井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉（@my_earth_naoya）です。
実は最近、私たちの潜在意識やインナーチャイルドについて、色々と考えることが在りました。
心理セラピーやスピリチュアルなワークでは、比較的インナーチャイルドという言葉を使い、クライエントのトラウマを癒していきます。
今回の記事では、インナーチャイルドともに一般的に使われる、アダルトチルドレンという言葉の意味と、オーラを見ることでわかるスピリチュアルな特徴についてお話ししましょう。
この「アダルトチルドレン」という言葉は、クライエント自身が、自分のメンタルな問題の原因を自認する際に、よく使われる言葉です。
そこでこの記事では、そんなアダルトチルドレンの方が、どのように自分の問題を癒せばいいのか、その直し方をお伝えします。
アダルトチルドレンとは、決して取り返しのつかない、心理的な問題ではありません。自分自身で癒せるものなのです。
＜目 次＞
アダルトチルドレンの意味とは？
まずはこの記事を書く前に、アダルトチルドレンという言葉の意味について、簡単にだけ見ていきましょう。
ここでは、アダルトチルドレンの一般的な意味と、スピリチュアルな特徴について見ていきます。
アダルトチルドレンとは
まずは、Wikipediaにおける、アダルトチルドレンの意味を確認しておきましょう。
アダルトチルドレン（英: adult children）とは、親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人。「adult children of alcoholics」の略語（ACOA、ACA、アルコール依存者のアダルトチルドレン）。アメリカでアルコール依存症治療との関わりの中で生まれた言葉である。
親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人。「adult children of dysfunctional family」（ACOD、機能不全家族のアダルトチルドレン）。機能不全家族の下で育ったことが原因で（大人になっても）深いトラウマ（外傷体験）を持つという考え方、現象、または人（大人）のこと。
なお、英語圏で単に「アダルトチルドレン」という場合、成人した（続柄上の）子供を指す。
Wikipedia参照：アダルトチルドレン
日本におけるアダルトチルドレン
Wikipediaの内容を見ると、この「アダルトチルドレン」という言葉が、アルコール依存者の家庭で育った人を、表す言葉として生まれたことが分かります。
そしてそこから派生した意味として、虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人を表しています。
この内容を見ると、日本において一般的に使われている、「アダルトチルドレン」という言葉の意味と、おおよそ同じだと捉えて良いでしょう。
シンプルに言えば、家庭環境におけるトラウマがあり、社会生活での生きづらさを感じている人、それらの方をアダルトチルドレンだといえます。
アダルトチルドレンのスピリチュアル特徴
ではここで、あえてスピリチュアルな視点から、アダルトチルドレンとされる人の特徴についても、お話ししておきましょう。
私が人のオーラを見るように、アダルトチルドレンの方のオーラを拝見すると、２つの特徴があることが分かります。
１つは、オーラの第１層〜３層にかけて、周囲の人の反応を敏感に感じ取り、気を配っている点です。
そしてもう１つは、オーラの第４層に、幼少期の深いトラウマを抱えて、自尊心が著しく傷ついている点だといえるでしょう。
人生での生きづらさを感じる原因
きっと、自分がアダルトチルドレンだと自認されている方は、その２つの特徴について、痛いほど感じることがあると思います。
なぜならその２つが、アダルトチルドレンが人生で生きづらさを感じる、典型的な原因でもあるからです。
周囲の人への敏感な気配りとは
先に申し上げたように、アダルトチルドレンの方は、周囲の人の反応を敏感に感じ取り、気を配っていることが多いです。
それはどちらかというと、相手の要望や思いを感じ取り、先回りして準備することが得意だという、利点としても機能していることがあります。
周りの人から見れば、気配りが上手であり、気の利く人だと言っても良いかもしれません。
でも、本当のところは少し違っていて、それだけ常に気を配っていないと、安心できないのです。
暴言や暴力によりできたトラウマ
なぜかというと、アダルトチルドレンの方の中には、子供の頃の育成環境で、とても激しい親からの暴言や暴力を受けて、育ってくる方がいます。
そのために、いつ周囲の人が感情的になるのかを、無意識に警戒しており、敏感にその場の雰囲気を感じとっているのです。
それにより、他の人が気付かないような、諍いやイザコザの予兆を感じると、それ以上問題が大きくなり、周囲の人が感情的にならないようにと気を配るのです。
それは子供の頃に、あまりにも激しい感情を向けられ続けてきたことで、その辛さがトラウマとなり、敏感に反応している状態だといえます。
このケースの方は、自分が諍いに巻き込まれていなくても、周りの人が感情的になっていることが耐えられないという特徴があります。
その様子を見ているだけで、ドキドキしたり、精神的に疲れ切ってしまうのです。
親の無関心が引き起こすトラウマ
また、逆に親が子育てに対して無関心で、子供の方に心を向けてあげれないと、子供は自分の存在価値を見出せずに、疎外感というトラウマができます。
すると大人になってから、そんな疎外感や空虚感を埋めるために、自分が存在する意味を見出そうとするのです。心の穴を埋めようとするかのように。
その結果、やはり周囲の人の反応を敏感に感じ取り、先手を打つかのように、相手の要望に応えてしまいます。
それは決して、本人が意図して行っているのではなく、衝動的な気持ちに駆り立てられて行動する、周りへの気遣いであり、承認欲求ともいわれる気持ちです。
こちらのタイプのアダルトチルドレンの方は、強い承認欲求と疎外感を、併せ持っているという特徴があります。
そして人間関係で、そんな自分の心に翻弄されて疲れ切っていることも、自覚しているのです。
人間関係に精神的な疲れを感じる理由
周囲への気配りが、暴言や暴力によるトラウマであるか、無関心からくるトラウマであるかに関わらず。
アダルトチルドレンの人は、そんな幼い頃の心の傷を癒せずに、衝動的な気持ちに駆られて動いてしまうのです。
それにより、人と深く関われば関わるほど、精神的な負担や疲れを感じて、人生や社会生活に生きづらさを感じることとなります。
それが、オーラ診断などのスピリチュアルなワークでわかる、周囲の人への衝動的な気遣いなのです。
自尊心の欠落による影響
では、自尊心が著しく傷ついている点は、彼らの生活にどんな影響を及ぼすのでしょうか。その点についても見ていきましょう。
自尊心が欠落している原因
オーラの第４層は、「自分らしさ」や「個性」を表す層ですが、それらは多くの場合、幼少期の育成段階で養われるものです。
もう少し厳密にいうと、思春期までの間に、両親や家族との関係で、養われていくものだと言っても良いでしょう。
ですが、アダルトチルドレンの彼らには、その時期に自分が「認められる」とか、「尊重される」とか、「愛される」という経験がありません。
そのため、自分の存在価値を認識することができず、判断や考えに自信が持てないのです。すると、自分の意思を明確に感じられなくなり、何をしたいのかも分からなくなってしまうのです。
スピリチュアルに見れば、子供は親に認められることで、初めて自分の考えや意思に自信を持ちます。
そんな経験がないからこそ、自分の意思や判断を信頼することができずに、自分が何を望んでいるのかもわからないのです。
自尊心の欠落による生活への影響
すると、大人になった時に、自分が何者なのかを、自分自身で定義することが難しくなります。
自分の意思や判断に自信が持てないために、人の言動の影響を受けやすく、何事においても周りの人の評価や判断を優先してしまうのです。
そのため気が付けば、どんどん仕事や要望が増えてきい、より多くの声に応えなくてはならなくなり、心が追い詰められていきます。
彼らは自分を尊重できないがゆえに、自分を守ることもできないのです。
極端な例では、こちらの「自尊心を高める方法」の実例でも紹介したように、自己認識が得られていない人もいます。
自尊心の欠落による自己評価への影響
さらには、自尊心が欠落していることで、自分には何も価値がないとか、自分は何も出来ないという気持ちが強く、物事を否定的に考えてしまいがちです。
心の支えとなる根本的な自分自身が、まるで存在しないかのような、疎外感を味わってきたために、どうしてもそんな空虚感が心に付きまといます。
今まで必死になって、自分で心の穴を埋めようとしてきたために、いくら頑張っても埋まらない心の穴に、深い無力感を感じてしまうのです。
きっと、自分がアダルトチルドレンだと自覚されているあなたなら、そんな自分への失望感を、ことあるごとに感じてきたのではないでしょうか。
アダルトチルドレンの直し方のポイント
最初にも申し上げましたが、アダルトチルドレンとは、癒せない心の問題ではありません。
ここまでの説明でお分かりのように、その原因は子供の頃のトラウマなのですから、そんな心の直し方がわかれば、癒すことができるのです。
アダルトチルドレンの根本的な直し方
そこで、アダルトチルドレンの直し方をお話しする上で、結論から言ってしまうと。
この心の問題を解消するためには、あなたは自分の心を、自分で育てる必要があります。
なぜなら、あなたの心が育たないまま、身体が大人になっているのですから、そんな未成長の自分の心を、自分自身で育てる必要があるのです。
きっとあなた自身、自分の心の大半が、まだ幼いままであることを自覚されていることでしょう。だから、自分がアダルトチルドレンだと、自覚しているのです。
子供の頃の自分のニーズを満たす
ではどうすれば、自分のアダルトチルドレンとしての心を育てられるのか、その方法は意外とシンプルです。
それは、子供のあなたがして欲しかったように、大人のあなたが自分にしてあげればいいのです。
自分自身を認め、尊重して、慈しんで、大切にしてあげればいいのです。
でも問題は、それが出来ないからこそ、今までアドルトチルドレンと分かっていても、そんな自分を癒すことができなかったという事実です。
多くのアダルトチルドレンの方が、心理やスピリチュアルに取り組んで、自分を癒し、変わろうと試みています。
でもほとんどの方は、それを拒絶する自分の心との間で、立ち止まり動けなくなってしまうのです。
最初に行うのはトラウマを癒す
きっと今までも、あなたは自分にしてあげることができず、感覚的にそれを避けてきたことでしょう。
それはあなたの過去のトラウマが、あなたにそうさせているからです。
ですから、アダルトチルドレンの心の直し方で、最初に行うのは子供の頃のトラウマを癒すこと。
そしてその上で、自分を認め、尊重できるようになり、自分にしてあげれるように成ればいいのです。
スピリチュアルな克服法
では、トラウマを癒すために、何をすればいいのか、そんなアダルトチルドレンとしての問題の克服法について、３つほどお話ししていきましょう。
自己承認で心を整理する
最も簡単なのは、この記事を幾度となく読み直すことで、自己承認を促す方法です。
ここまでこの記事を読んできて、まさに自分のことが書かれていると感じ、心が整理されたと思うなら、この記事にはあなたを癒す効果があります。
ですから、何度も読み返しながら、自分の中の気持ちを振り返り、整理していけば、自然と衝動的な行動は減って、落ち込みも浅くなっていきます。
これは、自己承認という心理的な効果ですから、気になる方はこちらの自己承認の解説記事をご覧ください。
このサイトの記事の中で、気になるものを読んでみるのもいいですよ。
それにより、自分の内なる一面に気付くことで、自然と心が軽くなっていきます。
フラワーレメディで心を癒す
続いては、さらにスピリチュアルな方法で、フラワーレメディを使う取り組みです。
フラワーレメディのセントリーを利用すれば、周りの感情に対して敏感になっている気持ちを癒し、自分に自信がついてきます。
また、ラーチを一緒にブレンドして使うことで、自然と自信がついてくるとともに、自分が何をしたいのかも明確になってくるでしょう。
この２つのレメディは、憂鬱感を癒すレメディとしても効果的ですから、そんな気持ちに駆られている方は、一度使ってみてください。
２種類のフラワーレメディをブレンドするなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて３滴ずつ、合計６滴入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法＆適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方＜バッチシリーズ＞」をご覧ください。
専門家のもとで自分を癒す
最後は、あなが信頼できる専門家のもとで、インナーチャイルドを癒す心理療法を受けたり、自分を癒す技術を学び実践することです。
最初にも申し上げたように、心理セラピーの世界では、アダルトチルドレンの原因でもある、子供の頃のトラウマを癒していくことができます。
それが、インナーチャイルドを癒すワークです。
詳しくは、こちらの「インナーチャイルドとは？セルフセラピーやスピリチュアルで癒す方法」でも解説しているので、一度ご覧になってみてください。
やはり、心理の専門家について自分を癒していくことが、一番確実で結果が早いのです。
アダルトチルドレンだというあなたへ
それでは最後に、１つだけ注意点をお伝えして、終わりにしましょう。
ここまでの内容でもお分かりのように、幼少期の育成環境に問題があり、自分がアダルトチルドレンだと思っても、そんな自分を変えていくことができます。
もしあなたが、自分がアダルトチルドレンだと思われても、自分が幸せになることを諦めないでください。
あなたの両親も悩み迷っていた
確かにあなたの人生は、生まれてまもない幼い頃から、とても厳しいもので、愛情が得られない環境だったのかもしれません。
でも、きっともうお分かりのように、あなたの両親も同じなのです。そんな愛されない環境で育ち、迷いながら生きてきました。
心から湧き上がる衝動や、自分を認められない迷いに翻弄されながら、あなたを育ててきたのでしょう。あなたは自分の親を見てきて、そのことを痛いほど感じてきたはずです。
だからこそ、親を責めるのではなく、自分の人生を受け入れて、自分自身でなんとかしようと、向き合ってきたのだと思います。
アダルトチルドレンという幻想に惑わされるな
ですから、もし無力感から、自分の人生を諦めてしまうような気持ちに駆られても。
その気持ちに惑わされずに、降り払い、幸せに成りたいという自分の思いを信じて、一歩踏み出してください。
アダルトチルドレンとしての生きづらさは、トラウマを癒すことで変えていける、心の問題にすぎないのです。
そんな苦しかった過去さえも糧にして、今この瞬間に前進しましょう。私はそんなあなたを、心から応援しています。
【同じ悩みを抱えた方の声】
今思えば、子供の頃から人間関係うまくいってなかったです。社会人になっても職場の人間関係で悩み、いつも自分を譲り、周りを優先して、他の人を喜ばせる事で・・・
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ポイントは、自分のメンタルな問題の原因が、幼い頃の育成環境におけるものだと、自覚している人だということです。