井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
お店にお越しになる、お母さん方の悩みを伺っていると、時折、子供の「夜泣き」についての相談を受けることがあります。
以前には、そんな「夜泣き」が酷いと言われる、子供をお母さんのオーラを見ることで、その原因をお話しして対策を立てたことがありました。
今回は、そんな「夜泣き」の中でも特に、親を驚かせる「夜驚症」といわれる状態の、スピリチュアルな側面から見た原因と、対策についてお話ししていきたいと思います。
結論から申し上げると、私はこの夜驚症の原因も、夜泣きと同じだと考えています。ですが、前回よりもさらに詳しく、夜驚症が起きやすい子供たちの状況について、お話ししましょう。
<目 次>
夜泣きと夜驚症の医学的な違い
まずこの話を始める前に、当然のことではありますが、あくまでこれはスピリチュアルや心理の専門家である私が、子供の状況を見て語ることで、医療とは異なる情報であることを申しあげて置きます。
これは「夜驚症」という症状名がついている以上、とても大切なことなのでご了承ください。
医療の視点から見た夜驚症と夜泣きの違い
医療系のサイトを見ていると、この「夜驚症」と「夜泣き」が、睡眠の深さによって、起きる時間帯が違うので、異なる現象だと語られています。
子供が深い眠りの最中に突然起きるのが、「夜驚症」と言われる問題で、浅い眠りの時に起きるのが「夜泣き」であると。
それが科学的な見地から見た、「夜驚症」と「夜泣き」の違いの1つです。
夜驚症については、こちらの「医療法人仁祐会 小鳥居諫早病院 第17回「子どもの夜間のパニック」」のサイトに、とても解り易い専門医の解説がありますので、一読しておくことをお勧めします。
夜驚症は親が対応できないから心配になる
それ以外にも、夜泣きと夜驚症の違いを述べるなら、親としての対応が取れないことです。
夜泣きでは、身体に触れたり優しく抱き上げるなど、眠りが覚めるように促せば、意識を取り戻して夜泣きも落ち着きます。
ですが夜驚症となると、身体の筋肉は硬直して、突っ張っている状態が多く、何をしても意識が回復せずに泣き叫びます。
その何の対応もできないという問題が、反って親を混乱させ、不安にさせるのです。
スピリチュアルな視点では夜驚症は自浄作用
先にも述べたように、医療的な視点から見れば、夜泣きと夜驚症は異なる現象なのでしょう。
ですがスピリチュアルな、エネルギー的な観点から見ると、それは同じ「怖さ」という感情を解放する、生理的な現象だといえます。
私たちの身体は、とくに「怖さ」については無意識に我慢して、心の中に押し留めがちです。
そして小さな怖さが重なることで、その留めているストレスが大きくなり、一度に解放する必要が出てきます。
それはこちらの『パニック障害の原因と改善法 発作の仕組みをスピリチュアルに解説』でも記載した通り、私たちの誰にでも本来備わっている、心の自然治癒力なのです。
夜驚症が起きる時期に子供たちが学ぶこと
3歳から12歳ぐらいまでに、起きることが多い夜驚症ですが、夜驚症が起きる原因を知り、対策を立てる上で、その頃の子供たちの心に何が起きているのかを、まず考えてみましょう。
それは子供として、社会生活で対応する最初のステップです。
夜驚症があまり起きない赤ちゃんの時期
生まれたばかりの赤ちゃんは、何事においても素のままです。お腹がすいたら泣き、おしっこやウンチもいつでもOKです。まさに最も動物の自然な状態そのままで、生活しています。
ですから、何か刺激的なことが在れば、すぐにその場で泣き出すなど、刺激にも敏感な反面、その表現はとても素直で自然体です。
この年齢は、まだ夜驚症などの問題が起こることは、少ない時期だといえます。
ですが2,3歳ぐらいから、子供たちは生活していく上での、最低限のルールを身に付ける必要が出てきます。
それは言葉を覚えるなどの学習ではなく、生活していく上で自分の心と身体をコントロールする術を、身に付けなくてはならないのです。
重要な生活のルール「我慢」を学ぶ時期
その中で最も重要になってくるのが、心と身体で「我慢」を覚えることです。
自分の気持ちを我慢してコントロールすること。それは私たちが生まれてきて、最初に学び身に付けることであり、一生かけて利用する人としての生活の術です。
その「我慢」を学びながら、感情表現の仕方をコントロールしていき、どこまでは問題なく、どこからはコントロールすべきなのかを学びます。
それはまさに、感情との付き合い方を習得する時期なのです。
問題は「怖さ」と「寂しさ」の対象法
そこでちょっと思い出してみてください。私たちが、感情の良し悪しを学ぶのはこの時期です。
泣くこと、怒ること、大声を上げて騒ぐことなど、周りに迷惑が掛かる感情表現は、我慢する対象として躾けられます。
そして笑ったり喜んだりすることは、我慢する必要のない、良い感情表現として学びます。
ですが問題は「怖さ」の対処法です。
その「怖さ」のコントロールは、動物として無意識に身に付けてしまう条件反射で、躾として教わるものではありません。
スピリチュアルな視点からみた夜驚症の原因とは?
あなたもお解りのように、私たちは「怖さ」の表現方法を学んできません。
それは私たちが、動物として無意識のに身に付けてくるものであり、まだ幼い子供であれば、泣いて対処することです。
動物としての怖さへの対処法
夜驚症の原因となるのは、この「怖さ」という感情のエネルギーです。
もともとこの「怖さ」は、私たちが動物として身の危険を感じた瞬間に、反射的に身構えることで対処していたものです。
例えば森で熊などの外敵に出会ってしまい、動物としての戦うか逃げるかの選択の瞬間が、恐怖に対する反応の始まりだと言われています。
それと同じように、私たちは驚きや怖さを感じた時に、無意識に筋肉を硬直させて、身構えて怖さを我慢してしまうのです。
それは動物として身を守るために持っている、「戦うか逃げるか反応」という無意識レベルの自己防衛本能なのです。
子供の頃に身に付ける我慢
もしそれが赤ちゃんなら「ビクッ!」と驚いて、そのまま泣き出すことで怖さを表現して、解消するでしょう。
でも物心がつき始めて、その「泣くこと」を躾として訓練されはじめ、身に付けだしていたらどうでしょう。
本来なら怖さを感じた時に、大きな声で泣いて対処していたのに、感情表現を我慢するトレーニングを受け始めていたら。
無意識に「怖さ」を泣いて表現する反応に、ブレーキを掛けてしまいます。
それが夜驚症や夜泣きの原因となる、「怖さ」が心に残りだしてしまう理由です。
怖さに対処できない子供たち
それは躾の問題ではありません。怖さを泣いて表現していいのか、まだ判断できていないからです。
まだ怖さの対処の仕方を、身に付けいないが故の結果だといえます。
ですからそんな怖さも、次第にその刺激に慣れてきて、日常生活で怖さを感じた瞬間に、言葉や態度などで表現できるように成れば、自然と消えていくものです。
ですが2、3歳の子供たちには、まだ怖さなどの感情表現は、泣くこと以外にありませんから、なおさらそこに無意識のブレーキがかかると、怖さを押留め意識しない方向で処理してしまうのです。
簡単に言えば、怖いけどどう反応していいのか解らなくて、その場をやり過ごしてしまうのです。
夜驚症の子供はリラックスして泣けない
その結果、先のパニックの事例と同じように、小さく些細な怖さが、身体の緊張感と共に積み重なり、夜寝るときなどリラックスできるようになった時に、いっぺんに出てくるのです。
それは私たちが、夜に悪い夢を見ることで、怖さを解消するのと同じ自浄作用です。
でも幼い子供は敏感で繊細ですから、その怖さを大人よりも感じやすく、夜驚症のように極端な状態になってしまうのです。
なので、もし夜驚症のお子さんが居るなら、日頃の生活で泣いて感情表現が出来ているかを、確認してみましょう。
それは子供として、リラックスして日常を送れてるのかを見極める、ちょっとした確認方法になります。
夜驚症の「怖さ」の原因となる刺激とは?
ここまでの説明で、「怖さ」の感情表現が苦手な子供が、夜驚症に成り易いということは、お解りいただけたと思います。
そしてそれは動物的な本能としての緊張感から、無意識に心と身体に溜めてしまうものだということも、ご理解いただけたことでしょう。
ではその「怖さ」の原因とは何か?を、いくつか申し上げていきたいと思います。
テレビによる視覚や聴覚への刺激
特に兄弟がる子供の場合は、お兄ちゃんやお姉ちゃんなどが、一緒にテレビを見ているケースがります。
ですから、兄弟が見ているテレビ番組が、刺激を伴うようなケースには注意が必要です。
年長のお兄ちゃんお姉ちゃんは慣れていても、2,3歳の子供にとっては、とても刺激的だといえる番組は意外とあります。例えばまさに強い光の点滅や、突然の音などです。
特に大人が見るニュースや映画やドラマなどでも、出演者が感情的に語るようなものなら要注意です。
ゲームによる視覚や聴覚への刺激
さらに兄弟が、居間のテレビでゲームに興じているときなどは、特に注意しましょう。
ゲームはもともと、刺激を受けるように作られています。確かに年上の子供たちは、すでにその刺激に慣れているかもしれませんが、2,3歳の子供が一緒にいる時には注意が必要です。
疑似体験を促すような3Dゲームなどは、子供向けだと言えども避けた方が良いでしょう。
大人にとっては何度もない事でも、幼い子供にとっては刺激的な場面などもあります。心配な時には、夜驚症になる子供が、テレビやゲームを見ながら、身体を硬直していないかを確認してください。
「息をのむ」といいますが、呼吸を忘れて見入っているときには、注意が必要です。
家庭内での両親と兄弟の言葉
ここで、あえて注意していただきたいことが在ります。
それはみなさん、子供は大人の言葉を理解していないから、子供の前で何を話しても大丈夫だと思いがちですが、その認識は誤りです。
子供は言葉を理解していないくても、その話していることに含む感情や、情動はとても敏感に感じ取っています。それは大人以上に敏感だと、思った方が良いでしょう。
そう考えた時に、夜驚症の子供の前での言動を注意して欲しいのです。例えば両親の喧嘩や、兄弟の喧嘩、親が感情的に怒ること、ピリピリして毎日を送るなどは、幼い子供が最も怖がることです。
それは子供に向けられた感情ではないとしてもです。ですから、子供のためにと思われるなら、家族みんなで協力して改善する意味で、あえてそこまで意識しておきましょう。
夜驚症の子供への対策
夜驚症について言い出すと、怖さを感じる原因については切りが無いと思います。ですが私の経験から、だれもが見落としがちなところを、先の通り上げて置きました。
一度、ご家族で見直してみてください。その上で、今回はいくつかの夜驚症の対策をお話しして置きます。
夜驚症の症状が出てしまったときの対策
実際に夜驚症の症状が出て、夜中に叫び出した時には、対処のしようがありません。
それは発作として、溜まった感情を解放している時なので、落ち着くまで見守ってあげることが必要です。
その上であえて申し上げるなら、私なら頭頂(頭の上)に手を当てます。これはあくまで、スピリチュアルな対処法ですが、私たちの身体には、頭頂から背骨へとエネルギーが流れる経路があります。
気の流れる道があるといえます。そこで登頂に掌を充てることで、少なからず感情のエネルギーも抜けますから、多少なりとも回復への効果が見込まれます。
何もできないと親も不安になりますが、何かしら意図して行動できていれば、親としても多少は安心できるものです。その意味で頭に右手を当てて、落ち着くのを促してあげるだけでも、役立つといえます。
夜驚症の対策で大切な回数の記録
これは自分で、心理的な改善を促す時に大切なことですが、発作が起きる問題はその回数をカレンダーなどに記録しましょう。
夜驚症の発作が出た日をチェックして、月に何度、どれくらいの周期で発作が出るのかを、こまめに記録してください。
先の刺激を与えない生活をしても、1度でも夜驚症の発作があると、「これではダメか」と対策を諦めてしまい易いものです。良くなる時には徐々に回数が減るとか、発作の時間が短くなるなど、そんな変化から起こります。
決してピタリと発作が無くなることは無いので、その点は注意して置きましょう。根気強く回数を減らしていく心構えが必要です。
カレンダーに記載して置けば、一目で改善も見て取れやすいものですから、親自身のために記録を付けるようにしましょう。
フラワーレメディので夜驚症改善策
夜驚症の具体的な改善策としてお勧めできるのは、フラワーレメディを利用した対策です。
フラワーレメディは、不安や緊張感を癒してくれる花のエッセンスで、赤ちゃんでも利用できる安全なものです。
イギリスでは、赤ちゃんの夜泣きにはヴァーベインが良いと言われており、家庭の常備品としても利用されています。
下記の2種類のブレンドなら、日常の緊張感をときほぐして、心に溜まった怖さも癒してくれます。心強い味方となりますので、ブレンドして利用してみてください。
2種類のフラワーレメディをブレンドするなら、500mlのペットボトルに水やお茶などの飲み物を入れて3滴ずつ、合計6滴入れましょう。マイアースでは、希望の方にフラワーレメディの利用法を配布しています。ご注文の際に、カートボタン上の「利用法&問診表 あり」を選択してご注文下さい。なお、フラワーレメディの詳しい利用法は、こちらの「【初心者向け】フラワーレメディの効果的な使い方<バッチシリーズ>」をご覧ください。
夜驚症のお子さんをお持ちのご両親へ
子供が夜中に叫びだし、何をしてもそれが収まらないとなれば、親としてはとても心配なるのは当然です。それに時には、自分の子育てに問題があるのではないかと、不安にもなるものでしょう。
ですから、お子さんの夜驚症へのケアはもちろんですが、ご自分の不安感へのケアも忘れないでください。
夜驚症はご家族みんなで取り組みましょう
こちらにも書いたように、躾の問題ではなく、まだ感情の表現が未発達なために起こることです。医療の面からも、お医者様が脳の発達とともに、自然と解消する問題だと仰っています。
決して自分を責めて、落ち込んでしまうことが無いように注意しましょう。
その上で申し上げると、私はフラワーレメディをお子さんに使われる際には、ご家族全員で利用されることをお勧めしています。
それは子供が不安を感じているときには、子育てをしている親も同じように心配し、不安を感じていることが多いからです。
そして何よりも、家族全員で気持ちを軽くしていくことが、夜驚症のお子さんにとって、とても良い環境づくりとなり、良い結果へと繋がるからです。
ですからぜひ、この夜驚症の問題は、家族みんなでコツコツと改善していくものだと考えて、対処していきましょう。
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