井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
今日は「マウンティング」について、お話ししていきましょう。私もこの「マウンティング」という言葉は、ここ数年でネットなどで耳にするようになりました。
これは心理系の人に限らず、一般の人でも使う言葉で「マウントを取る」とも言われたりします。
今回の記事では、この「マウンティング」とは、どのような意味をもつ言葉なかを簡単にお話しした上で、マウンティングする人の心理的な原因をお伝えします。
さらに、マウンティングする人のスピリチュアルな対処法と、マウンティングされる場合の対処法についてもお話しましょう。
ところで何でこんな記事を書くかというと、それは私自身がマウンティングされることを極端に嫌がっていたし、無意識に自分がマウンティングしていることに気付いたからです。
<目 次>
マウンティングとは?
まずは大事なことなので、マウンティングの心理や原因について話す前に、この「マウンティング」という言葉の意味について見ていきましょう。
漠然と解っているようで、正確に把握していないことも多いので、あなたもこの機会にチェックしてください。
Wikipediaにおける「マウンティング」
まずは恒例のWikipediaに書かれている意味を見ていきましょう。Wikipediaでマウンティングを検索すると「マウント(mount)」が出てきます。
マウント(mount):物を乗せる、または機械を設置すること。
マウンティング(マウンチング):動物が自己の優位性を示すため、相手に馬乗りになること。格闘技などで相手の上に馬乗りになることを表す「マウントポジション」については縦四方固め。人間同士の見栄の張り合いによる格付けの例え。
瀧波ユカリが『女は笑顔で殴りあう マウンティング女子の実態』(犬山紙子との共著)にて「マウンティング女子」として提唱した造語を発端とし、TVドラマ『ファースト・クラス』の設定などに反映された。
Wikipedia引用:マウント
三省堂 大辞林 第三番における「マウンティング」
さらに、何度か紹介しているWeblioの内容からも、一部抜粋して紹介しておきます。
マウンティング(英: mounting)は、「自分の方が相手より優位に立っていることを示そうとする行為」のことであり、とりわけ、対人関係の中で自分の優位を示そうとして何かにつけて自慢したり相手をけなしたりするような振る舞いのことです。
マウンティングは、もともと英語の動詞mountに接尾辞-ingがついて動名詞化した単語です。mountは「登る」「乗る」「据え付ける」という意味を中心とし、「乗りかかる」「のしかかかる」「またがる」といった動作も意味します。「マウントポジション」(mount position)といえば、格闘技などにおいて、横になった相手の上に馬乗りになった姿勢のことです。
Weblio引用:マウンティング
Weblioには、さらに詳しく「マウンティング」が活用されるようになった経緯も記載されていますので、気になる方はそちらもご覧になってみてください。
マウンティングという言葉の解釈
ここまでの解説で、マウンティングの意味については、おおよそ掴めたと思いますが、ここで心理とスピリチュアルの専門家の私なりに、一部を補足してまとめてみます。
マウンティングとは、本来はサルなどの動物が、自分の優位性を表すために、相手の上に馬乗りになるなどの行動を取ることを指します。
しかしながら近年になって、私たちの人間関係で、自分の方が相手より優位に立っていると示す、言動をすることについて「マウンティングする」と表現されます。
そしてマウンティングを心理的な側面から見ると、私たち人間が無意識のうちに取っている、自己防衛のための行動だと言えるでしょう。
そう、実はマウンティングしている人は、無意識に自分を守ろうと必死になっているのです。問題は何から守ろうとしているかです。
私のマウンティングに関する実体験
最初にも話しましたが、今回この記事を書くことになったのは、私自身が無意識にマウンティングをしていたことに気付き、改めてその原因を知るべく内観して理解したからです。
そんな切っ掛けとなった出来事について、少しお話ししましょう。
仕事仲間との何気ない会話
もう何年も前に、ある仕事仲間の男性と、たまたま市内で会うことがあり、些細な会話をした時でした。時折り仲良く話をさせていただく、身形もおしゃれな経営者の方です。
いつもあった時には、お互いの立場から、最近の仕事の調子について、挨拶代わりのような何でもない会話をしていました。
「最近どうですか?」「いや~さっすがに、昨日今日と冷え込んできて、お客さん減ってますよね。(笑)」「やっぱ寒いですからね。w」みたいな。
そこで何気なく、いつも見かける彼が乗っている車の話となってのです。私も車が好きなので「いや~アウディかっこいいですよね。」みたいな感じです。
「いや、そんなことないですよ~。」みたいにお互いに話しをして、その話が一通り区切りがついた時です。
無意識に出てきた話でマウント
私は何気なく思い浮かんだ、自分の家のことについて話し始めました。
あまり人に言うようなことでもないのですが、久しぶりにその人と会えて、嬉しい気持ちだったのか、無意識に「そういえば、最近家を建て替えたんですよ!いや~」みたいに。
そして自分が家を建て替えて、以前に比べたら格段に過ごしやすくなったとか、家を建てるときに拘った点などを、ペラペラと話していったんです。
彼も「それはすごいですね!いや~自分もいずれは。。。」みたいな。そしてその時には、二人で笑いながら別れたんです。
実はこれが、私が無意識にしていたマウンティングだったのです。
後で振り返ってマウンティングに気付く
私が後になって振り返ると、何か不思議な気持ちがしました。なぜなら、私はそれまで自分の家の建て替えのことなんて、ほとんど人に言っていませんでした。
それは自慢話をするかのようなもののような気がして、特別人に言うようなことじゃないと思っていたんです。にもかかわらず。
彼に会って話をしていたら、自然とその話題を自分から話し始めてしまい。結果的に彼には、「井上さん凄いですね。自分も頑張らなきゃ。」みたいな気持ちにさせていたのです。
そのことに気が付いて、初めて思いました。もしかしたらこれがいわゆる「マウンティング」なんじゃないか?って。
マウンティングする人の心理的な原因
私は自分が話していた内容や、その時の気持ちの変化を、後で瞑想するかのように内観しながら、スピリチュアルな視点から振り返ってみました。
そしてなぜあの時に、マウンティングするかのような自分の自慢話を急に話し始めたのか、その原因を突き止めたのです。
心に蘇った子供の頃の思い出
私が自宅に戻り、その違和感を感じながら瞑想していると、在る場面が脳裏に浮かんできました。
それは中学生の時に、友達の家に遊びに行っていた頃のことです。部活仲間の友達の家に行って、友達が最新のゲームをやっているのを後ろで眺めています。
私が中学生の頃には、ちょうどファミコンが発売されたころで、友達の中にはそんなゲームをいっぱい持っている人がいました。
ですからそんな友達の家に、よく友達同士で集まり、ゲームをやっているところを見ていたのです。その時に漠然と思っていました。やっぱり「いいなぁ~」って。
マウンティングする人を襲う危機感
その友達は親が何でも買ってくれる家で、彼の部屋はゲームや漫画で溢れていました。
ですから、多くの友達が彼の家に集まり、ゲームをしていたり、漫画を見ていたり、仲良く遊んでいたんです。
でも私の家には、自分の欲しい物はお小遣いで買うという決まりがあり、当時のゲームも子供のお小遣いではなかなか手が届きません。
もちろんとても仲のいい友達でしたが、彼の家にいる時には、なぜか漠然と上下関係のような悔しさを感じていたのです。何でも親に買ってもらえる友達と、そうじゃない自分みたいな。
私が無意識に、マウンティングをしていたときに感じていた淡い気持ちは、そんな「悔しさ」と「もうそんな思いはしたくない」という心理的な危機感だったのです。
マウンティングをする人の心理
だからこそ、私は彼の車について「いいなぁ~」っと思った後で、思わず「自分だって」という気持ちで、自慢話のようなことを話し始め、結果的にマウンティングしてしまったのです。
そしてさらにその気持ちを見ていくことで、自分が子供の頃に同じような友達との上下関係や、兄との上下関係で、幾度となく悔しさを感じてきたことを思い出しました。
そう、マウンティングする人は、そんな過去のトラウマにより心理的に追い詰められて、衝動的に相手より自分の方が上だと主張してしまうのです。
それはひとえに、その人が過去に幾度となく悔しい思いをして、それを繰り返したくないという、息が詰まるような危機感から無意識に行動しているといえるでしょう。
マウンティングを受ける人の心理
私はそんな自分の気持ちを理解したときに、もう一つ在ることに気付きました。
それは自分もマウンティングする人が苦手で、そんな素振りがある人とは距離を置きたいと思い、実際にそれらのタイプの人を避けてきたことです。
それは心理的な側面から見れば、頻繁にマウンティングを受けたり、相手からのマウンティングを敏感に感じ取る人は、やはり上下関係でのトラウマを持っており。
自己防衛のために、無意識に人にもマウンティングをしている可能性がある。ということです。
マウンティングしている人の対処法
今回お伝えした、マウンティングする人の心理的な背景は、あくまで私の個人的な体験から解った原因です。
でもきっと、あなたも見ていて解りますよね。マウンティングする人が、感情的になっていたり、無意識にそんな態度を取っていることは。
ではここからは、そんなマウンティングしている人の対処法を見てい行きましょう。
どちらも過去のトラウマが原因
ポイントは、マウンティングをする人も、マウンティングも受ける人も、同じような上下関係に対するトラウマを持っているということです。
逆にそれを持っていない人は、マウンティングされてもあまり気に止めないでしょうし、マウンティングをすることもほとんどないでしょう。
きっとあなたの周りにも、明らかに人からマウンティングされているのに、サラリと流してしまう人や、全く気に止めない人がいると思います。
彼らは、そんな上下関係でのトラウマがほとんどないために、心理的な影響を受けることが無いのです。
振り返りで心理的に対処する
まずは比較的少ないと思いますが、私のようにマウンティングしていると気付いて、止めたいと思っている人からです。
1つはマウンティングをしたと感じたときに、客観的に自分の気持ちを振り返り感じてみると良いでしょう。
もし私のように危機感や怖さ、焦りなどを感じるなら、それを毎回振り返って認識してあげるだけで、その気持ちは自然と和らいでいきます。
そんな自分を内観する方法で対処するのが1つです。
フラワーレメディでの対処法
もう一つはスピリチュアルな取り組みとして、フラワーレメディを使う方法です。
このマウンティング自体が、とても無意識レベルでのトラウマの影響ですから、そんな潜在的な過去の不安を癒す必要があります。
そこで、1種類は原因が解らない不安を癒すアスペン、さらに衝動的な焦る気持ちを癒すインパチェンス、この2つのブレンドが、心理的な変化を促すのに役立ってくれるでしょう。
どちらも効果が解りやすいレメディですから、トラウマから来る衝動的な不安や行動を癒してくれます。
2種類をブレンドして利用するときには、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、3滴ずつ入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
マウンティングを受ける人の対処法
それではさらに、マウンティングを受けやすい人の対処法について、お伝えしましょう。
心理的な手法で対処する
マウンティングを受ける人も同じように、過去のトラウマの影響であると考えられます。
特に、いつも同じ人からのマウンティングを受けるとか、似たようなタイプの人からマウンティングを受けるなら、なおさらその可能性は高いでしょう。
ですからそんなときには、まずはこちらの「人間関係を癒す方法」を参考にして、対処してみてください。
こちらのPDFには、特定の人との人間関係をスピリチュアルに改善する方法を、実例をもとに詳しく書いています。
メンタルヘルス初心者の方でも問題なく実践できると思いますので、最初は3日ほど集中して実践してみると良いでしょう。
フラワーレメディでの対処法
合わせて、先のマウンティングする人同様に、フラワーレメディで対処すれば、なおさら心理的な変化や改善も早くなります。
同じ過去のトラウマが原因で、マウンティングを受けるといっても、受けやすい人はアスペンとセントリーの2種類です。
アスペンは、先に紹介したのと同様に、原因の解らない不安を癒してくれます。
セントリーは、人間関係での怖さから、気持ちが萎縮して、マウンティングされやすい傾向を癒してくれます。使い方は先の利用法と同じです。
メンタルヘルスセミナーで対処法を学ぶ
ここまでの2つの方法は、あくまでマウンティングを受けることを、自分自身で対処して改善するための方法です。
ですが、なかなか自分で実践して改善できるか心配なら、心理の専門家のもとで、自分の心を整える方法を学んでしまうことも、ゴールへの最短コースだといえます。
私が開催しているセミナーでも、そんな心の整え方を、自習を交えて教えています。ですからまずは、あなたが信頼のおける専門家に、一度現状の問題を相談してみると良いでしょう。
それにより、思っていたより簡単に、問題が改善してしまうこともあるのです。
行動に含まれる感情を知ると癒される
いかがでしたか?私が自分の体験で感じた、マウンティングする人の心理的な原因をお伝えし、さらに「する人」「される人」の対処法について、お話ししてきました。
相手を認めているからこそ
では最後に、今回のことで私が気が付いた、もう一つの自分の思いについてお話しして終わりにしましょう。
それは、マウンティングする人は相手に人に対して、少なからず嫉妬していたり、負けていると感じていることです。
彼らは無意識に、相手の良い点を認めてしまうがゆえに、負けたくないと思っているんです。
私も本心を振り返れば、同じ経営者仲間の彼が、男の自分から見てもオシャレでカッコイイなって思ったので、思わず「自分だって」ってなってしまったんです。
体験で自分の心を振り返る
ですから、もしあなたがマウンティングをする人に会ったなら、そんな彼らの心の奥にある想いを、感じてみてください。
彼らが自分を無意識に守ろうとして、必死になって行動しているその気持ち。それを感じられたとき、あなたはその相手許し、認めてあげることが出来るでしょう。
きっとその時には、あなたの中の上下関係に関するトラウマも、一緒に流れ去っていきます。そしてあなた自身が、1つ癒されるのです。
日常で感じる様々な出来事を、そんな自分の心を見つめ直す機会として活用していけば、私たちは自然と自分の心の傷を癒し、スピリチュアルに成長していくことが出来るのでしょう。
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