井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
私は以前に、物に名前を書くと、その物にその人のエネルギーが宿るとお話ししました。
ですがそれ以外でも、私たちが物を所有するということについては、気になっていたことが在ります。それは物を捨てられないという、心理的な問題についてです。
テレビなどでも時折、ゴミに埋め尽くされて、「ゴミ屋敷」となった家の中で、普通に生活している人がいます。
ゴミ屋敷は極端だとしても、人によっては物を捨てることが出来なくて、家の押し入れや倉庫の中に、使わないものを沢山仕舞い込んでいる人がいます。
今回は、そんな「物が捨てられない人の心理」について、私自身の体験談を交えて、どんなエネルギー的な問題が起きているのか、スピリチュアルな視点からお話ししていきましょう。
<目 次>
私自身の物に対する姿勢
まずは、私自身のことからお話ししましょう。今振り返ってみると、私は物を持たない方だったと感じます。
それは、18歳で初めて静岡を出て、東京で一人暮らしをしたときからで、今でもあまり変わっていない傾向です。
気が付くと昔から物を持たない性格だった
大学1年の時には、四畳半一間の部屋に住んでおり、洋服が下に入る収納付きのベットと、テレビ用のローボード、そしてコタツが1個あるだけの生活です。
もともと、バイトしながら学生生活をしていたので、あまり多くの物は持っていませんでしたし、置けるスペースもなく、日々着るものがあれば十分という状況でした。
ですが、学生を終えて社会人となり、会社の独身寮に入ると何とも言えない違和感を感じました。
会社の独身寮は8畳一間で風呂トイレは共同です。
改めて気付いた物が少ない生活
その8畳の部屋には、あらかじめベットと衣装棚が設置されていたのですが、自分の物を部屋に入れると、驚くほどガラガラで物が無い。
あるのは、相変わらず大学時代から使っていた、テレビとローボード、コタツだけでした。
会社の独身寮の先輩には、自分の部屋とは別に、衣裳部屋としてさらに1部屋を使っている人もおり、その頃にふと思いました。
引越しで解った驚く様な実態
次に、物を捨てることについて気が付いたのは、東日本大震災で破損した、家の建て替えを行う時です。
引越しで解った自宅の実情
それまで住んでいた、店舗兼自宅の建物を解体して、新しく家を建て直すために、一旦家族で近くのアパートに仮住まいすることになったのです。
仮住まいのアパートは、決して広いとは言えません。そのアパートに荷物を保管しつつ、数か月間は生活する必要があります。そのために、家から持て行く物を厳選しなくてはなりませんでした。
そんな引っ越し準備の時です。それまでは見たこともなかった、使っていないものが、家の押し入れにいっぱい仕舞い込まれていたのです。
例えば、大量の新品座布団、何組もの未使用食器類、30年前のコタツ机、驚くようなものが、次から次へと出てきます。
捨てられない物の多くはいただき物
義母は、もともと物が捨てられない人なので、家のあちこちにある押し入れや戸棚の中は、新品やら使わなくなった物などが、整理して仕舞い込まれていました。
意外と多かったのは、出産祝いや結婚祝でいただいた、未使用未開封の返礼品です。
いただいた時に、使うこともなかったので、大切に仕舞い込んでおいたのでしょう。それらが30年分も出てきたのです。
特にお祝いでいただいた食器類はすごい量でした。
いただき物の保管期限も満了だった
いただき物の多くには、「祝い ○○」と名前が記されているので、捨てることも、人に譲ることも、バザーに出すことも出来ずに、使われないまま保管されていたのです。
名前を見ると、その子はすでに立派に成人して社会人です。ですから、もういいかげんに保管期限満了だろうと、妻と共にかなりの量を捨てました。
アパートに仮住まいするためには、とにかく身軽になる必要があったのです。
その頃には、連日のように断捨離、断捨離で、不要なものを処分するために、何度も車でごみ処理場を往復しました。
古い家は、決してゴミ屋敷ではありませんでしたが、たぶんこれまでの人生で、一番物を捨てた時期でした。
もちろん、ほとんどは私の所有物ではなく、義母が保管していた物です。
驚くようなゴミ屋敷への訪問
新築の家が完成すると、そこは収納も以前より少なく、多くの物を仕舞い込めるスペースもさほどありません。
義理の母は、限られらスペースに、めいいっぱいの物を仕舞い込んでいましたが、それも決められた範囲内です。
物が捨てられない人の心理を見ようと思った切っ掛け
私自身は、先に書いたように、そもそもあまり物を持たない人なので、それからはほとんど、物を捨てられない人について気にしていませんでした。
ですが、数か月前に行ったあるお宅で、物が捨てられない人の心理について、また思いを巡らせることになったのです。
そこは盲目の鍼灸師の先生のお宅です。
学校の部活の顧問の先生から強く勧められて、娘の成長痛を見てもらうために伺ったのですが、そのお宅は紛れもなくゴミ屋敷だったのです。
人柄とは別問題の捨てられない心理
玄関を開くとそこからは、人一人がようやく通れるスペースを残して、全て物で埋め尽くされていました。決して廊下で人とすれ違うことなどできません。
家の中の廊下を歩いているのに、まるで危険な山の細い尾根を進むかのように、ゴミが散乱している中を踏まないように進んでいきます。
途中で通った居間には、コタツがゴミに埋もれるように置いてあり、よく見ると、誰かがそこで横になって寝ているようです。
さらに奥に行くと、鍼灸用のベットが一台置かれていました。正直「ここで鍼灸を受けるのか!?」と、唖然としてしまいました。
確かに、鍼灸師の先生は、腕も人柄も良かったです。
ですが、たとえ学校の先生の推薦とはいえ、もう一度あのゴミ屋敷に伺う気持ちにはなれませんでした。
対照的な盲目の鍼灸師の先生
私は、その鍼灸師の先生のお宅の状態が、とても不思議でした。
なぜなら私自身、数年前に別な盲目の鍼灸師の方に、お世話になっていたことがあったからです。
私が以前に、お世話になっていた鍼灸師の先生も、同じように盲目でしたが、家の中はいつも掃除が行き届き、とても綺麗でゴミ一つ落ちていませんでした。
一人暮らしでしたが、庭の盆栽も、手作りの大きな棚にのせられて、常に手入れされており、お庭もとても落ち着いたたたずまいです。
ですが、今回の鍼灸師の先生のお宅は、普通に目が見える奥様や子供が一緒に暮らしていながら、ゴミ屋敷さながらの状態だったのです。
物が捨てられない心理的な原因へ
私はその経験から、一度しっかりと、物が捨てられない人の心理について、スピリチュアルな視点から何が起きているのか、見ておこうと思いました。
なぜあれほど、物に埋もれるようにして生活しないといけないのか、きっとそこには、何かしらの心理的な原因があるはずです。
なぜ物だけではなく、ゴミさえも捨てられずに、家がゴミ屋敷となってしまう人たちが居るのか。。。
その明確な原因を知りたくて、スピリチュアルな視点から調べてみることにしました。
物が捨てられない人の心理とは
まずは、それらの物が捨てられない人の心理についてお話する前に、私が感じることを申し上げておきます。
それは、物を捨てられない人たちは、2種類に分けられるということです。
品物への思い入れが捨てられない人たち
まずはとても身近な、「いただき物だから捨てられない」という気持ちを感じている人です。
これは、日本人なら多くの人が持っている、相手に対する気遣いから、頂き物が捨てられない気持ちです。同じようなケースでは、「記念品だから捨てられない」という物があります。
これらのケースは、その品物に対して何らかの思い入れがあり、捨てられないというものですから、これは比較的誰にでもあることです。
ですから、ここからゴミ屋敷に発展することは少なく、どちらかと言えば収納がどんどん埋って、箪笥の肥やしが増えていくぐらいでしょう。
私の義母はまさにこのケースでした。
箪笥の中は隙間なく物で埋まっていましたが、確かにすべてが使える物で、未使用の新品がとても多かったです。
思い出の品やいただき物が捨てられない人の心理
このように、思い出の品やいただき物が捨てられない人は、比較的周りの人間関係に敏感で、気遣いをする人が多いようです。
私がそれらの人の心理を読み取って解るのは、その品物を捨てることで、そこに含まれる過去の思い出や、人との関わりを捨てると思われていることです。
全ての品にその時の思い出や、送り主の気持ちを感じてしまうので、それを無下に扱うことは、相手に失礼だと感じてしまうのです。
ですから、それを保管して仕舞っておけば、とりあえず大切にしていると思えるので、多くの人がそうします。その結果、どんどん品物ばかりが増えて、収納が埋まっていくのです。
思い出の品を捨てようとしたときに、その時の思い出まで捨ててしまうようで、えも言われぬ寂しさを感じたりしませんか?
その時に感じる、大切にしておきたいという気持ちと同じなのです。
深刻なゴミ屋敷に発展するケース
そしてもう1つは、本当に家中に物やゴミが散乱して捨てられずに、ゴミ屋敷のようになってしまう人です。
そう、明らかにゴミだと解る物さえも、捨てられなくなってしまうケースです。
不安を埋めるために物を捨てない
彼らは、心理的な不安感を埋めるために、どのような物であれ捨てられなくなるのであって、個別の品々に対する思い入れはありません。
どちらかと言えば、それが無いと不安でいたたまれない気持ちになるため、物が捨てられないと言った方が適当でしょう。
無意識レベルの不安な気持ちを埋めるために、心理的な意味をもって物を集めているので、ゴミとしか思えない物でも捨てることが出来ないのです。
それは物に依存していると言えば、解り易いかもしれません。
ギャンブルやお酒に依存している人が、それを手放せないように、ゴミ屋敷に住む人は、そこにある物に依存しており手放せないのです。
ゴミ屋敷に住む人の心理
スピリチュアルな視点で見ると、ゴミ屋敷に住んでいる人が、物と一緒に集めているのは「安心感」です。もう少し正確にいうなら、衝動的な不安感を補うための具体的な物品です。
彼らの心に浮上する衝動的な不安感は、明確な理由があるものではなく、とても漠然とした不安感です。
その不安感は、それまでの人生で感じて来た、多くの記憶や感情で絡み合い、混ざり合っているので、彼ら自身その原因を明確に認識することが出来ません。
ですが、度々襲ってくる衝動的な不安に、何かしら対処をして拭い去ろうして、その結果、「これだけの物に囲まれていれば大丈夫!」という、安心感を集めるのです。
物で安心感を得る傾向は本来誰にでもある
例えば、こんな風に考えてみてください。あなたも初めての土地に、何日間かの旅行に行くときには、旅支度をすると思います。
キャリーケースを開けて、必要だと思うものを準備していきますが、ついつい「念のため」とか「もしかしたら」と言いう気持ちで、荷物が増えてしまうことが在りますよね。
これは誰にでもある、予期不安に対する備えです。起きるかもしれない現象を考えて、それに備えることで、安心して旅に出ることが出来ます。
そして多くの人は最終的に、「まあ、何とかなるだろう。」という漠然とした自信のようなもので、その気持が収まるのです。
殆どの人は、初めてのことに対して予期不安を感じても、出来るだけの備えをすることで、その気持ちを解消することが出来ます。
「これだけ備えておけば大丈夫だろう。」と思えるのです。
漠然とした不安に対処するための物
でももしそれが、「何か解らないけど足りない気がする」とか、「漠然と何か起きそうな気がする」という不安なら、とりあえず色々な物を持て行こうと思いませんか?
その不安感が消え去って、大丈夫だと思えるまで、より多くの物を準備しておきたいと思うはずです。自分が安心できる様に。
実は、それが極端になっているのが、彼らのように、お家をゴミ屋敷にしてしまう人の心理です。彼らは、あれだけ多くの物を抱えていないと、襲ってくる不安感に耐えられないのです。
ですから、周囲の人がゴミを片付けようとすれば、必死になってそれを阻止します。捨てられてしまうと、衝動的な不安感に駆られて、安心できないからです。
スピリチュアルに見れば、ゴミ屋敷に住む人は、常に「何か悪いことが起きるかもしれない」という、不安からくる疑念を持っています。
そのために、何が起きても大丈夫なようにと、あれだけ大量の物を集めてしまうのです。
ゴミ屋敷に住む捨てられない人の心理
さらに、ゴミ屋敷に住む人の心理的な状態を、私がスピリチュアルな視点で見ると、どの様に見えるのかお話ししましょう。
物が捨てられない人の心はストレスでいっぱい
普通に生活している人の心理は、ある程度は健康的なので、所有物も健康的でよい状態の物を手にしています。
例えば、掃除されたお家や洋服など、自分に適していると感じるものを所有するのです。でも、物が捨てられない人は違います。
彼らの心の中には、履き出せないほどの不安や心配というストレスがあるので、所有する物もそれに見合ったものとなるのです。
ストレスや不安によって、彼らのオーラが埃のような灰色であるように、それと同じ汚れたゴミや壊れたものを、無意識に集めてしまうのです。
そう、ゴミ屋敷に住んでいる人は、彼らの心に持っているストレスや不安と、同じエネルギーのものを集めているといえます。
それは、自分の心の中にあるものと、同じものを集めているのです。
不安をゴミに宿すことで安心している
その物があることで、漠然とした不安から、自分を守ることが出来ると感じるので、なおさらそれらの物に執着(依存)してしまいます。
そして、不安な気持ちに対して、ゴミを心の支えとして過ごしているからこそ、逆に安易には捨てられなくなるのです。
なぜなら、そのゴミを捨ててしまえば、自分が頼りとしている心の拠り所が無くなり、また強い不安感に駆られてしまうからです。
それがゴミ屋敷に住む人の心理です。
衝動的にゴミを捨てられることを避ける心理
あなたにもきっと覚えがあるでしょう。
自分が頼りにしていたり、大切にしている物を、奪われるような体験が、それは自分の一部が奪われるような経験であり、失ったときには、とても大きな喪失感や怒りを感じます。
彼らは、そんな喪失感と共に、強い不安感に駆り立てられるから、必死になってゴミを捨てられることに抵抗するのです。
ですから、そのゴミが増えていくのは、それだけ不安が募って、処理できずにいるということを意味しています。
ゴミ屋敷の人の家から、物を捨てようとすると、怒るように必死にって抵抗するのには、そんな心理的な背景があるのです。
物が捨てられない人への対処法
ここからは、そんな物が捨てられない人が、捨てられるようになる方法を、簡単に説明しておきましょう。
もしご家族やお知り合いで、どうしても物を溜め込んでしまう人がいるときには、この方法を利用してみてください。
物に思い入れがあって捨てられない人の対処法
まずは、先のケースの思い出の品や、頂き物などを捨てられない人への対処法です。
- いただき物は、使わないならしばらく保管して、忘れた頃に処分する。
- いただき物は、新品で保管せずに、無理してでも使用する。
- 思いでの品は、目に見えるところに飾るように心がける。
- 思い出の品で、保管してあるものはすべて並べてみて数を減らす。
殆どの場合、このケースの人は、その物が無くても普通に問題なく生活できます。大切なのは気持ちを整理してあげることです。
新品も使ってしまえば、捨てるのにさほど抵抗が無くなります。そして思い出の品も、並べれてみれば、1個の象徴的な物に限定できたりします。
ゴミ屋敷に住む人の対処法
次に、ゴミ屋敷に住んでいる人は、心理的な要因が大きいので、一般の人が対処することは難しいといえます。
きっと、強制的にゴミや物を撤去して処分しても、また同じように物を集め始めることでしょう。根本的な対策として、心理的な不安感の解消が必要なのです。
ですがもし、ご自分が物が捨てられないとか、ご家族にそのような方がいるのなら、この2種類のフラワーレメディが役立つでしょう。
まずは、このブレンドのフラワーレメディをコツコツと利用して、自然と捨てられるようになるのを待ってあげると良いでしょう。
フラワーレメディのブレンド方法と効果的な使い方。500mlのペッドボトルに、お水や麦茶、ジュースなどを入れレメディを6滴入れます。それを1日に何回もこまめに一口づつ飲みます。(2種類をブレンドするときには3滴づつ)なお、ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&問診表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
物を所有して運気を上げる方法
物を捨てられない人の多くが、不安で捨てられずに物を溜め込んでいます。中にはその強い不安感から、ゴミ屋敷のようになってしまうお家もあります。
不要な物の所有はエネルギーの無駄遣い
スピリチュアルに見れば、私たちが何か物を所有すると、そこには私たちのエネルギーが宿ります。
ですから、不要な物を所有することは、自分のパワーの無駄遣いともいえるのです。
さらにはその状態では、本当に必要な物が、自分のもとにはやってきません。
ですから、断捨離で運気を上げることは、エネルギー的に見ても自分のパワーを再生する、理にかなった方法だといえるのです。
身近なもので運気を上げる方法
「1つの物と一緒に不運を捨てて、新しい幸運を呼び込む」そんな心掛けで、不要な物を手放して行ってください。
そうすれば、運気もさらに上昇して、より自分に相応しいと思いえるものに、囲まれた生活が出来るでしょう。
運気を上げるポイントは、少しだけ背伸びした物を手にして、それを大切に使い続けることです。
そうすれば、いずれはあなたもその物に相応しい自分に成り、一歩ずつ理想の自分に近づいていけることでしょう。
現実とは、そうやって自分で変えて行くものなのです。
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(部屋が広くて良いけれど、あまりに物が無いのもなんだな。。。)