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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉です。
以前に、仕事の打ち合わせの後の懇親会で、同席した方からこんなことを聞かれました。


彼女は私が以前に書いた『死後の世界への旅立ち 自らこの世を去ってしまった人たち』を読んで、幼い子供たちが亡くなったときにも、同じように天に帰るのかと聞いてきたのです。
人の死は残された者にとっては辛いものです。特に幼い子供を亡くすことは、なおさらではないかと思います。
なので、今回のブログではそんな幼い子供たちの死について、ついて少し触れておきます。
そして死に関する話の中でも記載したかった。亡くなった人たちを癒す方法、成仏させる方法を今回は簡単に記載します。
この記事を読んで、子供を亡くしたご両親の気持が軽くなるかは解りませんが、少しでも心を整理するために役立てば幸いです。
カルマの法則について


幼い子供たちの中には、病気や急な事故などで、あっと言う間にこの世を去ってしまう子たちがいます。
その子たちが、幼くして亡くなる理由を理解するために、まずはここから話します。
それは『カルマ』や『業』と言われるものについてです。
『カルマ』や『業』は怖いものではない
『カルマ』や『業』というと、その言葉を知っている方の多くは、怖いものだと思ってしまうようです。
たとえば、前世で悪いことをすると、今世で逆の立場になって辛い思いをする。
そんな知識だけが、昔から『カルマ』や『業』については、一人歩きしてきました。
その『カルマの法則』と呼ばれる例え話。
確かに存在し『カルマ(業)』の一部の作用を表しています。でもそれはあまりに極端な説明だと言えます。
カルマの法則とはどんな仕組みか?
以前に私の先生が『カルマの法則』について、こんなことを言っていました。


カルマとは恐れるものではありません。
例えばあなたが誰かに何かを約束して、それを忘れたり、果たせずにこの世を去ったなら、そこにカルマが生まれます。
するとあなたは次に生まれ変わった時、前の人生で約束を果たせなかった人の生まれ変わりに対して、無性に申し訳ない気持ちになります。
そして、何か役立ちたい(お詫びをしたい)と思うでしょう。でもその時には前世のことなど忘れているので、あなたにはその気持ちが理解できないかもしれません。
ですがそれが、カルマが顕在化した結果なのです。
私たちは大小さまざまなカルマを、無意識に作ったり解消したりしています。
そのカルマの象徴的な出来事について、先のような大きな事象で説明しているのが『カルマの法則』です。
でもカルマの法則とはこれだけではありません。
良いカルマとは
実はカルマの法則は良い方にも働きます。
例えばあなたが前世で多くの人に役立ち、救ったとしましょう。するとあなたに救われた彼らは、今世出会った時に、あなたに恩返しをしたい気持ちになります。
するとあなたは、何故かいろいろな人から援助されるのです。
これが時に『生まれ持った徳分』と言われたりします。
カルマの法則は奥が深く意外性がある
いかがですか?なんとなく、カルマの法則はご理解いただけましたか?
これは本当に初歩的な説明なので、実際のカルマについては、意外性があったり複雑だったりします。
以前にはもっと特殊なケースもありました。
詳しく知りたい方はこちら「カルマの法則のスピリチュアルな意味と前世のカルマを解消する方法」をご覧になってください。
ですが今回は、初歩的な部分だけ理解してもらえば大丈夫です。
幼くして亡くなった子供たちについて


それでは話をもとに戻しましょう。
幼い子供たちの突然の死について、このカルマの法則が働いていることが多々あります。
それは彼らが幼くして亡くなることで、死に関するカルマを、解消しようとしているかもしれないのです。
子供のうちに亡くなって天国に行く理由
もし彼らの意識が、完全に成長してから死を迎えると、その死やそれまでの人生のカルマを、また新たに繰り越すことになります。
ですがまだ苦しみや悲しみなど明確に意識できない、幼い状態で亡くなることで、大きなカルマを速やかに解消しようとするのです。
幼いうちに亡くなりこの世を去ることは、彼らにとってはより純粋な存在で天に帰るための、1つの手段でもあるのです。
以前にも「人として生きるということ」で話しした、私たちの死が霊的人格の意志によって、決められているのではないかと、私が感じる理由の1つでもあります。
亡くなった子供たちはどうなるか?
では亡くなって旅立っていった子供たちの魂(霊)はどうなるのか。
彼らの魂(霊)はとても純粋で素直な状態で死を迎えるので、ほとんどの場合、光に包れて速やかにもとの世界へと帰っていきます。
彼らにはよく言われるところの、執着や拘り重たい感情などが無いので、とても軽く心穏やかな世界へと向かっていくのです。
でもそのためにも、子供を失ったご家族にしていただきたいことがあります。
それは彼らを弔い、気持ちを整理してあげることです。
言い換えるなら死に対する悲しみを洗い流し、彼らが生まれ出会えたことへの感謝の気持ちに、変えてあげることです。
亡くなった子供たちを癒す方法


もしあなたの子供が亡くなり、まだ今世に未練を残していると感じたり、あなた自身の心の中に悲しみが残っているなら。
仏壇や子供の写真など、旅立っていった人を象徴するものの前で、まずは、素直な自分の気持ちを伝えましょう。
最初に亡くなった子供に伝えること
それはどれくらい悲しいか寂しいかなどをです。
もしかしたらあなたは、亡くなった子供にその悲しさを伝えてしまうと、逆に成仏できなかったり、悲しんでしまうと思うかもしれません。
でも実は、亡くなった人に対して、あなたが口に出してその悲しさを伝えなくても、彼らには痛いほどそれが解るのです。
もしそれがあなたなら、その悲しみを持った両親や肉親を残して、この世を去ることの方が忍びないと思わないでしょうか?
だからこそ、一度すべての気持ちを伝えてあげる必要があるのです。
自然と湧き上がる出会えたことへの感謝の気持ち
そしてその気持ちを伝え終えると、あなたの中から自然と、亡くなった人に対する感謝の気持ちが湧き上がってくるでしょう。
それは今世でともに過ごせた時間や、人生への感謝の気持ちです。そしたらその気持ちをまた伝えてあげましょう。
すると彼らも思います。
「ああ、本当にこの人のもとに生まれてきて良かった。本当にありがとう。」
「この人と共に人生を過ごせて良かった。本当にありがとう。」
そして癒されて光り輝き旅立って行きます。
手紙などに書いて供えてあげても良いかもしれません。
亡くなった人や子供たちを癒す言葉
あなたも何となく気付きましたか?
それは昔から私たちがしてきた習慣でもあります。誰もがご先祖や亡くなったご家族を弔い、祈って来たのには理由があるのです。
手を合わせると、自然と「ありがとう」という気持ちが出てくるのは、亡くなった人たちがその言葉で癒されることを、私たちが潜在的に知っているからです。
そしてその気持ちを整理してあげることで、私たち自身もまた一つの大きなカルマを解消したことになります。
『いままで一緒にいてくれてありがとう。』
その素直な言葉が、何よりも亡くなった子供たちを癒し、私たちを癒してくれる言葉なのです。
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自ら命を絶った人たち 人生の価値〜ありがとう。そしてさよなら~