中学生の子供が母親の言うことを聞かない心理的な理由と対策

中学生の子供が母親の言うことを聞かない心理的な理由と対策、親子
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井上直哉

心理とスピリチュアルの専門家
1989年大学に進学中に、独自にスピリチュアルの研究を行い体外離脱体験をもつ。医療機器メーカーに就職後、2001年に心理療法家として独立。3,000人以上のセラピー実績を持ち、年間20回以上のセミナーを全国で開催。2010年に株式会社ヒーリングアースを設立。現在は経営の傍ら個人セッション及びセミナーをこなしながら執筆活動に励む。ブログは年間300万人が訪れる。モットーは「現実が変わるスピリチュアル」です。
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上です。

私はお店では、フラワーレメディの相談を受けたりしますし、セミナーでは参加者の相談を伺います。さらには、このサイトからもよくお問い合わせをいただきます。

すると、お母さん方からの相談で比較的多いのは、中学生の子供に関する悩みです。

特に中学生ぐらいの、子供たちの自我が形成されて、子供から大人への変容を遂げようとする思春期には、子供が親の言うことを聞かないと、悩むお母さんがとても多いようです。

今回は、私自身も2人の子供を育ててきた経験から、心理の専門家としていえる、思春期の中学生の子供への対応方法をお話ししましょう。

この内容を読んでいただくことで、お母さん自身が少なからず、冷静に子供と接することができるように書いていきます。

ですので、中学生の子供が言うことを聞かないとヤキモキしているなら、ぜひ最後までご覧ください。

 

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中学生の子供が親の言うことを聞かない理由

中学生の子供が親の言うことを聞かない理由、親子喧嘩

まず、親としてこれを言われることは、少し痛いと感じるかもしれませんが、今回はあえて結論からお伝えしましょう。

思春期を迎えた中学生ぐらいの子供が、親の言うことを聞かない理由。それはあなたが、「子供は親の言うことを聞くべきだ。」と思っているからです。

 

<井上のワンポイント>

私は必ずしも、その意見が間違っているとは言いません。ですが、その気持ちを持ったままでいいので、少し冷静になって一緒に考えてみましょう。

 

あなたがこれまで育ててきた結果

単純なことですが、もしあなたが「中学生ぐらいになれば、子供が親の言うことを聞かないのは当然だ。」と思えるなら、この問題は解決します。

きっと中には、「それでは子供は幸せに成れない。」とか、「子供が自分勝手に過ごして周りに迷惑をかける。」とか、「子供の将来が危うい。」と仰る方もいるでしょう。

その気持ちも、とても良くわかります。

でも、あなたも薄々感じているように、これまであなたが言うことを聞かせてきたからこそ、子供が言うことを聞かなくなってしまったのです。

子供が中学生ぐらいになってから、親の言うことを聞かなくなるのは、今まで言うことを聞かせ続けてきたことが、そもそもの原因だといえます。

 

なぜ子供が言うことを聞かないのか?

そこで少し考えてみてください。もしあなたが会社勤めをしている会社員として、上司に事細かく指示をされたらどうでしょうか?

例えば、パート先の職場で仕事をしていて、「こうしなさい!」「ああしなさい!」と、いつも逐一指示されていたら。

もちろん思春期の子供は、もう中学生で十数歳ですから、勤続十数年、毎日のように言われ続けているのと同じです。

どうですか?あなたもきっと、いい加減キレますよね。「もういい加減にして!」と強く思うようになるでしょう。

もちろんそれが、子供たちのことを心から思う親心であったとしても、「もういいから、あっち行って!」て言いたくなりませんか?

 

子供の反抗期は喜ぶべき成長の証

でも心理的に見れば、あなたの子供が親の言うことを聞かなくなったのなら、それはそれで、心の育成段階としては喜ぶべきことなのです。

自分の気持ちが出てきて、自分の意思が明確になってきたと言えるのですから、一人の大人へと変わろうとしている段階だといえます。

子供として親の言いつけを聞き、親に守られて育つ環境から脱却して、自分の意志で自の人生を歩もうと、自己主張している訳ですから、順調に一人の人間として成長している証拠です。

問題はそんな子供の成長を、親として「子供が言うことを聞かなくなった」と嘆くか、それとも「喜ぶべきことだ」と見守れるのかという点です。

 

<井上のワンポイント>

私は、ずっと子供に言うことを聞かせてきた、70代お母さんからの相談を、こちらの「家族が心配でたまらない人の悩みをスピリチュアルに改善」でも紹介しました。

逆に、親の言うことを聞き続けてきた結果、1度の失敗で立ち直れなくなってしまった、青年についてもお話ししました。

 

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子供は言うことを「聞かない」のではなく「聞けない」

子供は言うことを「聞かない」のではなく「聞けない」

ここで大切なことをお話ししておきます。

きっと言われてみれば、心当たりがあるかも知れませんが、子供はあなたの言うことを「聞かない」のではありません。

もう、あなたの言うことを「聞けない」のです。

 

思春期の子供が親の言うことを聞けない理由

先ほどの、会社勤めをしている自分を思い返してください。

きっとあなたも、上司から十数年に渡り指図され続ければ、言うことを「聞かない」ではなく、「聞けない」自分になっていることでしょう。

それはもう、上司の言うことを聞き入れるだけの、心の余裕がない状態です。それが必要なことで、理屈から考えて正しいと解っていても、もう「聞けない」のです。

それは思考や理屈などの、表面意識でコントロールできることではなく、潜在意識が無条件に拒否している状態です。

 

<井上のワンポイント>

そう、思春期の中学生のように、親の言うことを聞かない子供たちも、それと全く同じ状態なのです。

もう衝動的に、言うことを聞けない心理状態に陥っているといえます。

 

まずは子供の心理状態を認識する

殆どの場合、子供が親の言うことを「聞かない」ではなく、「聞けない」状態に成っていることは、あなたも自分の子供の反応を冷静に見ていれば、良く分かることでしょう。

そのことに気付きさえすれば、少なからずあなたの子供に対する対応は変わります。

それに、それでも子供への態度が変わらない方は、きっとこの記事をここまでは読んでいないと思います。

最初の数行で、私が話した内容は受け入れられないと感じて、すでに読むことを止めて、ここから立ち去っているはずです。

 

お母さん自身も心に余裕がない

それらの方が、子供の気持ちを冷静に見てあげれないことは、とても残念なことですが、お母さん自身も心理的にいっぱいいっぱいで、心に余裕がないのです。

そのため、子供が言うことを聞かないのは、単に子供の我儘で、子供に問題があるからだと、思ってしまっているのです。

「自分の接し方に、何か問題があるのかもしれない。」とは、なかなか思えないのです。

ではそんな、自分の接し方に問題があったのではないかと思う、あなたと共にこの先の対策を考えていきましょう。

 

<井上のワンポイント>

ほとんどのお母さんは、家事や育児だけではなく、仕事までしており、心に余裕が持てないのは当然のことなのです。

これは、お母さん自身の心の問題というよりも、社会的な環境の変化による問題とも言えるでしょう。

 

中学生の子供が反抗する心理

中学生の子供が反抗する心理、親子喧嘩

なぜ、中学生になると子供が親の言うことを聞かないのか、その理由が少なからず解ったとして、ではどうすれば子供が、親の話を聞いてくれるようになるかです。

きっと現状は、あなたがダメだといえば言うほど、子供はそんなダメだと言われる方向に、突き進んでしまうでしょう。

まずはそんな子供の心理から理解していきましょう。

 

ダメだと言われることをしたくなる理由

それはひとえに反抗期だからです。と片付けてしまえばそれまでですが、もう少し心理的な解説するなら、指図されることが悔しいからです。

親は子供の衣食住の面倒を見ているという、絶対的な優位性があります。だからこそ「親の言うことを聞け!」と、思っている人も多いことでしょう。

子供もそれは重々承知です。親に面倒を見てもらっている以上、親の方が優位な立場であり、自分よりも人生を生きている年長者でもあります。

言いつけてくることも、当然のことだと言ってくるし、それも理解できるのです。だからこそ、何かあれば弁解も出来ず、一方的に言われてしまいます。

命令されることは悔しいけど、やり返せない、でも悔しくて仕方ないから、親がダメだということを、思わず衝動的にやってしまう。

 

<井上のワンポイント>

それが、中学生ぐらいになって自我が芽生え始めた、子供の心の潜在意識での反応です。

やり返せない悔しさを、ダメだと言われることをやることで、衝動的に発散しているのです。

 

心はストレスを解消しようと衝動的に動く

心理的なストレスとは、心を押されて圧力を掛けられることですが、その負荷を解消するためには、同じ力で押し返す必要があります。

でも親が正しいと思えばこそ、押し返せないから、別な方法でそのストレスを吐き出すしかないのです。

それが、ダメだと言われて強制されるほどに、子供たちが衝動的に、ダメだと言われることをしてしまう理由です。

それは、誰もが持ている心の仕組みであり、思春期の子供たちの心に無意識レベルで起きている反応だといえるでしょう。

 

中学生ぐらいが我慢の限界

もう中学生ぐらいまで育ってくると、これまでの我慢も限界に達しています。

子供たちも、本当は心の中では良くないことだと理解しているし、やりたくないとか、止めたいと思っています。

でも、親がダメだと連呼して強制しようとすればするほど、逆にやらざる得ない心理状態へと、追い詰められてしまうのです。

その反抗する気持ちは、強く抑えられれば抑えられるほど、強い衝動となって彼らの心を支配し、行動に駆り立てるのです。

きっとあなたも、自分の学生時代を振り返れば、そんな経験があるのではないでしょうか?

 

<井上のワンポイント>

もし子供のことが心配で、ついつい過干渉に成ってしまうなら、こちらの「中学生の子供が心配で苦しい!子離れできない母親の対処法」をご覧ください。

そんな心配感を解消する方法も記載しています。

 

子供が親の言うことを聞けるようになる方法

子供が親の言うことを聞けるようになる方法

ここからは、そんな親の言うことを聞かない中学生の子供に対して、どの様に対処していけば良いのか、その方法をお話ししたいと思います。

でもあらかじめ言っておきます。もうお解りだと思いますが、子供を変えるのではありません。親のあなたが変わるのです。

 

これまでの内容を整理して知って欲しいこと

ではここでいったん整理しましょう。

  • 子供は親の言うことを「聞かない」のではなく、「聞けない」状態になっている。
  • 子供が話を聞けないのは、今まであまりに多く聞かされてきたからである。
  • 子供の反抗期は、子供が成長し、精神的に自立しようとしている証拠である。
  • ダメだと強制されるほど、子供は衝動的にその行動をとってしまう。

試しに、この内容の「子供」という言葉を「自分」に置き換えて読んでみてください。

いかがですか?もう解りますよね。そう子供もあなたと同じなのです。だからこそ、あなたが変われば子供も変わります。

 

<井上のワンポイント>

実は私たちは、親にされて嫌だったことを、思わず子供にしてしまいがちです。

それは心理的には、過去のトラウマ(心の傷)による影響で、子供にも自分がされたように、無意識にしてしまうのです。

 

子供のために子供が理想とする母親になる

あなたが、子供に自分の話を聞いて欲しいと望むなら、子供が話を聞きたいと思う人になればいいのです。

そのために必要なことをやっていけば、子供に話を聞いて欲しいと思わなくても、子供の方から話をしてきます。

特に中学生ともなれば、将来の進路や学校の人間関係など、色々と悩み葛藤する時期です。ですから本来なら、親に対して色々な相談を持ち掛けてくるはずです。

ではそんな、思春期の子供がぜひ話をしたい、色々と相談したいと思う母親像は、どんな姿でしょうか?

ちょっと自分なりの、理想の母親像を想像してみてください。

 

<井上のワンポイント>

ここで想像する際のポイントは、何も制限を付けずに、あなたが理想とする母親像を思い描くことです。

 

あなたが子供のために最優先で成すべきこと

中学生の子供に、好かれる母親になるために、理想の母親となった自分をイメージするなら。

経済的な制限、仕事や家の制限、ご主人との関係などなど、それらの現在の状態をすべて排除して考えます。

そして純粋に理想の経済状態、理想の仕事や家、理想のパートナーとの関係をイメージしましょう。

全てが理想的に整ったあなたには、心に余裕があり、子供たちは喜んであなたの話を聞きたいと、思ってくれることでしょう。

あなたが成すべきことは、その理想を現実化するように取り組むことです。あなたがまず最初に、理想の自分になって、子供たちにも母のようになりたいと、思われることです。

 

<井上のワンポイント>

そんなことは最初から無理だ!と思っても大丈夫です。このあとその理由も説明しますので、例え話としてだけ、受け取っておいてください。

 

子供はいつの時代も親を見て学ぶ

極論を言えば、子供は親の姿を見て育ちます。

親のように成りたいと思えば、親の言うことを聞き、親のように成りたくないと思えば、親の言うことを聞かないのです。ある意味、とっても素直なんです。

だからこそ、あなたが子供にとって、理想的な人生を送っている母親になればいいのです。

子供が自分もそんな人生を送りたいと、心から望む人になれば、子供は喜んであなたの言葉に耳を傾けます。

それが心理的な側面から見れば、もっとも容易に、思春期を迎えた中学生ぐらいの子供が、親の言うことを聞けるようになる方法です。

 

”メンバーズブログ"

子供の理想の親になる方法

子供の理想の親になる方法

ここまでの話で、あなたが何をすればいいのかは、もうお解りいただけたことでしょう。

でも、現状が理想的な親になれていないからといって、決して凹まないでください。なぜなら誰しも完璧な人など最初から居ないからです。

 

親が変われば子供も変わる

大切なことは、すぐにそうなる必要があるのではありません。それは誰であろうとも無理な話です。

子供に見せる必要があるのは、あなたが理想的な自分になるために、日々努力して取り組んでいる姿です。

先ほども申し上げたように、子供は親の姿を見て育ちます。ですから、そんな姿を見せることで、子供は自然と自分も同じように頑張ろうと思います。

特に、進路や将来のことが心配になる中学生なら、なおさらそんな親の姿を自分の手本としたいはずです。

ですから親として、そんな自分の理想に向かって、邁進している人に成ればいいのです。

 

<井上のワンポイント>

今まさに反抗期で、親の言うことを聞かない中学生の子供でも、あなたが変われば自然と変わり始めます。

親が変われば子供が変わるのは、心理的に見れば当然の事で、こちらの「親が変われば子供も変わるってどういう意味か」でも、詳しく解説しました。

 

そんなお母さんに役立つレメディ

それでは、そんなあなたに子育てに役立つ、フラワーレメディを紹介しておきましょう。

まずはインパチェンスです。これは私も子育てで使っていましたが、子供を待てない気持ちを癒して、子供自身のペースを尊重できるようになります。

さらに、子供たちの良いところに気付いて、認めてあげれられるようになる、ビーチも一緒に使うと良いでしょう。

この2つをブレンドして使えば、少なからず気持ちも楽になり、子供のペースを尊重して、成長を待ってあげられる人になります。

補足説明
 フラワーレメディを使用するなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、レメディを6滴(2種類は3滴×2)入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
初めてのフラワーレメディ利用法付き

 

心を整えて家庭を幸せにする

そしてもし、あなたが改めて自分の理想や、家庭の幸せを成し遂げたいと望まれるなら、セミナーで自分の心の整え方を学ぶことを、検討してみてください。

私はメンタルヘルスセミナーで、自分の心を癒し整えることで、自分と家族を幸せにする方法を教えています。

今回の記事でもお分かりのように、親として自分の気持ちを冷静に振り返られるようになることで、子供の気持ちも受け止められるようになります。

そのためにも、まずは自分の中の蟠りや、過去のトラウマを癒すための方法を学んでいきましょう。

それが結果的に、子供のと向き合う上で、心に余裕を与え、子供のことを信頼して待てる気持ちにしてくれるのです。

 

井上のオーラ診断

エピローグ:ある日の娘との会話

エピローグ:ある日の娘との会話

先日、高校に入ったばかりの娘から、進路の相談を受けました。

高校卒業後の進学はどうするのか、将来の仕事について、どうすれば成りたい仕事に付けるのか、相談してきたのです。

 

娘からの将来についての相談

学校で友達に、将来の進路について自分が成りたい職業の話をしたら、「その仕事に就けない時のことを考えといた方が良いよ」と言われたそうです。

それを聞いて心配して、「自分が成りたい仕事が出来ないこともあるの?」と相談してきました。

そんな時の私の回答はこうです。

 

<井上>

そうだね。君が諦めた時が、成れない時だよ。でも諦めなければ、成れるんじゃないかな。

 

すると娘が即座に答えました。

 

<高1の娘>

そうだよね!

 

<井上>

うん。そうだよ。(全く諦める気が無いんだ。。。)

僕がそうやって生きてきて、今とても幸せだから、君もそうやって生きていけば良いんじゃないかな。

 

【同じ悩みを抱えた方の声】

最近になって不登校になりがちの小5の娘のことが心配で、何とかしたいと思ってもどうしていいのか分からず、ブログをみて参加させいただきました。 あれから1週間・・・

 

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子離れできない母親のために心理の専門家が示す5つの対処法

 

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井上直哉
1989年大学に進学中に、独自にスピリチュアルの研究を行い体外離脱体験をもつ。医療機器メーカーに就職後、2001年に心理療法家として独立。3,000人以上のセラピー実績を持ち、年間20回以上のセミナーを全国で開催。2010年に株式会社ヒーリングアースを設立。現在は経営の傍ら個人セッション及びセミナーをこなしながら執筆活動に励む。ブログは年間300万人が訪れる。モットーは「現実が変わるスピリチュアル」です。
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