井上直哉
スピリチュアルを学びたい方へ プロフィール お問合せ
最新記事 by 井上直哉 (全て見る)
- 龍神に出会うスピリチュアルな方法<井戸に宿る水神様> - 2024年12月17日
- 冬至で捨てる7つの厄落とし<今すぐ捨ててスピリチュアルに開運> - 2024年12月10日
- 波動が上がると起きる3つの現象<エネルギー的にシフトする時> - 2024年12月3日
- サイキックアタックをエネルギー的に断つ方法<防御の仕方や対処法> - 2024年11月29日
- 根本的に嫌な人と縁を切る方法<スピリチュアルな縁とは> - 2024年11月19日
こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
さて今回は、とてもスピリチュアルな存在であるツインソウルの「統合」について、お話ししていきましょう。
ツインソウルとはどんな存在かについては、こちら「ツインソウルの特徴と使命とは?スピリチュアルで不思議な体験談」でも解説していますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ目を通しておいてください。
その記事には、なぜツインソウルとして分かれて、別な人間として転生しているのかが、詳しくが書かれています。
そもそも分かれた理由が解らないまま、ツインソウルの統合についてご覧いただいても、まったく意味が解らないでしょう。
ですからその点を理解いただいた上で、この記事ではツインソウルが、最終的に統合に至る理由について考察し、詳しく述べていきます。
<目 次>
ツインソウルとは「魂の双子」なのか?
まずツインソウルの統合について話す前に、私の個人的な見解ではあるものの、重要なことをお話ししておこうと思います。
このツインソウルの統合を話す上では、もう少し厳密にツインソウルについて、理解しておく必要があります。すこし解りにくいかもしれませんが、お付き合いください。
「ツインソウル」=「魂の双子」なのか?
ツインソウルというと一般的には誰もが「魂の双子」と理解していると思います。
私が今まで書いてきたツインソウルに関する記事でも、あえて整理しやすいように、「魂の双子」として書いてきました。
でもここで、1つ大切なことを、話しておきたいと思います。
それは「ツインソウルとは、厳密には魂の双子ではないよ。」という内容です。
ツインソウルは厳密には魂の双子ではない
ツインソウルという言葉からは、殆どの人が、あたかも魂が2つに分かれたように、イメージしていると思います。
双子が同じ遺伝子を持っているように、同じ魂をそれぞれが持っていると、思ていることでしょう。
私は先に紹介した記事で、「ツインソウルと言っても2人ではなく、4,5人のことが多いよ」と言いましたが、何人に分かれるかはさておき、実はもっと大切な部分をスルーして解説してきました。
なぜなら、この問題に触れると、かなり長くなり、ややこしくなるからです。
でも今回の、ツインソウルの統合について話すなら、避けて通れない部分なので、まずはそこから話していきます。
それは、そもそも魂が分かれることは無いということです。
魂とはユング心理学でいう集合無意識
これはあくまで私の考えですが、宗教的な意味で用いられる「神」や「魂」という存在、スピリチュアルな分野での「ハイヤーセルフ」、科学や物理で語られる「宇宙」といわれる領域、そしてユング心理学における「集合無意識」、これらは全て同じ存在を、別な言葉で表しています。
ザックリと簡単に言ってしまえば、「神 = 魂 = ハイヤーセルフ = 宇宙 = 集合無意識」です。
例えば、「水 = 氷 = 雪 = 水蒸気 = H2O = 雨 = 水滴」みたいなものです。
本質的には同じものでも、見た目も呼び方も違うケースは、この世界にはいくらでもあります。
あなたはまぎれもなく、「人間 = 哺乳類 = 生物 = 物質 = 地球の一部 = 宇宙の一部」です。それと同じです。
本質的な魂について考えてみる
そこでこのツインソウルの統合を考える前に、もう少しツインソウルがどんな存在か、厳密に把握していきましょう。
これを考えていけば、「ツインソウル=魂の双子」ではないことが、あなたにも理解できるでしょう。
「Soul:ソウル」という言葉の意味
Soul(ソウル)というと、誰もが疑うことなく「魂」と思いますが、このSoul(ソウル)には別に「霊魂」という意味もあります。
それは魂を宿した霊的存在という意味で、「霊+魂」といえる状態です。
そう実はツインソウルとは厳密にいうと、「魂の双子」ではなく「霊魂の双子」なのです。同じ魂を宿した、2人の霊的存在であり、2人の人間なのです。
私はこちらの「ツインソウルとの恋愛や結婚を望む人に知って欲しい本当の運命の人」でこう言いました。
ツインソウルとは、「魂のレベルでは同一人物」であると。それは魂のレベルでは1つであるという意味です。
ツインソウルという存在の本質とは
もう少し解り易く言うと、ツインソウルとは、1つの魂が、2つの霊的存在として、2人の人間に宿り転生した状態です。(数は別にしてね)
さらに例えていうと、ツインソウルとはリンゴの木になった、2つのリンゴと同じです。リンゴは2つで別々、枝も2本で別々、でも木の幹や本体は1つ。
そう、もともとの魂は1つのままで、2人の人間として転生しているというのが、私の考えるツインソウルの本質です。
分かれているのは「魂」ではなく、「霊」の部分であり、「肉体」なのです。
魂とは本質的に1つだと考えられる
そもそも私たちの魂とは、先に挙げた宇宙というレベルです。ですから、2つや3つに分かれたりしません。
この地球に何十億という人が存在しようとも、宇宙というレベルでは1つの宇宙でしかありません。それがスピリチュアルな世界で言う「ワンネス」という考え方です。
火星人や土星人がいても、宇宙というレベルでは、宇宙の一部でしかないのです。
ですからそもそも、ツインソウルとは1つの宇宙に、2人の人がいて、別々に人生を送っているというレベルです。私たちがイメージするような、個としての魂ではなく、全体の一部としての魂なのです。
ツインソウルの統合を身近な例で考える
私たち人間は、日頃意識することは在りませんが、多次元に渡る存在です。
ツインソウルの統合を理解する上では、まずはそんな多次元に渡るということが、どのような状態かを理解する必要があります。
ここでは私たちにとって身近な存在である、日本神道の神様を例に挙げて、そんな次元が変わることによる違いを、理解していきましょう。
ツインソウルが統合するとは
ツインソウルが人生を終えてしまえば、肉体が消え去り、1つの魂で繋がった、2つの霊的存在が残ります。
ツインソウルの統合とは、そんな2つの霊的存在が、1つに戻ることを表しています。
私的には「転生を幾度となく繰り返しながら、成長を続ける霊的存在として統合される。」という表現が適当です。
魂のとされる次元は、さらにその上の次元となり、すべてを内包するレベルなので、あえて分かれる必要は無く、同時に別々の霊的存在として活動できるのです。
身近な日本神道に見られる神霊
もう少し身近なところで考えると、日本古来の神様が、色々な名前を持っているのを、あなたはご存知でしょうか?
例えば有名な例では、「大国主」といわれる、大黒様としても人気が高い、出雲大社の祭神です。Wikipediaで調べると、これだけの名前が出てきます。
大国主神の別名
大国主神(おおくにぬしのかみ)・大國主大神・大穴牟遅神(おおなむぢ)・大穴持命(おおあなもち)・大己貴命(おほなむち)・大汝命(おほなむち)・大名持神(おおなもち)・国作大己貴命(くにつくりおほなむち)・八千矛神(やちほこ)・葦原醜男・葦原色許男神・葦原志許乎(あしはらしこを)・大物主神(おおものぬし)・大國魂大神(おほくにたま)・顕国玉神・宇都志国玉神(うつしくにたま)・伊和大神(いわおほかみ)・所造天下大神(あめのしたつくらししおほかみ)・幽冥主宰大神 (かくりごとしろしめすおおかみ)・杵築大神(きづきのおおかみ)
Wikipedia引用:大国主
これは同じ大国主という神が、その働きの違いにより、様々な名前で顕現された姿を現します。
あくまで一神である大国主神が、次元を1つ下げて「神霊」として、色々なお役目ごとに名前を変えて、同時に働いているという、日本神道の考え方です。
古くからある「分け御霊」という考え方
これを「分け御霊(わけみたま)」といいます。Wkipediaでその意味を見るとこうです。
分霊(ぶんれい、わけみたま)とは、神道の用語で、本社の祭神を他所で祀る際、その神の神霊を分けたものを指す。分霊を他の神社に移すことを勧請(かんじょう)という。神道では、神霊は無限に分けることができ、分霊しても元の神霊に影響はなく、分霊も本社の神霊と同じ働きをするとされる。
Wikipedia引用:分け御霊
神そのものとしては同一の存在でも、神霊として別な姿で色々な神社で活動する。神霊とは、このように神が1つ次元を下げて、別々に働いている姿を現すのです。
良く言われる天使も、神の一部として、様々な役割を担って活動していると言われています。
エンジェルとは「神のメッセンジャー」を意味しますが、それは神という高次から、私たちのいる次元への橋渡しの役割を指しているのです。だから天使もその役割ごとに沢山いるのです。
ツインソウルの統合とは魂の統合ではない
さて、話が大きくなったので、そろそろ元の本題に戻しましょう。
それはツインソウルの統合についてです。
ツインソウルは肉体を持っては統合されない
ツインソウルが死を迎えると、霊的存在(いわゆる幽霊)となり、肉体的な制約は無くなります。
そして元のエネルギー的な存在として、天に帰っていけば、おのずと他のツインソウルと合流して、霊的存在として統合されていきます。
ですから、肉体的な制約のある、人としての人生で、ツインソウルが統合されることは在りません。
以前にも「ソウルメイトとツインソウルとの違いや見分け方【実体験】」で書きましたが、肉体がある以上、物理的に統合できないのです。
ツインソウルの統合は特別なことではない
そしてツインソウルとは、魂が統合されるのではなく、霊的存在として分かれて活動していたために、霊的存在として統合を果たしていきます。
でもそれは、そんなに特別なことではないと思うのです。
例えば、リンゴが無くなって、初めて自分が同じ一つの枝であったことに気付き、改めて見回してみたら、同じ1本のリンゴの木でした。みたいな。(笑)
統合というよりも、次元が上昇するにつれて、ツインソウル同士が1つであったことに気付く感じです。リンゴから枝に意識が行くように。
統合後のツインソウルはどうなるのか?
では、そんな統合したツインソウルはその後、どうなっていくのか、その点も私なりに解説してきましょう。
カルマの解消と共に統合される
ツインソウルが統合されるタイミングとは、ツインソウルとして解れて、スピリチュアルなレベルでの成長を遂げた後です。
それぞれが別々の肉体に宿り転生した時に、作り上げたカルマの大半を解消してしまえば、もうそれ以上、ツインソウルとして地球に留まる理由がありません。
その結果、霊的な存在として、次々に1つに統合されていき、最終的には1つの霊魂として統合を果たすでしょう。
その段階では、もう地球上での輪廻転生のサイクルに縛られることはなので、再び生まれ変わるか、それともエネルギー的に存在し続けるかは自由です。
スターピープルとして他の星に転生
中にはこちらの「【実例】スターピープルのスピリチュアルな特徴と地球に転生した目的」でも紹介したように、スターピープルとして他の星へと転生する存在もいることでしょう。
特にツインソウルは、より速やかな成長を願う霊的存在が、意図的に試みる転生形態なので、さらなる成長を望んで、より高次の発達した星へと転生する可能性が高いです。
きっとその星では、地球での転生のように、何人かのツインソウルに分かれる必要はなく、1人の存在として転生しても、きっとより多くのことを学べる、文明が進歩した星だと思います。
そしてスピリチュアルな意味で、さらに多くの経験を積み成長していくのです。
統合したツインソウルはライトワーカーである
そうなればもう、こちらの「ライトワーカーの使命と覚醒する方法を徹底解説」でも紹介した、ライトワーカーともいえる存在です。
すでにカルマのほとんどを解消しているので、次に他の星で生まれる時には、生まれながらのライトワーカーともいえる存在に近いでしょう。
言い換えるなら、そんな霊的に成長した人々が集う、すでにアセンションを遂げた星に生まれ変わり、成長を遂げていくのです。
そんなツインソウルにとっては、私たちが悩み苦しみながら成長する一生など、ほんの束の間の出来事だと思えるかもしれません。
きっともう時間的な感覚も、私たちとは違うのでしょう。
ツインソウルの統合を読み解いて
いかがですか?かなり難しい話ですが、可能な限り咀嚼して話してみましたが、ご理解いただけたでしょうか?
内観が多次元に渡る世界を理解させる
私たちはとかく、物質的な見地で、エネルギーレベルのことを考えがちです。
ですが内観を通して、自分が多次元に渡る存在であることを認識できれば、もっとスピリチュアルに物事の真相を理解できるようになります。
それは物質的な視点ではなく、霊的な視点に立って、多次元にわたる物事の全体像を、捉えられるようになるということです。
すると今世の人生だけではなく、何度となく転生を繰り返す、霊的な自分の本質を感じられるようになります。
ツインソウルの統合から人と神の関係を学ぶ
そんな霊的な次元を把握し、現実レベルで認識して理解するためには、何よりも現実に根差し、グラウンディングしていることが大切です。
どんなにスピリチュアルな話をしても、実感が湧かず、夢物語の様に聞こえては、何の意味もありません。それでは何も現実で役立たないのです。
今回のツインソウルの統合を知ることで、私たち人間という存在のスピリチュアルな側面ついて、多少なりとも理解が深まれば幸いです。
結構マニアックな話しになってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。(*´▽`*)チャンチャン!
↓ 次のページはこちら! ↓
前世が「お姫様、魔女、巫女」という人の特徴をスピリチュアルに解説