井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
私はこちらのサイトで、心理とスピリチュアルのことを専門に書いていますが、あなたはこの「スピリチュアル」という言葉が、どのような意味を持つものかご存知ですか?
私たちは、時折り「スピリチュアル」という言葉を使いますが、その言葉が示す意味は、とても漠然としたものです。
私自身、心理とスピリチュアルの専門家とは言っていますが、そもそもスピリチュアルとは、どのようなものか解らなければ、何の専門家なのか明確に成らないですよね。
今回の記事では、そんなスピリチュアルという言葉の本当の意味について、初心者にも解りやすく解説したいと思います。
これはあくまで、私なりの解釈ですが、あなたがスピリチュアルの意味を理解する上で、参考にしていただければ幸いです。
<目 次>
スピリチュアルとはどういう意味の言葉か?
まずは基本的なところから行きましょう。
スピリチュアル(spiritual)とは、言語的にどういう意味を持つ言葉なのか、その点からお話しします。
Wkipediaにおけるスピリチュアル
最初に、Wikipediaにおけるスピリチュアルの意味から、見て行きましょう。
英語のスピリチュアル(英: spiritual)は、ラテン語の spiritusに由来する言葉で、宗教的・精神的な物事、教会に関する事柄、または、神の、聖霊の、霊の、魂の、精神の、超自然的な、神聖な、教会の、などを意味する。
元々キリスト教に関する言葉で、複数の意味がある。
この中でとても興味深いのは、そのルーツが「ラテン語」で、もともと「キリスト教」に関する言葉であるという点です。
内容を見ても一目瞭然ですが、スピリチュアルという言語自体、宗教色の濃い言葉であることがよく解ります。
日本におけるスピリチュアル
Wikipeiaにはそれ以外にも、日本におけるスピリチュアルの意味について、こう書かれています。
現代の日本では「スピリチュアリティ」(霊性)と「スピリチュアリズム」(心霊主義)を柱とする物事を広く指す。
この意味でのスピリチュアルは、「精神世界」を概ね受けついだ言葉である。
これは、日本におけるスピリチュアルという言葉の意味が、必ずしも宗教的なものでは無いことを意味します。
確かに日本では、どちらかと言えば霊性や心霊主義などの、「精神世界」を意味する言葉として使われることが多いです。
スピリチュアルの意味とは
ここまでの内容から、スピリチュアルとして認識されるのは、「宗教、精神世界、霊性、魂、神、超自然」であることが解りました。
「神」、「魂」、「霊」というキーワードは、どちらかといえば宗教的な背景が、色濃いものだといえるでしょう。
そして、そんな宗教観に捕らわれない、「精神世界」や「超自然」とされる分野があります。それらの要素を取りまとめ、初心者でも解かり易いように図に示してみました。
緑色の部分が、日本における精神世界であり、スピリチュアルという言葉に含まれる、意味だといえるしょう。
スピリチュアルの本当の意味
ちなみに、日本における精神世界という言葉は、世界的に広まったニューエイジ思想だといえます。
ニューエイジとは、魚座の時代から水瓶座の時代に移行するという、西洋占星術の考えに基づいた、意識変革を主張する思想です。
ですからここで、改めてスピリチュアルという言葉の、本当の意味を解りやすくまとめると、「宗教観に捕らわれない精神世界」が適しているといえます。
日本においては、宗教的な意味合いはあまり含まれず、あくまで精神世界や霊性を主体とした分野だといえるでしょう。
スピリチュアルとは目に見えない世界か?
では続いて、現代の日本における、ネット上でのスピリチュアルという言葉の使われ方を、見て行きましょう。
ネット上で扱われる2種類のスピリチュアル
スピリチュアルをテーマにしているサイトを、ネットでいろいろと見ていくと、多くの方がブログなどを通じて、自分のスピリチュアルな世界観を、個性豊かに語っています。
そこで、それらのサイトが扱っている内容を、詳しく見ていくと、ある傾向があることが解りました。
それは、この2種類の内容について扱われているということです。
- 目に見えない存在を扱うこと
- 精神的な話しを綴ること
目に見えない存在を扱うとは
スピリチュアルに関する情報を掲載しているサイトでは、占いを始め、天使や妖精、守護霊、神様、宇宙人など、目には見えない、様々な存在が登場します。
または、チャクラやエネルギー、ヒーリングや前世などの、やはり目に見えない分野の話が、取り上げられているのです。
それ以外にも、メンタルな考え方など、心のありようを扱うサイトもありました。
これら全てのサイトが、物質ではない思想や不可視の存在について語っているのです。
精神的な話しを綴るとは
目に見えない存在や、目に見えないことを扱っているサイトが、その内容として伝えていること、それが精神的なメッセージです。
サイトの主催者自身が受取った、直感的なメッセージや、感じたこと、気付いたことが綴られているのです。
ですから、目に見えない物事の話をだけではなく、そこに何らかの精神的な気付きや成長を促すような内容が、合わせて記載されています。
それが「スピリチュアル」として、サイトを運営しているみなさんの、全般的なスタンスです。
スピリチュアルを大きくまとめる
それらの一連の情報をもとに、スピリチュアルとはどのようなものか、解りやすくシンプルに示すと、ある意味このように纏められます。
目に見えない存在や世界 + 精神的な話し = スピリチュアル
目に見えない存在などの話しだけでなく、それにより心が癒されたり、意識が成長できるものが、「スピリチュアル」の本当の意味だといえるかもしれません。
ですから「目に見えない世界」だけでは、その目的が足りないのです。
心が成長するという、明確な目的のために、目に見えない世界へと意識を向けること、それがスピリチュアルだといえます。
宗教とスピリチュアルは何が違うのか?
でも、幸せになる為に、目に見えない世界へと意識を向けるなら、それは宗教と何が違うのでしょうか?
先程のWikipediaでも、スピリチュアルの源流はキリスト教から来ると示されていましたが、その違いを少し見ていきましょう。
特定の宗教観に捉われない傾向
神道、仏教、キリスト教など、確かにスピリチュアル系のサイトの中には、それらの宗教の情報が出て来ることもあります。
例えば、神社仏閣などのパワースポットは、その最たるものでしょう。
ですがほとんどが、その宗教に所属しているのではなく、それらの宗教もスピリチュアルの一部として、取り入れているという感じです。
解かりやすくいえば、クリスマスを祝い、お墓参りに行き、初詣に神社に行くという、日本人ならではの宗教への柔軟さが、スピリチュアルの意味を広げている感じです。
情報の配信者が主体となった精神世界
サイトを色々と観て解って来たことは、それぞれのサイトの主催者が、自分が感じている個性的な世界観を、スピリチュアルとして配信していることです。
スピリチュアルという分野で、どんな宗教的な枠組みにもとらわれず、個性的な精神世界観を配信しているということ。
そんな、個々人の内なる世界観が、現在のスピリチュアルを作り上げていると、いえるのかもしれません。
その結果、このスピリチュアルという言葉の意味も、時代の流れと共に、その領域を広げながら移り変わっていくのでしょう。
自由な精神性が尊重される時代
そう考えると、現在のスピリチュアルとは、ネット社会が生み出した一つの分野ともいえます。
それは個人が、自由に情報配信できる時代が来て、今までの宗教の枠組みに捉われない、自由な精神性を配信する文化だといえるでしょう。
目に見えない世界に、意識を向けつつ、癒しや幸せ、自己成長などについて、それぞれの主張を配信していく時代。そんな今までにない、新たな時代が来ています。
それが現代のスピリチュアルという文化であり、宗教に捉われない、自由な精神性を尊重する時代です。
実生活におけるスピリチュアルの事例
ではここからは、私が知り得た、現実生活におめるスピリチュアルな一面について、いくつか事例を紹介していきましょう。
スピリチュアルという言葉の、本当の意味を理解する上で、身近な問題について見て行けば、比較的解りやすいとも思います。
恋愛や結婚のスピリチュアルな違い
私はオーラ診断で、よく恋愛や結婚の相談を受けます。もちろんそれは、女性からの相談が多いといえます。
こちらの「恋愛と結婚のスピリチュアルな意味の違いと結婚相手との向き合い方」では、恋愛と結婚のエネルギー的な違いを、スピリチュアルな側面から解説します。
何故か、恋愛では仲良かったのに、結婚した途端に分かれてしまったという実例をもとに、私たちの心に何が起きているのかをお話しします。
これをご覧に成れば、思い当たることも多いでしょうし、目に見えない精神世界が、現実にどのように影響しているのかも、お解りいただけることでしょう。
ここでは、私たちの心と身体の関係も、スピリチュアルな視点から読み解いていきます。
心と身体との繋がりを、エネルギー的に見ることで、スピリチュアルという分野を、より身近に感じることができるでしょう。
女性の生理をスピリチュアルに見ると
スピリチュアルな分野は、どちらかといえば男性よりも、女性の方が多く興味を持たれます。
それは女性的な、繊細さや感受性の高さが、強く影響しているからだといえるしょう。
こちらの「生理や月経前症候群(PMS)のスピリチュアルな意味と改善策」では、そんな女性がもつ、スピリチュアルで神聖な能力について、詳しく解説しています。
なぜ女性に、生理がありPMSが起きるのか、この記事ではそんな身体的な機能がもつ意味を、スピリチュアルな視点から解りやすくお話します。女性の方はぜひご覧ください。
頻尿など問題をスピリチュアルに解説
私たちの心と身体は、常に一体です。
心の状態が、身体の健康へと反映されることは、スピリチュアルなワークや、ボディワークをされている方なら、誰もが実感していることだといえます。
こちらの「頻尿や夜尿症のスピリチュアルな原因と対策!大人も子供も原因は同じ」では、そんな身体的な問題である頻尿について、実例をもとに原因を解説しています。
心の問題が、どのように身体へと影響していくのかを知れば、それが目に見えないスピリチュアルな作用であることを、実感いただけることでしょう。
スピリチュアルと言われると、どうしても現実離れした、天使や霊や前世のことだと思われがちです。
ですがこんな風に、私たちの身体のことを、エネルギー的な視点から見て行けば、その意味を広げられると思います。
発達障害をスピリチュアルに見ると
これは少し特殊な実例ですが、私たちの中には、生まれながらに特別な問題を抱えて、人生を始める人たちがいます。
それは障害を持って生まれてくる方です。ですが、彼らの持っている問題は、本当に障害と呼ぶのにふさわしい事なのでしょうか?
こちらの『発達障害の子供たちのスピリチュアルな特徴と接し方【実例紹介】』では、発達障害を持った青年との出会いを通じて、彼が持つ特別な能力について触れていきます。
スピリチュアルな視点から見れば、それらの障害を持つ人が、この地球に生まれてくる本当の意味について、知ることが出来るのです。
スピリチュアルなワークとは?
スピリチュアルなサイトの多くが、ヒーリングやチャネリング、カウンセリングなどの施術を行っています。
ここでは、そんなスピリチュアルなワークとは、どのようなものなのか詳しく解説していきます。
スピリチュアルなヒーリングとは何か?
21世紀に入り、急速に広まっていった「ヒーリング」というセッションには、スピリチュアルとされるワークが色々と在ります。
そんなスピリチュアルヒーリングとは、どのようなものなのかを、「スピリチュアルヒーリングとは?その仕組みや効果とやり方」にて詳しく解説しています。
スピリチュアルヒーリングとは、どのような施術で、どんな効果があるのか?その癒しの仕組みについて紹介します。
ヒーリングを受けたいという方はもちろん、ヒーリングを学びたいという方にも役立つ内容です。
スピリチュアルなチャネリングとは何か?
昔から占星術やタロット占いなども、スピリチュアルなワークとして有名ですが、2000年代に入り、急速に増えて行ったのが、この「チャネリング」と言われるワークです。
チャネリングとは、以前は「霊媒」と呼ばれていたもので、目に見えない存在からのメッセージを受取り、相談にのるものです。
こちらの「【完全版】チャネリングとは?スピリチュアルなやり方と大切な注意点」では、そんなチャネリングについて、詳しく解説しています。
このチャネリングは、スピリチュアルなワークの代表的なものでもありますから、興味のある方はぜひご覧ください。
スピリチュアルなカウンセラーとは何か?
スピリチュアルなワークとされるものは、本当に多種多様で、いろいろな物がありますが、そんな中には、スピリチュアルカウンセラーと呼ばれる人が居ます。
これは従来のカウンセリングと違い、精神性の要素が強い、カウンセリングを行う方を指しますが、その定義はとても曖昧です。
こちらの「スピリチュアルカウンセラーとは?<本物と偽物の違い>」では、そんなスピリチュアルカウンセラーについて、解りやすく言語化してみました。
また、これも主観ではありますが、本物と偽物との違いも解説しています。
スピリチュアルとは何か?まとめ
では最後に、結論としてスピリチュアルとは何かを、私なりに定義しておきます。
それは「宗教に捉われない、個々の精神世界観を主張し合う分野」です。そしてその目的としは、「心の成長を遂げ、幸せを目指すこと」だといえます。
私たちに求められること
これまでのように、ごく一部の宗教が主体となって、心の問題に答えてきた時代から、宗教観を排除して、より自由で個性溢れる精神性が、認められる時代になってきました。
このスピリチュアルという言葉が世界に溢れ、本当に多くの意味を持つことに成ったのは、インターネットの普及と共に、そんな文化的な背景があるのではないでしょうか。
心の世界について、触れる選択肢が増えた現在、私たちには自分に適したものを自由に選択し、学ぶ機会があります。
スピリチュアルという心の大航海時代。あなたに求められるものは、自分の心の羅針盤を見定め、それに従うことかもしれません。
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スピリチュアルはやばいのか?本当の危険性とハマる人の特徴を解説
日本に置いての神道などは、自然信仰に由来するものですから、なおさら宗教よりも、生活の中に含まれている感じが強いのかもしれません。
そもそも私たち日本人は、身近な神道や仏教をあまり宗教だと思っておらず、冠婚葬祭の定例行事的なものだと考えている所があります。(笑)