井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
誰もが、「六芒星(ろくぼうせい)」にはスピリチュアルなパワーがあると、何となく知っています。
でも、そのパワーとはどんなものなのか?それに、そもそも六芒星には、どんな意味や効果がるのか?きっと知らない人は、多いのではないでしょうか?
今回は、まずこの六芒星が持つ意味と、スピリチュアルなパワーについて、独自の視点から解明して、その効果をお話します。
この記事では、オーラと心理療法の専門家としての私が、スピリチュアルに携わる一人の探究者として書きますから、その点については事前にご承知おきください。
あくまで、何か書籍やネットで情報を集めたというものではなく、私自身の直感などの感覚から得られた、六芒星の意味や効果についてお話しします。
ですからあなたも、自分のフィーリングや理解に照らし合わせながら、参考として受け取れる内容のみを、受け取ってください。
歴史的な「六芒星」の意味とは?
六芒星には、スピリチュアルなパワーや効果があることを、誰もが漠然と感じています。でもそもそも、六芒星とは何なのでしょうか?
まずは六芒星が、この世界に広まった歴史的な背景や、これまで使われてきた意味について、詳しく知るところから初めて行きましょう。
Wikipediaにおける六芒星
まずは、基本的なWikipediaの内容から確認していきます。
六芒星(ろくぼうせい)とは、星型多角形の一種で、六本の線分が交差する図形である。六角形の各辺を延長することでできる。六角星、六線星、星型六角形、ヘキサグラム (hexagram) ともいう。
ユダヤ教が、なにか教義の上からこの図形を神聖なものとして見ているというような事実はないが、17世紀以降、伝統的にユダヤ人を表わす記号として定着している。このため、ユダヤ人の国であるイスラエルの国旗にはダビデの星と呼ばれる青色の六芒星が描かれている。
等辺六芒星とは、全ての辺が等しい六芒星のことである。この図形は2枚の正三角形に分解できる。
Wikipedia引用:六芒星
イスラエルの国旗に描かれた六芒星は、あなたも1度は目にしたことがあると思います。
私たちが一般的にとらえている六芒星は、正式には「等辺六芒星」といわれる、すべての辺が等しく、正三角形が上下に重なり合った形です。
※Wikipedia引用:六芒星、イスラエルの国旗
イスラエルの国旗に描かれたダビデの星の歴史
さらに掘り下げて、イスラエルの国旗に描かれた、ダビデの星についての歴史的な経緯と意味を、理解しておきましょう。
ここではWikipediaの内容を掻い摘んで、要点だけお伝えします。
ダビデの星は、古代イスラエルのダビデ王に由来するとされるが、歴史的に実在した実際のダビデ王とは関係がない。
1648年のキリスト教カトリックとプロテスタントとの宗教戦争において、神聖ローマ帝国の側に立ってプラハを防衛していた民兵軍が、スウェーデン軍を撃退した。これを受け民兵軍の武勲を嘉して、各部隊のそれぞれに旗印を下賜した。
民兵の中にはユダヤ人部隊もあったが、ユダヤ人の印としてどんな図柄を使えば良いか知る者がいなかった。そこで、ウィーンの政府はイエズス会に何か良い知恵はないか相談したところ、「ダビデ王は楯の紋所にみずからの名前の最初と最後の文字『D』を使ったに違いなく、古いヘブライ文字でDの字はギリシャ文字『Δ』に似た三角形だから、Davidのスペルの最初と最後の『D』の字二つを表す三角形を、互いに組み合わせた形にしてはどうだろうか」というアイディアを得た。こうして、ユダヤ民兵部隊に「ダビデの楯」をあしらった旗が下賜されることになった。
Wikipedia引用:ダビデの星
戦時中に利用されたダビデの星
そう、イスラエルの国旗に描かれているダビデの星は、確かに六芒星ではあるものの、その経緯はユダヤ人を意味する象徴として、考案されたに過ぎなかったのです。
そして第二次世界大戦では、ナチス・ドイツがユダヤ人を識別するために、その胸に黄色のダビデの星をつけさせました。
その結果、彼らユダヤ人がどのような運命をたどることとなるのかは、誰もが知っている通りです。
ですから、スピリチュアルな象徴としての六芒星とダビデの星とは、まったくの別の話となります。
※Wikipedia引用:星のバッジをつけたユダヤ人達(1944年10月、ブダペスト)
神秘的な六芒星の真意とは?
ダビデの星とされる六芒星は、その歴史的な経緯から、ユダヤ人の象徴として長く利用されてきました。
ですが、この六芒星が歴史に登場するのは、決してこのダビデの星だけではありません。
それ以外でも、トートタロットカードの発案者として有名な、奇才のオカルティストであるアレイスター・クロウリーは、そのタロットカードに「クロウリーの六芒星」という図柄を描きました。
彼はこちらの「トートタロットカード初心者のための解説書」でも紹介したように、世界中を旅して神智学の研究を深めた人でもあります。
ですから彼が、六芒星には何らかのスピリチュアルな、意味や効果があると考えたとしても、不思議なことではないでしょう。
※Wikipedia引用:クロウリーの六芒星、アレイスター・クロウリー
象徴がもつスピリチュアルなパワー
ここまでは、六芒星の歴史的な背景やその意味について、Wikipediaなどから探ってきました。ですがこれは、あくまで私たちがどのように六芒星を利用してきたのか、それを知るための1つの情報でしかありません。
ここからは、私なりのスピリチュアルな視点で、さらにこの六芒星の意味や効果を探っていきたいと思います。
六芒星とは2次元に描かれた象徴
私はこの六芒星の形そのものに、ある種のスピリチュアルな意味があるのではないかと感じ取りました。
これは2次元という紙の上に、私たちが住む3次元の世界を投影し、何かの象徴として機能させているのではないかと考えたのです。
その考え方は、私たちの生活で利用されている、一般的な象徴を見ればわかりやすいでしょう。
例えば国旗です。国旗は3次元に存在する、私たちが住んでいる国を象徴する図であり、その国旗の構図や色合い自体が、その国が持つある種のパワーを内包しています。
それは国旗が、その国の歴史的な背景や国民性を表す象徴ともいえる図柄で描かれており、誰もがそれを無意識に感じ取り、2次元に存在する国として尊重しているのです。
キリスト教の十字架も象徴
さらにこれはキリスト教の十字架にもいえることで、それらの平面に描かれた十字の構図で、私たちは無意識にその象徴を理解し、その神聖なエネルギーを感じとっています。
この象徴を作り出すことには、2つの要素があります。
1つは、私たちがキリスト教のパワーを、スピリチュアルなレベルで感じ取り、十字架という形として2次元で表すこと。もう1つは、それをより多くの人が尊重することで、さらにその象徴にエネルギーが宿るという効果です。
これは、人工的にシンクロニシティ(共時性)を作り出すともいえる現象で、誰もがその象徴を見ることでパワーを感じとり、独特の雰囲気に共鳴するのです。
それと同じことが、この六芒星でも起きています。
六芒星は「真言」や「言霊」と同じ仕組み
六芒星の場合、特に意識すべきは、最初に申し上げたスピリチュアルなパワーを形にする要素です。
それはスピリチュアルなレベルで存在するパワー(波動)を、ある形や言葉に表現することであり、これがいわゆる仏教の「真言」や、神道の「言霊」の仕組みだといえます。
お坊さんが唱えるお経は、私たち一般人が聞いても全く意味が理解できませんが、死後の霊的存在には、とても効果があり役立つものです。
私たちが写経したり、読経することで心が癒され落ち着くのは、その言葉や音が持っている波動を、スピリチュアルなレベルで感じ取り、影響を受けるからだといえます。
ですから、この六芒星もそれと同じように、何らかのスピリチュアルなエネルギーを象徴化した、形だと考えられるのです。
お経がもつ効果については、こちらの「自らこの世を去た人が葬儀で悟ること」で、亡くなった人が成仏していく実例を紹介しています。
六芒星は何を意味しているのか?
私たちが、それらの二次元の象徴から、スピリチュアルなレベルで、何らかの影響を受けていることは、ここまで説明していた通りです。
そしてその影響が、私たちにとって良いものであれば、良い効果を与え、悪いものであれば、悪い効果を与える。
そう考えると大切なことは、その形がこの世界の何を意味しており、どんな効果があるのかです。
2つの正三角形が表す意味とは?
まず、先にも述べたように、六芒星とは2つの正三角形が、上下に組み合わさった形で作られています。
特に下方の正三角形は2次元(平面)の紙の上で、物質や物体を表す、最小単位のシンプルな象徴であり、最も安定している理想の形です。
底辺はグラウンディングして、地に足がついて安定している様子をあらわし、その底辺のサイズに合わせて、最も安定する限りで上へと広がっている、完成された理想形といえます。
ですから下方の正三角形は、物理的な世界での調和がとれたありようを表す象徴であり、物質レベルでの理想的な姿を2次元に表したものだといえます。
上方の正三角形が表す意味
それでは上方の正三角形が表す意味とは何でしょうか?上方の正三角形は、下方の正三角形をそのまま上方に映し出した形です。
私はこれを、スピリチュアルで霊的レベルの世界のありようと捉えます。いわゆる私たちの世界に、折り重なるように存在する、エネルギーの次元に存在する世界です。
上辺が、天ともいえる霊的なレベルに対して安定しており、物質レベルに向けて影響を及ぼすかのように、下方に伸びています。
それはスピリチュアルなエネルギーの世界として存在する、もう1つの現実のありよう。霊的レベルでの理想的な姿を2次元に表したものです。
六芒星は理想的な生命の姿の象徴
スピリチュアルな理を学び、その世界観を認識している人であれば、この物質世界がエネルギーの世界と、表裏一体で存在していることは、すでに理解されていることでしょう。
これは仏教などでも、私たちが住む世界を現世(うつしよ)というように、この物質世界は、エネルギーレベルの霊的な世界が、投影された場所であると考えられます。
ですから、この霊的な世界である上方の正三角形と、物質世界である下方の正三角形が合わさった形、それが六芒星となるのです。
そう六芒星とは、この物質世界と霊的世界を統合し、バランスが取れた理想形を表しており、私たちが理想とすべき、この世界でのありようを象徴しているのです。
私たち人間を六芒星に当てはめると
これを、私たち人間として捉えるなら、肉体と精神の統合ともいえる姿です。
肉体的に健康で整った下方の正三角形は、しっかりと地に足がついてグラウンディングできており、安定している状態を表しています。
そして上方の正三角形は、スピリチュアルなレベルからのインスピレーションや直感、発想力に意識を開いて、その影響力を現実レベルへと、具現化できている姿として捉えます。
ですから、人として物質的にも霊的も統合され、安定している理想形となるのです。
グラウンディングとは、私たちの心や肉体が地に足がついて安定している状態です。
スピリチュアルな意味については、こちらの「【完全版】グラウンディングのスピリチュアルな意味とその効果とは?」で詳しく解説しています。
スピリチュアルな六芒星の効果
では、そんな物質レベルと霊的レベルが統合された象徴である六芒星には、どんな効果があるのでしょうか?
ここからは、六芒星がもつスピリチュアルなパワーについて、私が感じている効果を4つほど紹介していきましょう。
食品の劣化や腐敗を遅らせる
六芒星とは、それ自体がこの世界での理想形を象徴する形なので、そのパワーから得られる効果も、そんな世界の理に沿うものとなるでしょう。
例えば、食品などを六芒星の中に入れて保存することで、何もしなかったのに比べ、腐敗や劣化が遅くなることが考えられます。
私自身、この六芒星やピラミッドパワーは、学生時代に自分で研究していました。
その時には、六芒星の中に飲み物を置いて、数日間保管することにより、味がまろやかに変化した感触を得ました。
大学時代は、ネットも無い時代だったので、スピリチュアル関連の本を読んだり、セミナーなども参加して、自分なりに色々と調べていたのです。
自分で実験してみることが大切
さらに考えられることは、例えば同じ植物を同じ環境で育て、片方は何もせず、もう片方は六芒星を描いた上で育てる。そんな実験も面白いでしょう。
植物は繊細で、エネルギー的な影響を受けやすいものですから、何かしらの違いが結果として得られるかもしれません。
先ほどの飲み物の件も含め、これらの実験結果は、それぞれの人の環境にもよるでしょうから、興味がある方は、ぜひご自分で実験してみてください。
この植物の成長に関しては私の憶測ですが、飲み物の件は自分の経験上での違いを感じました。何よりも大切なことは、自分で本当にパワーがあるのか実験してみることです。
私の学生時代の研究の感触では、六芒星もピラミッドパワーと、同じような効果があったように記憶しています。
物質を浄化してエネルギーを整える効果
こちらの「パワーストーン(水晶や天然石)ブレスレットの浄化方法<理由や頻度>」でも詳しく記載しましたが、六芒星は物質などの浄化にもお勧めです。
浄化とは、その物や環境をエネルギー的に整える作業ですから、物質的にもエネルギー的にも整った形の象徴である六芒星なら、内部に置いたものを浄化してくれるでしょう。
アクセサリーなどを上において、数日浄化してみたり、こちらも自分で実践して感触を確かめてください。ちなみに私の感触では、アクセサリーには水晶のサザレの方が効果的でした。
六芒星を描くのが面倒な方や、よりスピリチュアルなパワーを実験したい方は、こちらの神聖幾何学模のプレートを利用すると良いでしょう。お財布の浄化にも役立ちます。
六芒星同様に、それぞれの形にエネルギー的な意味がありますし、浄化という意味では六芒星よりも効果が高いでしょう。ちなみに私の会社では、フラワーオブライフが回っています。(笑)
■スパイラルエナジーサンキャッチャー(くるくる回る、神聖幾何学模様)
瞑想で六芒星のパワーを感じとる
最後に、こんな提案もしておきましょう。よくスピリチュアルが好きな方が、ピラミッド型のドームを作って、その中で瞑想するという話を聞いたことがありませんか?
実際にピラミッドのドームを作るとしたら、結構な場所と時間と費用が掛かります。でも六芒星なら、さほど難しくはありませんよね。
床に六芒星を描くのも良いでしょうし、紐などを利用して六芒星の形を作るのも良いでしょう。6畳ぐらいのスペースがあれば、何とか1人ぐらいは中心に座れる大きさで作れます。
そしてその六芒星の中で瞑想してみて、そのエネルギーの違いを感じてみる。考えただけでワクワクしますね。ちなみに(笑)、私は学生時代に四畳半の下宿部屋にピラミッドを作って実験しました。(笑)
やっぱり、なんでも自分で実践してみて、感じてみる、体験してみるのが一番です。(笑)
この六芒星やピラミッドのパワーに限らず、ダウジングや体外離脱など、スピリチュアルなワークは、実際に自分でやってみて効果を実感することが大切です。
そんな経験の積み重ねが、自分に自信を与えてくれるので、そんな意味でも、あなたも色々と試してみてください。
先人も感じていたいた六芒星のパワー
今回、この六芒星の意味についてまとめ、スピリチュアルなパワーや効果を感じてみて、改めて思い出したことがありました。
それは、あるところにも六芒星が描かれていたという事実です。
ハートチャクラに描かれた六芒星
私たちの体には、エネルギーの出入り口としてのチャクラ(chakra)があり、それぞれのチャクラには、その役割を意味する象徴としてのマークがあります。
その第4チャクラである、ハートチャクラ(heart chakra)の中心に、六芒星が描かれていたのです。
私はこちらの「クリスタルチューナー4096Hzの浄化効果と使い方」でも、ハートチャクラが、私たちの霊的レベルと、物質レベルを結びつける役割をもつとお話ししました。
そのハートチャクラをあらわす象徴に、この六芒星が描かれていたのです。
※Wikipedia引用:ハートチャクラ
子供のような好奇心をもって歩む
今回紹介した六芒星を始めてとして、私たちが知っていても、その効果や意味を理解していない、スピリチュアルな象徴がいっぱいあります。
そしてそれは、2次元の平面的なものだけでなく、立体的な象徴などもあるでしょう。
私たちがそれらのパワーを活用するためには、その繊細な波動を感じられるように、自分自身のエネルギーを浄化して研ぎ澄ます必要があります。
それは言い返せば、そんな象徴を生活の中に取り入れて活かすことで、自分の波動を整え癒すことができるとも言えるのです。
自分のスピリチュアルな感覚を大切に
ですから、やみくもに懐疑的になるのではなく、子供のようなワクワクする好奇心を持って、スピリチュアルな体験を楽しんでください。
きっとそれが、自らの感性を研ぎ澄まし、より広く深く知覚を広げてくれる、そんな取り組みとなるのです。
あなたのそんな取り組みが、スピリチュアルな能力を開花させ、より多くの気づきを促してくれます。
その上でのポイントは、たった一つです。それは自分の感覚を大切し、自分の直感を信じること、まずはそれを指標にして始めてみてください。
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サイキックの意味と超能力や霊能力を開発するスピリチュアルな方法
国旗とは、その国を意味する象徴であり、多くの人がその国旗を見て、その国を認識することで、象徴としてのスピリチュアルなパワーを宿すのです。