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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉です。
突然ですがあなたには、心の拠り所がありますか?
殆どの人は、自分の心の拠り所について、日常生活で気にすることはないでしょう。私たちはそれを無意識レベルで持っているので、改めて見返すことはありません。
でももしあなたが、自分には心の拠り所がないと感じるのであれば、その空虚感や孤独感は、日頃から痛いほど感じられると思います。
それは感じている人だけが解る心の痛みであり、なかなか消えることのない、心の深くに残った不足感です。
この記事では、なぜあなたには心の拠り所がないのか?その原因を明らかにして、スピリチュアルに改善する方法を紹介していきます。
心の拠り所とは?


まずはこの「心の拠り所」とは、どんなものなのか?その意味から見ていきましょう。
これは私のフィーリングをもとに書きますから、あなたも自分の感覚を振り返りながら、確認してみてください。
心理的な「心の拠り所」の意味
心の拠り所とは、あなたの心が安心できる、心理的な場所であり存在です。
それは時には、母親や家などの具体的な場所や存在であり、時にはルールや決まりなどの、考え方でもあると言えます。
ある特定の場所や人、物、考え方があることで、あなたが安心できるのであれば、その対象があなたの心の拠り所となります。
ですからもしあなたが、自分には心の拠り所がないと感じるのであれば、それはあなたが安心できる対象がなく、心が孤立しているといえるかもしれません。
自分に自信が持てず、広い海を一人で漂っているような、そんな気持ちを感じていることでしょう。
人の心は十人十色
私が心理の専門家として、「心の拠り所」について定義するなら、このような言葉と成りますが、あなたのフィーリングはどうでしょうか?
その言葉が、あなたの感じ方にも、ピタリと当てはまっているでしょうか?
人の心の感じ方はまさに十人十色ですから、必ずしも100%ではないでしょう。
ですからあなたの感じている、「心の拠り所がない」という気持ちの8割に該当するなら、それでOKとだと思います。
スピリチュアルな視点で見た心理
実はこちらで紹介した、「心の拠り所」という言葉の意味は、私がスピリチュアルな視点から、ある人を見て読み取った心理状態を書いています。
それは私に相談に来られた、ある女性のオーラを拝見して、彼女が感じていた空虚感や寂しさを、私なりに言葉にしたものです。
彼女自身は、心の拠り所がないとはいいませんでしたが、その心理状態はまさに、安心できる場所や寄り添える存在がないような、そんな気持ちでした。
自信の無さと、居場所がないという、複雑な思いを合わせ持っていたのです。
成長過程で必要とされる心の拠り所


ではここからは、人の心がどのように成長していくのか、その点を詳しく解説していきましょう。それにより、なぜあなたには心の拠り所がないのか、その原因も解ってくると思います。
もちろんここで説明することが、すべて人に当てはまるわけではありませんが、きっとこの話を聞けば、疑問は少なからず整理されていくでしょう。
子供の頃に必要な心の拠り所
まずは、私たちが赤ちゃんとして、この世界に誕生したときのことを、少し思い浮かべてみてください。
まだ歩くことも、話もできず、食事もままなりません。ほとんどのことができず、自分一人では生きることさえも、出来ない状態で誕生します。
そんな生まれたばかりの赤ん坊の頃には、母親が子供の身の回りの世話をして、子供が生きるための拠り所となるのです。
人は生まれたとき、誰かを頼らないと生きることが出来ないため、親を生きるための拠り所として成長していくのです。
お腹の中から手の中へ
これは肉体的な生存にとどまらず、心理的な意味でも同じです。
例えば赤ん坊が、何かの刺激で驚いたり、不安を感じて泣き出すことがあっても、親に抱かれれば次第に安心して泣き止むのは、そこが安全だと感じられるからです。
親の手の中に包まれていることで、ここなら安心できると感じられるからこそ、平静を取り戻すのであり、親の腕の中が赤ん坊の心の拠りとなっているのです。
それはある意味、お母さんのお腹の中にいたころと、同じ安心感を得られる場所だと、言えるかもしれません。
守られていると心から感じらる場所なのでしょう。
成長と共に母のもとを離れだす
そして少しずつ成長して、自分のことが出来るようになると、次第に母親の腕の中は狭く感じるようになります。
母親が近くにいるだけで、安心できるようになり、何かない限りは母親のもとにはやってきません。戻ってくるのは、兄弟や友達と喧嘩して泣いたときぐらい。
相変わらず心の拠り所は母親の腕の中ですが、友達と遊ぶことも増えて、安全だと感じられる範囲が広がっていきます。
それはいつでも家に帰れば安心できる、心の拠り所があるからこその冒険であり、自分がこの世界にいても安全だと、自信を持つための取り組みでもあります。
自立で親や家の役割が終わる
小学生になるとその傾向はさらに進んで、徐々に心の拠り所としての親の役割は減っていきます。そして家が子供の心の拠り所となるのです。
思春期や反抗期を過ごせば、これまでのように母親を心の拠り所とすることは、もうほとんどないでしょう。それは子供の心に、自立心が芽生えはじめていることを意味します。
そして気が付けば、子供は家を出て自分の安心できる場所を作り、その場所を拠り所として生きれるようになるのです。
自立とは、自分の心を拠り所として生きることであり、その時にはもう親元を離れ、自分で安心して生活できます。
それはまるで雛鳥が巣立ちをして、自分の巣を構えるかのようです。
なぜあなたには心の拠り所がないのか?


子供の頃からの心の成長と共に、人が何を拠り所にして自立していくのか、そこまでがお解りいただけたと思います。
ではなぜあなたには、心の拠り所がないのか?ここからは、そう感じる心理的な原因をお話ししてい行きましょう。
幼いころの家庭が乱れている
まず最初に考えられるのは、子供の頃の家庭に何らかの問題があり、親や家が心の拠り所に成らなかったケースです。
例えば両親の中が悪く、常にいがみ合って喧嘩しているなど、家の中が乱れ安心できる場所でないと、子供は親を心の拠り所にできません。
その状態では、家にいても安心することが出来ず、ユックリと心を休ませることができないのです。
時にはそれでも自分の場所を確保するためにと、部屋に引きこもったり、ゲームやネットの世界での時間を、心の拠り所にしてしまうこともあります。
母親が不安定で甘えられない
また、母親がとても病弱で入退院を繰り返していたり、精神的に不安定なケースもあります。すると子供は、安心して母親に甘えることが出来ません。
それでは母親を心の拠り所にはできず、子供は逆に母親に気を使い、母親が安心できるようにと、必死になって気を配るのです。
中にはまるで、親子が逆転したかのように、子供が母親の心の拠り所になっており、まるで大人のような態度をとったり。
親の要望に応えるべく、必死になて勉強やスポーツに取り組んで、親の身代わりのようになっていることもあります。
空虚で孤独な気持ちを感じる仕組み
問題はこれらの子供時代を過ごすと、自分が安心できる場所がないまま、大人へと成長してしまう点です。
すると自立する以前の、家庭での安心感や充足感が得られないため、常にどこか空虚で孤独な気持ちを持ち続けることになります。
努力して成果を出したものの、それさえもどこか空しい気がして、何のために自分は努力しているのか、解らない気分になるのです。
もしあなたが、心の拠り所がないと感じるなら、それは何をしても心が満たされないからでは、ないでしょうか?
心の拠り所がないと感じる理由
例えていうと、こんな話しなら解りやすいかもしれません。
もしあなたが、子供の頃に母親に甘え、家を心の拠り所として自立できれば、一人暮らしをしていたとしても、どこかで自分の家を心の拠り所として、日々を過ごすことが出来るでしょう。
そしていずれは、自らも家庭をもつことで、自分の家族という心の拠り所を作ります。ですがもし幼いころに、家を心の拠り所にできないと、いざ自立してもあなたの心には拠り所がないままです。
その結果、いかに自分で努力しても、何か不足しているような空虚感や孤独感を感じて、心の充足を得ることが出来ず、とても空しい気持ちに苛まれてしまうのです。
スピリチュアルな改善法


これまでの解説で話したように、心の拠り所とは、心理的な安心感や充足感を与えてくれる場所や、存在だといえます。
ではどうすれば、心の拠り所がないと感じている人が、自分で安心できる場所を見いだせるのか、その方法をお話ししていきましょう。
親や家族を許し癒すこと
例えばこんな風に言ったらどうでしょう。
「どのようなご両親であれ、両親を心から許し、信頼して、甘えられるようになりなさい。そうすれば、あなたの家が心の拠り所になります。」
いかがですか?ある意味、子供の頃の安心感が不足しているなら、これが正攻法だと言えるかもしれません。
でも私はそれは無理だと思うのです。それが出来れば、最初から親に甘えられているし、家庭で空虚感や孤独感を感じることはなったでしょう。
ですから、そんな無理なことは言いません。
トラウマを癒し自分を心のと拠り所にする
問題は子供の頃に、甘えられなかったことによって、あなたが負ってしまった心の傷(トラウマ)です。
それは空虚感や孤独感という感情であり、子供の頃の無意識に感じていた不安感だと言えるでしょう。
そのトラウマが癒されれば、自然と心の拠り所がないという気持ちは消え、自分自身を心の拠り所にできるようになります。
それは自分に自信をもって、歩めるようになるということです。
心理的な方法でトラウマを癒す
心理的な手法で幼いころのトラウマを癒し、自分を心の拠り所にするためには、日々の具体的な取り組みと、それを継続する時間が必要です。
詳しくはこちらの「【完全解説版】トラウマとは?心理の専門家による5つの克服法」で、そんなトラウマの癒し方について解説しているので、よろしければご覧ください。
また、私はセミナーでもその方法を教えています。やり方はとても簡単ですし、総合的に自分を癒せるため、今回の空虚感や孤独感以外の問題も改善するでしょう。
でもそのためには、やはり時間をかけて学び、継続して取り組む意思が必要なのです。
フラワーレメディで心を癒す方法
そこで今回は、もっと簡単に取り組めるスピリチュアルな改善方法を紹介します。この方法なら、時間をかけて学ぶ必要もありませんし、比較的容易に効果を感じられるでしょう。
それは、こちらのフラワーレメディの2種類、ワイルドオートとセントリーを、ブレンドして利用する方法です。
セントリーを使えば、心の中に精神的な強さが養われ、自分に自信をもって過ごせるようになります。さらにワイルドオートを使えば、自分の直感を信頼して人生を歩めるのです。
まさに自分に自信を持つことで、空虚感や孤独感を癒し、自分を心の拠り所にできる方法だと言えるでしょう。
フラワーレメディは、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて6滴入れましょう。2種類をブレンドする時には3滴×2種類で利用してください。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&問診表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。


心の拠り所はあなたの中にある


ここまで、心の拠り所がないと感じている人の心理状態について、私なりの見解と改善法を紹介してきました。
では最後に、少しだけ注意点をお話しして、まとめていきましょう。
人や物を拠り所にすると依存になる
もしかしたらあなたは、「自分を心の拠り所にする」という考えに、疑問を感じるかもしれません。
心の拠り所と言えば、まるで大木に寄り添うような安心感をイメージし、そんな頼れる存在が欲しいと思うこともあるでしょう。
ですがもしあなたが、特定の人や物を心の拠り所として、それを求めてしまうなら、それは心理的には依存になってしまいます。
そして、そんな依存する存在を失えば、あなたはまた空虚感や孤独感を感じ、別な心の拠り所を探し求めることになります。
家や故郷は自分の一部
ですが例えば、それが家や故郷を心の拠り所にするのであれば、依存にはなりません。
それは特定の人や物でなはなく、その中での人間関係や環境に、心の安らぎを見出していることになるからです。
それは心の拠り所と言っても、自分の過去や育った環境に、親しみと安心感を得ていると言えるでしょう。
言い方を変えれば、自分のルーツに、安らぎを感じており、自分の一部を、心の拠り所にしているともいえるのです。
心の拠り所がある場所
心の拠り所とは、日常で疲れたあなたが、羽を休める場所です。それはあなたが一息つける、そんな安心できる場所であり、心が満たされる場所でしょう。
ここに居て休んで良いよと認められ、心満たされる場所です。でもそれは、あなたの周りにあるのではなく、あなたの心の中にあると私は思うのです。
そしてそんな内なる心の拠り所を見つけられた時、もう私たちは迷うことも不足を感じることも無いでしょう。
それは決して失われることのない、あなたの拠り所となるのです。
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