井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
今回は初心者でも簡単に出来る、心と体のバランスを整えるための瞑想法を紹介しましょう。
これは、私が以前に会社員として勤務していたころにも、意識的に行っていた簡単な瞑想法です。
最近では心を活性化する、マインドフルネス瞑想が人気ですが、今回はまさにその入門編ともいえる方法を紹介します。
日常で実践すると、非常に役立ちますから、落ち着かないときや、急いでいるときなど、ちょっとした瞬間に活用してください。
これが習慣化できれば、ミスなども自然と減るでしょうし、感情的になって人間関係で問題が起こることも減るでしょう。
あくまで初心者向けの入門編ですが、この第一歩がとても大切なのです。
心と体のバランスとは?
簡単な瞑想法を紹介する前に、少しこの「心と体のバランス」について、スピリチュアルな視点から考えてみましょう。
ここが理解できていないと、折角覚えた瞑想法も、役に立っているとはさほど感じられないと思います。まずはそんな基本的なところから説明します。
ストレスでバランスが崩れている現代人
私たち現代人は、慢性的なストレスの多さに、心と体のバランスを崩しがちです。
例えば、あまりにも忙しくて、毎日残業で休みが取れないとか、夜になってもスマホやテレビを見ていて、なかなか寝付けない。
折角の休みの日なのに、逆に何かしていないと不安で落ち着かないなど、あなたにもそんなところはありませんか?
私はこちらの「生き急ぐ現代人のオーラの特徴をスピリチュアルに解説」でも書きましたが、殆どの現代人が生き急いでいて、日常でリラックスできずにいます。
それは、肉体的にも精神的にも、お休みを取れていないということです。
心と体が別々な状態とは
ではそもそも、心と体のバランスが崩れている状態とは、具体的にどんな状態なのでしょう?少し考えてみてください。
これはスピリチュアルな視点か言えば、とても簡単で「心ここに在らず」の状態です。(笑) 面白いぐらい解りやすいですよね。
身体はここにいるのに、心がここにいない状態。それが「心ここに在らず」の状態であり、心と体のバランスが崩れている状態です。
それは具体的に言えば、肉体とエネルギー体が別々になていることを意味しています。
なぜ人は「心ここに在らず」になるのか?
きっとあなたも振り返ってみれば、日常生活の多くの時間を「心ここに在らず」で過ごしていることでしょう。
例えば昨日のテレビを思い出していたり、やり掛けの仕事が頭をよぎったり、さっきまで会っていた人と別れても頭の中で話をしていたり、中には今日の晩御飯の献立を考えている人もいると思います。
でもある意味、それは現代人であれば当然のことです。なぜなら、子供の頃から記憶して、思考する訓練ばかりを積んできたからです。
さらには以前に比べ、私たちが触れる情報はとても増えました。ほんの100年ほど前までは、ほとんどのメディアが存在しなかったのです。(日本のラジオ放送:1925年~)
現代の生活では、昔とは比べ物にならないぐらい、多くの情報を得ているのですから、意識が散漫になるのはある意味当然です。
心と体が一体となるマインドフルネス
そんな雑念が浮かび、何か別なことを考えて、意識が今にない時。
それがスピリチュアルな視点で見たときの、あなたの心と体のバランスが崩れている瞬間であり、心と体がエネルギー的にもズレているときです。
それを整えていくのが、最近話題になっているマインドフルネス瞑想などの、心の静けさを取り戻していく瞑想法だといえます。
心が穏やかに落ち着いて、あなたの意識が内側に向き、感性が研ぎ澄まされたとき、それがいわゆるマインドフルな状態。
心と体が一体となっている瞬間なのです。
マインドフルネスと瞑想
Googleの人材育成トレーニングプログラムの、「SIY(Search Inside Yourself:サーチ・インサイド・ユアセルフ」で、マインドフルネスといわれる心理状態が、一躍脚光を浴びました。
今回は、心と体のバランスを整えることを目的として、このマインドフルネスへと至るための、2分で出来る簡単な瞑想法を紹介します。
マインドフルネスとは
ところで、この瞑想法の話をする前に、このマインドフルネスと言われる心理状態について、少しだけ解説しておきましょう。
まずはWikipediaの解説を引用します。
マインドフルネス(英: mindfulness)は、今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる。
マインドフルネスの語義として、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされることもある。
Wikipedia引用:マインドフルネス
これをスピリチュアルに言うなら、雑念なく今に集中できている状態です。
初心者向けの最もシンプルな瞑想法
この記事では、あくまで初心者向けの入門編として、とても簡単な瞑想法を紹介します。
私は1990年代後半から、スピリチュアルやヒーリングなどの世界に携わり、もちろん瞑想も実践してきました。
特に2003年には、オーラ診断の師であるレバナ先生の師事を受けて、自分のエネルギーを浄化するための本格的な瞑想も学び、取り組んできています。
今回紹介する瞑想法は、そんな私から見ても、心と体のバランスを整えるために、いつでも、誰にでも出来る、最もシンプルな方法だと言えます。
2分間の「やさしい瞑想」とは
ここで紹介する2分間の瞑想法は、元Googleで自己開発責任者をしていたチャディー・メン・タンが、著書「Search Inside Yourself:サーチ・インサイド・ユアセルフ」の中で紹介している方法です。
著書の中ではこれを「マインドフルネスに至るやさしい手法」として解説していますが、私は個人的に瞑想の一種だと思っていますし、その効果があると感じてもいます。
ですから、今回はその方法を「やさしい瞑想」として紹介しましょう。これは瞑想法の中でも、その名の通りとても優しいもので、特別な訓練も技術も必要ありません。
座って心を研ぎ澄ます修練でもなければ、静かに心を集中させるための特別な環境も必要ありません。
必要なのはたった一つだけ。あなたの「やさしい瞑想をやる。」という意志だけです。本当に簡単でしょう。(笑)
「やさしい瞑想」の具体的なやり方
では「やさしい瞑想」の、具体的なやり方を説明していきましょう。でも先に言っておきますね。
あくまで、心と体のバランスを整えるための初心者向けの瞑想ですが、簡単すぎるからと言って侮らないでくださいね。(笑)
瞑想も基本はとてもシンプルです。
やさしい瞑想の手順
それでは解りやすく、箇条書きで手順を示します。
- 自分の呼吸に2分間意識を向ける。
これだけです。
どうですか?驚くほど簡単な方法ですよね。たったこれだけ。
やさしい瞑想の詳しい解説
ではもう少し詳しく解説しましょう。
姿勢は立っていても、座っていても構いません。電車の中でも、仕事中でも、散歩中でも、トイレの個室に居るときでも。
ただ自分の呼吸の吸って吐くという自然な動作に、2分間意識を向け続けるだけです。
本の中では「命がかかっているかのように呼吸をする。」と表現されていますから、そんな気持ちで、呼吸してみてください。
雑念が出てきて呼吸から意識がそれたら、また呼吸に意識を戻す。それを2分間繰り返します。
なお、横になって実践するのはあまりお勧めしません。寝てしまっては瞑想ではなく、ただの睡眠になってしまいます。(笑)
心と体を統合するマインドフルネス
多分、実践された方ならお解りになるでしょう。
あなたが呼吸に意識を向けている刹那、その瞬間は雑念が消えて、今の自分の身体の中に、意識をとどめておくことが出来ているはずです。
それがマインドフルネスと言われる心理状態であり、心と体が統合されてバランスが整っている状態。
でも最初は、すぐに雑念が浮かび、意識がよそ事に行ってしまうと思います。ただそんな時でも、何度も意識を呼吸に戻す。
それを繰り返すことで、徐々にマインドフルな状態が持続できるようになります。
そんな瞑想で雑念が湧く仕組みにつては、こちらの「瞑想や日常で雑念が湧く心理的な意味とスピリチュアルに消す方法」でも詳しく解説しています。
やさしい瞑想の3つの効果
この2分間のやさしい瞑想。スピリチュアルな視点で見たときに、どんな効果があるのか、3つほど上げてみましょう。
1つは心と体のバランスを整えることによって健康が増進されます。そしてもう1つは、雑念が減って集中力や記憶力が回復します。
最後は意識が明晰に保たれるようになることで、本来の感受性が蘇ってきます。
この感受性が蘇るというのは、こちらの「直感力の強い人のオーラと直感力を鍛えるスピリチュアルな方法」でも解説したように、直感力が鍛えられる感じです。
なぜ私が、「回復する」とか「蘇る」というのか。それはもともと雑念が在ることで、使えなくなってた私たちの能力が、使えるようになるからです。
書籍:Search Inside Yourselfを紹介
それではせっかくなので、今回参考にした書籍「Search Inside Yourself(サーチ・インサイド・ユアセルフ)」を少しだけ紹介しておきましょう。
こちらはGoogleで実践している、マインドフルネスへと至る能力開発プログラムを、初心者向けにやさしく紹介する書籍として2016年に出版されました。
エンジニアの書いた瞑想本
一言でこの本を紹介するなら、ずばり!「エンジニアの書いた瞑想本」そのまんまです。
元Googleで自己開発責任者をしていたチャディー・メン・タンが、マインドフルネスについて、素人でも理解できるように、一生懸命やさしく書こうとしているのはとても良く解ります。
でもやっぱりエンジニア、正直ちょっと難しいです。(笑) 何が難しいかって、心のことを多角的な視点から論理的に語ろうとするので、やっぱりエンジニア脳なんです。
ですからエンジニアの人が、瞑想を理解して生活に取り入れるのには、とても解りやすい解説本だと思います。
でも心理やスピリチュアルに携わる人間が理解しようとすると、ちょっと途中で読むのを挫折するかも。(笑)
チャディー・メン・タンの素敵な言葉を引用
そんな著者の素敵な言葉を引用して、今回紹介した2分間の「やさしい手法」への思いをお伝えしましょう。
私と娘はたいてい毎晩寝る前に腰を下ろして、マインドフルな状態で二分間過ごす。よく冗談で言うのだが、二分というのは、子供やエンジニアが注意を維持できる時間だからだ。
私たちは、生きていていっしょにいることを毎日二分間、静かに楽しむ。もっと根本的には、存在していることを毎日二分間楽しむ。
たんに、あるがままでいることを。たんに存在するというのは、人生で一番あたりまえであると同時に一番貴重な経験だ。
Search Inside Yourself引用:二分間でできるマインドフルネス
私はこの「たんに存在する」が、心と体のバランスが整った生き方だと思うのです。
日常で活かしてこその瞑想
瞑想は確かに静かな環境で、ゆっくりと時間をかけて取り組めれば、それはそれでとても素敵な体験であり、心の静けさを得られるものです。
でもそれが、日常生活の中でも活かされないなら、本当の瞑想のすばらしさを、まだ体験できていないのかもしれません。
大切なのはいつでも瞑想ができること
大切なのは、あなたが望んだ時、どんな場所でも、どんな環境でも、あなたは瞑想ができるということです。
それはあなたの心が望めば、いつでも、どこでも、心の静寂を取り戻し、心と体のバランスを整えられるということ。
あなたが「やさしい瞑想」をやろうとした瞬間に、あなたの意識は内側へと向き、心の静けさの中へと立ち返っていきます。
現代の日常生活という喧騒の中で、意識して自分の心を目覚めさせ、安息の時を得ること。
その繰り返しが、あなたの心により多くの今を与え、現実を自分らしく活きれるようにしてくれるのです。
失われることのない幸せ
失われることのない心の幸せは、そんな今の瞬間の中に存在しています。
家族や子供たちとともに、同じ今を体験し、一緒に存在することの喜びを味わう。この瞬間に生きる幸せを実感できる人生。
それが私たち本来の、心と体のバランスが整った生き方であり、マインドフルネスと言われる心理状態です。
私もそんな瞬間を大切に、家族や友人と共に、今を楽しんで生きたいと思うのです。
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