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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
最近、よく思うことが在り、今回はこんなブログを書いてみることにしました。
それは癒しを仕事にしたい人に、実際に行動される前に、知っておいて欲しいことです。
お店を経営していると、時折「こちらのお店で求人していませんか?」と聞かれるときがあります。
不思議とスタッフも揃っており、求人していない時に限って聞かれることが多く、実際に求人を出しているときには聞かれない質問です。^^;
会社を経営していて、「ここで働きたい」と言っていただけることほど、嬉しいことは無いのですが、でもその反面少し微妙な気持ちにもなります。
今回はそんな気持ちを整理しつつ、癒しを仕事にしたい方に、行動する前に知っておいて欲しいことを綴っていきたいと思います。
きっとプロとして癒しに関わっている方なら、当然のことと言われると思いますが、あくまでこれから癒しの仕事をしたい方向けに書きますので、ご了承いただければ幸いです。
私が癒しの仕事をしてきた過程

私がセラピストとして独立したのは、2001年2月のことです。それまで勤めていた会社を退社すると、それと同時に独立してセラピールームを開業しました。
その頃にはインターネットが復旧しだした時期でもあり、自分でHTMLなどを勉強しながら、サイトを作りネットを通じて宣伝をしたり、電話帳などにも広告を出していました。
ですがもちろん、開業当初からその仕事だけで収入として成り立つ訳がありません。
時間が空いているときには、他の仕事をしながら生活費を賄い、徐々に予約が増えるとともにセラピストとしての仕事だけに絞っていきました。
自分のセラピーだけで生活が成り立つまでには、それでも1年半を要したのです。
癒しの雑貨店を始めたころ
2004年に会津に雑貨店を出した時にも、いち早くネットでの販売を始めました。
やはり会津は人口が少ないですし、立地も物販店としては致命的なテナントビルの2階、それも表通りから一本入った路地裏です。
タウン誌などで告知しても、どこにあるのかと電話で問い合わせが来るぐらい、目立たない場所にあります。
ましてや会津と言えば、冬場は雪が降り積もる土地柄ですから、お客様を待っているだけでは、お店自体が成り立ちません。
実際に吹雪の時には、お客さん「0人」とかもあります。窓の外の横殴りの吹雪を眺めながら「自分でも今日は外出しないな。(*´▽`*)ハハ」とも思いました。
癒しの品物を扱うための活動
そんな理由で始めていたネット販売ですが、始めた当初に意外と多かったのは、癒しの雑貨店を始めたい人や、自宅サロンを開業する人から、品物の仕入れ先を聞かれることでした。
それはもちろん、その商品を仕入れて販売したいから、仕入れ先を教えて欲しいというメールでの問い合わせです。今思うとその頃は結構多かったと思います。
でも最初の1,2件は答えていたものの、しばらくしてからやめました。なぜなら、その仕入れ先の開拓のためにも、会社では時間もお金も掛けていたからです。
独自の視点で、癒されると感じる品物を探しに、東京の問屋さんが集まる催事などにも頻繁に足を運びました。そして自分なりに使ってみたり、良いと思うものを販売してはその品揃えを見直していきました。
ですから、それらの仕入れ先情報や品揃えは、小売店としての財産であり、安易に人に譲るものではないと解ったからです。
癒しの仕事の社会的な位置付け

もともと、癒しは「衣・食・住」ではありません。癒しのニーズは衣食住が満たされた上に求められるものです。
ですから極論を言ってしまえば、癒しが無くても人は生きてい行けます。
癒しは衣食住の後に求められる
例えば、癒しの職業でもある理美容師さんなら、まだ髪も伸びれば整える必要性も出てきます。
鍼灸や整体、カイロプラクティックであれば、どちらかと言えば医療に近い肉体を整えていくものですから、身体の調子を崩した時には求められるサービスでもあります。
でも私の個人的な認識では、エステやアロマ、カウンセリングやヒーリングなどのサービスはその後です。そして「癒し雑貨」などは、さらにその後に求められるものです。
心のゆとりや充足感を与えるもので、生活必需品ではなく嗜好品や贅沢品に当たるものです。
癒しを仕事とする前に知るべき事実
もしあなたが、癒しを仕事にしたいと考え、それを収入として生活を成り立たせたいと思うなら、まずはその現実を冷静に認識して置く必要があります。
癒しの仕事とはとても穏やかでゆとりのある、理想的な仕事だと思うかも知れません。でもお客様のニーズを考えてみれば、誰もが一番最後に求めるサービスです。
衣食住という生活の基盤が出来た上で、自分の生活や人生をより充実させるために求められるものであり、子供の教育や家族の余暇として利用されるサービスよりも、さらに後で求められる自分のためのサービスなのです。
それは家庭を持っているお母さんであれば、なおのことお解りになることでしょう。
癒しの仕事をする上で意識すべきこと

それらを知っていただいた上で、私が癒しを仕事にしようとする人に意識して欲しいことが在ります。
それはどんな癒しの分野であれ、仕事にする以上は「プロフェッショナル」として自覚をすることです。
癒しの第一線で活躍する理美容師さんのプロ意識
それはフランチャイズのサロンに努めて、雇われセラピストとして活動するにしても、自宅サロンとして家で開業するにしても、それを仕事とする以上は、プロとしての意識を持って欲しいということです。
例えば理美容師さん、鍼灸師さんはそれぞれ国家資格を得るために学校に通い、何年という下積みを経てから現場で活躍します。私が知っているだけでも、理美容の世界はとても厳しく大変な業種です。
単に美容が好きだからという理由だけでは、続けられる業界ではありません。
ほとんどの理美容師さんが、仕事をこなしつつ営業時間後には、自己の技術向上やさらなるサービス向上に余念がありません。
理美容業界の人が、シッカリと事業として成り立たせているのは、誰もがプロ意識を持っているからです。
癒しの仕事はプロ意識が希薄になりがち
でも国家資格が無いせいか、それ以外の癒しに関する仕事については、表面だけを見てその世界に入り、アマチュアの意識のまま、仕事とプライベートを区切れずに活動している方がいます。
残念ながら多少の技術やサービスを学んで開業する人は、プロとしての意識が薄いために、価格競争にも巻き込まれやすく、どんどん身を亡ぼす方向に流れていきます。
そして気が付けば、ただ単にマッサージという肉体労働を提供しているのか?それとも癒しを提供しているのか?解らない状況に陥っていくのです。
もし開業してアロマやエステ、カウンセリングやヒーリングなどのセッションを行っていても、あなたがお客様に自分の時間を提供していると思っているなら、それは肉体労働を提供するアマチュアの考え方です。
プロは自らの知識と技術、そして経験を提供しているのであって、時間を提供しているのではありません。それはプロとしての意識をもつ全ての士業や、専門職の人に当てはまることです。
プロとして癒しの仕事に携わる覚悟をもつこと
ですからもしあなたが、プロとしてこの癒しの仕事に関わりたいなら、それ相応の準備と覚悟が必要だということです。
エステやアロマのプロとして、技術を提供し続けたいと思うなら、常にその分野の専門家として学び続け、自己研鑽していく意識が必要です。
それは癒し雑貨を扱うような、お店を開くことでも同じです。その扱う商品や販路、広告宣伝においては他業種同様の営業活動が必要であり、それがお客様にサービスを提供するということです。
その意識が無いままお店を開いても、先にメールで仕入れ先を教えて欲しいと問い合わせて来た人同様に、自ら行動せず、より安易な方法に流れていくことしかできません。
それでは結局のところ、あなたは何も付加価値を生み出すことが出来ず、お店を継続していくこともできないでしょう。
アマチュアとして癒しを実践するなら

でももしアマチュアとして、自分の趣味や楽しみとして癒しに関わるなら、そこまでの意識は必要ありません。
それなら自分の人生を充実させる取り組みとして、マイペースに取り組まれればいいのです。
癒しを仕事として、生活の基盤に据えるのではないなら、自分が出来る範囲で無理なく取り組んでいくことも可能でしょう。
自分が学んだ知識をもとに、ボランティア活動として時には人の役に立つこともできます。
ボランティアには責任が伴う
でも勘違いはしないでください。ボランティアで報酬を受け取っていないからと言って、無責任でいいという訳ではありません。
無報酬であれ、人に何らかのサービスを提供する以上は、その分野の専門家として自分の行動や発言に責任を持つべきです。
そして自分の知識や経験を省みて、それがまだ出来ないと感じるのであれば、ボランティア活動はまだ時期尚早と言えるかもしれません。
ボランティアは、ある程度の専門性を持った人が、無償でサービスを提供するからこそのボランティアであり、無責任に行われるのは奉仕ではありません。
癒しを仕事として活躍するために

私は個人的に、多くの人が癒しの仕事に関わることは、素晴らしい事だと思っています。
それは私たち日本人の生活水準が向上している証であり、社会が精神的な意識向上を果たしていくために、必要不可欠な過程でもあると考えるからです。
まずは自分が実現して見せること
特に癒しの仕事をしたいと考えている人は、今までの人生経験から、その必要性を人一倍感じて来た人でもあります。
私たちは経験からこそ多くのことを学ぶので、それはその人が苦労やつらい経験から学んできた結果であり、その経験をしているからこそ解ることや出来ることも沢山あるからです。
でもだからこそ最優先で進めるべきなのは、まずは自分を整えることです。
あなたがその経験をもとに、自分を整え自立した幸せな人生を築くことが出来れば、きっと他の同じように困っている人にも、役立つことが出来るでしょう。
シッカリと地に足をついて、現実的な生活の基盤を造り、心穏やかなスローライフを送るためのアドバイスもすることが出来るでしょう。
その時にはもちろん、あなたをその道のプロとして、必要とする人も出てきます。
癒しを仕事にする上で一番最初に成すべきこと
私は癒しを仕事にしたいと志す人に、簡単に諦めて欲しくないと思っています。
それは今後の社会で、より一層必要となってくる人材であり、求められるサービスでもあると思うからです。ですからすぐに諦めてしまうことの無いように、最初に申し上げておきたいと思います。
癒しを仕事として生きていくなら、まず最優先で自分自身を修める努力をする必要があります。
そしてどのような分野であれ、プロとして自立する意識を持ちなさい。そしてその道の専門家として、自分を磨き研鑽していく道を歩む覚悟をしてください。
その覚悟さえできれば、ちっとやそっとのことで立ち止まってしまったり、諦めてしまうことは無いと思うのです。
いいですね。まず一番最初に成すべきことは、あなた自身を癒し自立することなのです。
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「お客様は神様です」個人サロンがお客様のために優先すべきこと【実体験】