井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
先日、ある友人から、子育てについての相談を受けました。
小学2年生の娘が、夜になるとトイレを怖がって、一人で行けなくなり、親が付き添ってもなかなか良くならないそうです。
この問題は、幼稚園や小学生の子供を持つお母さんなら、比較的多い悩みの一つではないでしょうか?
夜にトイレに行くのを怖がったり、寝るのが怖いという子供は意外と多く、いくら「大丈夫だよ」と言っても、なかなかその問題は解消しません。
今回は、そんなトイレや寝るのが怖いという子供に、親としてどう対処すればいいのか、心理的な対処法とスピリチュアルな対処法の2つを紹介します。
どちらもすぐに実践できる簡単なものですし、もちろん効果もばっちりですので、ぜひ試してみてくださいね。
<目 次>
夜にトイレや寝るのが怖いという子供
まずは今回いただいた相談について、もう少し詳しくお話ししましょう。
今回いただいた相談の内容
友人の娘は一人っ子で、現在は小学2年生ですが、幼稚園のころから、夜になるとトイレや寝るのが怖いと言っていたそうです。
寝る前には、必ず二人でトイレに行くようにしているものの、それでもトイレを怖がる気持ちはなかなか良くなりません。
毎晩娘が寝る時には、一人になるのを嫌がるので、一緒に付き添って寝かしつけていたようですし、さらには夜に目が覚めると、怖がってくっついてくることも多いようです。
夜中に起きても、トイレを怖がって我慢しているようなので、膀胱炎にでもならないかと心配になる。とのことでした。
子供の頃には1度は経験しますよね
でもこの話し、思い返してみれば、子育てをしているお母さん方にも、自分が子供の頃には、同じような経験があるのではないでしょうか?
トイレが怖くて仕方なかったり、一人で寝れなくて、母親の布団に潜り込んだり。きっと少なからず、誰でもありますよね。
これが兄弟と一緒なら、一人ではないので、寝るのが怖いということもないでしょうし、あまり気にはならないかもしれません。
ですが、一人っ子だったり、長男や長女などの最初の子供だけとなると、比較的よくあることだと思うのです。
そうなると、親としても初めてのことなので、どのように対処していいのか解らず、心配にもなりますよね。
井上の長男も一人は怖がっていた
かく言う私も、子供は長男と5つ離れた娘の2人ですが、長男は結構夜を怖がっていたときがありました。
以前にこちらの「すぐ出来る!子供を寝かしつける方法<心理セラピストの子供爆睡術>」でも書きましたが、私が寝かしつけの担当だったので、そのことはとても良く解っています。
私の家は、寝室のすぐ近くにトイレがあったので、トイレに行くのが怖いということはありませんでした。
ですが、もともと川の字で一緒に寝ていたこともあり、子供部屋を用意したときには、やはり一人で寝るのが怖いとは良く言っていたものです。
でも子供が大きくなると、親としても寝ている間にキックされたり、パンチされたり、結構大変なんです。(笑)
親としての良くある対処法
ではまずは、今回の相談に来た彼女も含め、一般的なお母さんの対処法を振り返りつつ、この問題を解消するためには何が必要かお話ししていきましょう。
最初は誰しも子育て未経験の初心者
正直に言えば、親としても最初の子供は四苦八苦します。
だって親だって子育て未経験で初心者な訳ですから、当然と言えば当然のことです。
今回のように、トイレや寝るのが怖いと泣き出す子供を見ても、どう対処したらいいのか解らずに、オロオロとしてしまいがちです。
出来ることと言えば、とりあえずググって対処法を探すことぐらいですが、なかなか心理的な対処法は出てこないものです。
ですから、今回はここにシッカリと記しておくことにしました。同じような問題で困った時に、少しでも役立てていただくように。
彼女がやっていた対処法
私は相談してきた彼女に、まずはどんな風に対処しているのか聞いてみました。
子供が夜にトイレに行くのが怖い時には、付き添っていると聞いたけど、寝るときや、夜中に起きて怖がった時には、どう対処しているか。
すると。「大丈夫だよ、大丈夫だよ、お母さん居るからね。怖くないよ。」っと声掛けして、抱きしめているそうです。
でも去年ぐらいから、ちょっと怖がり方が酷くなってきた気がすると、心配していました。夜のトイレも我慢しているようだし、別な部屋にさえ、行こうとしなくなったようです。
親であれば子を守りたいのは当然
この寝るのが怖いという子供に対して、彼女がやっていた対処法。
「大丈夫だよ。」と声掛けして抱きしめる方法は、殆どのお母さん方が、自然と取っている行動ではないでしょうか。
やはり怖がっている子供を、なんとか安心させたいと思うので、「大丈夫だよ。」という言葉は、一番最初に出てくると思います。
そして抱きしめて、安心させてあげたい。それは親であれば、誰もがとる自然な行為ですし、何とか子供を守ろうとする親の愛情だと思います。
ただこの方法、心理的に見ると間違ってはいないのですが、実はあまり効果がないのです。
「大丈夫だよ。」では足りない理由
きっと実際に同じ対処法をやっていたお母さんなら、それも薄々感じていたと思います。
毎晩「大丈夫だよ。」と声掛けして、抱きしめてあげても、なかなか寝るのを怖がる気持ちは良くならないって。
私はこちらの「「大丈夫だよ」という言葉の心理的な意味と子育てでの使い方」でも、そんな「大丈夫だよ」という声掛けについて、詳しくお話したことがあります。
確かにそれで少なからずは軽くはなっているのですが、その怖さを癒して完全に取り去るまでには、至らないと思います。
それに、寝るのが怖い状態が毎晩のように続くなら、その原因となる何らかのストレスを、日中に受けているでしょうからなおさらです。
問題を解消するための2つのポイント
ですから、この夜にトイレに行くことや、寝るのが怖いという問題を解消させるためには、2つのことが必要です。
1つはその怖さの原因を特定して、それを取り除くこと。そしてもう1つは、心理療法的な視点で裏図けられた対処法を実践することです。
この2つが揃えば、より速やかにこの問題は解消できるでしょうし、逆にもし原因が解らないとしても、後者の具体的な対処法が実践できれば、問題を解消することが出来ます。
そして念のために、それがなかなか上手くできないという人が、もっと簡単に癒せる、スピリチュアルな対処法も紹介しておきましょう。
夜に子供が怖がる原因とは
でもなぜ子供たちは夜になると、トイレや寝るのが怖いと感じるのでしょうか?その怖さの原因となっているのは、どんなことだと思いますか?
ここでは、私が今までに見てきた、良くある3つの原因について、簡単にお話しして起きましょう。
原因は日中の生活の中にある
そもそも「怖さ」という感情は、子供に限らず、私たちが一番苦手としているもので、無意識に我慢して抑え込んでしまう感情です。
怖さは我慢すればするほど、私たちの心の中に蓄積されて、いずれ何かの機会に心の中から浮上してきます。
子供たちが夜になると、トイレや寝るのが怖いというのも、まさにこの日中に我慢していた怖さが、夜の暗さを切っ掛けとして浮上してくるからです。
ですからこの問題の原因は、「夜」や「トイレ」や「寝ること」にあるのではなく、殆どが、それ以外の日中の生活の中にあるといえます。
1、テレビや動画が原因のケース
そこで間違いなく一番多い原因は、テレビや動画の影響です。特に大人が好んでみる動画やドラマ、ニュースなどには注意が必要です。
子供たちはそれを見るでもなく一緒に見て、聞くでもなく一緒に聞き、知らず知らずのうちに、強い影響を受けています。
特に最近では、激しく感情的になるドラマや、目を覆いたくなるような描写のアニメも多く、ニュースでも凄惨な事件が伝えられます。
それらを、子供たちは親と共に見て、聞いて、感じて、大人以上に敏感な感性で、強い影響を受けているのです。
子供には理解できないから大丈夫と考えるのは大間違いで、理解できていなくても、フィーリングとしては大人以上に感じとっているのです。
2、人間関係でのストレスが原因のケース
その他、日常生活の中でも、大人にとってさほど気にならないことでも、子供たちにとっては、とても強い影響を及ぼすことがあります。
例えば、夫婦喧嘩で飛び交う罵声、家庭内での悪口、子供を叱る大きな声、感情的にピリピリとした空気、それが稀にとか、たまにではなく、毎日続くようだととても大きなストレスになります。
その状態では、子供は家にいても安心することはできず、いつ爆発するか解らない家の中で、ビクビクと怖がりながら過ごすこととなるでしょう。
そんな日々の怖さが蓄積して、夜尿症になったり、トイレや寝るのが怖いと感じる子供は意外と多いのです。
3、トラウマが原因となるケース
そして最後は、トラウマなど原因が解りにくいケースです。
例えば胎児期にお母さんが不安定だったり、幼児期に病気などをして入院していたり、やはり生まれて間もないころの不安や怖さもあるでしょう。
それに中には、前世からの影響で、夜を怖がっている子供たちも稀に存在しますから、このトラウマに関してだけは、多種多様で原因はなかなか特定できません。
ですので、あえて申し上げておくなら、先にあげた問題点以外の原因は、あまり深く詮索しないのがおすすめです。
なぜなら、いつまで考えても推察の域を出ませんし、何より親が不安や心配でいる方が、子供たちのストレスになるからです。
原因は必ずしも解らなくてもOK
なお、原因については、テレビや家庭で当てはまると思うものを改善していただき、解らないならそれはそれでOKです。
どちらにせよ、心理的な対処法を実践することで、少なからず怖さは癒されますし、スピリチュアルな方法を使えば、なおさら楽になります。
原因は解る範囲で取り除き、あまり詮索しない。それぐらいで大丈夫ですから、少しでもお家にいて安心できる環境を作ってあげましょう。
ちなみに一番良くないのは、「子供にしか見えない幽霊がいるんじゃないか?」とか、親が逆に不安で神経質になることです。
稀にそんな方もいますが、あくまでトイレや寝るのが怖いという気持ちは、霊的な問題とは別です。
子供の怖さを癒すための心理的な対処法
ではいよいよ、具体的な方法を解説していきましょう。まずは心理的な対処法です。
これは「大丈夫だよ。」の代わりに使う、心理療法的な怖さを取り除くための声掛けです。
昔ながら方法が実はとても効果的
あなたも子供の頃に、こんな声掛けを母親からされたことはありませんか?
「痛いの、痛いの、飛んでいけ~!」って。転んで足を擦りむいたときとか、頭をぶつけてタンコブ作った時など。
実は昔からあるこの声掛けが、心理療法的には最も理にかなった声掛けだと言えます。
まあ、今回は「怖いの」ですから、「怖いの、怖いの、飛んでいけ~!」ですね。
怖さは自己承認で癒される
まずはこの仕組みを解りやすく解説しましょう。
私はこちらの「やる気が出ない心をスピリチュアルに回復させる方法<自分を認める自己承認>」でも詳しく解説していますが、感情とは承認することで解消されていきます。
実はこの「怖いの、怖いの」と言っているフレーズが、「怖いよね。怖いよね。」という自己承認を促す行為になるのです。
そのため、この「怖いの、怖いの、飛んでいけ~!」をただひたすら繰り返していくと、怖いのは実際に飛んでいきます。(笑)
でもそれだけだと少し心もとないので、井上流のより確実な方法を紹介しましょう。
自己承認とは、自分の気持ちを承認することで、「その気持ちがある」と認めることです。今回の場合は、「確かに怖い気持ちがある」と、自分の感情を振り返ること。
井上流の具体的な対処法
具体的な手順は下記のとおりです。
- 怖がっている子供を抱き寄せて、背中をさすりながら声掛け。
- 声掛けは「あー怖かった、怖かった。あー怖かった、怖かった。」リピート
- しばらく何度も繰り返して子供が落ち着いてきたら、子供に下記の通り確認。
- 「まだ怖い感じする?」
- まだ怖さが残っているなら、1に戻って繰り返し。
2は「怖かったよね~」という気持ちで。なんなら「あー怖かったね~。怖かったね~。」でもOKです。泣いている子供をあやす感じで。
子供が怖さが消えたと言うか、寝てしまうまで続ける。
実践する際のポイント
この声掛けは、より効果的だと思える井上流なので、もし唱えにくかったら、「怖いの、怖いの、飛んでいけ~!」でも良いと思います。
ただ、寄り添って背中をさすりながらと、怖さを確認することはやった方良いでしょう。そして出来れば完全になくなるまで、何度でも繰り返してみてください。
この最後までやることが重要で、途中で子供が寝てしまったり、親がダウンしたときには、また夜にトイレや寝るのが怖いと言った日に、再チャレンジです。
この方法を繰り返していれば、さほどかからずに怖さは消えていくのでしょう。
理想的には怖さが消えて、安心してもう大丈夫と思えるところまで、繰り返してあげてください。
怖さを癒すスピリチュアルな対処法
では念のためフラワーレメディを使った、怖さを癒すスピリチュアルな方法も紹介しておきます。
これは、先の心理的な方法が上手く出来ないとか、それが出来ないくらい子供が怖がるとか、実は親の私も寝るのが怖いです。などなど。
心理的な方法よりもさらに簡単なので、必要であればこちらも使ってみましょう。
夜のトイレが怖いという心理的な原因
ちなみにこれは余談ですが、なぜ子供たちは夜になるとトイレや寝るのが怖いと感じるのか?
例えばトイレの流す水音が怖いとか、色々な推論がありますが、心理的な側面からの理由をいうなら、トイレも布団もリラックスして、抑えていた怖いという感情が浮上し易いので、怖いのだといえます。
以前にはこちらの「頻尿や夜尿症のスピリチュアルな原因と対策 大人も子供も原因は同じ!【実例紹介】」でも、詳しくお話ししましたが、尿意は怖さと関係があります。
怖いという気持ちは、排尿と共に出やすいので、トイレでおしっこをしようと気が緩んだときに、抑えていた怖さが浮上するのでしょう。その結果「夜のトイレはなぜか怖い」になるのです。
子供が怖い思いをすると、お漏らしをしてしまうのと一緒です。それにより怖さを体外に排出しているのです。
フラワーレメディを使った方法
では、話を元に戻して、幼い子供の怖さを癒すなら、ロックローズとバーベインです。
ロックローズは、恐怖感や不安感を癒してくれるレメディですし、バーベインは緊張感を癒してくれるので、日頃の生活で怖さが溜まりにくくなります。
フラワーレメディは、花の朝露を利用した安全な心を癒す方法で、子供でも安心して使えますから特におすすめです。
なので、水筒にいれて持たせてあげたり、上手に工夫して使ってみてください。
フラワーレメディを使用するなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、レメディを6滴入れましょう。2種類をブレンドする際には、3滴×2種類でOKです。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
子供たちと共に生きる幸せに感謝
さて、いかがでしたか?
トイレや寝るのが怖いという子供向けの具体的な対処法をお伝えしてきましたが、声掛けの方法は意外と簡単だったでしょう?
子供の不安は親も切ない
親の立場からしてみれば、怖がっている子供を目の当りにしたら、どうにか安心させたいと思い、「大丈夫だよ。」と声掛けしたくなるものです。
でも残念ながら、そのやり方だと、心理的にはあまり効果が期待できません。
たとえその時に気持ちが落ち着いたとしても、またすぐに寝るのが怖いと言いだしてくるでしょう。
それでは子供も大変ですが、それを目の当たりにしている親も切ないですよね。
子供たちはみんな素直
実はこんな些細な声掛けの違いですが、とても大きな効果が期待できますから、ぜひ一度試してみてください。
感情は「怖さ」といえども、それは自然なものです。
ですから、親でさえも怖いのが苦手なことはよく解りますが、押さえつけたり、無理に掻き消そうとするのではなく。
ただ、あるね。あるね。って、一緒に言っていてあげていればい良いのです。
特に子供たちはとても素直で柔軟ですから、私たち大人のように「怖くないし!」とか、「全然大丈夫だし!」と意地を張らないですからね。(笑)
ただともに生きる喜び
そんな素直な子供たちの気持ちに寄り添いながら、親も一緒に成長していければ良いんじゃないかな。私はそんな風に思うのです。
素直な子供たちの微笑みを見ていると、それだけで大人の私たちも癒されますよね。
そんな子供たちの感じている思いを大切にしながら、一緒に過ごせる喜びを感じて、共に生きていけることに心から感謝するばかりです。
生まれてきてくれてありがとう。君に出会えて本当に幸せです。
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夜驚症のスピリチュアルな原因と対策、子供の過度な夜泣きについて