【実例】恋愛で素直になれない心理と解決法！好きな人に甘えられない理由

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井上直哉

心理とスピリチュアルの専門家

1989年大学に進学中に、独自にスピリチュアルの研究を行い体外離脱体験をもつ。医療機器メーカーに就職後、2001年に心理療法家として独立。3,000人以上のセラピー実績を持ち、年間20回以上のセミナーを全国で開催。2010年に株式会社ヒーリングアースを設立。現在は経営の傍ら個人セッション及びセミナーをこなしながら執筆活動に励む。ブログは年間300万人が訪れる。モットーは「現実が変わるスピリチュアル」です。
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素直になれない女性からの恋愛相談

以前にある方から、こんな恋愛相談を受けたことが在りました。

好きなのに素直になれない心理的行動

その相談の内容はこうです。

好きな相手に限って素直になれなくて、気まずい態度を取ってしまったり、わざと素っ気ない対応をしてししまい、そんな対応を自分でも変えられないのです。

彼女は恋愛以外でも、知人や友人に対して、無意識に似たような態度を取っていたようです。そのため、自然と友達が去っていくことがあったと、言っていました。

それは、大切な相手や、親しくなりたい相手にばかり素直になれないという、反射的な心理的行動です。

反射的に本心とは逆の行動をとる心理

あなたの経験でも、似たようなことが在りませんか？

気がある相手にばかり、冷たい態度で接してしまったり、気付いていないフリをしてしまうこと。

それも意識せずに、衝動的にとっている行動としてです。あとでその自分の態度に後悔して、またやってしまったと、自分を責めることが在ったりしませんか？

何度直そうと思っても、いつも反射的に本心とは違う言葉が口から出てしまうこと。

恋愛はとても感情的なものだから

私たちの心は、感情的にならずに済む人間関係なら、いつでも中立な気持ちで対応することが出来ます。

あなたが相手に対して、何の感情も持っていないなら、とても冷静に受け答えをして、対処することが出来るし、自然体で関係を築けるでしょう。

でもこれが、とかく恋愛や身近な友人となると話は別です。恋愛とはもともと、とてもとても感情的な体験ですから、無意識に素直になれないような態度が出てしまいます。

それはあなたの心が、相手に対して思い入れがあるからであり、だからこそ出てしまう条件反射ともいえる行動なのです。

オーラ診断で解る恋愛の障害となる心理

私はオーラ診断で、恋愛の相談をよく受けますが、そんな時にはまず、あなたが好きな相手に対して、無意識にどのような反応をするかをチェックします。

それは、あなたが意識できないレベルの無意識の行動を、オーラを見ることで確認するのです。

相手に対して素直に向き合えるかチェックする

例えば、気になる相手の名前を教えていただいて、その方があなたに近づいた時に、あなたが反射的にどんな反応をするかを確認します。

もちろん好意を持っている相手ですから、理想的な反応は喜んだり、自然と相手に対して意識を向けて、素直に向き合えることです。

ですが、実際には恋愛の相談に来る人のほとんどが、好意がある相手が近付いても、素直になれず逃げ腰になったり、そっぽ向いてしまったり、冷たく避けたり、時には怒り出す人もいます。

それはオーラを見ることで解る、あなたの好きな人に対する、潜在的な条件反射を教えてくれるのです。

潜在的な条件反射とは、あなたが無意識にとる態度や行動で、ある一定の条件が揃うと、自然と出てしまう反応です。

例えば、スイッチが入っていないアイロンでも、近づけられると反射的に身を避けてしまうことと、同じような反応です。

恋愛でも表情には出にくい潜在的な反応を見る

でもオーラで見た反応が、好きな相手と会った時に、最初からそのまま態度に出るかといえば、そんなことは在りません。

それは人と関わる際に、誰もが自分の心をコントロールして、対応するからです。きっとあなたも、最初は感情を表に出さず、出来るだけ冷静に、相手に接するように心掛けるでしょう。

ですが、親しくなり一度気を許すようになると、急に対応が変わります。無表情になったり、冷めた顔をしてしまったり、抑えていた無意識の反応が出てくるのです。

特に恋愛においてはそれが顕著で、あなたの心の中で、相手が友人から好意をもつ恋愛相手へと認識が変わると、途端に態度として出てきます。

無意識の冷たい態度は相手に伝わる

すると相手の人も、そんなあなたと対峙した時に、フィーリングとして感じ取るのです。

「あれ？なんか素っ気ないな。」とか、「もしかして避けられてる？」とか、「今日はイライラしてるのかな？」とか、「嫌われたかな？」などなど。

その結果、あなたが好意を持っている相手ほど、無意識の反応が出てしまい、逆に距離を置かれてしまったり、離れていってしまいます。

あなたも相手との何気ない会話で、思わず冷たいそぶりをしてしまった。そんなことが、１度や２度はあるのではないでしょうか？

なぜ好きな人に素直になれないのか？

重要なことは、なぜ恋愛感情を持つ相手だったり、親しい相手であるほど、素直になれないのかです。

本来、最もオープンに接したい相手ほど、本心とは真逆の行動をとってしまう訳ですから、自分が素直じゃないからだと思うのは、当然だといえるでしょう。

さらにはそんな人ほど、素直になれない自分が悪いと思い、自分を責めて、落ち込んでしまいます。

自分が素直じゃないから、恋愛でも相手に対して優しくできなかったり、甘えられないのだろうと考えてしまうのです。

恋愛で素直になれない心理的な原因

まず大切なことなので最初に言っておきます。

恋愛で素直になれないのは、あなたが素直じゃないから、素直になれないのではありません。

素直になれないから素直じゃないは誤り

恋愛で素直になれない人は全て、相手に対して条件反射で真逆の対応を取ってしまいます。

それはあなたが素直じゃないから、真逆の対応を取るのではありません。

好みの人や親しい友人など、自分との距離を近づけたい人ほど、あなたのトラウマ（心的外傷）に触れてしまうために、無意識で反射的に動いてしまうのです。

それはあくまで無意識レベルの条件反射であり、意図的なものではないのです。

トラウマとは、心的外傷後ストレス障害（PTSD）といわれる過去に体験した心の傷で、過去の失恋やショックが、心の中に残ってしまい、解消できずにいる状態です。

詳しくは、こちらの「トラウマとは？スピリチュアルの専門家による５つの克服法」で解説していますよ。

恋愛では冷静ではいられない

あなたもちょっと振り返ってみてください。

恋愛などで、好意を寄せている人が声をかけてくれれば、気持ちは少なからず舞い上がり、考えたり一呼吸おいて行動することなど、決してできないはずです。

もしあなたが、相手が近付いてきたときに、意識的に自分の行動をコントロールして、相手に冷ややかに対応できたなら、それは相手をもともと嫌っている時です。

それは自分の意思で、意図的に行っていることですから、ある意味、自分の気持ちに素直な反応と言えるでしょう。冷静だから素直に対処できるのです。

でも恋愛は違います。

トラウマが条件反射を呼び覚ます

好意をもつ相手であれば、冷静に対処できるはずがありません。

気持ちは瞬間的に舞い上がり、いつも通りの自分なんて、保てるはずが無いのです。それは、相手のことを思うからこそ出てしまう、とても自然な反応だといえるでしょう。

だからこそ、あくまで意図的なものではなく、あなたのトラウマに触れてしまった結果、無意識の条件反射として、出てしまう態度なのです。

それは、素直になれないから取る行動ではなく、石が飛んで来たら身をかがめてよけるのと同じ、条件反射です。

私は以前にも、そんなトラウマが原因で起きる恋愛の問題を、こちらの「過去の恋愛のトラウマを克服して傷ついた心をスピリチュアルに癒す方法」でも紹介しました。

素直になれない心理的なルール

多くの人がとても大きな勘違いをしています。

自分の本当の気持ち通りに行動できないことや、人に甘えたり、お願いできないことが、自分が素直になれないからだと、思っているのです。

でもそれは違います。

自己防衛のためのルールが行動させる

それはただ単に、あなたの中に、それまでの人生で感じて来た悔しさと、心理的なプログラミング（ルール）があり、その通りに条件反射で行動しているだけです。

あなたの中に、甘えさせてもらえなかったことへの悔しさと、「好きな人」や「大切な人」には甘えてはいけない。というルールがあるだけなのです。

それはあなた自身が、今までの人生で感じて来た、「悔しさ」や「悲しさ」、「怒り」や「寂しさ」を、再び味わうことの無いように作られた、自己防衛のためのルールだといえるでしょう。

そのルールが、無意識にあなたの行動に反映されて、自分が素直になれないからだと思うような、態度を取らさせているのです。

素直になれないルールを作った原因

あなたはきっと、今まで嫌というほど感じて来たはずです。

甘えてもそれを受け入れてもらえない現実を、望んでも与えられなかった現実を、そして主張しても認められなかった現実を。

それはもしかしたら、こんな言葉で経験してきたかもしれません。

「今忙しいからあとでね」

「今それどころじゃないのよ」

「また今度ね」

「あなたはお姉さんなんだから」

そして甘えないことを決めたルール

そんな小さな悔しさと、悲しみの積み重ねが、あなたにそのルールを学ばせました。

甘えてもどうせ悔しい思いをするだけだから、どうせ辛い思いをするだけだから、どうせ聞いてもらえないから、だから最初から甘えない方がいいと。

甘えなければ決して傷つくことも、寂しい思いをすることもない。そして決めたのです。もう甘えさせてもらえないことで、辛い思いをするのはイヤと。

そんな幼い頃に感じた悔しさが、心理的なルールとなって、あなたが素直に甘えることを妨げているのです。

あなたを守る心のルール

あなたのその条件反射は、まぎれもなく、あなた自身のこれまでの経験をもとに、あなたがこれ以上傷つかないように、守るために作られたルールです。

そして今でも、あなたが傷つくことが無いように、そしてこれ以上、寂しい思いをすることが無いようにと、条件反射のように機能しています。

それはそれだけ、甘えられなかったことが辛かったからであり、甘えられなかったことが悔しかったからです。

だからもう二度と、そんな辛い思いをすることが無いようにと、あなたを必死になって守っています。

こちらの「【解決】嫉妬しない方法！恋愛の嫉妬心の心理をスピリチュアルに解説」でもお話しした、恋愛関係にありがちな嫉妬心も同じです。

大切な存在を、失ってしまう怖さや、辛さ、悔しさを知っているからこそ、好きな人に対して、衝動的に出てくる気持ちなのです。

恋愛で素直になれない気持ちを癒す方法

ここからは、あなたの条件反射である、その素直になれない気持ちを癒す方法について、詳しくお話ししましょう。

この取り組みで最初に行なうのは、そんな自分の心の素直な反応を、認めてあげることです。

素直になるための自己承認

甘えたくても安心して甘えられない、自分の心を認めてあげることです。

本当は甘えたくても素直になれない、甘えることを怖がっている、あなたの心を受け止めてあげましょう。

本当は甘えたくても素直になれない、甘えられなかったことを悔しがっている、あなたの心を受け止めてあげましょう。

まずはそんなあなたの、身体と心の正直な気持ちに、OKしてあげることから始めるのです。

甘えられない自分の気持ちを承認する

その方法は決して難しくはありません。ただ素直に甘えられない自分に気が付いたときに、自分の心を振り返り、自分にこんな風に語り掛けるだけです。

「ああ、確かに私には、そんな甘えさせてもらえなかった、悔しさがあるよね。」

「確かに、そんな悲しさや寂しさがあるよね。」

「そんな素直に甘えられない、男性を怖がっている気持ちがあるよね。」

自分の心が感じている思いを、そのまま言葉にします。

自己承認の具体的な方法

あなたが素直になれないと感じている時、相手に甘えられない時に、「ああ、私は甘えることを怖がってるな」とか、「甘えたいのに、何か悔しい気持ちが在るんだな」というように、自分の心へ語り掛けてあげるのです。

するとあなたの心の中に在った、あの悔しさの原因といえる、強いわだかまりの思いは、朝露が消えてゆくかのように、自然と消え去っていきます。

ポイントは、心の中で声掛けするだけで十分なので、何度も繰り返して行うことです。

「ああ、まだ自分の中に悔しさがあるよね。」とか。「怖がっている気持ちがあるよね。」など。感じるたびに胸に手をあてて、その気持ちを承認してあげましょう。

この甘えられない気持ちを、声掛けして解消する方法は、こちらの「やる気が出ない心をスピリチュアルに回復させる方法＜自分を認める自己承認＞」で、やり方を詳しく解説していますよ。

素直になるためのフラワーレメディ

そして必要であれば、もっと積極的に自分の気持ちを癒すために、フラワーレメディを使って取り組んでいきましょう。

フラワーレメディで、素直になれない気持ちを癒すなら、ホリーとチコリーがお勧めです。

チコリーは、あなたの中の強い衝動を癒し、空回りしてしまう気持ちの波を鎮めてくれます。ホリーは、あなたの中に残っている、過去の甘えられなかった悔しさを、癒してくれます。

この２種類のブレンドが、あなたの心をリセットして、今一度、素直で純粋な気持ちを取り戻させてくれるでしょう。心が生まれたての、ピュアな自分に戻る感じです。

補足説明
フラワーレメディを利用するときには、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて、6滴入れましょう。２種類の場合は３滴×２種類でOKです。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法＆問診表　あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方＜バッチシリーズ＞」をご覧ください。