
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉



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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
赤いオーラと聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか?
一般的に赤色のオーラと言えば、情熱や熱意など、強い感情をイメージするかもしれません。
よくオーラのカラー診断などをしているサイトもありますが、決まって赤色と言えば情熱的な姿勢や、積極的な一面、時には怒りなどの苛立ちを表すと紹介されます。
でも実際に人のオーラを診断して、赤色のオーラの意味をチェックしていくと、「赤いオーラ」と一言でいっても、本当に色々な赤色があり、その意味も全く異なります。
時には見ることが切ない、赤色のオーラもあるのです。
今回のブログでは、そんな赤色のオーラの意味について、実例をもとに紹介していきましょう。
一般的な赤色のオーラの意味


まずは実際に人のオーラを観察する私が、赤色のオーラの意味について、いくつか紹介したいと思います。
なお、赤色以外のオーラの色については、こちらの「【実例集】オーラの色の意味:オーラ診断から解るその人の本質とは?」でも紹介していますので、他の色が気になる方は、そちらをチェックしてみてください。
今回はあえて、微妙な色の違いも情緒豊かに感じてきた日本人らしく、「和名」で紹介したいと思います。
なお、今回紹介する色の見本は、こちらの「和色大辞典(日本の伝統色の名前とカラーコード)」を参考に使わせていただきました。
赤紅(あかべに)
=赤紅(あかべに)は深みを帯びた奥行きのある赤色で、どこか赤の中でも落ちつきと冷たさを感じさせます。
このオーラを持っている人は、内なる強い意志を秘めつつも、それを自ら抑えるような、我慢強さを持ち合わせるでしょう。
恋愛や異性関係の気持ちとして、この赤紅色のオーラが見て取れるなら、それは一人の人への、揺るがない強い思いとして読み取ることができます。
表面は落ち着いた女性としての姿を保ちつつも、強い意志と一途な思いを内に秘めていることを意味する赤色だと言えるでしょう。
紅緋(べにひ)
=紅緋(べにひ)原色の赤色に多少のオレンジ色が加わったかのような、紅緋色は子供のような明るさを持つ色です。
オーラの色は明るくなるほどに、拘りや思い入れが消えていき、自由で奔放な性格を表していきます。
大人としての女性でありながらも、どこか子供らしさを宿したような無邪気な側面が見えるのが、この紅緋です。
人や物事に捕らわれず、明るく我が道を前進していける心持ちを意味する赤色だと言えるでしょう。
紅(くれない)
=紅(くれない)は、濁りの無い原色の赤色を明るく濃くした、女性の口紅の色のようです。
この紅色のオーラを持つ人は、女性らしさを前面に出し、強い意思表示ができる方だと言えるでしょう。
自分の意見や考え、しいては直感に自信を持ち、それを主張できるだけの覇気も持ち合わせています。
ですから、何事においても、自分がこうと決めたら譲らず、積極的に向き合うだけの強さを意味する赤色です。
濃紅(こいくれない)
=濃紅(こいくれない)は、固まった思いを表し、時には嫉妬などの気持ちを表す色です。
この深い赤色ともいえる濃紅のオーラを持つ人は、我慢が溜まり、気持ちが深く濃くなっていること、そしてその気持ちに捕らわれていることを表します。
ですから、不倫や嫉妬など我慢が常に付きまとうような、そんな男女関係を持っていたり、家庭内でもパートナーとのコミュニケーションが取れず、意思疎通ができないと、悔しさなどの赤いオーラが濃紅に染まります。
オーラは色が濃くなるほどその流れが停滞して、多くのエネルギーを宿すので、濃紅はまさに「愛しさ余って憎さ百倍」に成り兼ねない、停滞した熱意を意味する赤色です。
臙脂(えんじ)
=臙脂(えんじ)は、赤色の明るさが多少落ちて、曇り気味な色合いとして見て取れます。
この臙脂色のように、オーラの中にわずかな濁り気味の赤色を持つ人は、その気持ちの中にも、自信の無さのような迷いの思いを宿しています。
熱意をもって何かに取り組んだり、恋愛で思いを傾けても、その思いが遂げられず、気持ちが落ちたときなど、この臙脂色のオーラが現れることでしょう。
臙脂色のオーラは、不完全燃焼のような気持ちの停滞を意味する赤色なので、葛藤して悩んでいるときには、見えやすいかもしれません。
実際のオーラ診断における赤色
いかがでしたか?和名をもとに、いくつかの赤色のオーラが持つ意味について見ていきました。
実際に私が行うオーラ診断などでは、和名でオーラの色を言うことはありませんから、赤紅であれば「濃く深みのある赤色」と言いますし、紅なら「明るく張りのある赤色」と語ります。
もちろん、臙脂なら「少し落ちぎみの赤色」などと申し上げて、そのあとでそれぞれのオーラの色がもつ意味について、詳しくお話ししていきます。
どちらにせよ、オーラの色はその人の気持ちをダイレクトに表し、中でも赤色のオーラは、「熱意」や「怒り」、「怖さ」などの感情を秘めているので、その感情が生まれた原因を読み解いていくのです。
赤いカーディガンの女性との出会い


先日、お店で仕事をして居ると、お昼過ぎに、あるお客様が来店されました。
彼女はお店にくると、一通り店内を見まわして、天然石アクセサリーを見たり、天然石のビーズを眺めたり、お店のパワーストーンのコーナーを行ったり来たりしています。
私もいままで見かけたことが無い方だったので、きっと初めてお越しになったのでしょう。
特に見た目は、これと言って特別なところは在りませんが、真紅に染まった真っ赤な色合いのカーディガンが、とても印象的な方でした。
彼女から感じる掴みようのない違和感
しばらくすると、興味がある天然石が絞られたのか、お店のスタッフに声を掛け、ケースの中のペンダントを見せてもらっていました。
私はその会話を、聞くでもなく聴きながら、どこか違和感を感じていました。それは厚い雲に覆われて、掴みよのないような、ぼんやりとした感覚です。
それから30分ほどスタッフと話をした後、彼女は足早にお店を去って行きました。そして1時間ほどして、またお店にお越しになったのです。
どうやら、自分の持っているチェーンが、欲しいペンダントに合うのか確かめるために、一旦家に取りに戻ったようです。
その時に、たまたま私がお店に出ていたので、直にお話を伺うことになりました。
選択に確信を持てない彼女
私がご覧になりたい石を、ケースから取り出しながら、話をしていると直感的に在ることが解りました。
それは彼女が決して、石を選べない人だということです。
私は以前にもこちらの「自分で決められない人の心理と改善策<なかなか決断できない人は必見!>」で、そんな自分で決められない人について書きましたが、まさに彼女もそうだったのです。
彼女は自分が気になる、ルビーなどの赤色の天然石を、3種類まで絞り込んでいましたが、最後のこれだという確信が持てないのです。
自分で天然石を選べるようになる意味
私は以前にも、こちらの「パワーストーン選びと自由意思 〜絶対に譲れない~【実例紹介】」で、なぜ私のお店では、スタッフがお客様の石を選んだりしないのかを書きました。
世の中には「あなたにはこれが合う!」と、天然石を選んでくれる占い師の方もいます。ですが私のお店では、そのようなことは一切おこないません。
それはお客様自身で、石を選べるようになることが、心理療法的にとても大切だからです。そしてお客様が自分のフィーリングを信じて選んだ石が、どれよりも相応しいと考えるからです。
ですから今回の彼女に対しても、どれが合うなどとは口にせず、ただ選んでいる様子をみていました。
心に感じるフィーリングを感じ取る
そしてあえて特定の石を勧めるようなことはせず、出来るだけ選びやすくなるようにと、一つ一つの天然石の種類やその意味を説明していったのです。
すると彼女は先ほど絞り込んだ、3種類の赤色の天然石のペンダントを、何度もじっと見返しながら、自分の気持ちと照らし合わせています。
どれが良いのか、自分の心に感じるフィーリングを、なんとか感じようとしているのです。それはどの石が自分にシックリとくるのか、心に問いかけていることを意味します。
そしてしばらくそれを繰り返してから、肩を落としてお店を去って行きました。
彼女の赤いオーラが示す意味とは


彼女が立ち去ったあとの扉を眺めていると、最初に彼女の接客をしてくれたスタッフが、不思議そうな顔をしてに私のものとにやってきました。
彼女が自分で決められない理由
私は扉の外を眺めながら、おもむろにそのスタッフに言いました。


するとそのスタッフも同じように感じていたようです。




真紅のオーラが示すもの
そんな風に話しながら、今までお会いしていた彼女を思い出し、何気なく彼女のオーラに意識を向けました。そして気付いたのです。
彼女のオーラが、彼女が着ていたカーディガンと同じように真紅であることに。それは彼女が絞り込んだ、3種類の天然石の1つルビーと同じ色でした。
そしてその真紅のオーラが意味するのは、傷だらけの心だったのです。
そうその赤色は、彼女の心が傷ついて流していた血の色だったのです。
痛々しい赤いオーラ
痛々しいまでに真っ赤に染まった赤色のオーラ。私はその瞬間「シマッタ!」っと思いました。
もっと早く気付けば、彼女には天然石ではなく、自分の傷ついた心を癒せるように、フラワーレメディを勧めたのに。自分の至らなさを心から悔やみました。
でも時すでに遅し、彼女の姿はそこにはありません。
私はスタッフと一緒に、彼女が去って行った、お店の出入口を眺めながら言いました。


赤色のオーラの中に見える心の傷
彼女の真紅のオーラは、それまでの生活で彼女の心が、どれほど傷ついているのかを表していました。
それは例えばこちらの「DV被害を受ける女性のスピリチュアルな特徴と対策【被害者の心理的な原因】」でもお話しした家庭内暴力などの、怖さを何度となく体験し、癒されないまま残っている心の傷のようです。
それによって、きっと時には不安や恐怖を感じて、こちらの「パニック障害の原因と改善法!発作の仕組みをスピリチュアルに解説」でもお話しした、過呼吸やパニックに陥るなどの問題も抱えていることでしょう。
それだけ、彼女の心は傷付き、血の色ともいえる赤色のオーラに染まっていたのです。
傷ついた心の色を教えてくれる赤いオーラ


私たちの心は、決して目に見えるような、実体のあるものではありません。ですが、肉体と同じように、疲れもすれば傷付きもします。
だからこそ、骨が折れれば治療が必要で在るように。心が折れた時にも、回復するための休息をとる必要があるのです。
でもそんな大切なことにさえ、私たちは今まで気付きもせず歩んできました。
肉体と同じように心の健康に目を向ける時代
私たちはそろそろ、肉体的な健康を重視するように、心の健康にも意識を向けるべきです。
それは添加物を除くように、心を傷つける言葉を除き。
新鮮な野菜や果物を取るように、心満たされる体験をするべきです。
ダイエットや運動で、身体を管理するように。休息や癒しで、心も整えてあげる必要があるのです。
真紅に染まるオーラとの切ない出会い
赤い血の色のオーラ。私は今までにも何度か、その色のオーラと出会っています。
そしていつも、とても切ない気持ちになるのです。それは声にならない、心の叫びのように私には見て取れるからです。
願わくば、彼女の心が速やかに癒されて、心から安心できる時を過ごせますように。
そして彼女の心が愛と喜びで満たされて、幸せな時を過ごせますように。。。そんな思いが浮かび消えていくのです。
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自分のオーラの色を知る方法!服装から解るスピリチュアルなオーラの色