井上直哉
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こんちには。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
私はこれまで、オーラ診断などのセッションを通じて、私たちの前世が、今世の人生にいかに影響しているのかを垣間見てきました。
それはある意味、カルマの法則とはどのようなものなのかを、リアルに知るための機会となったと言えるでしょう。
今回の記事では、誰もが漠然と理解している「カルマの法則」について、具体的な実例を挙げて、詳しく解説していきます。
オーラ診断では、その方の前世のカルマや、転生を繰り返す資質も見ていきますが、今回紹介する実例で、それがどのように解るのかも、ご理解いただけることでしょう。
それは、とてもスピリチュアルな体験であるとともに、私たちの人生について、今一度考えさせられる機会でもあります。
ですから、あなたもこの記事を読みながら、自分自身が持つ前世のカルマとは、どのようなものなのか、思いを巡らせてみてください。
<目 次>
「カルマの法則」とはどのようなものか?
まずは、カルマの法則とはどのようなものか、その一般的な意味について話したいと思います。
きっとあなたも、この「カルマの法則」という言葉についてはご存知でしょうが、まずは意識を統一する上で、その意味を確認しておきましょう。
Wikipediaにおけるカルマの法則
それでは最初に、Wikipediaにおけるカルマの法則について確認します。
ただ、Wikipediaにおいては、「カルマの法則」としての記載はなく、仏教的な概念としての「カルマ(業)」としてのみ記載がありました。
ですからここでは、その内容を私なりに整理しつつ、解り易くまとめたいと思います。
業(ごう)とは、行為、所作、意志による身心の活動、意志による身心の生活を意味する語。仏教およびインドの多くの宗教の説では、善または悪の業を作ると、因果の道理によってそれ相応の楽または苦の報い(果報)が生じるとされる。業は果報と対になる語だが、業の果報そのものを業という場合もある。
業(カルマ)の意味とは?
Wikipediaの解説を読むと、少し難しいですよね。特に「意志による身心の生活を意味する語」については、何のことかと思ってしまいます。
これを私なりに解釈すると、人の意思によって営まれる全ての行為を「業」とする、と受け取ります。
これは、「業(カルマ)」とは本来、「行為」を表す言葉で、善悪の偏りのない一つの行いを指すということです。
これは、「業」という字の意味でも読み取れますが、「業:《名・造》生活の中心をささえるしごと。くらしの手だて。」という意味です。
善の業と悪の業とは
本来「業(カルマ)」とは、善悪の意味を持たない、私たちの生活の中での営みでしかありません。
それを理解した上で、改めて冷静に仏教などの、「業(カルマ)を作ると、因果の道理によって、報いを受ける」という考えを見返してみると。
これは「善とされる良い行い」でも、「悪とされる悪い行い」でも、同じように働くことを示しています。
業には、善の業(カルマ)と、悪の業(カルマ)があり、その結果を、報いとして受け取る仕組みを「カルマの法則」と呼ぶのです。
ですからここで意識して欲しいのは、カルマとは本来、行為を表す言葉であり、悪いものではなく、中立な意味をもった言葉で在るという点です。
業(カルマ)とは悪いものとは限らない
一般的にカルマの法則といわれれば、誰もがネガティブなイメージを持っています。それは「悪い行い」に対する罰を受けるような、とても一方的な考え方です。
ですがもともとそれらの考え方は、私たちに与えられた、教訓的な意味合いが強く反映されています。Wikipediaにもこんな言葉がありました。
善をなすものは善生をうけ、悪をなすものは悪生をうくべし。浄行によって浄たるべく。汚れたる行によって、汚れをうくべし。
善人は天国に至って妙楽をうくれども、悪人は奈落に到って諸の苦患をうく。死後、霊魂は秤にかけられ、善悪の業をはかられ、それに応じて賞罰せられる。— 『百道梵書』 (Zatapathaa-braahmana)
まさにこれが、私たちがこれまで持っていた、「カルマの法則」という言葉のイメージです。
カルマとは中立な作用の表れ
ですから、まずはこの「カルマの法則」とは、善悪に偏らない、中立な作用を表す言葉であることを、しっかりと心に留めてください。
「カルマ=悪い物」と思ってしまうと、その考え方は、罪の償いや、罪の罰を受けるようなものとだけに受け取られがちです。
「カルマ=悪い物」として、カルマを解消することを無為に勧められたり、その償いをするために、修行や奉仕を迫られるのであれば、それはとても一辺倒な思い込みから来ています。
カルマの法則とは、自然の摂理にも近い、私たちの心に働く1つの作用です。それはあくまで中立なものであり、悪いものではないのです。
スピリチュアルな世界では、一般的に「カルマ=悪行」のように取られがちです。
ですが実際には、良い行いでも、悪い行いでも、両方ともカルマであるといえます。
一般的なカルマの法則による影響
ではまずオーラ診断で、どのようにその人の前世を見て、カルマの法則を知ることが出来るのか、その実例を1つ紹介しましょう。
これは少し切なくなる実話ですが、前世のカルマが、どのように今の人生に影響するのかも、お解りいただけると思います。
ある女性の希望的観測で待ってしまう性格
もう何年も前のことです。一人の女性が、オーラ診断を受けに来てくれました。
私が彼女のオーラを視ると、すぐにオーラの中に、遠くを見つめながら何かを待っている彼女の姿が見えました。
その何かを待っている姿は、まさに現在の彼女の日頃のパターンを表していたのです。
それは何か在ると、いつも待ちのスタンスになって、あまり自分からは変えようとせず、希望的憶測で待ってしまう性格的な傾向です。
彼女のオーラに見える前世の姿
私がそのままオーラを見ていると、彼女の前世の姿が見えてきます。それは、飛行機を操縦している成人男性としての姿です。
昔飛んでいた、複翼機といわれる2枚の翼が付いた、濃いオレンジ色の飛行機で、砂漠の上を飛んでいます。
どうやら、郵便に近い仕事をしているようで、小さな書類のような荷物を、砂漠を超えた先の町に運んでいるのでしょう。
私は、彼女が遠くを見つめながら、何かを待っている姿を見ていたのに、なぜ飛行機に乗っている画像が見えるのか、不思議に思いながら眺めていました。
すると、その飛行機が突然のエンジントラブルで、砂漠に墜落してしまいます。
前世で起きた思わぬ事故
何とか砂漠に不時着して、命も無事ですが、不時着の際に足を痛めて歩けません。飛行機は見るも無残な状態で、砂に頭が埋まっています。
そこで彼はこう思うのです。
「この足では砂漠を越える事は出来ない。きっと町まではたどり着けないだろう。ならば壊れた飛行機の羽の日陰で助けを待とう。自分が戻って来ないことが解れば、きっと誰かが助けに来てくれるはずだ。その時こそ、この機体の色が目立って見つかり易いだろう。」
そう考えて、唯一の日陰である壊れた機体に身を寄せて、空を眺めながらずっと助けを待っているのです。仲間の飛行機がきっと助けに来てくれると信じながら。
助けが来ることを信じ続けた末に
そして。。。。彼は自分がそのまま死んでしまっても、その機体の横で、自分の亡骸を見下ろしながら、霊体となって待ちつづけました。
仲間の機体が助けに来ることを、信じつづけて。。。
それからしばらく時間が流れて、彼の亡骸が朽ち果てるそのころに、たまたま通りかかった飛行機を目にします。
そして思うのです。「ああ。。。やっぱり来てくれたんだ。。。よかった。。。。」そしてその人生を終えます。
前世から現世へと引き継がれた思い
その飛行機は、たまたまそこを通りかかっただけでしたが、彼にとっては、そんなことはもうどうでも良かったんです。
自分が助からなかったことも、ただただ仲間が来てくれる、それだけを信じながら、長い時間をたった一人で待ちつづけたんです。肉体が朽ち果てても。。。
その待ち続けた気持ちが、カルマとなって、前世から今世へと引き継がれます。
現在の彼女が、大切なところで希望的憶測で待ってしまうのは、そんな前世の強い思いが、カルマの法則で持ち越された結果だったのです。
カルマとは、前世で感じていた強い思いであり、スピリチュアルには、執着とも言えるものなのです。
そんな気持ちが、カルマの法則によって、現在の彼女の性格的な傾向として繰り越され、待ち続けることが多いという現実を引き寄せます。
記憶が繋がる瞬間に癒しが起きる
前世の自分の人生について教えられ、彼女は驚いていました。
なぜなら彼女自身、よく空を眺めながら、何を待つでもなく、何かを待っているような、そんな気持ちになっていたのです。
漠然と、なにかが良くなることを、ずっと待ちつづけていたのです。「きっと待っていれば、良いことがあるはずだって、いつも心のどこかで思っていました。」
そして、自分の前世の思いを知ったことで、彼女の中で何かが変わり始めました。きっともう、待ち続けるだけの人生は送らないことでしょう。
オーラ診断では、その人が前世からどんな気持ちを持ち越しているのか、詳しく伝えることで、カルマの解消を促していくのです。
スピリチュアルな意味での、自己理解を深めていくものだと言えるでしょう。
カルマの法則が顕在化する特殊な事例
次に紹介するのは、オーラ診断などの個人セッションで見たものではなく、ふとした日常で読み取った、とても不思議なカルマの法則です。
ただこの実例を見れば、前世での体験が、どれだけ強く今の人生に影響するのかを、知ることが出来るでしょう。
何気ない日常で目にした1枚の張り紙
もう1年以上前のことです。私は午前中の仕事を終えて、お昼ご飯を買いに、近くのスーパーに行きました。
そしていつものように昼食を選び、レジに向かうと、そこには1枚の手書きのポスターが貼られていたのです。
今でもその張り紙に、意識が引き付けられたことを、よく覚えています。
目が釘付けに成ったという表現が相応しいほど、私はそのポスターに特別なエネルギーを感じて、目を奪われたのです。
ちなみに、私たちが目を奪われる物とは、スピリチュアルに見ると、強いエネルギーを宿した物なのです。
オーラのある人にも、目が奪われるような、存在感を感じますよね。
病弱な少女の前世との繋がり
その張り紙には、一人の小さな女の子が、病院のベットに横になって、微笑んでいる写真が載っていました。
その子は生まれながらの心臓の病気で、海外の病院で心臓移植を受けるために、支援団体が募金を集めていたのです。
私がその子の写真を眺めながら「この子はなぜそんな、大変な思いをすることになったのだろう」ふと、そんな風に思った瞬間でした。
私の意識の中に、一人の若い男性の姿が映ったのです。
意識に浮かぶ前世の姿
大きな石作りの暗い建物の中、彼は薄い腰布を巻いただけの簡素な姿で、何かを両手で大切そうに持っていました。
ちょうど両手で包み込むように、大切に手にしていたのは、まだ温かさがわずかに残る人の心臓です。
彼はとても慎重に、そして自分の果たす役割に打ち震えながら、その心臓を大切に運び、大きな壺の中に収めていきます。その壺は、心臓だけを収めるには、あまりにも大きすぎるものでした。
私はその瞬間、その男性が、この女の子の古い前世の姿であることを知りました。
これは、彼女が紀元前のエジプト文明で、男性として生きていたときの前世でした。
これほど古い時代のカルマを、今世に繰越していることは、それほど多くはありませんよ。
今世に影響を与えるカルマの法則
彼は古代のエジプト文明が栄えていたころ、ミイラ創りの工程に携わっていたのです。その時代では、心臓がその人の魂を宿すと認識されていたのでしょう。
彼はその聖なる心臓を取り出し、大切に保管する仕事に、恐れと不安、誇りと歓喜、畏敬の念など、とても複雑な気持ちを合わせ持っていました。
カルマの法則として顕在化する意外な事実
でも私は、彼女のその前世を見たとき、とても不思議に思いました。
なぜなら、その体験が今世の病気の原因になる理由が解らなかったからです。
ですが改めて、その前世を見直し、彼のその体験に含まれる、複雑で強い感情を読み取って気付きました。
その気持ちが、今世にカルマの法則となって影響を与えていることは、疑いようもない事実だったのです。
前世の感情がカルマの法則を引き寄せる
私は彼が今世生まれ変わり、何を望んでいるのか、どのようにカルマの法則が働いているのか、更に探ってみました。
すると解ったことは、彼の望みはただひとつ、自らの心臓を手に収め、安心したかったのです。
彼は聖なる仕事に従事していると解っていても、きっととても不安だったのでしょう。まだ暖かな心臓を手にすることが、とても怖かったのだと思います。
だからこそ、自分が生きていることを、再確認したかったのです。
彼が持っていた感情は、ある意味、狂気ともいえるものでした、それが強いカルマとなって、転生で繰越されていたのです。
前世の感情を癒すために働くカルマの作用
この複雑な彼の気持ちは、私たちには到底理解できないことかもしれません。
ですが彼にとっては、何よりも安心できることが、自らの心臓を手に取り確認することだったのです。
自分の心臓がまだ動いていて、生きているのだと実感することだたのです。
その自らの生を実感したいという強い思いが、あの複雑な気持ちと共に、時間を超えて今世の少女のもとに、カルマの法則として顕在化していたのです。
スピリチュアルな視点から見たカルマ
これまで私が経験したオーラ診断を振り返ると、スピリチュアルな意味での「カルマの法則」とは、とても中立なものでした。
それは悪い行いでも、良い行いでも起こり得る、因果応報のシステムであり、自然の摂理ともいうべき、私たちの心に備わった仕組みです。
人のオーラに見えるカルマとは
オーラ診断を行うと、人が前世から持ち越すカルマとは、オーラの第6層にあることが解ります。
そこにはその人が、前世で感じて来た様々な思いが、オーラを構成するエネルギーとして、蓄積されているのです。
そのオーラを読み解くことで、その人がどのようなカルマを持っているのか、そしてどんな性格的傾向を持っているのかが解ります。
中には幾度となく繰り返してきた輪廻転生で、ずっと持ち越してきたトラウマ(PTSD:心的外傷)ともいえる、エネルギーを見ることもあります。
それは前世で傷ついた心の跡であり、強い感情を含んだオーラの傷だといえるでしょう。
一部のカルマとは前世に受けたトラウマ
今世の私たちの人生に、とても強い影響を与えるカルマの中には、そんな前世に体験したトラウマともいえるものがあります。
こちらの「前世のトラウマ診断とその影響を克服するスピリチュアルな考え方」では、そんな前世のトラウマの実例についても、詳しく取り上げました。
私たちは、前世に受けたトラウマ(心の傷)を解消できないと、そのまま転生をする際に持ち越してしまうのです。
そしてそれが、前世のカルマとなって今世に顕在化します。そう、私たちがカルマの法則で持ち越すものは、何かしらの感情が含まれる体験なのです。
感情と記憶が転生を越える
先の女の子のケースでも解るように、私たちが前世から持ち越すものは、強い感情を含んだ体験です。それは強い感情を含んだ記憶といっても、差し支えないかもしれません。
例えば、あなたも今までの人生で、強い感情を味わった出来事は、比較的、記憶として心の中に残っているでしょう。
すると、その体験と似たような出来事にあったときに、そのことを思い出し、冷静ではいられないはずです。
それが、今世に味わったトラウマ(感情を含む体験)が、その後の人生に影響を与える仕組みです。
それと同じことが、幾度となく転生を繰り返す中でも起きており、私たちの現在の生活に影響を及ぼしているのです。
感情の滞りがカルマとなる
もちろんあなたは、転生して前世の記憶を忘れていますから、なぜそれほどまでに、自分が動揺するのかは解りません。
でもそれと同じように、意図せずに突然起きる事故や病気、生まれ持ってきた宿命も、なぜそれが起きるのかは、説明出来ないことが多いでしょう。
それらの多くのケースで、そんな前世から持ち越した強い感情を含む経験が、今世の人生に影響を及ぼしています。
そのあなたの意識の奥深くに残った、前世から持ち越した感情の滞りを、解消しようとする働き、それがカルマの法則の正体です。
「悪因悪果、善因善果」とされるようなカルマの法則は、あくまで宗教的な価値観から来る、因果応報の考え方であるといえます。
そもそも、善悪も人間が決めた価値基準でしかありませんから、スピリチュアルな自然の法則には、当てはまらないのです。
前世のカルマを解消する方法
ではどうすれば、私たちはそんなカルマを解消して、カルマの法則に縛られない、自由な生き方をすることが出来るのでしょうか。
ここからは、そんなカルマの解消法について、詳しく見て行きましょう。
カルマの解消は輪廻転生を終えること
前世から持ち越した感情の滞りがあると、私たちはそれを解消するために、幾度となく人間として生まれ変わってきます。
それがいわゆるカルマの法則であり、その繰り返しを指して、人は輪廻転生を繰り返すと言われています。
そしてそんな、輪廻転生のサイクルを卒業するために、多くの先人が執着を手放しなさいと勧めてきたのです。
ですから、その執着を手放すことが、本質的にはカルマの解消だと言えるでしょう。
執着を手放せば輪廻転生を終える
執着を手放すこととは、感情の滞りを解消することですから、それは確かにカルマを解消することに繋がります。
スピリチュアルに言えば、全てのカルマを解消することが、カルマの法則による輪廻転生を終えて、人としての生まれ変わりを卒業し、解脱することになるのです。
詳しくは、こちらの「輪廻転生や生まれ変わりを繰り返すスピリチュアルな実例」でも、そんな輪廻転生について解説しました。
解脱とは、仏教においては、煩悩に縛られていることから解放され、迷いの世界、輪廻などの苦を脱して自由の境地に到達すること。悟ること。
Wikipedia引用:解脱
執着とは、スピリチュアルにはどのようなものかは、こちらの「「執着を手放す」という言葉のスピリチュアルな意味と具体的な方法」で、詳しく解説していますよ。
感情を癒すことでカルマは解消していく
ポイントは、カルマの本質が、私たちが日頃感じている、感情が滞ったものであるということです。
それらは、ストレスや疲れといえば、とても身近なものですし、不安や悲しみ、寂しさや怒り、苛立ちや憤りといえば、もう他人事ではないでしょう。
それらの感情の滞り、過去への固執や現在への執着を解消すること、そしてトラウマなどの心の傷を癒していくことが、結果的にカルマの解消となるのです。
私は先にも話しましたが、そんな感情を来世へと持ち越してしまうのが、カルマの法則なのですから、今この瞬間に感情の滞りを持ち続けなければいいのです。
ソウルメイトとして共に生まれ変わる人々
そこで少し考えてみてください。
以前にこちらの「ソウルメイトのスピリチュアルな意味や特徴!転生する目的も徹底解説」でもお話したように、私たちはそのカルマを共有する人たちと、一つのグループを形成して生まれ変わっています。
それは、カルマを解消するために、グループの一団で転生を繰り返してるということです。
ですから、あなたが今の現実での人間関係を改善し、お互いに蟠りの無い関係を築ければ、おのずと前世からのカルマは解消されていくのです。
カルマの法則によって、カルマが現在の人生に反映されているのですから、逆を言えば、現在の人生を改善すれば、前世のカルマが解消されるということです。
それはスピリチュアルな意味で、もっとも理にかなったカルマの解消法だと言えるでしょう。
瞑想があなたのカルマを解消させる
至るところ、私たちが今いる現実を整へて、自分の理想とする調和のとれた環境を築けば、自然とカルマは解消されていきます。
前世のカルマとは、あなたの性格的な資質を形成する要素でもありますから、そんな自分の性格を癒して、心の穏やかさを実現できれば、前世から持ていた感情的な固執や執着も、手放せたことになります。
そしてそんな深いレベルの自分を知り、感情の滞りを手放すために、心の静けさを保とうと取り組む作業が、古来より多くの人が実践する瞑想なのです。
私たちの先人は、執着や固執を捨て、感情を癒し、カルマを解消するために、瞑想に取り組んできたのです。
こちらの「グラウンディングの瞑想法」では、スピリチュアルな瞑想法も解説していますよ。
「命」や「生きる」ことを振り返る機会
では、カルマの解消法の最後に、先ほどの女の子が、どうすれば前世のカルマを解消させられるのか、私なりの答えをお話ししましょう。
これは、彼女が心臓を取り出すことなく、こころから安心できるようになる方法です。
彼女のカルマを癒す意外な方法
私が導き出した方法は、彼女の心臓の代わりとなる、ピンクのハートのクッションを 『これが君のハート(心臓)だよ』と、彼女に手渡してあげることです。
ずっとそばで抱かせて、安心させてあげれば、もしかしたら、奇跡が起きるかもしれない。そんな風に感じたのです。。。
それから私は、そのままその場を立ち去りました。それから彼女がどうしているかは解りません。私にできることはそこまでなのです。
あとは彼女の前世からのカルマが解消されて、癒やされるのを心から祈るだけです。
今回のお話は、決して作り話ではありません。ですが、私が見たことすべてが現実でもありません。
ですから、あなたが受け取れると思う内容だけを、受け止めておいてください。
「命」や「生きる」について考える大切さ
私が、カルマの法則や前世などの、スピリチュアルな記事を書くのは、あなたに、自分という存在について知って欲しいからです。
そして「命」や「生きる」ということについて、何かを感じてほしいからです。日常生活で、生きることのスピリチュアルな意味を、感じ取ってほしいからです。
今この瞬間に幸せで在ろうとすること、それはあなたの過去を癒し、現在を癒し、未来を癒すことに繋がります。
そんな何気ない日常が、まぎれもなく前世から来世へと繋がる道程の、半ばであることを忘れないでください。過去も未来も、全ては現在のあなたの中に在るのです。
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ですから、ポイントは私たちの日常での行い全てが、「業(カルマ)」であるということです。