赤いオーラの女性と赤色が示すスピリチュアルな意味とは?

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井上直哉

心理とスピリチュアルの専門家
1989年大学に進学中に、独自にスピリチュアルの研究を行い体外離脱体験をもつ。医療機器メーカーに就職後、2001年に心理療法家として独立。3,000人以上のセラピー実績を持ち、年間20回以上のセミナーを全国で開催。2010年に株式会社ヒーリングアースを設立。現在は経営の傍ら個人セッション及びセミナーをこなしながら執筆活動に励む。ブログは年間300万人が訪れる。モットーは「現実が変わるスピリチュアル」です。
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。

「赤いオーラ」と聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか?一般的に赤色のオーラと言えば、情熱や熱意など、強い感情をイメージするかもしれません。

よく、オーラのカラー診断などをしているサイトもありますが、決まって赤色と言えば、情熱的な姿勢や積極的な一面、時には怒りなどの苛立ちを表すと紹介されています。

でも実際に、私が人のオーラを診断して、赤色のオーラのスピリチュアルな意味を確認していくと、「赤いオーラ」と一言でいっても、本当に色々な赤色があり、それに伴いその意味も全く違ていることが解ります。

時には見ることが切ない、そんな赤色のオーラもあるのです。

今回のブログでは、そんな赤色のオーラの意味について、実例をもとに紹介していきましょう。

 

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一般的な赤色のオーラの意味

一般的な赤色のオーラの意味

まずは実際に人のオーラを観察する私が、赤色のオーラの意味について、いくつか紹介したいと思います。

これは微妙な色合いの違いが、結果的にどれぐらいオーラの意味に影響を与えるのか、それを知っていただくためです。

 

赤いオーラといっても様々な意味がある

赤色といっても、本当に人それぞれで、色々なスピリチュアルな意味を持って見えます。

ですから、赤いオーラといっても、全て同じではないことを、心して置いていただきたいのです。

その上で、今回はあえて微妙な色の違いも、情緒豊かに感じてきた日本人らしく、「和名」で紹介したいと思います。

今回紹介する色の見本は、こちらの「和色大辞典」を参考に使わせていただきました。

補足説明
なお、赤色以外のオーラの色については、こちらの「オーラの色の意味をオーラ診断の実例をもとに解説」でも紹介しています。他の色が気になる方は、そちらをチェックしてみてください。他の色合いも同じように、微妙な色合いの差で意味が違ってきますからね。

 

赤紅(あかべに)

    =赤紅(あかべに)は深みを帯びた奥行きのある赤色で、どこか赤の中でも落ちつきと冷たさを感じさせます。

このオーラを持っている人は、内なる強い意志を秘めつつも、それを自ら抑えるような、我慢強さを持ち合わせるでしょう。

恋愛や異性関係の気持ちとして、この赤紅色のオーラが見て取れるなら、それは一人の人への、揺るがない強い思いとして読み取ることができます。

表面は落ち着いた女性としての姿を保ちつつも、強い意志と一途な思いを内に秘めている、そんな意味を表す赤色だといえるでしょう。

 

紅緋(べにひ)

    =紅緋(べにひ)原色の赤色に多少のオレンジ色が加わった色のような、紅緋色は子供のような明るさを持つ色です。

オーラの色は明るくなるほどに、拘りや思い入れが消えていき、自由で奔放な性格を表していきます。

大人としての女性でありながらも、どこか子供らしさを宿したような、無邪気な側面が見えるのがこの紅緋です。

人や物事に捕らわれず、明るく我が道を前進していける、そんな心持ちを意味する赤色だといえるでしょう。

 

紅(くれない)

    =紅(くれない)は、濁りの無い原色の赤色を明るく濃くした、女性の口紅の色のようです。

この紅色のオーラを持つ人は、女性らしさを前面に出し、強い意思表示ができる方だと言えるでしょう。

自分の意見や考えなど、スピリチュアルな意味での直感にも自信を持ち、それを主張できるだけの、覇気や強さを持ち合わせています。

ですから、何事においても、自分がこうと決めたら譲らず、積極的に向き合うことを意味する赤色です。

 

濃紅(こいくれない)

    =濃紅(こいくれない)は、固まった思いを表し、時には嫉妬などの気持ちを表す色です。

この深い赤色ともいえる濃紅のオーラを持つ人は、我慢が溜まり、気持ちが深く濃くなっていること、そしてその気持ちに捕らわれていることを表します。

ですから、不倫や嫉妬など我慢が常に付きまとうような、そんな男女関係を持っていたり、家庭内でもパートナーとのコミュニケーションが取れず、意思疎通ができないと、悔しさなどの赤いオーラが濃紅に染まります。

オーラは色が濃くなるほどその流れが停滞して、多くのエネルギーを宿すので、濃紅はまさに「愛しさ余って憎さ百倍」に成り兼ねない、停滞した熱意を意味する赤色です。

 

臙脂(えんじ)

    =臙脂(えんじ)は、赤色の明るさが多少落ちて、曇り気味な色合いとして見て取れます。

この臙脂色のように、オーラの中にわずかな濁り気味の赤色を持つ人は、その気持ちの中にも、自信の無さのような迷いの思いを宿しています。

これはオーラ診断で、スピリチュアルな視点からオーラを見れば、すべての色に通ずることで、オーラの色の曇りとは、自信の無さの表れといっても過言ではありません。

ですから臙脂のオーラは、熱意をもって何かに取り組んだり、恋愛で思いを傾けても、その思いが遂げられず、気持ちが落ちたときなどに現れると言って良いでしょう。

臙脂色のオーラは、不完全燃焼のような、気持ちの停滞を意味する赤色なので、葛藤して悩んでいるときには、見えやすいかもしれません。

 

実際のオーラ診断における赤色

ここまで和名をもとに、赤色のオーラが持つ、様々な意味について見てきました。実際に私が行うオーラ診断などでは、和名でオーラの色を言うことはありません。

ですから、例えば赤紅であれば「濃く深みのある赤色」と言いますし、紅なら「明るく張りのある赤色」とお伝えします。

もちろん、臙脂なら「少し落ちぎみの赤色」などと申し上げて、その後で、それぞれの赤いオーラに宿る、スピリチュアルな意味について、詳しくお話ししていきます。

どちらにせよ、オーラの色はその人の気持ちをダイレクトに表し、中でも赤色のオーラは、「熱意」や「怒り」、「怖さ」などの感情を秘めているといえるでしょう。

オーラ診断では、さらにその感情が生まれた原因を、詳しく読み解いていくのです。

 

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赤いカーディガンの女性との出会い

赤いカーディガンの女性との出会い

では、私の心の中に、今でもとても印象に残っている、ある赤いオーラを纏った女性との出会いを、ここで紹介しましょう。

心を癒すための品物を扱い、スピリチュアルなセッションなどをしていると、時折、こんな方にお会いすることもあるのです。

 

真っ赤なカーディガンのお客様

以前に、お店で仕事をして居ると、お昼過ぎ頃になって、あるお客様が来店されました。

彼女はお店にくると、一通り店内を見まわして、天然石アクセサリーを見たり、天然石のビーズを眺めたり、お店のパワーストーンコーナーを行ったり来たりしています。

私もいままで見かけたことが無い方だったので、きっと初めてお越しになったのでしょう。

特に見た目は、これと言って特別なところは在りませんが、真紅に染まった真っ赤な色合いのカーディガンが、とても印象的な方でした。

 

彼女から感じる掴みようのない違和感

しばらくすると、興味がある天然石が絞られたのか、お店のスタッフに声を掛け、ケースの中のペンダントを見せてもらっていました。

私はその会話を、聞くでもなく聴きながら、どこか違和感を感じていました。それは、どこか厚い雲に覆われているような、掴みよのない、ぼんやりとした感覚です。

それから30分ほどスタッフと話をした後、彼女は足早にお店を去って行きました。そして1時間ほどして、またお店にお越しになったのです。

どうやら、自分の持っているチェーンが、欲しいペンダントに合うのか確かめるために、一旦家に取りに戻ったようです。

その時に、たまたま私がお店に出ていたので、直にお話を伺うことになりました。

 

自分で決められない人だった

私がご覧になりたい石を、ケースから取り出しながら、話をしていると直感的に在ることが解りました。

それは彼女が決して、石を選べないであろうということです。

私は以前にもこちらの「自分で決められない人の特徴とスピリチュアルな改善法」で、そんな自分で決められない人について書きましたが、彼女もまさにそんなタイプの人だったのです。

彼女は自分が気になる、ルビーなどの赤色の天然石を、3種類まで絞り込んでいましたが、最後のこれだという確信が持てないのです。

先程の漠然とした違和感は、彼女のオーラに溜まったストレスが、とても多いことを意味しており、私はそれをスピリチュアルなレベルで、感じとっていたのです。

 

なぜ人は選択できなくなるのか?

なぜ人は選択できなくなるのか?

この赤いカーディガンを来た方に限らず、オーラにストレスを溜めている方は、自分の選択に自信が持てません。

オーラに溜まっているストレスが、ある意味スピリチュアルなレベルで心に影響して、選択を迷わせたり、選ぶことを不安にさせるからです。

 

自分で天然石を選べるようになる意味

私は以前にも、こちらの「パワーストーン選びと自由意思 〜絶対に譲れない~【実例紹介】」で、なぜ私のお店では、スタッフがお客様の石を選んだりしないのか、その理由を書きました。

スピリチュアルな占やヒーラーには、「あなたにはこれが合う!」と、天然石を選んでくれる方もいます。ですが私のお店では、そのようなことは一切おこないません。

それはお客様自身で、石を選べるようになることが、心理療法的にとても大切だからです。そしてお客様が、自分のフィーリングを信じて選んだ石が、どれよりも相応しいと考えるからです。

ですから、今回の彼女に対しても、どれが合うなどとは口にせず、ただ選んでいる様子を、横に付き添って黙って見ていました。

 

心に感じるフィーリングを感じ取る

そして、あえて特定の石を勧めるようなことはせず、出来るだけ選びやすくなるようにと、一つ一つの天然石の種類やその意味を、詳しく説明していったのです。

すると彼女は先ほど絞り込んだ、3種類の赤色の天然石のペンダントを、何度もじっと見返しながら、自分の気持ちと照らし合わせています。

どれが良いのか、自分の心に感じるフィーリングを、なんとか感じようとしているのです。それは、どの石が自分にシックリとくるのか、心に問いかけていることを意味します。

でもそんな風に心の声を聞くときにこそ、彼女オーラの中に含まれたストレスが影響を与え、彼女を不安がらせてしまうのです。

そして彼女は、しばらくそれを繰り返してから、肩を落としてお店を去って行きました。

 

”メンバーズブログ"

彼女の赤いオーラが示す意味とは

彼女の赤いオーラが示す意味とは

私はその時には、まだ気が付いていませんでした、彼女がなぜ赤いカーディガンを着ていたのか。

オーラを見るまでもなく、そのカーディガンの赤い色にも、スピリチュアルな意味が含まれていたのです。

 

彼女が自分で決められない理由

彼女が立ち去ったあと、姿が見えなくなった扉を眺めていると、最初に彼女の接客をしてくれたスタッフが、不思議そうな顔をしてに私のものとにやってきました。

私は扉の外を眺めながら、おもむろにそのスタッフに言いました。

 

<井上>

彼女は石を選べないね。ある程度は絞り込めるけど、きっと最後の決断に必要なフィーリングを感じられないんだよ。

 

するとそのスタッフも同じように感じていたようです。

 

<スタッフ>

私も最初にお会いして、そう感じました。多分、決められないと思います。

 

<井上>

何度かお店に通って下されば、気持ちも癒されて、その内、決められるようになると思うんだけどね。また来てくれるといいね。

 

真紅のオーラが示すもの

そんな風に話しながら、今までお会いしていた彼女を思い出し、何気なく彼女のオーラに意識を向けました。そして気付いたのです。

彼女のオーラが、彼女が着ていたカーディガンと同じように、真っ赤な真紅に染まっていることを。それは彼女が絞り込んだ、3種類の天然石の1つルビーの赤い色と同じでした。

そして、その真紅のオーラに含まれるスピリチュアルな意味は、傷だらけで癒されない心だったのです。

そうその赤色は、彼女の心が傷ついて流し続けていた、血の色を表していたのです。

 

痛々しい赤いオーラの意味

痛々しいまでに真っ赤に染まった赤色のオーラ。私はその瞬間「シマッタ!」っと思いました。

もっと早く気付けば、彼女には自分の傷ついた心を癒せるように、フラワーレメディを勧めたのに。自分の至らなさを心から悔やみました。

でも時すでに遅く、彼女の姿はそこにはありません。私はスタッフと一緒に、彼女が去って行った、お店の出入口を眺めながら言いました。

 

<井上>

また来てくれるといいね。今度来た時には、僕がフラワーレメディを勧めるから、声を掛けてね。

 

赤色のオーラの中に見える心の傷

彼女の真紅のオーラは、それまでの生活で、彼女の心がどれほど傷ついているのかを、暗に示していました。

それは例えば、こちらの「DV被害を受けた女性の心理的な特徴とスピリチュアルな改善法」でもお話ししたように。

家庭内暴力などの怖さを、何度となく体験し、癒されないままの心の状態です。きっと時には不安や恐怖を感じて、過呼吸やパニックに陥るなどの問題も、抱えているのだと思います。

彼女の赤いオーラは、それだけ心が傷付き、血の色に染まっているという、スピリチュアルな意味を含んでいたのです。

 

井上のオーラ診断

傷ついた心の色を教えてくれる赤いオーラ

傷ついた心の色を教えてくれる赤いオーラ

いかがでしたか?ここまで、ある赤いオーラを纏った女性との出会いから、そのスピリチュアルな意味について、詳しく解説してきました。

では最後に、こんなお話をして終わりにしましょう。

 

心は疲れもすれば傷付きもする

私たちの心は、決して目に見えるような、実体のあるものではありません。ですが、肉体と同じように、疲れもすれば傷付きもします。

だからこそ、骨が折れれば治療が必要で在るように、心が折れた時にも、回復するための休息をとる必要があるのです。

今回の赤いオーラの女性は、振り返ってみれば当然だと思えることを、改めて私に感じさせました。

でもそんな大切なことにさえ、私たちは今まで気付きもせずに、この人生を歩んできたのです。

 

心の健康に目を向ける時代

私たちはそろそろ、肉体的な健康を重視するように、心の健康にも意識を向けるべきです。

それは添加物を除くように、心を傷つける言葉を除き、新鮮な野菜や果物を取るように、心満たされる体験をするべきです。

ダイエットや運動で、身体を管理するように、休息や癒しで、心も整えてあげる必要があるのです。

そんな生活スタイルが、心に溜まったストレスや、傷ついた心を癒して、あの赤いオーラの色合いや意味を、変えて行ってくれるのでしょう。

そんなスピリチュアルな取り組みが、私たちには必要だと感じます。

 

真紅に染まるオーラとの切ない出会い

赤い血の色のオーラ。私は今までにも何度か、その色のオーラと出会っています。

そしていつも、とても切ない気持ちになるのです。それは声にならない、心の叫びのように私には見て取れるからです。

願わくば、彼女の心が速やかに癒されて、心から安心できる時を過ごせますように。

そして彼女の心が愛と喜びで満たされて、幸せな時を過ごせますように。。。そんな思いが心の中に浮かび、消えていくのです。

 

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自分のオーラの色を知る方法!服装から解るスピリチュアルなオーラの色

 

編集後記など1分1言動画

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1989年大学に進学中に、独自にスピリチュアルの研究を行い体外離脱体験をもつ。医療機器メーカーに就職後、2001年に心理療法家として独立。3,000人以上のセラピー実績を持ち、年間20回以上のセミナーを全国で開催。2010年に株式会社ヒーリングアースを設立。現在は経営の傍ら個人セッション及びセミナーをこなしながら執筆活動に励む。ブログは年間300万人が訪れる。モットーは「現実が変わるスピリチュアル」です。
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