井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
地震などの大きな災害の時には、被災者の人がその体験で、トラウマ(心的外傷)を負わないように、メンタルケアの必要性が良く報じられています。
そんな大きな災害に直面すれば、確かに心は動揺して傷を負いやすいと言えるでしょう。
ですが、そんな驚くような怖さをともなう体験は、私たちの日常でも時として起こり得るものです。
特に交通事故などの、突然大きなショックを受ける出来事は、なおさら心の傷としてトラウマになりやすく、そのまま放置してしまうとその後の生活に影響が出てしまいます。
そこで今回の記事では、そんな交通事故のショックによって残りやすい、心理的なトラウマの克服法を紹介していきます。
交通事故でショックを受けた実例
まずは、この記事を書くことになった出来事からお話ししましょう。それは私の知人が、交通事故に遭ったという話からです。
突然の事故によるショック
先日、仕事でお世話になっている知人が、市内で交通事故に遭いました。
彼女が片側2車線の道路で、右折しようと停車している車を避けて直進したところ、反対車線から突然右折車両が飛び出してきて、側面にぶつかったそうです。
相手は高齢の女性で、車両が前方に止まっていて見えないのに、「対向車が来るとは思わなかった。」と言いますから、完全に相手の不注意と、思い込みが原因だと言えます。
幸いにも大きな外傷はなく、軽いムチ打ち程度で済んだものの、車は側面が大破して、もうその車には乗りたくないと言っていました。
突然の事故でショックも大きかったでしょうから、そう思うのも当然だと思います。
交通事故がトラウマに成り兼ねない状態
私が彼女にお会いしたときには、その交通事故からすでに5日ほどが経っていました。
いつも笑顔でお店に来て、明るい雰囲気を感じさせる彼女とは違い、どこか強張っているような、そんな表情が伺えます。
些細な会話から、少なからず笑みがこぼれるものの、その微笑みもどこか固い感じです。
そして、交通事故後の体調を問いかけると、自然と涙が流れ出し、やはりまだショックが残っているのが良く解ります。
そんな姿を見ていて、このままではその事故の怖さが、トラウマとして心に残りかねないなと思ったのです。
事故のトラウマを癒すレメディ
ですから私は彼女に、睡眠中に見る夢について、いくつかの質問をしました。
そして伺った状態から、まだ事故のショックが残っていること伝え、それを克服するためのフラワーレメディを勧めたのです。
それは、リバイバルレメディという種類で、まさに今回のような、交通事故などのトラウマを癒すための、フラワーレメディだといえるでしょう。
この中には、5種類のレメディがブレンドされており、事故の怖さを癒して緊張感を解すことで、心の回復や再生を促してくれます。
今回のようなショックを受ける体験が、トラウマとして心に残らないようにするために、あらかじめブレンドされたレメディです。
ショックを癒す心理的なワーク
そして帰り際に、彼女に1つの心理的なワークを教えて、それを試してみることを勧めました。
彼女はすでに私のセミナーを受けていたので、そのセミナーで教えるスキルを応用した、自分を癒すための取り組みを伝えたのです。
ですが、お店を去る彼女の姿を見て、改めて思いました。
「交通事故のショックが、まだ心に強く残っている今の状態のままでは、そのトラウマを解消するワークは少し難しいかもしれない。一人で取り組むには、まだ無理があることだったかな。」と。
それほど彼女の心は、動揺しているように見えたのです。
事故のショックがトラウマになりやすい理由
交通事故によるショックは、被害者と加害者のどちらにとっても、トラウマとして心に残り易いものです。
でもなぜそんな事故の体験は、心に残ってしまい易いのでしょうか、まずはその心理的な理由から解説していきましょう。
事故で感じる最も苦手な感情
私たちは日頃の生活で、色々な感情を感じますが、あなたは私たち人間にとって、一番苦手な感情は何だと思いますか?
感情には、怒りや悲しみ、憤り、嫉妬、妬み、諦めなどなど、本当に色々なものがあります。ですがその中で、私たち人間が最も苦手とする感情です。
その点については、私は長年人の心に携わってきた経験から、ハッキリと断言できることがあります。
それは私たち人間は、本能的に「恐怖」や「怖さ」が最も苦手で、対処が困難な感情なのです。
人は恐怖を無意識に避けてしまう
私たち人間は、日常生活の中で様々な感情を感じます。感情とは本来その気持ちを認知して、心で感じることによって、肉体から発散されて解消するものです。
それはこちらの「ネガティブな感情とのスピリチュアルな向き合い方と対処法」でも、以前に詳しく解説しました。
ですがこの「恐怖」に関しては、誰もが本能的に感じることを恐れ、ぐっと我慢して押しとどめてしまい易いといえます。
怖さは感じるこ自体が、とても強い不安やストレスを伴うため、誰もが無意識にそれを避けて、抑え込んでしまうのです。
そのため交通事故のような、突発的な「怖さ」を伴うショックほど、心に残るトラウマとなり易く、克服することが困難なのです。
事故のショックを抑えた理由
本来ならその事故の瞬間に「ショックで叫び声をあげる」など、怖さを表現することが出来れば、その時に感じた恐怖を、ある程度は解消することが出来るでしょう。
ですが彼女のように、あまりにも突然の出来事で、さらには隣に子供が同乗していたとなれば、なおさら親として冷静さを失う訳には行きません。
大人である私たちでさえも、とても怖くて、誰かに助けを求めたい気持ちになるのです。
ですから、そんな子供の不安な気持ちを察して、親として気丈にふるまい、子供を安心させようとするのは当然かもしれません。
でもそんな気持ちが、返って自分が感じていた不安や恐怖を、心に留めることになったのでしょう。彼女はまさに、そんな強さをもった女性でした。
ショックを克服する心の仕組み
では、それらの交通事故によるショックやトラウマを、私たちの心がどのように克服していくのか、そんな心の自然治癒力についてお話ししましょう。
悪夢が人の怖さを浄化する
私たちの心が、「恐怖」や「怖さ」の感情を克服とする過程で、まず最初に起きるのは、寝ているときに見る夢による感情の浄化です。
以前にはこちらの「悪夢を見る原因とスピリチュアルな対処法 追われる夢や怖い夢を見る心理」で、悪夢を見る理由について紹介しました。
先の彼女の件でも、私は最初に「事故の後に怖い夢を見たりしている?」と尋ねました。それは彼女の心の自然治癒力が、正常に働いているのかを確認するためです。
彼女の回答は「いいえ、特に見ていないか、覚えていません。」でした。
その回答から解ることは、まだ精神的な緊張感が残っていて、なかなかリラックスできず、夢による癒しが始まっていないことを意味します。
まずはショックによる緊張を解す
本来ならリラックスする共に、自然と怖い夢や不安を感じる夢を見て、心に溜まった感情が浄化されていくはずなのです。
それは心が待っている、感情を浄化するための自然な作用で、日頃感じることを避けてしまう感情を、夢により積極的に浄化している結果、起きることなのです。
ですが彼女は、まだその自然な癒しが起きないぐらい、寝ていても無意識に心と身体が緊張しており、交通事故のショックを引きずっていました。
ですから、まずはそんな緊張感を解すために、リバイバルレメディを勧めたのです。
心が夢でショックを克服するのを待つ
そして数日後に彼女に会って、もう一度夢について聞いてみると、案の定「あれから何度か怖い夢を見ました。」と教えてくれました。
ですので「それは心が怖さを浄化しているだけだから、全く気にすることないよ。時間が経てば自然と見なくなるからね。」と伝えました。
この時のポイントは、その怖い夢が心の自然治癒力によるもので、よい傾向であると受け止めて怖がらないことです。
怖い夢を見ることに不安がってしまうと、また心に怖さや不安を溜めることになり、なかなか夢で浄化しきれなくなってしまいます。
交通事故のショックを、トラウマとして残さないためだと理解し、心が自然と怖さの感情を克服するのを待ってあげるのです。
心理療法で事故のショックを克服する
私は彼女のその話を聞いて、彼女に心理療法のセッションを受けるように勧めました。
精神的な緊張が解れて、怖さを夢で解消し始めている今なら、さほど精神的な負担なく、その怖さをいっぺんに取り除いてしまうことが出来るのです。
確かにリバイバルレメディを使えば、時間は掛かるものの、その事故の影響をトラウマとして残さずに、克服することができるでしょう。
ですが心理療法を受ければ、なおさら短時間で回復できますし、エネルギーとしてかなりの怖さの感情を、取り除くことが出来るからです。
そして彼女はセッションを受け、残っていた緊張感と怖さを手放していったのです。
交通事故のショックを克服する方法
では、ここまでの内容を整理しつつ、実際に交通事故などに遭ってしまい、ショックを受けたときの克服法をまとめておきましょう。
この作業を勧めれば、事故の影響がトラウマとして残ることを防ぎ、心を癒すことが出来ます。
1、フラワーレメディによる癒し
まず最初に行うのは、フラワーレメディを利用して、事故のショックによる心の緊張感を解きほぐすことです。
彼女も最初は、緊張していて夢さえもあまり見ない状態でした。
それがリバイバルレメディを使うことで、自然と夢を見るようになり、心に残った「怖さ」の解消が始まったのです。
まずは、この夢による怖さの浄化が始まることが、とても重要だと言えるでしょう。
フラワーレメディを使用するなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、レメディを6滴入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
2、怖い夢を見たときの対処法
続いては、怖い夢を見始めたときの心構えです。
私たちは、心の仕組みに対する理解を深めることで、様々な感情と冷静に向き合うことが出来ます。
ですから、この怖い夢を見た時にも、それが交通事故のショックやトラウマを克服するための、自然治癒力であることを意思して向き合います。
それはあくまで一時的な浄化作用なので、怖い夢を見ても気にせず、良いことだと受け止めましょう。
そうすることで、なおさら怖さは短期間に抜けていきます。
3、必要に応じてカウンセリングや心理療法
先の1,2の方法で、ほとんどの場合は、あとは時間をかけていけば、自然と事故のショックや緊張感は解れ、心も落ち着いてくるでしょう。
ただそれでも、なかなか怖い夢が無くならないとか、事故のことを思い出すと涙があふれてくるのなら、心理カウンセラーやセラピストなどの専門家に相談することをお勧めします。
私もこちらの「お問い合わせ」で、そんな方へのアドバイスをしています。
きっとこの1,2の方法で癒しが進まないのには、何らかの心理的な原因があるはずです。ですからそんな時には、一人で悩み続けるのではなく、まずは専門家に相談してみましょう。
専門家と共に取り組むことで、その原因が解り解消できることも多々ありますから、無理せずに声をかけてみることです。
心の仕組みを学ぶことの意味
ここまで交通事故のショックを克服する方法について、詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
心の仕組みを知ることで、少なからず安心できたことも、在ったのではないかと思います。
感情は理解することで対処できる
現在の私たちにとって、最も不足していることは、そんな自分の心の仕組みについての学びであり理解です。
交通事故のような、ショックを受けた後に見る怖い夢についても、それが心の自然治癒力によるものだと解っていれば、何も心配したり不安がらずに済むものです。
私たちは自分の心の反応や傾向知ることで、少なからず冷静に感情と向き合い、対処できるようになります。
すると自然と穏やかな気持ちで、日々を過ごせるようになるのです。
自分の内側に眼を向ける
そのために必要なことは、外で起きていることばかりに、目を向けるのではなく。
自分のフィーリングや感情など、心で感じていることに、眼を向けることです。自分の内側に眼を向けることです。
実際に多くの人たちが、マインドフルネス瞑想などのワークを通じて、自分の心に眼向け始めているのは、そんな思いからでしょう。
ですからこの記事を通じて、あなたにも自分の心へと向き合う大切さを知っていただければ、それほど嬉しいことはありません。
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