井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
先日、2019年11月7日(木)に、福島県南会津町の町立南会津中学校で、中学3年生の生徒向けにメンタルヘルスセミナーを開催しました。
今回はその模様を簡単に紹介させていただきます。
この講座は1年ほど前に、町の教育委員会の担当の方から、ご依頼をいただいたセミナーです。
内容的には「高校受験を控えてストレスを感じている、中学3年生向けの心を整えるような、メンタルヘルス講座をお願いします。」と、お話しをいただいていました。
そのために、今回は心理アドバイザーとして「中学生のための心の仕組み講座」を開催し、実践を交えて感情への正しい対処法をお伝えしました。
秋の南会津中学校について
まずは南会津中学校についてですが、以前にもマインドフルネス瞑想講座を、全校生徒とPTA向けに開催させていただき。
その模様は、こちらの「南会津中学校で『中学生のためのマインドフルネス瞑想講座』を開催!」で、詳しくご紹介しています。
ですので、今回は簡単にだけ所在地などをお伝えしましょう。
南会津中学校の概要
南会津中学校は、会津若松市から南に車で1時間30分ほど、福島県の尾瀬入り口がある、桧枝岐村の手前に位置する町立中学校です。
全校生徒は65名、先生方は17名のとてもアットホームで、明るい雰囲気の学校で、校内に入れば元気な子供たちの声が聞こえてきます。
今回はその中でも、受験を控えた中学3年生20名に、午後の6時間目の道徳の授業として、メンタルヘルスについて学んでもらいました。
<所在地>
〒967-0621
福島県南会津郡南会津町鴇巣字平林573
TEL:0241-72-2222 FAX 0241-72-2410南会津中学校サイト引用:学校案内
地図
南会津中学校の所在地です。もう少し車で南に走れば尾瀬沼への入り口があります。
紅葉が美しい晩秋の南会津
今回は伺ったのは、11月7日と秋も深まり、会津若松市の周囲の山々でも紅葉が始まった季節です。
特に市内ではイチョウ並木が黄色く色付き、近くを歩けば銀杏の独特の香りが漂ってきます。
ですから、国道121号を南会津町に向かう途中でも、山々はまさに紅葉真っ盛り、本当に彩り豊かな美しい景色が見ることが出来ました。
セミナー前に、学校の入り口で山々を背景に記念撮影。w
※紅葉が美しい南会津町の山々を背景に記念撮影
中学生のための心の仕組み講座の概要
リクエストが、受験生向けのメンタルヘルスに関する基礎講座でしたので、この「中学生のための心の仕組み講座」では、2つの点を意識して作りました。
1つは、日常生活で心にストレスが溜まる仕組みについて、簡単に理解してもらうこと。もう1つは、実習で具体的にストレスを解消するワークを進めることです。
心と身体との関係から感情へ
最初のストレスが心に溜まる仕組みについては、私たちの心と身体と関係を見直し、誰もが勉強不足な「感情」について話がスタートします。
感情が湧くこと自体は、生き物として自然な反応で、否定的な感情を感じたからと言って、自分を否定する必要が無いこと。
そしてトイレを我慢しすぎると便秘になるように、あまりにも多くの感情を我慢しすぎると、感情が出なくなり「うつ」になることなどをお話ししました。
その上で、では感情を我慢してストレスを溜めてしまわないように、感情への正しい対処法を学びましょう!そんな流れです。
日常でどのように感情が消化されるか?
今回のメンタルヘルスセミナーの最大のポイントは1つです。
感情を我慢したり、無視することでストレスを溜めるのではなく、感情を消化することで対処する方法を身に付けることです。
そこでまずは、日常の友達との会話で、どんな風に感情が解消されているのか、その実例を紹介します。
その上で、それがカウンセリングなどでいわれる「共感」に当たり、感情とは人に理解してもらうことで、自然と軽くなって解消することを自覚してもらいました。
感情への正しい対処法とは
そして具体的な感情への対象法として、自分で自分の感情に共感する、「自己承認」のやり方を解説します。
子供たちは、以前にスクールカウンセラーの方から、「共感」については解説を受けていたようで、みんなその言葉の意味は理解していました。
ですが、人の心は共感することで軽くなることは解っていても、自分自身の心について理解してあげることは、あまり経験がありません。
ですから、ここでも自習を交えて、どのように自分の心に共感して、自己承認を行っていくのかを実践しました。
講座で習ったことのまとめ
そして最後は、一連の学んだ内容をまとめ、復習して終了です。
前回のマインドフルネス瞑想講座もそうですが、私がおこなうメンタルヘルス講座はあくまで実習ありきです。
自分たちの心について、心理学のような学術的な知識を学ぶのではなく、日常での自然な心の動きを振り返って、そこから色々なことを学んでいきます。
そしてその上で、いつでもすぐに実践できるストレスの解消をお伝えし、学校生活はもちろん、社会人になってからも役立てもらおうというものです。
中学生になると、理解力もシッカリしているので、とてもやり易い講座でした。
受講中の生徒の様子
講座を開催していたときの授業の様子を少し紹介しましょう。
3年生1学年で20名なので、都会の学校に比べたらやはり人数は少ないですが、その分みんな仲良く楽しそうに受けていただきました。
講座前のあいさつの様子
今回は、6時間目の授業での開催と伺っていたので、中には眠くなってしまう子供たちも、居るかと思いました。
ですが、なんと前の授業までが「実力テスト」だったようで、みんな少し疲れ気味な顔をして、授業がスタートしました。
最初に、授業開始の「起立、礼」から挨拶をしていただきましたが、すかさず吉田先生の「元気が足りない!」の声がとびやり直しです。(笑)
その後、先生からご紹介いただいて、いよいよ講座をスタート。
講座に積極的に参加する子供たち
感情への正しい対処法についての説明が終わり、それでは実際に全員で、その対処法を実践することとなりました。
そこで今回は、受験を控えた3年生のストレス解消が目的だったので、全員にこんな質問をしてみました。
「勉強するのが嫌な人!」すると、みんな喜んで手を上げてくれます。
そして「勉強は嫌だけど、受験があるから勉強しないとなぁ~って思っている人!」と次に聞くと、みんな苦笑いしながら手を上げてくれました。
全員で自分の感情に向き合う実習
実習ではある特定の感情が、自然と消えていくのを実感してもらう必要があります。
ですから、みんなが持っている「勉強が嫌だ」という感情を、全員に認識してもらい、改めて取り組みたかったのです。
そしていよいよ、そんな勉強が嫌だという気持ちを取るための、ワークを行っていきます。
全員で目を閉じて、自分の心の中の「勉強が嫌だ」という気持ちを感じて、その気持ちに声掛けをしていきます。
講座と実習を終えて生徒からのお礼
時折り途中で、勉強が嫌だという感情がどの程度あるのかをチェックしつつ、15分ほどのワークを行っていきます。
最初は全員が、「勉強は100%嫌だ」とう気持ちでいっぱいでしたが、それがほぼ10%以下になったとっころで終了です。
瞑想の様に進めたので、終わったとは少しボンヤリとしていたようですが、これで勉強で溜まっていたストレスも、スッキリと解消したことでしょう。
最後は代表の生徒から、お礼の言葉をいただき、本当に嬉しい限りです。
中学校でメンタルヘルスセミナーを開催して
今回で2回目となる、南会津中学校でのメンタルヘルス講座でしたが、前回同様にみんな真面目に授業を聞いて、実習に取り組んでくれました。
受験を控えてストレス解消
伺たときには、丁度先日まで文化祭があり、3年生の生徒もみんな、その準備で忙しかったようです。
先生方も、受験だとは解っていても、文化祭が終わるまでは、生徒もなかなか勉強に専念できずいることが、よく解ったようです。
それでも周りからは、受験生だから勉強しなさいと言われ、きっとストレスが溜まっているだろうと、お話しくださいました。
そんな受験を控えた子供たちに、今回の講座で学んだ心との向き合い方と、ストレスを解消するワークが、少しでも役立てば嬉しく思います。
なお、こちらの「南会津中学校からのお知らせと出来事:心ここにあり!」でも、今回の模様をご紹介いただきました。
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中学生のLINE(ライン)いじめ問題における心理的な原因と対応策