井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
今回は、ある方から頂いた、「音声チック」の相談についてお話しします。
私も正直、「チック症」についてはあまり把握していないので、色々と調べましたが、直接本人にも詳しく伺てみました。
そこで今回のケースを元に、この「チック症」のスピリチュアルな原因とは何かについて、書いておきたいと思います。
この「チック症」が長く続くと、本人にとっては、とても辛い心理的な負担となります。
ですからこの記事では、音声チックに限らず、チック症のスピリチュアルな原因と改善法について、解説していきます。
出来るだけ詳しく書いていきますので、少し長くなりますが、最後までご覧いただければ幸いです。
<目 次>
まず理解すべき「チック症」とは?
今回、このチック症について話すにあたり、ご相談いただいた方の「音声チック症」を主体に話を進めますが、私はこの「チック症」に関しては、どのような症状であれ、原因は同じだと思っています。
ですから、「音声チック」だけではなく「運動性チック」の方や、チック症の子供を持つお母さんにも、ぜひご覧いただければと思います。
Wikipediaにおけるチック症とは?
まずは基本的なところから理解しておきましょう。
Wikipediaに書かれている「チック症」について見ていきます。
チック症(チックしょう)、チック障害(チックしょうがい、英語: tic disorder)とは、チック(突発的で、不規則な、体の一部の速い動きや発声を繰返す状態)が一定期間継続する障害。
チック症は以下のように分類される。
- 一過性チック障害 : 運動チックおよび音声チックの両方、またはいずれか一方の症状が、4週間以上12カ月未満持続する障害。
- 慢性チック障害 : 運動チックと音声チックどちらか一方の症状が、12カ月以上持続し、3カ月以上持続してチックが消失することがない障害。
- トゥレット障害 : 多種類の運動チックと、ひとつまたはそれ以上の音声チックが、1年以上にわたり続く障害。
Wikipedia引用:チック症
さらにポイントを絞ってチック症を分類する
Wikipediaに記載の内容は厳密で、ちょっと解りにくいので、重要なポイントに絞って整理します。
- 一過性チック障害とは、1つの症状が出ても1年以内で無くなる問題です。
- 慢性チック障害とは、1つの症状が1年以上続いてしまう問題です。
- トゥレット障害とは、多種類の症状が1年以上続いてしまう問題です。
一過性のチックは、比較的気が付かない人が多いだけで、意外と多くの方にも、なにかしらの経験があると思います。
ただそれが1年以上続いたり、何種類もの症状が複合的に起こると、とても大変で日常生活にも支障が出てきます。
チック症には「音声チック」と「運動性チック」がありますが、どちらであっても、本人にとってはとても辛い症状となるのです。
音声チック症とは?
同じことを無意識に繰り返してしまうチック症ですが、その症状の一つが「音声チック症」です。
こちらでは姫路市の心療内科、前田クリニック様の内容を、一部引用させていただきました。
音声チック
「アッ」「ウッ」などの声が出る・「フンフン」と鼻をならす・「んっ、んっ」とせきばらいする・奇声を発する・ひわいな言葉や、「バカ」「死ね」などと言う・相手の言葉の語尾を繰り返す・自分で言った言葉を繰り返す。前田クリック(心療内科)様引用:チック症(前田クリニック様は、2023年6月現在、閉院されています。)
ここでは、意味もなく声に出してしまったり、咳ばらいをするなどの症状があることが解ります。
殆どの場合、これらの言葉は意識せずに発せられます。
運動チック症とは?
次に「運動性チック症」について見ていきましょう。同じく前田クリニック様の一部を、引用させていただきました。
動作性チック(運動性チック)
筋肉がピクンと動く・口のまわりをなめる・頻繁にまばたきをする・顔をしかめる・肩をすくめる・ジャンプする・片足をひきずる・物に触る・口をあける。前田クリック(心療内科)様引用:チック症
運動性チックは、ビートたけしさんの首を回す動作や、石原慎太郎元都知事の瞬きも、その名残ではないかと言われているようです。
運動性チック症は初期症状として、強い瞬きから始まることが多いようです。そして手足の動きが極端になると、実際の生活にも支障をきたします。
日常におけるチック症の問題点とは
もう少し絞り込んで考えてみると、チック症は当事者が無意識に取る一定の行動パターンであり、実生活では本来必要とされない行動です。
問題点としては、自分でコントロールできない動作であると共に、一定期間以上繰り返されるために、当事者はもとより周囲の人も違和感を感じ、気になってしまうことです。
瞬きや、咳払いなど、軽度であれば、日頃誰もが無意識にしていることですから、さほど気にはならないかもしれません。
ですが、それが頻繁に続いたり、声や大きな身体的な反応を伴うと、周囲の人たちが気になり、その反応を見て当事者が負い目を感じてしまう。
そんな心理的な負担を感じる問題だといえるでしょう。
音声チック症の相談事例
ここまでの内容で、チック症の症状については、お解りいただけたと思います。それと共に、もしかしたら自分や家族、周囲の人の仕草も、そうなのかもと思った方も居るかもしれません。
でも今になって、それに気付くぐらいなら、それはチック症と意識するほどではありません。
ある「音声チック症」の女性から頂いた相談
今回ご相談いいただいたのは、私の心理セミナーを受講されていた方です。
セミナーで教わった内容について、メールで解らない点を質問いただいた際に、その問題がいかに辛いのかが分かりました。
お世話になっております。魔法の言葉のやり方について質問させてください。
私には、頭の中で言葉を反復し続ける音声チックがあり、魔法の言葉もBGMのようになってしまいます。
そこで、暗記のときなどは苦肉の策で、言葉をBGMにしないよう、意識を覚ましておくために、数珠玉を送りながら唱え続けるのですが、これをやってもいいでしょうか?
効果が変わってしまうでしょうか…??
実は、集中できないときは録音を聞くのも効果があるとアドバイスいただき実行していますが、一番時間のとれる通勤中の地下鉄では、録音が聞き取りづらいのです。でも、きちんとした効果が出せないのであれば、やめておこうと思います。
音声チック症についての詳しい回答
いただいたメールで、大まかなチック症の症状については理解できたのですが、詳しく内容を確認したいと思い、もう少し説明いただけるようにお願いしました。
音声チックについて、難しいのですが、ご説明したいと思います。
例えば、頭の中で歌が流れたり、黙読したりするときは、始まりがあって終わりがあるものの内容や意味を、多少なりとも「つかもう」「味わおう」「理解しよう」とする意識が働いていると思います。
でも、音声チックにはそういう感覚はありません。何かの拍子に気になった言葉の音に、「それでなければダメ!」なほど執着して無制限に繰り返す割に、そこに上記のような意識が働く訳ではないのです。
ただ、しつこくしぶとく、同じ言葉がリズムや節を変えつつ、ずっと背景に流れている(流している)いう感じです。
ここまでの説明を伺うと、比較的どなたにでも起きる、テレビCMや歌謡曲のサビなどを、気が付いたら意識の奥で流していることのようです。
チック症の問題は日常に支障が出てしまうこと
ですが、さらに詳しく回答を見ると、その音声チック症で、日常生活に支障が出ていることが、とてもよく解りました。
その症状があまりにも強すぎて、集中力が保てないのです。
無意識のようで無意識ではなく…それでも「言葉(音)」なので、本当に考えるべきこと、読むべきものの言葉(音)とぶつかってしまい、集中できないのです。
下手をすると、本当に考えるべきことや読むべきものの一部に引っ掛かり、それを繰り返し始めることもあります。そうなると、言葉の意味など関係なくなり、理解しようと考えたり、感情が動くこともありません。
なので、本当に考えるべきこと読むべきものに臨む際や、暗記など繰り返すしか方法がない場合は、大事な言葉を持って行かれないように、意識をそこに集中させるために、数珠玉を繰って確認しながら進めるのです。
昔、私の状態を見かねた人が教えてくれた方法をアレンジしたものですが…
チック症があるがゆえの辛い思い
さらに彼女はこのチック症で、このように苦しんでいました。
チック全般に言えることとして、「精神の我慢できないほどの痒み」と誰かが言っていましたが、本当にその通りです。チックの症状は、体が痒くて掻くのと同じで、意識して止められないのです。
治る人も多い中、大人になっても治らなかった人間は惨めです。個性だなんて綺麗事です。体は元気なのに、期待に応えられなかったり、他人に危害を加えるかもしれないからと、夢を諦めざるを得なかったり。
運動チックのある人が、刃物や薬品を扱う仕事なんて就けません。音声チックのある人が、学校の先生は難しい。
でも、仕方がないことだから、自分にできることを、できるだけやりたいと思っています。上手くできないことが多かったり、奇異な目で見られたり、惨めで情けないけど、私は決して不幸ではありません!
この最後の内容で、彼女がチック症によっていかに辛い思いをしているのか、伺い知ることが出来ました。そして前向きな気持ちも。
彼女が悩む音声チック症の問題点
では、ここまでの内容から、彼女の持ている音声チック症について、少し整理しましょう。
彼女が悩んでいるのは、音声チック症の中でも、頭の中で言葉を反復し続ける音声チックです。
実際に言葉として出すのではなく、同じ言葉が意味もなく頭の中で繰り返されることで、日常で他のことに集中できないという問題が起きています。
それがとても頻繁に、しつこく繰り返され、自分でコントロールが難しいのが最大の問題点です。
チック症に見られる2つの問題点
彼女の問題は、音声チック症の中でも、頭の中で意味のない言葉が繰り返されることでした。
音声チック症の多くは、咳払いや声に出すことが多いのですが、この声にならない問題は、さらに周囲の人の理解を得るのが難しかったと思います。
彼女のチック症が改善する目安
結論から申し上げると、彼女の音声チック症は、セミナーで学んだことを実践していけば、年を追うごとに軽くなり改善していくことでしょう。
医師法上の規定から「治る」という表現は使えませんが、魔法の言葉を継続していくことで、こんな順番で改善が始まると思います。
- 好転反応が起きて気持ちの浮き沈みが始まる。(スタート~)
- BGMとして繰り返された時に気付きやすくなる。(1,2ヶ月目)
- 音声チックのしつこさが軽くなる。(2,3ヶ月目)
- 容易にBGMを止めることが出来るようなる。(3、4ヶ月目)
- 音声チックの回数が減っていく。(5、6ヶ月以降)
- 音声チックが全く気にならなくなる。(1,2年)
- 音声チックがあったことも忘れていた。(3年以降徐々に)
これはあくまで彼女の場合の、私の見立てです。
人それぞれ、改善がみられるまでの期間には個人差があるでしょうが、他のチック症についても、この順番で改善されていくでしょう。
彼女のチック症の2つの問題点
彼女のチック症には、心理的にみると2つの問題点があります。
1つは、実際に音声チックとして起きる症状です。何度も同じ音楽や言葉が、意味もなく頭の中で繰り替えされることです。
そしてもう1つは、チック症が起きること対する予期不安です。彼女は、その症状がまたいつ起きるのかという、予期不安に囚われています。
簡単に言えば、チックが起きることに対して無意識に敏感になり、そのことに意識が向きやすくなっているのです。
これは以前に「急に不安感に襲われる人の心理的な原因とスピリチュアルな対処法」でも書いた、予期不安の人が先の事を気に掛けてしまう心理状態に、近いものがあります。
特定の問題に固執してしまう心
彼女のチック症に限らず、私たちは特定の問題に意識が向くと、そればかりが非常に気になってしまいます。それは、特定の出来ごとに対する過度な拘りと不安です。
例えば、母親が子供に対する不安に捕らわれて、そのことばかり考えている状態。常に霊的な影響ばかり考えて、何かにとり憑かれていないかという不安。頻尿や下痢気味の人が、電車やバスに乗る時の不安。
どれも特定の問題が気になり出すと、そのことに意識が囚われてしまい、そのことが頭から離れなくなるのです。
それと同じ傾向が、彼女にも多少見て取れます。
改善すべき2つの心の問題
ですから、今回の癒しを進める上で、改善すべき問題は2つです。
1つは、具体的な音声チックの症状が改善して、回数が減ったり、起きてもすぐに自分で対処できるように成ること。
もう1つは、音声チックが気になって、敏感になっている心が緩み、1度や2度チックの症状が出ても、全く気にしなくなることです。
「自然とチックは消えるから、どうでもいいや。」と思えたり、「チックのこと自体、ここのところずっと忘れてた。」と、思えるようになることです。
この2つがセットで起きることで、具体的な音声チックの問題を解消できたことになります。
チック症を改善する上での心構え
そこで、最初からあらかじめ心掛けておくことは、2つ目の問題である、忘れてしまうほど気にならなくなるのには、多少の時間が掛かることです。
この予期不安は、実際にチック症の回数が減ることで、自然と自分に自信が付いて、手放せるようになるものなので、最初はやはり起きた時に気になることでしょう。
少しでもチックの症状が起きるだけで、「ああ、やっぱりダメなのか」なんて、思うこともあると思います。
ですから、そうはならないように、こちらの動画「心の不調を改善させるコツ」を見てもらい、回数を記録することで、客観的に症状の改善歩合を見定められるようにしました。
そんな心の揺れは、良くなる上で必ず通らなくてはならない、通過地点なのです。
ほとんどの人が、事前に予期不安について説明しておくと、安心して改善に取り組めるようになります。
1度や2度の再発で、諦めてしまわずに、意欲的にチックに対処できるようになるのです。
スピリチュアルなチック症の原因
チック症が起きる原因については、医療的な側面からも様々な見解がみられます。
ここでは、それらを紹介した上で、私なりのスピリチュアルに見た時の解釈を、説明しておきましょう。
医療の分野から見たチック症の原因とは
先ほどの、姫路市の心療内科、前田クリニック様のサイトに書かれていますが、簡単に要約して引用します。
原因は確定していませんが、基底核におけるドーパミン系神経の過活動仮説が提唱されています。また双生児研究などから、遺伝的要因も関与していることも示唆されています。かつては「親の養育」「家族機能」などに原因を求められたこともありましたが、現在ではそれらの説は否定されています。しかし精神的ストレスで悪化するなど、症状の増悪に環境要因が関与しているのは事実です。
前田クリック(心療内科)様引用:チック症の原因
内容的には、遺伝的な要素があるのではないかと研究されていますが、まだその原因は、科学的に解明されていないということです。
ただ、家族や親の養育によるという説は、現在は否定されています。
ある音声チック症の男性との出会い
実は私は、以前に音声チック症の男性とお会いしたことが在ります。今思えば、彼は音声チック症で、どちらかと言えば重度だったといえます。
あるビジネスセミナーに参加した折に、一人だけセミナー中に、独り言を呟き続けている人が居ました。
私よりもかなり年配の男性で、頭の中で思ったことが、全て口から出ているような状態でした。そしてそれが数時間のセミナーの間、ずっと止まらないのです。
講師を含め周りの誰もが、不思議に思っていましたが、誰もが気にしないように務めていました。それは彼を見れば、明らかに無意識につぶやいていることが解ったからです。
彼のチック症のスピリチュアルな原因
その方が、セミナー参加者の中で最も年配の方だったので、誰もが気を使って、特に気にしないようにセミナーを受けていました。
ですが、私はそんな彼を見ていて、不思議に思いました。彼のあの止まらない独り言は、何が原因で出て来るのだろうか?
そんな気持ちでオーラを観察するように、スピリチュアルな原因を調べてみました。すると彼の中には、まるで鉄の玉のように重たく硬いエネルギーの塊があったのです。
そのエネルギーの塊から、霧のように湧き上がるストレスが独り言の原因であり、彼は独り言を呟くことで、無意識にストレスを軽くしていたのです。
その原因が出来てしまった理由
その鉄の玉が、彼の心の中に出来た原因は、結局解りませんでした。というのも、ストレスがあまりに詰まりすぎて、よく見えなかったのです。
ただ言えることは、多分そのエネルギーの核にあるのは、何らかの体験で受けたショックであり、トラウマではないかと言うことです。
私たちの心は、ショックなどの心の傷を受けると、その体験にストレスなどのエネルギーが留まり易くなります。
すると、それ以降に似たようなストレスを受けた時に、そこにエネルギーが蓄積されてしまうのです。それが、彼の鉄の玉の正体でした。
チック症の人に見られるエネルギー的な傾向
これはあくまで私の見立てであり、すべてのチック症の人に当てはまる訳ではありません。
ですが彼に限らず、一部のチック症を持つ人は、何か知らのショックとなる出来事が、以前に起きているのかもしれません。
その時に、感情的なエネルギーを飲み込んでしまい、意図せずに負の感情などのストレスが、心の中に留まってしまったのでしょう。
そしてそれを、感情表現以外の方法で少しずつ解消しているのが、チック症のスピリチュアルな本質です。
ですからチック症の方は、意思表示や感情表現が苦手な可能性が高いといえます。感情が無意識レベルでブロックされているのです。
負の感情とは、怖さ、恐怖、不安、悲しみ、喪失感などの、強い影響を及ぼす否定的な感情です。
特に、大規模な災害や交通事故などでは、怖さの感情を飲み込んでしまい、その後にトラウマとなってしまう人が多くいます。
奇異な音声チック症の原因
音声チック症には、咳払いや、奇声、汚い言葉など、極端な傾向として表現されるものがいくつかあります。
ここではそんな極端な症状について、スピリチュアルな視点から、その原因を読み解いていきましょう。
咳払いなどのチック症について
私たちが日常で行う咳払いなどは、エネルギー的に見れば浄化としての役割があります。これはチック症の方で無くてもです。
それは、肺など気管支付近に滞っている、感情のエネルギーを吐き出す際に、無意識に取る行動だといえます。
例えば、思ったことが喉で詰まるかのように、言葉として表現できないと、その言葉に含まれた感情が、エネルギーのまま喉に留まりますが、それを吐き出すことで浄化しているのが、咳払いなのです。
ですから、咳払いとしてのチック症をお持ちの方なら、スピリチュアルに見れば、思っても言わないでいたストレスを、解消していると言えるのです。
言い換えれば、自分の思ったことを言わずに我慢しているために、それがストレスとなって、咳払いが出るのです。
奇声を発するチック症の原因とは?
また、奇声については、怖さなど不安感から来ている可能性が高いと言えます。
例えば、お化け屋敷や驚いた時、危険を感じた時には「キャー!!!」と叫んだり、大声で驚いて感情表現をするものです。
大声を発することで、怖さという感情を解放して、心の平静を保つのです。でもそんな怖さを、心の中に押留め続ければ、えも言えぬ不安感となって心に溜まってしまいます。
それが、奇声を発する音声チックの原因です。それは言葉として表現できない不安や怖さを、発散するための症状だと言えるのです。
汚い言葉を発する音声チックの原因について
また、音声チック症の人の中には、汚い言葉ばかりを繰り返し発する人がいます。
これも周りの人から見れば、奇異な言動に見られがちですが、エネルギー的に見れば、とても理解しやすい症状です。
感情を我慢すると、身体の中にその思いが溜まっていきますが、溜まれば溜まるほど、感情は濃く深い感情となっていきます。
それは些細な「汚い」とか、「気持ちが悪い」という気持ちの積み重ねが、どんどん溜まって淀んでいき、身体の中に滞ってしまうからです。
その結果、滞った感情を吐き出す際に、その濃くなったエネルギーに見合う言葉として、口から発せられるのが汚い言葉となるのです。
どのような音声チックであれ、それは心の中に溜まった感情のストレスを、吐き出すための無意識の行動であり、それによって自分の心を浄化しているのです。
ですから、大切なことは音声チックを止めるのではなく、トラウマを解消して、ストレスが溜まらないようにすることです。
子供のチック症の改善について
子供のチック症については、母親としては当然心配になり、ナーバスになってしまい易い問題です。
ですから、そんなお母さんのために、ここでは子供のチック症との向き合い方について、少し述べておきたいと思います。
子供のチック症の改善方法
今回の内容は、あくまで子供ではなく、大人のチック症についてお話ししてきました。
なぜなら子供のチック症は、比較的成長と共に改善していくものであり、逆に気にしすぎると良くないものでからです。きっとお母さんならご存知のことでしょう。
チック自体がある種のストレスの解消法なので、子供のチックを改善するためには、それに代わる解消法を作ってあげることが必要です。
例えば、スポーツや音楽、レジャー、お絵描きなど、身体を使って自己表現を楽しめる場を、作ってあげることです。
それらの自己表現の場ができ、ストレスが解消されることで、自然と子供のチックは消えていきます。
子供が心配なお母さんへ
それに、お母さんが子供のチックばかり気になって、不安を感じるなら、それはお母さんの心の問題だと言えます。
ですから、そんなお母さんは、意識して自分の癒しを進めましょう。
母親が癒されて、子供の心のよりどころとなれば、子供は安心して甘えらるようになります。すると、自ずと子供のチック症は改善されるのです。
お母さん自身が、あまりに気にしてしまうようなら、子供よりもまずは自分を癒すことを、最優先で進めてください。
私はこちら「子供のことが心配なお母さんへ<心配性を癒すスピリチュアルな方法>」にも書きましたが、やはり母親の心に余裕があることが、何よりも子供の癒しに繋がります。
これは子供のチック症に限らず、あらゆる子供の問題ついて言えることです。
チック症の原因追及には要注意
それと、子供のチックの原因が、トラウマ(心的外傷)ではないかと、思っている母さんにもに申し上げておきます。
そのトラウマを特定することは、チック症の改善には繋がりません。
特に小さな子供は、本当に些細なことでショックを受けやすいので、子供のチック症のトラウマを探そうとしても無意味です。
大きなテレビの音や、犬に吠えられて驚いたとか、大人なら何でもないようなことでも、子供はショックを受けることがあります。
ですからその原因追求に拘らないでください。その点については、特に注意が必要です。大切なことは、改善するための取り組みです。
ついでに言っておくと、相談してきた彼女の場合は、前世の体験がトラウマとなっていました。
そのように前世から繰り越す傾向もありますから、くれぐれも原因追求に捕らわれないようにしましょう。
チック症のスピリチュアルな改善方法
私は、ここまでお話ししたことが、チック症の原因の全てだとは思ってません。
ですが、相談をくれた彼女の中にも、遠隔で見ればやはり感情の滞りがあり、トラウマがあるように思います。問題はそれをどのように改善していくかです。
フラワーレメディを利用した改善法
チック症は、基本的に無意識の行動ですから、それを自分で対処して改善するのは比較的難しいと言わざるえないでしょう。
ですが、具体的なストレスを改善したり、心を癒す取り組みをすれば、自ずとチック症も改善していきます。
ですから、今回はフラワーレメディの中の、リバイバルレメディをお勧めします。それはあくまで、ストレスの解消による、チック症の軽減を目的にするからです。
一言でチック症といっても、人それぞれのタイプや傾向があるので、本来なら個別にフラワーレメディを選ぶ必要があります。ですがこのリバイバルレメディなら、ストレスの全般を癒してくれます。
音声チック症の症状別ブレンド
なお、お話しした音声チック症については、これが役立つだろうと思われるものがあるので、そちらのブレンドを紹介しておきます。
■咳払い:セントリー&リバイバル
セントリーが、詰まっている言葉や思いを、周囲に伝えやすくしてくれます。
■奇声:チェリープラム&リバイバル
チェリープラムが、衝動的な不安を癒して、心のストレスを軽減してくれます。
■汚い言葉:クラブアップル&リバイバル
クラブアップルが、汚い言葉の原因となるストレスや思いを癒して、心を浄化してくれます。
少し時間を掛けて取り組むことを前提に、自分の状態を確認しながら使ってください。
なお、このレメディはチック症の子供にもお勧めですから、利用したいお母さんは、まずは「フラワーレメディを子供に使う際の注意点と効果的な使い方」をみてから使ってください。
フラワーレメディを使用するなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、レメディを6滴入れ(2種類なら3滴ずつ)ましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&適応表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
心を癒す魔法の言葉でチック症を改善する
今回のチック症の相談は、私のセミナーを受けてくださった方が、ご連絡くださいました。
このセミナーでは、心の中に残っているストレスを、自分で積極的に癒していくスキルを教えています。
ですから、こちらには載せませんでしたが、そんなストレスへの対処法を学ぶことでも、チック症は改善していくことができます。
心の中に残っているのは、あくまで過去のストレスなので、心理的なワークで取り組めば、時間と共にいずれ自然と消えていくのです。
チック症のスピリチュアルな原因と改善方法のまとめ
チック症について詳しく書けば、この記事が長くなることは、最初から覚悟していましたが、そろそろまとめに入りましょう。
ストレスの改善へと目を向ける
チック症とは、それ自体は心の奥深くに残っているストレスを、無意識に解消するための行動でしかありません。
ですから、無理やりチックを封じ込めようとすると、心と身体にはかえって負担が掛かり、違う問題が起きてきます。
なので、根本的な原因である、溜まったストレスを癒していくことや、別なストレス解消の手段を作ることで改善していきましょう。
特にスポーツや歌などの自己表現、鍼灸や整体、カイロ、エステなどのボディワーク、レメディなどの、身近な取り組みで改善していくことがお勧めです。
心の問題は腰を据えて改善していく
最後に、ご注意いただきたいのは、くれぐれも原因が何なのかに、捕らわれないようにという点です。
それよりも、今の自分のストレスを癒し、チック症を解消していくことが大切なのです。
ですから、焦る気持ちにとらわれないで、じっくりと時間を掛けて改善していきましょう。
このチック症を改善してくためには、根気強く自分のストレスを取り除き、落ち着いて過ごせるように、生活スタイルを変えていくことが必要なのです。
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断れない人の心理と改善策!頼まれごとを断れない人の4つの性格
チック症とまでは言わなくても、誰しも些細な反復仕草や、無意識の行動は在るものです。でも、日常で負担に感じないなら、さほど気にする必要は無いでしょう。