向き合い、自己理解を深めることが、最終的には魔が差すのを未然に防ぐ取り組みへと繋がります。
私が開催しているセミナーもそうですが、自分の心を整えるほどに、衝動や不安は減り、気持ちが安定しやすくなるものです。
これは生涯の宝となる学びですから、この機会にシッカリと取り組んでも良いでしょう。
魔が差した人がまとめてみた!
いかがでしたか?ここまで「魔除け」や「魔が差す」という言葉の、スピリチュアルな意味を紹介してきました。
その上で、古くからの魔除けグッズや、パワーストーンについてもお話し、最後は魔が差さないように、自分の心を整える方法をお伝えしました。
一番の魔除けは自分を知ること
魔除けとか言われると、やっぱりスピリチュアルな側面がフォーカスされて、やれ幽霊がとか、やれ生霊がとか、やれ悪魔がとか、やれカモネギがなど、そんな話になりがちです。(*´▽`*)ン?
でも私が人のオーラを診断したり、色々な方の相談を受けると、やはりそんなあやふやで、目に見えない原因ばかりではありません。
誰しも魔が差すには、それ相応の理由があり、確かに甘い誘惑や、気が緩むことはあれども、心に隙があるのです!(ノД`)・゜・。ホント,ゴメンナサイ!
ですから、本当に魔を退けたいと望むなら、外的要因を阻止する魔除けグッズなどと共に、内的な心の隙を埋める取り組みも必要です。
神社のお守りやパワーストーンも心強いけど、さらに自分に向き合うことも大切だと言えるでしょう。
自分の弱みを知って成長する
でも魔が差した私が、こんなことを言うのもなんですが、だからこそ、そんな弱みがある自分について、もっと知る必要があるんじゃないかな。
自分には、思わず魔が差してしまうような弱みがあり、それを含めての自分自身なんです。
そんなスタートラインに立って、今一度自分の問題と向き合い取り組んでいく。それで良いんだと思います。
人は誰しも、すぐに仏陀のような聖人にはなれません。でも名古屋コ・・・いや、より良い自分には、一歩ずつ近づいていけます。
そんな気持ちで居れば、時には魔の誘惑があっても、打ち勝てるんじゃないかって、そんな風に思うのです。d(*´▽`*)ダネ!
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