井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
気が付けば、周りの人と自分を比べてしまい、気持ちが落ち込む。あなたにも、そんなことはありませんか?
私たちは、自分の気持ちが落ちているときには、なおさら人と比べてしまうことが多く、思わず一人で凹んでしまい易いものです。
ただもしそれが、たまたまとか、時々だけではなく、日常的にそうなってしまうのなら、あなたには、人と比べる心理的な傾向があるのかもしれません。
今回の記事では、そんな人と比べて落ち込む人の、心理的な原因とスピリチュアルな改善法を紹介します。
自分を人と比べる女性の実例
まずは先日いただいた、ある女性からの相談を紹介しましょう。
人と自分を比べてしまうだけではなく、心理的に見ても、いくつかの問題を持っていると感じられる方です。
人と比べ易い女性からの相談
井上からの回答
お問い合わせありがとうございます。井上です。
そうですね。まずは自己肯定感が持ていな部分や、思わず人に嫌みを言ってしまうことに関しては、これまでの過去の体験が深く影響していると思います。
そのために、自分に自信が持てず、人と比べてしまうところがあるのでしょう。
ですからまずは、オーラ診断などで現在の心理的な状況を詳しく拝見し、心の中を整理すれば、その原因も解り、人と比べて落ち込む性格も改善できるでしょう。
悩みは全て一連の心理的な問題
ご覧いただければ、きっとお解りになるように、彼女の問題は、他人と自分を比べてしまうことだけにとどまりません。
恋愛関係においても、素直に成れないところが在ったり、いざ異性と付き合おうとしても、気持ち悪いなどの、衝動的な拒否反応が出てきます。
それらの心理的な傾向は、一見すれば個別の問題のように見えますが、実際にオーラ診断などのスピリチュアルな視点で見ると、一連のつながりのある、心理的な問題だといえるのです。
ですから彼女のケースでは、まずは自分の心の中を整理して、悩みの原因を絞り込み、改善していくことが必要となってきます。
現実生活で表面に出てくる様々な問題は、根本的なところで繋がっていることが多いので、まずは混乱している心を癒して、気持ちを整理することが重要です。
今の気持ちを整理するだけでも、人と比べて落ち込むことは、自然と減っていくでしょう。
人と比べてしまう人の3つのタイプ
ではそんな、他人と比べてしまう人にありがちな、心理的な3つのタイプについて、詳しく見て行きましょう。
人と比べて落ち込むと言って、私のもとに相談に来る人が、比較的多く持ている性格的な傾向です。
自己肯定感が低い人
先の彼女の実例でもあるように、自己肯定感が低い人は、どうしても人と自分を比べてしまい易い所があります。
その原因は多くの場合、子供の頃に、親から尊重されなかったことですが、その結果どうしても、「自分はこれで良い」という、確信が持てないのです。
そのため、ことある毎に「本当にこれで良いのだろうか」という、不安や不足感が心に付きまといます。
何か失敗した訳でもないのに、気が付けば、自分を周りの人と比べてしまい、一人で落ち込んでしまうのです。
自己肯定感が低い人については、以前にこちらの「自己肯定感が低い人の心理的な原因と高めるためのスピリチュアルな方法」でも、詳しくその原因と改善法について紹介しています。
承認欲求が強い人
そして中には、承認欲求があまりにも強いがゆえに、他人と自分を比べてしまう人がいます。
こちらの「承認欲求が強い人の心理的な原因とスピリチュアルになくす方法」でも、詳しく解説しましたが、それらの人は、心に強い欠乏感を持っています。
そのために、意識は常に周りの人に向いており、相手からの承認を得ようと、一生懸命になってしまうのです。
しかしながら、いくら相手のニーズに応えても、強い欠乏感が満たされることは無く、周りの人ばかりが得られて悔しいと感じ、自分に何が足りないのだろうかと、人と自分を比べてしまうのです。
心理的に見ても、強い感情的な葛藤があると、なおさらそんな気持ちに捕らわれてしまい易いといえます。
すると、人と比べて落ち組むことをやめたいと思っても、なかなか意識を切り替えることが出来ないのです。
自分は何もできないという人
何事に対しても自信が持てず、何もできない自分に落ち込むという人も、周りの人と自分を比べてしまい易いところがあります。
こちらの「何もできない自分に落ち込む人に知って欲しいスピリチュアルな真実」でも詳しく書きましたが、彼らは何もできていないのではありません。
ただ、自分の努力や成果を評価できないために、何もできていないと、思い込んでいるだけなのです。
ですが、そんな心理的な傾向を持っているがゆえに、なおさら他人と自分を比べてしまい、そのたびに「やっぱり自分はダメだ」と心が打ちのめされて、深く落ち込んでしまいます。
人と比べてしまう心理的な原因
では、なぜ私たちは、そんなにも自分を人と比べてしまうのでしょう。
ここからは、それらの人の心理的な原因について見て行きます。
相対評価の教育だった
これは、私たちの教育課程を振り返れば解ることですが、私たちは学校の成績など、ずっと他者と比較される相対評価を受けてきました。
今では学校の通信簿も、「相対評価」から「絶対評価」へと切り替わっていますが、それまでは、人と比べることを基準として評価されてきたのです。
ですから私たち自身も、無意識に相対評価で自分を見るところがあり、周りの人と自分を比べてしまいます。
そんな育成環境からも、人と自分を比べること自体、ある意味、当然なのかもしれません。
私が学生だった頃は、中間テストや期末テストの学年順位が、いつも全て廊下に貼り出されていました。
私は、いつも後ろから数えた方が、圧倒的に早い成績だったので、貼り出されるたびに、成績の良い友達と比較して落ち込んだものです。
親が人と比べて評価した
そして在りがちなのは、親が兄弟や近所の子をできる子の基準として示し、子供が出来ていないことを指摘するパターンです。
「お兄ちゃんや、お姉ちゃんは〇〇なのに、なんであなたは・・・」など、とかく子供が言うことを聞かないと、親としてもつい言ってしまいがちです。
それが1,2度程度なら、さほどトラウマになることは無いでしょう。でも、ことある毎に「近所の○○ちゃんは・・・」などと言われれば。。。
周りの人のことが気になり、人と自分を比べる傾向が出来てしまうのも、心理的には不思議なことではありません。
それ以外でも、母親がご近所や他人に対しては、いつも体裁を良く見せて、家では周りの人の悪口をいうタイプだと、子供は人の目を気にするようになります。
すると大人になっても、気が付けば他人と自分を比べてしまい易くなるのです。
人の成果は良く見える
さらには、仕事や学校などの人間関係のストレスが原因で、無意識に周りの人と比べて、落ち込むことも在るでしょう。
私たちはそれでなくとも、人ができる事はすごいことで、自分が出来ることは出来て当然と思いがちです。
そのため、落ち込んでいるときにSNSなどを目にすれば、必然的に人の出来ている姿に目が行ってしまい、自分自身が何もできていないと思てしまいます。
本来ならば気にならないことも、ストレスが溜まっているときには、とかくダメージを受け易いのです。
実名のSNSなどは、ほとんどの人が、日常の楽しいことや、ポジティブなことを投稿するように心掛けています。
ですから、精神的に疲れているときに、それらを目にすれば、人と比べて落ち込んしまうのは当然のことです。
比べる心を癒すスピリチュアルな改善策
ここまでは、他人と自分を比べてしまう人にありがちな、3つのタイプについて解説し、さらには心理的な原因についても見てきました。
ではここからは、もうそんな思いはしたくないという人ために、スピリチュアルな改善法を見て行きます。
正当な基準で自分を再評価
最初に意識すべきは、心の視点を切り替えてみることです。
先程も申し上げたように、私たちは「人ができる事はすごいこと」と思い、「自分が出来ることは、出来て当然の簡単なこと」と、捉えがちです。
それに、自分が疲れて落ち込んでいるときには、自分の悪いところにばかりに意識が向くので、なおさら他人の良いところと、自分の悪いところを比べてしまい易いのです。
ですから視点を変えて、10年前や20年前の過去の自分と、今の自分を比べてみて、成長できているかをチェックしてみましょう。
それにより、正当な基準の上で、自分を再度見直すことができます。
冷静に考えれば解りますが、人と自分を比べるという時点で、土台や基準がそもそも違うのです。
ですから、自分が出来ているのかを、正答に評価するのであれば、比較すべきは、過去の自分の方が相応しいと言えるでしょう。
心理的な自己承認による改善
続いては、このブログでもお馴染みの、心理的な改善法である、自己承認の手法を使うことです。
これは日頃の生活の中で、まさに人と自分を比べている瞬間に、自分の心に意識を向けて、その時に感じている不安や落ち込みを感じ尽くし、心を癒す方法です。
ですから、「人と比べて不安なんだな。」とか、「人と比べて、落ち込んでいるな。」と、自分の心に語り掛けていきます。
この自己承認を繰り返すことで、人と比べてしまうことも自然と無くなり、落ち込むことも減っていくでしょう。
自己承認の手法については、こちらの「やる気が出ない心をスピリチュアルに回復させる方法<自分を認める自己承認>」で、詳しくそのやり方を紹介しています。
実際に取り組むときには、こちらを参考にすれば、やり方が理解できるでしょう。
フラワーレメディによる改善
自己承認は、まさに人と自分を比べてしまう時の対処法ですが、もっと積極的に自分を癒していくのなら、スピリチュアルなフラワーレメディがおすすめです。
セントリーは、精神的な強さを養い、自分に自信を与えて、周りの人のことが気にならなくなるレメディです。
さらには、インパチェンスをブレンドすることで、できない自分にイライラして落ち込むことも減るでしょう。
これは、比較的効果が解りやすい種類ですから、他人と比べるのを早くをやめたいという方は、一度使ってみてください。思っている以上に気持ちが楽になりますよ。
2種類のフラワーレメディをブレンドするなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて3滴ずつ、合計6滴入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
自分のメンタルに取り組む
もしあなたが、最初に紹介した彼女のように、自分の問題が色々とあって、どこから手を付ければいいのか解らないのなら、心理の専門家に相談するのもおすすめです。
結局のところ、人と比べてしまうのは、心理的なトラウマがあり、不安に成ったり、落ち込むなど、自分に自信が持てないからです。
ですから、そんなメンタルな問題は、自分が信頼のおけるセラピストなどに相談して、積極的に取り組んでいきましょう。
私が開催しているような、心を整えるメンタルヘルスセミナーでも、それらの問題は改善可能ですから、自分が出来ると思ったところから始めてみてください。
あなたもお気付きのように、私たちは精神的な調子が良い時には、自分を他人と比べたりはしません。
ですから本質的には、ストレスの処理の仕方や、心の整え方を学べば、今回のような問題はおのずと改善していくのです。
心の花を咲かせること
いかがでしたか?今回は人と比べてしまうという相談実例を紹介し、なぜ私たちは人と比べることで落ち込むのか、心理的な原因についてお話ししてきました。
また、そんな傾向を改善するための、スピリチュアルな取り組みも一緒にお伝えしました。
理想的な自分に成れていないから
SMAPが歌う「世界に一つだけの花」の歌詞のように。私たちは誰もが個性的な存在で、決して他の人と比べる必要は無いのだと、頭では解っています。
でも、そんな言葉に納得はしていても、どうにも自分の心は思い通りにならず、やはり人と比べてしまうのです。
ディズニーアニメの、アナと雪の女王の「Let It Go」の歌詞のように。私たちは誰もが、ありのままの自分でいいと、心から思っています。
でもやはり、いつまでもそう思い続けられない自分がいて、人と比べてしまう自分に対しても、落ち込むことがあるのです。
そう、私たちは自分では解っているし、望んでいるのに、思うように心持ちを変えることが出来ず、理想的な自分に成れずにいます。
自分の花を育てること
私たちに必要なことは、自分の心を整えて、理想的な自分になるための正しい方法を学び、それを実践することです。
他人と自分を比べるのをやめたいなら、誰もが個性的な存在だと尊重でき、ありのままの自分でいいと確信できるだけの、心の強さを持つ必要があります。
スピリチュアルに見れば、私たちが人と比べてしまう本当の理由は、自分自身の心の花が、まだ咲いていないからです。自分に自信が持てないからです。
それはあなたも痛いほど感じていることでしょう。
今のあなたにだからこそ出来る
ですからあとは、自分で心の花を育て、咲かせてあげればいいのです。
確かに、これまで育てられてきた環境は、あなたにとってとても厳しい物だったかもしれません。それに今までは、誰もあなたにそんなことを、教えてくれなかったでしょう。
でも、今のあなたになら、出来るはずです。もう変わりたいと、心から望む今のあなたになら出来ます。
心の花が咲き誇ったときには、もう人と比べることはありません。その時こそ本当に、ありのままの自分であればいいと、確信できるのです。
【同じ悩みを抱えた方の声】
私は他人と比べて、自分は頑張っていないと落ち込んだり、気持ちの浮き沈みが激しいことに、ずっと悩まされてきました。自分に自信が持てないから人に影響されやすいし、漠然とした不安感に・・・
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はじめまして!自己肯定感が持てなくて、様々なことに自信がありません。
すぐに人と自分を比べてしまうところがあり、負けた気持ちになったり、落ち込むことがあり、時にはその気持ちを人にぶつけたり、嫌味を言ってしまいます。
自分の見た目に自信がなく、恋愛でもいいなと思っている人に素直になれなかったり、せっかく振り向いてくれた人に対して、怖い、気持ち悪いと感じてしまいます。
もう人と比べるのをやめたいのですが、どうすればいいですか?