
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉



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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
先日、スピリチュアルなワークとして、グラウンディングの方法を『グラウンディングの意味とその効果とは?地に足をつく方法』に記載しました。
その後、ご覧いただいた何人かの方から、グラウンディングを繋ぐことが意外と難しいと、お話をいただきましたが、詳しく伺うと実感が持てないとのことでした。
お話ししたワークは、あくまでヒーリングなどで一連のスキルとして、取り入れられるイメージワークですから、実感が得られないと感じるのは当然かもしれません。
そこで今回は、もっと具体的に「地に足をつける」ということについて、詳しくお話ししたいと思います。こちらの記事をご覧になって、地に足をつける意識を持つだけでも、とても現実で役立つものです。
日頃の自分の足の状態を思い返しながら、ご覧になってみてください。
<目 次>
オーラから見た地に足をつける意味とは


人とグラウンディングの話をしていると、比較的多くの方が「グラウンディング」と、「地に足をつける」という言葉が同じだと思っているようです。
確かにグラウンディングには「地に足をつける」という意味もあるのですが、もう少し厳密にいうなら「地に足をつける」ためには、「グラウンディング」と「足のオーラ」の2つの要素があることを意識して置きましょう。
「グラウンディング」と「足のオーラ」との違い
まずこの「地に足をつける」ことを説明する上で、この「グラウンディング」と「足のオーラ」との違いについてお話しします。
オーラやエネルギーを理解するヒーラーやリーダーが、「グラウンディング」という言葉を使う時には、私たちの第一チャクラと地球とを繋ぐ、グラウンディングコードと言われる、エネルギー的なコードについて指します。
これはオーラのように、エネルギーとして見ることが出来る、具体的な形状をしたもので、その人が霊的な存在として、地球(物質的なレベル)とどの程度繋がているのかを表しています。
ですからオーラを見るリーダーが、グラウンディングについて言及する時には、その人が霊的存在として、どの程度物資レベルと繋がれているか?という視点で話をします。
第一チャクラとは:チャクラとは人の身体の気(エネルギー)の出入り口です。大きく7つのチャクラが背骨に沿って存在し、第一チャクラは恥骨の少し前、椅子に座ったときの座面に当たる場所に存在します。
地に足をつける「足のオーラ」の役割とは?
グラウンディングが、第一チャクラと地球を繋ぐエネルギー的なコードなのに対して、私たちの「足のオーラ」はもっと現実的な役割を果たしています。
それは、現実の社会とどのように繋がっているのか?そして現実でどのように活動できているか?です。
どちらも現実との繋がりを表す大切な要素なのですが、整理すると下記のように表現できます。
- グラウンディング=霊的な存在としての、物質レベルとの繋がりの強さ
- 足のオーラ=人として社会生活とどのように関わっているか?
グラウンディングはあくまで、私たちの意識や心、精神と言われるエネルギーレベルでのつながりの強さです。そして足のオーラに現れるのは、もっと具体的な実社会との繋がりや、そこにある問題です。
地に足をつけるための2つの経路
私たちが実生活で、物質レベルの現実とつながるためには、この2つの経路があります。
グラウンディングを通して、霊的存在として地球に接続すること。
肉体の足を通して、現実生活とより具体的に関わっていくことです。
どうでしょう、微妙なニュアンスの違いをお解りいただけたででしょうか?
前回はグラウンディングの効果や方法について、詳しく説明していきましたが、今回はこの「足のオーラ」に焦点を絞って、「地に足をつける」とはオーラ診断の視点から、どのように見えるかをお話ししていきましょう。
グラウンディングは生存に関わる


足のオーラの話をする前に、大切なことなのでちょっとお話ししておきます。
丁度昨日のことです。ある女性がお店に来て、ブログでお読みいただいたグラウンディングの話になりました。
その方も、別なヒーラーさんにグラウンディングが弱いと言われたようですが、私がチラリとグラウンディングを確認しても、確かに弱く途中で途絶えている状態でした。
現代人はグラウンディングが弱い
スピリチュアルなことが好きで、ヒーラーさんやオーラを見れるリーダーに話を聞けば、このグラウンディングが弱いとか、繋がっていないと言われることは、比較的多いかもしれません。
でもだからと言って、そのことに真剣に悩んだり、不安がる必要はありません。なぜなら現代社会においては、グラウンディングが弱く、繋がっていない人がとても多いからです。
そう、グラウンディングが弱かったり繋がっていなくても、現代の日本では、ほとんど実生活は問題なく過ごせるのです。
それはグラウンディングが、あくまで心理的な繋がりや、精神的な繋がりを表すからです。
生きることに支障がない現代人
簡単に言うならこうです。
前回の話でもグラウンディングを強めるには、「農業」がお勧めと話しましたが、それは具体的に肉体を使う生存に関わる仕事だからです。
でも現代人はバーチャルな世界に傾倒していても、生存にはあまり支障がないですよね。自分で自活できていなくても、生きていく上では問題なかったりします。
だからこそ、グラウンディングが弱いからと言って、生きるための生活に支障があるかと言われれば、昔ほどない訳です。
グラウンディングは、あくまで精神的な大地との繋がりを意味するので、グラウンディングが弱いことで、気持ちが揺れやすいとか、経済的に自立する上での意識が薄いなどの問題は起きます。
ですが、例えば実家で、母親に身の回りの世話をしてもらいながら、仕事に通っていても、全く生活する上での支障が無いように、現代社会では問題にならにのです。
生存の危機がグラウンディングを強める
それにこの安全で守られた現代社会で、具体的な命の危機に向き合うことが、どれだけあるといえるでしょう。
そのような意味では、グラウンディングは武闘家や登山家、軍人などはとても強いといえます。彼らは一般人よりも多く、生死の境に直面して、生きようとする意志が強いからです。
それが、霊的な存在としての、物質レベルとの繋がりの強さ、であり生きる意思を意味するのです。
なので、日々試合に臨むプロスポーツ選手なども、みなグラウンディングが強いといえます。
地に足をつける意味とその実例


ところが、あなたの足のオーラに問題があり、地に足がついていないと、具体的な現実生活に影響を与えます。
それは精神的な問題があり、現実生活でも支障きたしていることを表しているのです。
オーラ診断における足のオーラの意味
オーラ診断において、どれくらい地に足をついて生活できているかは、オーラの第一層の「足のオーラ」を見ることで解ります。
地に足がついていない方は、多くのケースで現実に何らかの支障をきたしているのです。
特に右足は最初の一歩を踏み出す足でもあるので、新しいことを始める上での行動力が顕著に表れています。
ここでは、そんな足のオーラの状態と現実への影響について、いくつか例を取り上げてお話ししましょう。
足のオーラが希薄で地に足がつかな方
オーラ診断をしていると、比較的多いのは足のオーラが希薄な方です。特に膝から下のオーラが希薄で、オーラの第一層の足のエネルギーがあまりない方がいます。
もちろん足のオーラが無いということは、地に足がついていないのですから、実生活でも問題が起きています。
このような方の多くは、自信がなく周囲の影響に振り回されやすく、まるで風に揺れる風船のように不安定です。ですから、なかなか自分の意思を明確に出来ずに、場当たり的な生活を強いられることになります。
将来を見据えて計画し実行することなどは、決して出来ません。
足のオーラがとても細く固まっている方
地に足をつけていても、その足のオーラが細く固まっていると、それはその人の現実での立ち位置の狭さを表します。
仕事や家庭において、自分の居場所がないと言われる方の多くが、足のオーラが細く周囲の人との人間関係で居場所を失っています。
足のオーラの硬さは人間関係や仕事上での緊張感を表しますが、その足が固まってコンパスのようになっているなら、それだけ周囲からのプレッシャーで押し狭められて、足の踏み場がないことを示すのです。
現実の人間関係で、自分の意見を挟むことさえも、ままならないのです。
大地に足を固定している方
ですが、逆に地に足をつけることが出来ていても、まるで足のオーラが地面の一部であるかのように、一体化している人もいます。
彼らは自分がやりたいことや、夢があっても一切行動することが出来ないのです。それは変わることに対する恐怖とも言えるかもしれませんし、新しい変化への恐れとも言えるかもしれません。
自ら自分の行動力や可能性を制限して、「絶対できない」とか「自分が好きなことをしてはダメだ」と思っているのです。
以前には両親がとても苦労していた家に育ち、「自分は絶対に我儘を言ってはいけない」と制限していた人も居ました。
前世の体験によるの足への影響
最後に、私自身の例を紹介しましょう。
以前に数週間に渡って、足首に違和感を感じていた時がありました。最初はあまり気にしていませんでしたが、ある時瞑想をしていると、自分の足首にエネルギーの塊(ブロック)があることに気付いたのです。
私はそれが何なのか、意識を集中して改めて確認してみました。
するとそこには、鎖が付いた鉄製の足枷がはめられていたのです。私はその瞬間、自分が古い前世で手枷、足枷をハメられ、鎖に繋がれた罪人としての人生を送っていたことを思い出しました。
その足枷に残っていたのは、自分を束縛する気持ちであり、罪人としての罪の意識、罪悪感だったのです。
前世の記憶が、いかに現在の人生に影響するかは、こちらの「前世の記憶を思い出す意味とは【前世体験の実例集】」をご覧いただければ、良く解るでしょう。
足の下の地面が表すその人の世界


オーラの第一層を見ると、私たちの足が「行動力」を表していることが良く解ります。
ですからその足が地についていないと、何をしても具体的な結果として得られませんし、自分自身を整えていくことが出来ません。
そこでオーラ診断では、なぜその人は地に足をつけることが出来ないのかを、調べていくのです。
そんな時にポイントになるのが、彼らのオーラが立って居る場所である、地面の状態(エネルギー)です。
足の下の地面にある泥沼の人間関係
前回のグラウンディングの話では、彼女が現実の人間関係を、「泥沼のように困難で汚く嫌なものである」と思い込んでいました。
私はそのことを、彼女の足の下の地面のエネルギーを見ることによって、確認したのです。
彼女のオーラの足元には、まさに泥沼のように否定的な人間関係のエネルギーが、渦巻いていました。そしてその上に蓋をして、立っている姿が見えたのです。
でもだからといって、それが彼女の生活環境を表しているかといえば、それは違います。現実は心の投影であると言うように、彼女自身の無意識での思い込みを表しているのです。
それは彼女が無意識のうちに、教え込まれてしまった現実なのです。
困難な現実に足をつける人たち
時には会社などで、まさに泥沼のような困難な現実に、足を踏み入れている人も居ます。ブラック企業といわれる会社や、極端に労働環境が悪い職場にいて、抜けられなくなっている人たちです。
彼らは深い沼地の中を、かき分けて進むかのように、現実を生きています。
それは困難に足を取られながらも、前進している姿勢を表すのですが、彼らの周囲には協力者はおらず、進むことも引くこともできない状況で、もがき苦しんでいるのです。
その現実は、彼らの自己評価や存在意義と深く関わっており、見直すべき時に来ていることを伝えているのです。
砂漠や荒れた土地に足をつける人たち
そして中には、砂漠や荒野ともいえる乾いた土地に、足をつけている人たちもいます。
あなたは砂漠や荒野と聞いて、何をイメージしますか?
その乾燥し荒れ果てた大地は、その人の日頃の生活で足をついている場所である、職場や家が、荒れ果てていることを表すのです。
家や職場に潤いが無く、殺伐とした場所であり、頼れる者も居ない孤独な人間関係です。まさに心が乾くような現実です。
理想的な地に足をつけている状態とは
では逆に、私たちが地に足をつける上で、理想的な状態とはどんなものでしょうか?
それがまさに、農地のように栄養豊かで柔らかい大地に、深く根を張っている状態です。それはその人が精神的にも現実的にも成長して、収穫を得るための環境が整っていることを表しています。
その人自身が、周囲との人間関係を大切にして、お互いに協力しあったり、栄養を与えあう様子を表し、シッカリと現実で根付ている状態です。
ですからもしあなたが、今の自分が理想的な環境で仕事が出来ていたり、自活できていると感じるなら、きっとあなたは地に足をついて、結果を出すべく邁進出来ていることでしょう。
あなた自身が理想とする、豊かさや収穫を得るだけの、現実的な基盤が整っていることを表すのです。
なぜ人は地に足がつかなくなるのか?


地に足がつかない人のオーラを視れば、その人の心理的な側面や、思い込みのような固定観念が解ってきます。
でもなぜ、彼らは地に足がつかなくなってしまうのでしょう。ここではそんな原因について詳しく見ていきたいと思います。
生き急いで地に足がつかない人
きっと比較的多いのは、生き急いでいて地に足がついていないと感じる人でしょう。
こちらの「「生き急ぐ」と「死に急ぐ」の心理的な意味の違いと具体的な対策」では、なぜ人が生き急いでしまうのか、その理由について具体的な実例をもとに紹介しました。
私たちがこのパターンにハマってしまうと、なかなか立ち止まって自分を振り返ることが出来ません。
その結果、じっくりと落ち着いて現実を味わうことも、現実で積み上げるかのように自分の生活を築くことも出来ず。いつまでも終わりのないマラソンを、ひた走ってしまうのです。
怖さから地に足がつかない人
特に人間関係においては、怖さから地に足がつかない人を見掛けることがあります。
これは女性に多いものですが、事故や災害、暴力的な言動など、過去のトラウマと言われるような強い恐怖や、怖さを、心の中に留めている人たちです。
以前には「DV被害を受ける女性のスピリチュアルな特徴と対策」でも、そんな怖さを持っていることから起こる、人間関係について詳しく紹介しました。
怖いことが在ると足が震えるように、怖さの原因となるトラウマを持っている人は、現実で安心してリラックスすることが出来ないのです。
もしあなが怖さを持っていると感じるなら「パニック障害の原因と改善法 発作の仕組みをスピリチュアルに解説」の記事を参考に、自分を癒すことを始めましょう。
夢や理想ばかり語り現実が伴わない人
セミナーや交流会など、色々な人と出会い関係を深めていくと、その言動が先走ってしまい、現実が伴っていない人を時折見かけます。
彼らは思考や想像で可能性を膨らますことは得意ですが、その反面、地に足がつかずいつまでたっても、その理想を現実化できずにいます。自分の気持ちと現実が伴わないのです。
そんな彼らのオーラを視ていると、ある1つの傾向に気が付きます。現実で不安や恐れや否定感など、負の感情を直視することが出来ないために、ポジティブな思考に逃避していることです。
それは自分が出来ていないことを、受け入れられない怖さからですが、その思考パターンが繰り返されることで、より話しが現実から乖離しやすくなってしまうのです。
私はそんなポジティブシンキングの注意点についても、こちらの「ポジティブシンキングを始める前に!心理の専門家による大切な注意点」で詳しく述べました。
バーチャルな世界への傾倒して地に足がつかない人
最近特に多いと感じるのが、ネットの世界へ傾倒して、地に足がつかなくなる人です。
VRのようなバーチャルリアリティーを活用した映像体験はもちろんですが、例えば引きこもりの子供が、ネットゲームに明け暮れて、学校に行かなくなるとか、本当に良くある話しです。
それに親である私たちでさえ、スマホでSNSばかりを見ていて、目の前の子供に目を向ける時間や、家族でのコミュニケーションが減っています。
そう考えると、ネットを活用したコミュニケーションは、現実で地に足をつくことを阻害しかねないので、十分に注意が必要です。
そんなネットやSNSの弊害については、こちらの「SNSで疲れた女性が自分を取り戻す方法!心理の専門家による処方箋」をご覧ください。
地に足をつける方法


私たちは椅子に座っていると、比較的、足の裏を浮かせてしまいがちです。
椅子に座ると足はリラックスするので、足がアースの役割を果たして、ストレスを大地に放出しようとするのですが、その過程で落ち着かないような違和感を感じます。
その結果、その落ち着かない感覚が不快なために、無意識に足を浮かせて、地面との繋がりを絶ってしまうのです。
足の裏を地面につける方法
ではちょっと椅子に腰かけて、リラックスできる姿勢で、意識的に地に足をつけてみてください。両足の裏をペタリと床につけるのです。
いかがですか?しばらくそのままですよ。すると足の裏がもぞもぞしたり、どこか膝から下が落ち着かなかったりすることは在りませんか?気が付けば足を立てて浮かしてしまったり、足を組んでいたりしませんか?
この椅子に座ったときに、常日頃から足の裏を、床に着けて置くように意識するだけでも、足のオーラの状態は改善しやすくなります。
足の裏にあるフットチャクラを通じて、不要なストレスなどのエネルギーが地面に流れていき、足のオーラが整いやすくなるのです。
以前に『頻尿や夜尿症のスピリチュアルな原因と対策 大人も子供も原因は同じ!【実例紹介】』では、そんな地に足をつけることで得られる効果も、ご報告いただいています。
地に足をついて今この瞬間の現実を生きる
たったこれだけです。
日頃から椅子に座ったときには意識して地に足をつけること。それだけで足のオーラは改善し、あなたの現実も変わりやすくなります。
心が落ち着いて安定しやすくなるし、自信も築きやすくなります。簡単ですよね。モゾモゾするような、くすぐったいような、痒いような違和感はちょっと辛いけど。(笑)
その違和感はストレスが流れて、解消している証拠ですから、喜んでください。(笑)
日々の生活で、特に緊張するような場面では、意識して地に足をつけるようにしましょう。
地に足をついて落ちつけた時、あなたは安心して今この瞬間の現実を生きれるようになるのです。
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