井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
恋愛ができないという女性から相談を伺うと、以外と多いのが、前世のカルマの影響を気にされている人です。
もともと、オーラ診断を受ける方の中には、スピリチュアルに興味がある方も多く、自分の前世のカルマが、恋愛をする上で障害になっているのではないかと、心配されている人もいます。
今回は、ある女性のオーラ診断で解った、前世がいかに今世の恋愛に影響を与えているのかについて、実例をもとにお伝えします。
話自体は、実際のセッションの内容に多少の変更を加え、フィクションとしてお話しします。
ですが、今回お伝えたい前世からの影響は、お分かりいただけることでしょう。これをご覧になれば、あなたにも思い当たることがあるかもしれません。
<目 次>
東京からオーラ診断を受けにきた女性
もう10年以上前の話になります。東京から会津まで、日帰りでオーラ診断を受けに来た女性がいました。
彼女の悩みと望む現実との乖離
彼女はセッションの最後の質問の時間に、疲れ果てた声で、仕事と恋愛について聞いてきました。
私はその話を聞きながら、彼女のハイヤーセルフと呼ばれる、高次の存在に確認してみました。
すると彼女の高次の存在は、それを望んでいないことが、ハッキリと伝わってきます。
私たちの気持ちと高次の存在との関係
私は彼女に言いました。
あなたの高次の存在は、それを望んでいないみたいですけど。。。
私はそれだけ言って、その件については、あえてそれ以上触れずにおきました。
今の彼女には、何を言っても受け入れられる状態ではないと、分かっていたからです。
悩みの原因は自分の本質との食い違い
私たちの本質とされる高次の存在は、その人のスピリチュアルな一部でもあるので、本来なら肉体人格(表面意識)と意思疎通がとれているのが理想です。
それが、その人が進むべき人生を歩めている状況であり、自分らしさを発揮できている状態だといえるでしょう。
でも彼女は違いました。彼女はハイヤーセルフである、高次の存在が望むことを避け続けていたのです。
そのために、いつまで経っても仕事や恋愛が思い通りにできないという、苦しい現実に直面していました。
肉体人格とは、常日頃から私たちが認識している自分だといえます。
高次の存在(ハイヤーセルフ)とは、地球での転生を繰り返しながら、前世のカルマを解消したり、経験を積んでいる私たちの本質です。
恋愛できないという悩みのオーラ診断
その後で、彼女が相談してきたのが、恋愛ができないという悩みでした。
オーラ診断で見た恋愛の許可レベルとは
私は、恋愛についてオーラを見るときには、いつも最初に「恋愛の許可レベル」をチェックします。
それは、その人が恋愛をする上で、どれぐらい心の準備が出来ているのかを、オーラからスピリチュアルに測定した数値です。
その上で、異性関係でどのような問題を持っているのかを確認します。
私がその時に見た、彼女の恋愛の許可レベルは、おおむね40%程度でした。ですから一見したところ、男性恐怖症などの大きな問題を持っているようには見えません。
この恋愛の許可レベルは、50%以上であることが理想で、それ以下だと、異性関係で何かしらの問題を持っていることが多いです。
特に20%以下なら、多くの場合、極度の男性恐怖症を持っており、それが恋愛の障害になっていたりします。
彼女の潜在意識が男性を怖がっている
そして次に、なぜ彼女が恋愛ができないのか、確認することにしたのです。
それは、男性のエネルギーを彼女のオーラに近づけ、彼女の潜在意識が男性に対してどんな反応をするのかを、細かくチェックする作業です。
すると彼女のオーラは、突然後ろに逃げ出します。まるで彼女自身が、突然こわばった顔をして、後ろに避けるかのように。
不思議に思って、何度か確認してみるのですが、何度やっても、嫌そうな顔をして男性から逃げてしまいます。反射的に身を引いて、逃げ腰になっているのです。
男性が苦手な原因を探る
私は改めて彼女に告げました。男性に対して苦手意識があり、恐怖症というほどではないにせよ、潜在的に男性を怖がっていることを。
そしてその上で、なぜそんなに男性を怖がっているか、その具体的な原因をさらに調べるすることにしました。
以前にもこちらの「男性が怖い人がトラウマを克服するスピリチュアルな方法」で紹介した通り、その理由さえ分かってしまえば、問題を解決へと向けることができるからです。
それにより、恋愛ができない障害を取り除くことも可能だからです。
恋愛のオーラ診断で見えた彼女の前世
私が彼女のオーラへと再び意識を向けて、オーラに写る彼女の強張った表情を見ていると、突然ある場面が見えてきます。
それは、汚れた着物を着た女の子が、竹で出来た囲いの隙間から、外を覗いている様子です。
オーラに見えてくる彼女の前世の記憶
怖そうな顔をして外を見ている、10歳にも満たない女の子の姿。その子の顔は、彼女が男性に対して向ける、こわばった表情と同じです。
私はその少女が、彼女の前世の姿であること、そしてどうやら、その前世で母親が野盗か山賊に襲われているのを、目の当たりにしてしまったことを理解しました。
母親はとっさに、幼い娘だけを隠し、前世の彼女を守ったのです。
前世の彼女は、母が襲われるその場面を見て、とても怖い思いをしながら、声も出せずにじっと耐えていました。あのこわばった顔をして。。。
恋愛に影響をおよぼす前世でのトラウマ
その場面をみて、彼女が男性に対する恐れを持ったまま、転生していることが解りました。それが前世のトラウマとなり、恋愛ができない原因となっていたのです。
もちろん、私たちが持っているすべての恐れが、彼女のように、前世の出来事に起因している訳では在りません。
ですが、以前にもこちらの「前世のトラウマ診断とその影響を克服するスピリチュアルな考え方」でお話ししたように、時には前世でのトラウマが影響して、今世の人生での障害になっていることがあります。
でもなぜ彼女は、前世でそんな恐れを抱くような体験を、しなくてはならなかったのでしょう。私がそう思うと、彼女のオーラにさらに古い時代の前世がみえてきます。
これだけショックを受ける体験をしていると、何かしらのカルマを持って、転生を繰り返している可能性が高いです。ですから、それをさらに調べていきます。
さらに古い前世へと理由を探る
オーラ診断をしていると、今回のようにいくつもの前世を遡って、確認していくことがあります。
それはあまりにも、前世の影響が大きい場合や、一つの前世を見ただけでは、その問題の全体像が見えない時です。
そんな時には、自然とその先にある、さらに古い前世の記憶が蘇ってきます。
それにより、彼女の恋愛ができないという問題だけではなく、スピリチュアルなレベルで持ち越すカルマや、本質的な問題が見えてくるのです。
彼女が夢に描いていたような前世での人生
中世ヨーロッパの大きなお屋敷の廊下で、綺麗なドレスをまとった若い女性が歩いています。中流階級の貴族で、急いで社交界におもむこうしている姿です。
彼女はそれ以前の前世で、裕福な家柄に一人娘として生まれ、恵まれた人生を送っていました。
その時代には何不自由無く暮らし、両親からも好きなように振舞うことを許され、とても満たされた人生を送っていたのです。
社交界に明け暮れる日々を送りながら、贅沢な食事と衣装、そして自由な暮らし、彼女の中で、すべての豊かさを手にしているかのような人生でした。
結婚と共に訪れる転機
彼女は、その煌びやかな社交界こそが、自分にふさわし世界だと思っていたのです。ですが、彼女の高次の存在は、そうは思っていませんでした。
そんな彼女を見ながら、彼女の高次の存在は、本来彼女が学ぶべき豊かさへと、意識を向けさせる必要があると感じていたのです。
それは限り在る物質的な豊かさではなく、決して失われることの無い心の豊かさへと。
そしてしばらくして、彼女の人生に突然転機が訪れます。それは結婚という形で。
失われる贅沢で煌びやかな前世での生活
彼女の両親は、一人娘をより位の高い貴族に嫁がせることで、自らの家系を守り、そしてそれこそが、彼女のためになると信じて疑いませんでした。
そして一人娘の彼女には、その決定を拒否することが許されません。彼女が嫁いだ先は、地方の田園を治める領主のもとです。
確かに広大な領地を持つ領主の妻ですが、彼女がそれまで生きてきた、豪華できらびやかな世界とは異なるものでした。
そこは、ただ広大な田園風景がひろがる、慎ましく暮らす人々の世界。夫たる領主も贅沢には無縁の人で、ただその領地を守り、領民とともに日々を送ることを良しとしていました。
今までとはまったく違う世界に送り込まれ、彼女にはそんな現実が絶えられません。
現実から目を背けて生きる選択
以前の、夢のような贅沢で煌びやかな生活が、いつのまにか、それ以外の土にまみれ、日々の生活を送っている人々を、野蛮で粗野な存在だと思わせていたのです。
そんな彼女が取った行動は、自らの屋敷に引きこもってしまうことでした。自分の部屋を美しい調度品で満たし、いつも綺麗で豪華なドレスを身にまとい生活したのです。
その空間だけを、自分にふさわしい今までの豪華な世界のままに彩り、そこで過ごすことで、外の世界には目を向けようとはしませんでした。
そしてその人生の終わりまで過ごすのです。
前世から繰り越されるカルマ
自分の気持ちに囚われて、引きこもって人生を終えた彼女は、その思いをカルマとして、次の人生へと持ち越していきます。
そして、そんな前世における体験が、今世で恋愛ができない障害へと、スピリチュアルに繋がっていくのです。
前世のカルマが次の人生を決める
現実から目をそらし、豪華な品々に囲まれた生活こそ、本当の豊かさだと思い続けた彼女とは裏腹に、彼女の高次の存在は、本来の豊かさを学ぶ必要性を感じていました。
そのために、その次の人生では、物質的な豊かさとは無縁の人生を選択します。それは生きるためには、土に触れ人々の中で過ごさなければならない世界です。
それが最初に出てきた幼い女の子の前世でした。
彼女は前の前世で、土に触れて慎ましく生きる人たちを、野蛮で粗野な存在だと強く嫌っていたために、カルマの法則によって、自分がもっとも嫌う現実に引き寄せられたのです。
本当は、それらの人の営みの中から、自然と共に生きることの素晴らしさや、人の心の暖かさを見つけ出す必要があったのでしょう。
宿命にはカルマが反映されている
オーラ診断を通して、それぞれの前世での体験を振り返っていくと、それら全てが、感情や執着と呼ばれるもので、密接に繋がっていることが解ります。
それが良く言われる「カルマ」とされるものです。
カルマの法則とは、仏教的な因果応報の考え方で、輪廻転生を繰り返す中で、前世から持ち越す課題ともいえるものです。
私たちは、そんな前世から持ち越したカルマによって、次の人生における、宿命が決められるのかもしれません。
カルマの法則について学びたい方は、こちらの「カルマの法則のスピリチュアルな意味と前世のカルマを解消する方法」をご覧ください。
恋愛感情はカルマとして持ち越しやすい
前世のカルマとは、私たちの強い思い入れが、転生を通じて繰り越され、今世で顕在化したものだといえます。
ですから、そんな前世の影響が、今世で恋愛の障害となるのも、決して不思議なことではありません。
ましてやそれが、恋愛ができない人が持つ、無意識レベルの異性へのブロックであると言われれば、納得もできる人も多いでしょう。
以前には、こちらの「不倫関係のオーラで解る!前世の過ちを繰り返すカルマの法則【実例紹介】」でも、前世の影響が異性関係に現れるケースを紹介しました。
今世で取り組む前世からの課題
現在の彼女も、知らず知らずのうち、そんな前世から繰り越した学びを継続しています。
会社の人間関係で悩み、現実から理想郷へ逃げ出すことを願いながらも、どうしてもそれが出来ない状況。
彼女が今の現実の中で、人の光の側面に目を向け、人間は野蛮なものではなく、素晴らしい存在だと思えたとき、前世のトラウマやカルマは消え、人に対する恐れを手放ことができるのだと思います。
そしてそのときには、もう恋愛ができないと悩んだり、人間関係の疲れで、どこかに逃げ出したいと思うこともないのでしょう。
スピリチュアルに自分を知ること
今回の実例でもお解りのように、オーラ診断では、その原因を深く見て行くことで、さまざまな気付きを得ていきます。
オーラ診断を通して起きる癒しとは
彼女はこのオーラ診断により、自分が昔から綺麗な調度品にとても惹かれること。いつも人間関係から逃げ出したいと考えること。男性に対して理由が解らない恐れを感じていること。
そのすべての原因が、複雑に絡み合っているのを知りました。
そしてその話しを客観的に聞くことで、少なからず彼女の中で過去から取り組んでいた、恐れや不安を手放し、新たなスタートを切る準備が整ったようです。
自分自身のスピリチュアルな側面に気付くことで、自然と心が変わりはじめる。それがオーラ診断で体験できる癒しだといえるでしょう。
このような前世が深く関わる事例は特殊
一言で、恋愛ができないと言っても、その原因は人それぞれです。
今回は特に、前世に関わる内容をお話しましたが、このような遠い過去の経験でも、恋愛の障害となることがあり、現在の自分に少なからず影響を与えています。
それ以外にも、前世は私たちの無意識での行動や、深いレベルでの傾向、趣味趣向に影響を与えているのです。
オーラ診断のような、スピリチュアルなセッションは、そんな無意識レベルの問題を癒す、1つの方法だといえるでしょう。
こちらの「前世の今世への影響とは?オーラ診断の実例で解る性格への影響」では、才能や性格についても解説していますよ。
大切なことは自分のフィーリングを振り返ること
大切なのは、その原因となる過去の出来事を知ることではなく、深いレベルで感じている、内なる感覚を詳らかにしていくことです。
これがカウンセリングをはじめとする、心理療法のほとんどに通じる、癒しのプロセスだといえます。オーラ診断は、それを短時間に凝縮して進めてくれるワークです。
ポイントは自分にあった方法で、より自分自身を知ることです。自分のフィーリングに目を向け、心静かに内観していくことが、結果的に私たちの心の成長に繋がります。
全ての答えは、あなたの心の中にあります。それが唯一無二の真実なのです。
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どこの会社に勤めても、いつも職場での人間関係で疲れるのです。
だから、どこか海外の南の島のリゾートに行って、そこで仕事をしながら、ゆっくり暮らしたいのですが、経済的にも余裕が無くて。。。どうしたらいいでしょう。