承認欲求が強い人のスピリチュアルな原因と改善法

承認欲求が強い人のスピリチュアルな原因と改善法、女性
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井上直哉

心理とスピリチュアルの専門家
1989年大学に進学中に、独自にスピリチュアルの研究を行い体外離脱体験をもつ。医療機器メーカーに就職後、2001年に心理療法家として独立。3,000人以上のセラピー実績を持ち、年間20回以上のセミナーを全国で開催。2010年に株式会社ヒーリングアースを設立。現在は経営の傍ら個人セッション及びセミナーをこなしながら執筆活動に励む。ブログは年間300万人が訪れる。モットーは「現実が変わるスピリチュアル」です。
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。

ほとんどの人は、「承認欲求」という言葉の意味を、ご存知だと思います。

中には、「承認欲求が強いことで、自分には色々な問題が起きている」と、感じている人も居ることでしょう。

今回の記事では、この承認欲求について、スピリチュアルな視点から見た時の原因についてお話しし、承認欲求が強い人がどのように改善すればいいのか、その方法をお伝えします。

一般的にあまり語られることがない、承認欲求の2つの真実についてもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

きっとこの内容を見れば、あなたのこれまでの認識が変わり、承認されたいという欲求の奥にある、本当の気持ちを癒せることでしょう。

 

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心理的な承認欲求とは

心理的な承認欲求とは

まずは、承認欲求についてお話しする上で、意外と見落されがちな1つ目の真実について、お話しします。

これは「承認欲求」とは、そもそもどんな欲求なのか、その点についてです。

 

Wikipediaにおける承認欲求

最初に、一般的な言葉の意味を、Wikipediaの内容で見てみましょう。

承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。

 人間は他者を認識する能力を身につけ、社会生活を営んでいくうちに、「誰かから認められたい」という感情を抱くようになる場合が多い。この感情の総称を承認欲求という。

Wikipedia引用:承認欲求

一般的な言葉の解釈としては、「誰かから認められたい」という気持ちの総称として、この「承認欲求」という言葉が使われています。

 

心理学における承認欲求

ですが、これが心理学的な「承認欲求」となると、少し違ってきます。

アブラハム・マズローは、人間の基本的欲求を低次から5段階に分類した。

  1. 生理的欲求 (physiological need)
  2. 安全の欲求 (safety need)
  3. 所属と愛の欲求 (social need/love and belonging)
  4. 承認の欲求 (esteem)
  5. 自己実現の欲求 (self actualization) 

また、「生理的欲求」から「承認の欲求」までの4階層に動機付けられた欲求を「欠乏欲求」とする。生理的欲求を除き、これらの欲求が満たされないとき、人は不安や緊張を感じる。

中でも承認欲求とは、自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求である。

Wikipedia引用:承認欲求

 

私なりの解釈と定義

マズローの欲求5段階説は、心理学の世界ではとても有名なものです。

これは、人が生きる上で感じる欲求を、原始的な物から5つに分類するもので、その中には「所属と愛の欲求」と「承認欲求」といわれる段階があります。

私たちは殆どの場合、前段階の「生理的欲求」と「安全の欲求」が満たされると、次に「他者から受け入れられ、認められたい」という気持ちを感じます。

その時に感じるのが、孤独や寂しさを埋めようとする「所属と愛の欲求」と、尊重され認められたいという「承認欲求」です。

実は私たちは、無意識にその2つの欲求の両方について、「承認欲求が強い」という言葉で表現しているのです。

 

<井上のワンポイント>

そもそも、私たちの口にする「承認欲求」という言葉には、心理的に2つの欲求が含まれているということです。

 

承認欲求とは「所属と愛の欲求」

では、もう少し厳密に見て行きましょう。

私たちが家庭や学校や会社などの社会生活で、強い孤独を感じて、周りの人に自分の存在を受け入れて欲しいと望むなら、それは「所属と愛の欲求」だといえます。

ですが孤独感はないけど、周囲からもっと尊重されたいとか褒められたい、価値ある存在だと思われたいなら、それは「承認の欲求」となります。

いかがですか?この違いをお解りいただけたでしょうか。

1つ目の真実とは、実は多くの人が承認欲求と言っている、心に強い渇きを感じ「受け入れられたい」と望む気持ちは、正確には「所属と愛の欲求」なのです。

 

<井上のワンポイント>

あなたも自分の心の中で感じている、承認欲求を振り返れば、それが「周囲から受け入れられたい、愛されたい」という思いであることは、認識できるでしょう。

 

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承認欲求が強い人のからの相談実例

承認欲求が強い人のからの相談実例

先日ある方から、この「承認欲求」についての相談をいただきました。

まずはそちらを紹介してから、承認欲求が強い人に起きている、心理的な問題についてお話ししていきましょう。

 

ある女性からの相談

 

<女性相談者>

自分の承認欲求が強いこと、これこそが悩みの大元なのだと思います。

子供のころの家庭環境は、二人姉妹の二番目に生まれ、3番目が弟でした。そんな中で、損な役回りばかりしてきて・・・。

現在も長男に嫁ぎ、ここでも損な役回りばかりしているにも関わらず、やって当たり前、やらないと周りから言われます。

ダイエットやそのた諸々、自分でも稼ごうとすると、お金が掛かるばかりで収入には全然結びつきません。全ては夫や家族親戚への承認欲求が強いことが根底にあると思います。

この強い承認欲求をなくすには、どうすればいいのでしょうか?

 

問題は「所属と愛の欲求」

先程お話ししたように、私たちの感じている承認欲求には2種類がありますが、それは存在を認められたいという「所属と愛の欲求」と、尊重され褒められたいという「承認欲求」です。

今回の相談のように、家庭に所属しながらも、存在を認めらていない感じるなら、それは「所属と愛の欲求」だといえます。

それは自分が、他の家族と同じように所属できておらず、やらないと自分の存在を、受け入れてもらえないと悩んでいるのです。

自分がその家に受け入れられるためには、いろいろな要求に従わなくてはならないと、言っているのです。

 

<井上のワンポイント>

心理学的な承認欲求とは、「自分を+に評価して欲しい」という気持ちですが、今回の気持ちは、「自分をーに評価するのではなく、±0と認めて欲しい」という気持ちです。

 

愛情の欠乏が問題を起こす

その結果、私たちは心に強い渇きを感じます。

それは自分の存在が受け入れられておらず、愛されてないという欠乏感です。

そして周囲の人から受け入れてもらうために、無意識に衝動的な行動に出てしまうのです。

例えば、必死になって周りの人のニーズに答えて、疲れ果ててしまったり、人の気持ちばかりが気になって、自分が本当はどうしたいのか見失ってしまうなど。

 

本当は所属と愛の欲求

承認欲求が強いと感じている人は、そんな自分の行動パターンに気付き、その原因でもある強い衝動をなくしたいと望んでいます。

きっとあなたも、本心ではこう思っていることでしょう。

「自分が望んでいるのは、在るがままの自分を受けいれて欲しいだけだ」と。

それが「所属と愛の欲求」なのです。

 

心理的な承認欲求の原因とは

心理的な承認欲求の原因とは

ではそんな、強い承認欲求の原因とは、心理的に見るとどのような物でしょうか。

その衝動的な欲求をなくすためにも、あなたがなぜそれほどまでに承認欲求が強いのか、その理由をみていきましょう。

 

これまでの内容の簡単なまとめ

最初にここまでの内容を、少しだけまとめておきます。

私たちが感じている承認欲求とは、ほとんどの場合「所属と愛の欲求」だといえます。

それは、漠然とした孤独感や疎外感として感じる、存在を受け入れられていないという気持ちであり、強い愛情の欠乏感です。

私たちは、そんな心の渇きを埋めるために、思わず衝動的に動いてしまい、周囲の人との人間関係で問題を抱えてしまいます。

では、なぜそれほど強い愛情の欠乏感が、あなたの心の中にあるのでしょう。

 

承認欲求が強いのは毒親が原因か?

愛情の欠乏感がある原因として、最も容易に考えられるのが、育成過程における親との関係です。

もしあなたの親が、いわゆる毒親といわれる存在なら、きっと迷わず「自分の承認欲求が強いのは、毒親に育てられたからだ」と思うでしょう。

実際に、承認欲求が強いと感じている人の大半は、親から愛されなかったのが、その根本的な原因だと考えています。

今まで親からの辛い仕打ちを受け、それに耐えてきたのですから、そう思うのは当然のことです。

ですがそれを、改めて心理的な視点から見直すと、少し違った原因が見えてきます。

 

問題は実感が得られない事

私たちの承認欲求が強いのは、「親から愛されなかったから」ではなく、「親から愛されている実感が得られなかったから」です。

例えば親は、あなたに貧しい思いをさせないことが、愛情だと思っていたかもしれないし、姉妹が多くて、あなたにまで十分目を向けられなかったのかもしれない。

親自身も自分のことで手いっぱいだったかもしれないし、中には子供を愛すればこそ、過度な期待をかけて、いつまでも認めてあげれなかった親も居るでしょう。

子供の愛し方が解らずに、素直に可愛がることが出来なかった親もいると思います。

どのような理由であれ、親があなたを愛していたとしても、あなたがそれを実感できなかったのなら、愛されていないという愛情の欠乏感を味わうこととなるのです。

 

<井上のワンポイント>

子供のことを強く思えば思うほど、子供に対して厳しくなってしまうのも、また一つの親心でもあるのです。

 

愛情の欠乏感がトラウマになる

すると、そんな寂しさと悲しみを含んだ切なさが、欠乏感として心の中に積み重なり、心の傷(トラウマ)となっていきます。

その結果、あなたが大人になってからも、その心の傷があなたをことある度に駆り立てるのです。

「今すぐ、愛されている確証が欲しい!」「お願いだから私を見て!」と、それが承認欲求が強い人の心の叫びであり、心理的な原因だとえいます。

それは紛れも無く「所属と愛の欲求」であり、その心の渇きを満たすために、私たちは何を差し置てでも、衝動的に動いてしまうのです。

 

承認欲求をなくすために必要なこと

承認欲求をなくすために必要なこと

ではどうすれば、その強い心の渇きを癒し、承認欲求をなくせるのでしょうか?

自分の存在を受け入れもらえたという、「所属と愛の欲求」が満たされた実感が得られるのでしょう。

 

他者からの承認では心は満たされない

きっとあなたもすでにお解りのように、その承認欲求を満たすために周囲の人のニーズに応え、家庭や仕事で奔走しても、心が満たされることはありません。

もし認められることが在ったとしても、それにより心が満たされるのは束の間に過ぎず、すぐにまた強い承認欲求が湧き上がってきます。

そのためいつまでたっても、癒されない心の渇きに翻弄されて、疲れ果ててしまうのです。

そう、人から承認されることで、心の欠乏感を満たそうとしても、そのやり方では承認欲求をなくすことは出来ないのです。

 

大切なことはトラウマを取り除くこと

心理的に見て、承認欲求が強い人を改善するために、他者から認められるようにしても、その気持ちをなくすことはできません。

例えばそれは、乾ききった砂漠の砂に水を注いていくようなもので、いくら注ぎ続けても砂漠が潤うことは無く、それでは切りが無いのです。

必要なことは、その愛情の欠乏感というトラウマを取り除いて、傷つく前の自然体の心に戻してあげること

それは、乾ききった砂漠の砂を取り除き、その土地が本来持っている潤いを、蘇らせることだといえるでしょう。

 

スピリチュアルな視点で見ると

その愛情の欠乏感というトラウマを、スピリチュアルな視点で見ると、それは多くの場合あなたの胸の奥深くに、エネルギーとして存在しています。

それは幼い頃に感じた、寂しさや孤独感などの感情が、心の中にエネルギーとして残っているということです。

その思いは、いかに周囲の声に応えることで満たそうとしても、決して満たされるものでも、解消するものでもありません。

承認欲求の原因となっている過去のトラウマとは、心理的に癒すか、エネルギー的に取り除く必要のある感情なのです。

 

<井上のワンポイント>

スピリチュアルに言えば、愛情の欠乏感を埋めようとするのではなく、欠乏感という感情を取り除く必要があるのです。

 

承認欲求をなくすスピリチュアルな方法

承認欲求をなくすスピリチュアルな方法

では承認欲求が強い人は、どのようにすればその心の渇きを、なくすことが出来るのでしょう。

ここからはその具体的な方法について見て行きます。

 

読み返して承認欲求をなくす

もしあなたが、この記事を読んで、自分が感じてきた承認欲求そのものだと思うのなら。

この記事を何度も読み返し、自分の中で感じているフィーリングと照らし合わせることで、承認欲求を少なからず減らしていくことが出来るでしょう。

これは、この後で説明する心理的な自己承認と、同じ効果がありますが、読み返すことで感じる、府に落ちたという気持ちが、あなたの心を癒してくれるのです。

さらには、心の渇きを感じる時や、疲れ果ててしまったときに読めば、強い承認欲求を癒すこともできるでしょう。

 

心理的な自己承認でなくす

そして、もっと積極的に改善したいと望むなら、自己承認の手法により、愛情の欠乏感というトラウマを癒していくことができます。

詳しくはこちらの「やる気が出ない心をスピリチュアルに回復させる方法<自分を認める自己承認>」で、そのやり方を紹介しています。

承認欲求が強い人にとって、この自己承認で強い衝動をなくしていくのは、少し難しいかもしれません。

もちろん、一朝一夕で改善できるわけではありませんが、根気強く取り組んでいくことで、自然とそんな心の渇きも癒されていくでしょう。

なお、今回の声掛けは「認めて欲しいと思っているよね。」です。

 

フラワーレメディで改善する

さらに、あまりにも感じている承認欲求が強いなら、スピリチュアルなフラワーレメディを使うことでも、その辛さをなくすことが出来ます。

チコリーを使えば、求めてしまう思いから、衝動的に動くことを減らして、気持ちに余裕が持てるようになります。

さらに、セントリーを使うことで、周りからの評価が気にならなくなり、なおのこと気持ちは楽なっていくでしょう。

どちらも比較的早めに効果を感じられるものですから、自己承認と共に一緒に取り組まれると、なおさら変化が速いといえるでしょう。

補足説明
 フラワーレメディを利用するなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて6滴入れましょう。2種類をブレンドするなら3滴×2種類でOKです。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
初めてのフラワーレメディ利用法付き

 

心理の専門家に相談する

もちろん、衝動に振り回されて、自分では改善できないと感じるなら、無理をせずに心理の専門家に相談することも大切です。

心理療法では、そんな心の衝動にダイレクトに向き合って、承認欲求をなくしていくことが可能です。

また、スピリチュアルなオーラ診断なら、そのエネルギーにどんな気持ちが含まれるのか見定めることで、心の改善を促してくれます。

自分自身で取り組むことが、難しいと感じたときには、まずは現状の問題を相談してみることから始めてみてください。

 

”メンバーズブログ"

承認欲求が強いというあなたへ

承認欲求が強いというあなたへ

もしあなたが、強い承認欲求を持ち、これまで悩み苦しんできたなら、最後にこんなことをお伝えして、終わりにしましょう。

 

承認欲求の原因は悲しみと寂しさ

スピリチュアルな視点で、あなたのオーラを見ると、心の中にある承認欲求が、紺色に輝く感情のエネルギーの固まりとして見えることでしょう。

それはまさに、過去に受け入れてもらえなかったことへの、悲しみと寂しさが入り混じった気持ちの固まりです。

承認欲求をなくすためには、まさにその気持ちを、癒し取り除く必要があります。

あなたが本当に望むのは、そんな悲しみを受け止めて、解消して欲しいという思いに他ならないからです。

 

自分でトラウマを癒すこと

ですから、強い承認欲求に振り回されて、目の前の人に認められることを求めてしまうのではなく。

あなた自身の心に向き合って、その気持ちを癒すことに取り組んであげてください。

そうすることで初めて、あなたは自らの心の渇きを癒し、あるがままの自分を受け入れてもらえたと、安心することができるでしょう。

それはあなた自身で、心の中のトラウマを癒すことで初めて得られる、喜びであり充足感なのです。

 

井上のオーラ診断

井上のYoutube動画<聴くブログ>

 

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毒親が強い自己否定感の原因だという人のスピリチュアルな真実

 

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井上直哉
1989年大学に進学中に、独自にスピリチュアルの研究を行い体外離脱体験をもつ。医療機器メーカーに就職後、2001年に心理療法家として独立。3,000人以上のセラピー実績を持ち、年間20回以上のセミナーを全国で開催。2010年に株式会社ヒーリングアースを設立。現在は経営の傍ら個人セッション及びセミナーをこなしながら執筆活動に励む。ブログは年間300万人が訪れる。モットーは「現実が変わるスピリチュアル」です。
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