井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上(@my_earth_naoya)です。
今日はちょっと親として、感じることを書いてみたいと思います。
私は自分の子育ての体験を、こちらのブログでもよく綴っていますが、子育ては親としても本当に感じることが多く、色々なことに気付かされます。
今回もそんな親として、大学生が就職することについて、感じたことを書いていきたいと思います。
最近は学生の就職活動も厳しく、就職できるか不安を感じている人も居ることでしょう。そしてそんな子供をもって、同じく心配している親もいると思います。
そんな大学生の子を持つ一人の親の意見として、読んでいただければ、嬉しいく思います。
大学生が就職することに関する私の考え
先日、神奈川で学生生活を送っている大学3年生の息子から、相談がありました。
相談の内容は、大学を卒業した後の進路や就職についてです。
大学生の息子が感じる就職への不安
以前から、息子が大学卒業後は、大学院に進みたいと思っていることや、あまり会社へ就職をする気が無いことは、相談をうけて知っていました。
ですが、大学3年ともなると、サークルの先輩はもう就職先を決めていますし、同期の友人も具体的に動き出しています。
学校でもそんな学生向けに、就職ガイダンスなども行われ、卒業後の就職に向けた動きが活発になっていきます。
すると最初から就職をする気が無い本人にとっても、気持ちがドンドン焦り、心配になってくるようです。
そんな将来への不安に対する相談でした。
親としての就職に対する考え
私は個人的に、大学卒業後は必ずしも就職をする必要は無いと考えています。
私自身はもちろん、大学から企業に就職することで社会人となって、これまで生活してきました。
勤続8年ほどで独立して、自分で会社も作りやってきましたが、そんな自分の今までの道のりや、周囲の状況を見ると、必ずしも就職することが、最善の選択だと思わないのです。
以前のように大学卒業後は、就職さえできれば、安定した将来が保証されている時代ではありません。
現代の企業が安定しているというのは幻想
先日も、日本人なら誰もが知っているT社が、トップの経営陣の判断ミスにより、海外の原発関連事業で多額の借金を背負い、破綻寸前にまでに追いこまれました。
世界的なエアバックの会社として成功し、世界中に拠点を持っていた別なT社も、品質問題とその後の対応の遅れから、製造業として戦後最大の負債を残して破綻しました。
私が学生時代から愛用していた、パソコンメーカーのS社でさえ、液晶事業が振るわず、台湾の会社に買収されて、何千人という人員整理をしています。
今や必ずしも、大企業に勤めているからと言って、将来が約束されている訳ではありません。
もう私が就職した時とは、時代や背景が変わっているのです。
大学生が就職できるか不安になる理由
でもそもそも、この大学生が就職できるか不安になったり、就職しない選択で不安を感じるのは、自分で独立して生きようと思えば、誰もが1度は感じるものです。
その不安は、社会人として自立する上で、常に付きまとうものであり、いずれは自分で越えていくべきものです。
誰もが一緒に生活していく学生時代
私たちは幼いころから、集団世活の中で同い年の子供たちと共に、義務教育を受けて成長してきました。
周りにはいつも同い年の友達がいて、決められた学校生活を送り、勉強することを当然の役割として、成長していくのです。
それは小学校、中学校、そしてその後の高校も、大学も同じです。大半の子が、そんな学校生活の最後を迎えるのが、高校や大学での卒業前です。
そこから先は、同世代の友達と共に、同じレールの上を進んでいくわけではありません。
親の援助による生活の保障もなく、誰もが自由に自分の進路を決めて、自立して歩き出すタイミングです。それは社会人としての巣立ちの時だと言えるでしょう。
そしてその人生の先にある、選択肢の一つが会社への就職なのです。
社会人としての船出となる就職
私はよく、就職を港からの船出のようにイメージします。
港町で親の元で育った子供たちが、これから自分の人生へと船出しようといています。
多くの子供たちは就職という、大型船の船員になることを望みます。そこでは経営陣が行先や進路を決めて、新人の子供たちは、水夫として各部署での仕事を与えられます。
大型船に就職して、そこで仕事を貰えれば、船の行先を考える必要は無く、ただ目の前にある仕事をこなしていれば、生活はある程度保障されているのです。
そんな大企業という大型船への就職を希望する人たち。
会社へ就職しないという選択
そして方や、その大型船の横で、手漕ぎのボートに乗り、海に出ようとしている人がいます。
それは大型船に乗って就職することを望まず、自分の力で生きていこうとする人です。
彼には決まったユニフォームも、与えられる仕事もありません。自分で何処に向かうかを決めて、自分で船を漕いで進んでいく必要があるのです。
この日本という港街では、誰もが学校を卒業して社会人になれば、その港から船出しなくてはなりません。
必死になって大型船に、乗り込もうとしている大学生も、必ず就職できるとは限らないのです。そんな時に感じるのが、追い立てられるような不安です。
人生で誰もが感じる自立することへの不安
でもその不安は、大学生として就職する時に限ったことではありません。
もし大学から大企業へと就職したとしても、その大型船を降りて、自分で望む方向に漕ぎ出そうと思えば、同じように感じる不安です。
そう、学校や会社での集団生活、そこから一度足を踏み出して、自分で望む方向に進もうと思えば、誰もが感じることになる、孤独感であり不安感だといえます。
きっと現在会社に勤め、これから独立しようと思っている人や、自らの意志で会社という大型船を降りて、独立を果たした人なら、誰もが感じて来た、越えていくべき不安です。
集団生活を離れ、自分の道を進むと決めた時に、誰もが同じように感じる不安だと言えます。
不安を感じている大学生に知って欲しいこと
そんな大型船を降りて、自分で生きてきた人生を振り返ると、案外人生って何とかなるものだなと思います。
誰もが一度は体験する自由になることへの不安
集団生活から離れることには、一時的な不安や孤独が付きまとうものです。
でも得てしてそれは、生活できないことへの不安ではなく、人とは別な道を歩むことへの不安であり、将来が決まっていないことへの不安だと言えます。
それは今までずっと、決められた将来という、制限されることでの安心を得て生きてきたため、いざ全てが自由になると思うと、その未経験の自由に不安を感じるのです。
初めて感じる、自分が自由になることへの不安です。
ただ思い返してみれば、そんな不安は、大型船を降りる直前に感じていただけであって、降りてしまえばその不安も自然と消え去ります。
自由の先にある無限の可能性
大学生が就職できるか不安になったり、就職しないことに不安を感じるのも、それと同じではないでしょうか。
定められてきたレールに乗り遅れることへの不安、自分が自由になることへの不安。それはひとえに、今まで管理され、束縛されて育って来たからこそ感じる不安です。
だからこそ、そんな自由になる不安を持ったままで良いので、本来の自由な人生を体験して欲しいと思います。
そうすれば、その不安が一時的な幻想でしかなく、その先にこそ無限に広がる可能性があることに、きっと気付いてくれると思うのです。
後は全て自分次第。自分の力で、自分らしく漕ぎ出していけば、それで良いのです。
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