井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
明晰夢とは何か?そして、なぜ見れる人が居るのに自分には見れないのか?
あなたもそんな風に思ったことは、ありませんか?逆にそういえば、自分も以前に見たことあるとか。
私は日頃の生活の中で、時折、明晰夢を見ることがあります。それはとても不思議で印象深い体験です。
こちらのブログでも、自分の明晰夢の体験談をいくつか紹介していますが、きっとこの明晰夢が、私たちの一番身近なスピリチュアル体験かもしれません。
それは夜に見る夢の中に、突然おとずれる「磨かれた夢」ともいえる、身近で不思議な体験なのです。
そんな身近な明晰夢ですが、それを意図的に見ようと思っても、どのようにすれば見れるようになるのか解らないと、その日限りで夢のように忘れてしまいます。
今回はそんな明晰夢とは何なのか?その仕組みを詳しく説明しつつ、意図的に明晰夢を見れるようになる方法をご紹介しましょう。
<目 次>
私の明晰夢の体験について
明晰夢を見る方法について具体的に話をする前に、まずは私が見た明晰夢の体験談をいくつか紹介しておきましょう。
それにより明晰夢を見たことがない方にも、どんな体験なのか全体像を把握できると思います。
明晰夢で自分の情報を得る体験
こちら『ソウルネーム(魂の名前)明晰夢で知ったスピリチュアルな体験談』については、私自身のソウルネーム(魂の名前)を知ることができた体験です。
明晰夢の中ではすべてが直感的な情報として認識されます。そう夢の世界では「思考」することや「考える」ことができないのです。
ですから得られる情報も、考えもしなかった不思議な内容を知ることが多いと言えます。
もちろん、みなさんもこの記事をご覧いただき、明晰夢が見れるようになれば、ソウルネームを知る体験ができるかもしれません。
それは突然訪れる、まさに夢のような出来事です。
明晰夢とはエネルギーレベルの霊的世界
そして次に、ちょっとショッキングな明晰夢体験です。
私は明晰夢を見ている時は、エネルギーレベルの存在として身体を離れ、別次元で活動していると感じています。
ですから、あまり良くない霊的な影響も、明晰夢で感じることがあります。でも、もしあなたがそれを心配するなら、それは無用です。
あなたが精神的に健康な方なら、明晰夢でそれらの悪い体験をすることはほとんどないからです。
なぜならそんな悪い夢では、明晰夢のように意識が保てず、普通の夢としか思えないからです。
明晰夢で知っている場所に行く体験
さらにこちらの『不思議な夢の体験談【スピリチュアルな明晰夢の実例】』では、同じ霊的な存在と言っても、神様の使いとの出会いについて書きました。エネルギー的な存在としてお参りに行った話ですね。
私たちは夢を見ているときに、エネルギー的なレベルでこの世界の別次元をさまよっています。
ですから、夢の中に行ったことがる場所が出てくることはとても自然なことで、多くの場合、実際にその場所にエネルギー的な存在として行っているのです。
すると日頃ならお参りに行っても会えない、別次元のエネルギー的な存在と出会うことができます。これもまた楽しみですよね。
未来を垣間見る明晰夢
そして時には、明晰夢で自分の未来(と言っても翌朝ですが)に起きることを体験してくることも在ります。
これはあくまで、未来に起きるであろう現実を、あらかじめ明晰夢として体験して、それを変えることが出来るということです。
私のオーラ診断の師であるレバナ先生も、以前に同様の話をされていました。それは、翌日の出来事を毎日のように経験してから、朝目覚めるという友人の話です。
もしかしたらあなたも訓練次第では、そうなれるかもしれません。
明晰夢とは何か?
ここまで私自身の明晰夢体験について、いくつかご紹介してきました。
これらの体験をご覧いただいても、いくつかのポイントや傾向が見えてきます。こちらではまず、それらの内容を抑えながら、「明晰夢とは何か?」その定義付けを考えてみましょう。
Wikipediaに記載されている明晰夢とは
このブログでは、私なりに明晰夢を定義して話を進めていきますが、その前にGoogleで調べるとWikipediaに以下のように説明されています。
明晰夢(めいせきむ、英語:Lucid dreaming)とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことである。明晰夢の経験者はしばしば、夢の状況を自分の思い通りに変化させられると語っている。(Wikipedia引用)
夢であることが自覚できているのが『明晰夢』という定義です。
Wikipediaに書かれていたことは、とてもシンプルな定義ですが、私自身の体験談から、もう少し細かくそのポイントを整理して、定義を考えてみましょう。
夢であることを自覚するとは
私自身の個人的な意見ですが、「これは夢だ!」と明確には自覚していません。
逆に「ここは何処だろう?」とか、「きっと夢の中だな」とか、「これは現実ではないな」と何となく自覚している程度です。
もともと明晰夢を見ているときには、意識が半覚醒状態なので、「明確に」とは自覚できず「何となく理解する」に近い感覚的な知覚です。
きっとそのように言えば、自分もそんな夢は見たことが在ると、感じる人は多いでしょう。私たちは意外と誰もが、明晰夢を無意識のうちに体験しているのです。
半覚醒状態とは、入眠前のウツラウツラした状態です。目覚めているものの意識もリラックスしており、完全には覚醒しきっていない、寝起きのような、あいまいな意識状態です。催眠療法や前世療法などは、この半覚醒状態でワークを進めていきます。
明晰夢における世界観と定義とは
明晰夢がどんなものかを知る上で、その世界観を整理しておきたいと思います。
それは空間的、時間的、そしてスピリチュアルな次元的な位置づけです。先に紹介した私自身の明晰夢体験をもとに、それぞれをまとめていきます。
明晰夢の世界の空間的な認識
明晰夢の中の世界は、あくまで現実の世界観に近い場所です。
それはベースとなるのが、私たち人間としての意識なので、イメージの世界でもどこかで見たことが在るような場所や、実際に知っている場所に行くことが多いと言えます。
ですがそれ以外にも、時には上下左右があいまいな、異次元空間のような場所に出くわすこともあります。
私自身の空間的なイメージとしてはこんな感じです。
明晰夢=「地球のエネルギー次元」+「異次元の空間(宇宙のエネルギー次元?)」
とも言えるかもしれません。
明晰夢における時間的な認識
私自身の遅刻しそうになる体験談や、レバナ先生の友人の話からも、明晰夢の中では翌日起きる経験を、あらかじめ見てくることが在ります。
それはある意味「予知夢」とされるものの一種かもしれません。ですがこの明晰夢の中で見る未来は、その後に目覚めてからの選択で変えることが出来ます。
そんな現象を省みていえることは、明晰夢でみる未来(予知夢)は、何もしなければ起こり得る未来であるものの、実際には変わり得る、現時点での未来と言えるのです。
私のオーラ診断における未来予知の考え方は、未来は変わり得るもので、予知や予言で公表することにより、なおさらその精度が落ちるというものです。
明晰夢における次元的な認識
ちょっと専門的な、スピリチュアルの話になりすぎるかとは思いますが、こちらも話しておきましょう。
私たちの肉体を3次元の物質的な世界だと考えると、夢や明晰夢は4次元と言われるエネルギーレベルの世界です。
ですからあの霊的な影響や、神の使いとされる存在にも出会うことが出来ます。
明晰夢では、私たちがそれらの霊的存在が活動する次元に移動して、行動しているとも言えるかもしれません。
明晰夢の定義と補足事項
スピリチュアルで多角的な視点から、明晰夢について見てきました。
それらを取りまとめて、独自に明晰夢の定義付けを行いますが、その現象の多様性から、スピリチュアルな視点での補足を付けます。
明晰夢の定義:夢の中で意識が目覚めている状態
定義の補足:睡眠中に、エネルギー的な存在として意識が身体を離れ、エネルギー次元で明晰な意思をもって活動できている状態。
これはあくまで私の個人的な認識からの定義付けですが、今回はこのブログを通じて、このようなスピリチュアルな体験ができる、明晰夢を見る方法について話していきます。
明晰夢の体験から解る疑問と答え
具体的な明晰夢の見る方法に行く前に、私がこの明晰夢体験を通じて理解した、いくつかの事実を話しておきます。
あなたも実際に明晰夢を体験した時に、同じ疑問を感じるかもしれません。
明晰夢では「思考」できない
夢の中で意識的に目覚めた状態を保てるのが明晰夢ですが、明晰夢を見ているときにはいわゆる「思考」は出来ません。
ですから夢の中で考え事をしていたとするなら、それは肉体に居て半覚醒状態で思考していたことになります。
明晰夢を見るようなエネルギー体のレベルでは、身体から意識が離れているので、脳を使って思考するような活動は出来ないのです。
思考しようとすると、自然と意識が肉体へと戻り、目覚めてしまうのです。あなたも思い返していただけば、夢では考え事をしていないはずです。
前世療法など催眠療法では、明晰夢同様に半覚醒状態でワークを進めます。ですが明晰夢とは違い、肉体に意識が居る状態でおこなうワークなので、同時に思考することも可能です。前世療法や催眠療法では、ある手法で意図的に思考を止めてワークを進めていきます。
言語的な共通語、テレパシーで話す
明晰夢の世界では言語的な違いがありません。あえて正確に言うなら、エネルギーの世界、霊的な世界では言語的な違いが無くなります。
それは私自身の別な明晰夢体験で解ったことですが、現実世界では日本語を話せない方とも、イメージ的には日本語での会話ができている感じです。
ですが、振り返って正確にその体験を精査すると、それはテレパシーレベルでの意思疎通であり、相手が日本語を話していたとは異なります。
自分が日頃、日本語での意思疎通を行っているので、そう受け取れるにすぎません。エネルギーの世界では言語の壁はないのです。
明晰夢と体外離脱のエネルギーレベルの違い
これは以前に人から聞かれたことですが、明晰夢として身体から抜け出すのと、体外離脱として身体から抜け出すのには明確な違いがあります。
これは私の体感的な実感ですが、明晰夢はオーラやチャクラで言うなら、第2層以上のレベルで抜け出します。
ですが体外離脱となると、話は別で、1層からすべて抜け出す感じです。肉体から丸ごと抜け出すイメージです。
明晰夢では肉体的な感覚である「触覚」はあまり明確ではありません。ですが、体外離脱では逆に「触覚」は明確に感じ取れるのです。物体に触れている感覚ですね。
ですから多くの場合、明晰夢などの夢で肉体を抜ける経験と、体外離脱などの方法で肉体を抜ける体験とは異なると言えます。体外離脱の方が物質レベルに近く、物質次元に縛られている感じです。
夢の仕組みと役割とは
色々と明晰夢についてお話してきましたが、ここからは明晰夢を見る方法を考える上で、とても重要になってくる夢の仕組みについて、まずは理解していきましょう。
ここでしっかりと抑えておきたいのが「一般的な夢」と「明晰夢」との違いです。
普通の夢と明晰夢の違いは何か?
あなたは意識して考えたことが在りますか?「一般的な夢」と「明晰夢」との違い。
きっと、なんとなく解りだしているかと思いますが、私たちの「一般的な夢」と「明晰夢」との違いは、単に意識が目覚めているかどうかだけです。
基本的に、後はほとんど同じだと思っていただいて良いでしょう。
ですから逆説的に考えるなら「なぜ私たちは普通の夢では、意識が目覚めていられないのか」が解れば、その対策もおのずと考えられる訳です。
夢の役割と明晰夢との違い
私はこのブログでも、何度か夢のもつ役割について語っています。特に『パニック障害の原因と改善法 発作の仕組みをスピリチュアルに解説』では、怖い夢を見る理由について詳しく話しました。
そこで解るように、夢には私たちの日頃のストレスを解消するための役割があります。
そしてその夢で解消されるストレスとは、日常生活で感じている「感情」や映像として残った「記憶」なのです。
その二つのストレスを解消するために、時間が必要であれば必要であるほど、私たちは夢の中では意識を保てません。
感情と記憶に意識が翻弄されてしまうのです。
夢がどのように「感情」や「記憶」を浄化しているか?
「感情」や「記憶」と私は言いましたが、正確には「我慢した感情」と「記憶に含まれる感情」です。
日常で無意識に我慢してしまった感情は、リラックスした就寝中に夢となって放出されます。
それはその感情を伴う夢を見ることで、追体験することにより、身体から解き放たれるのです。
そして記憶として「記録した映像」にも何らかの感情が含まれている場合には、その記憶に含まれた感情も追体験することで、身体から解き放つのです。
夢が現実離れした象徴的な世界になる理由
例えば解り易い例でお話ししましょう。
あなたも夜にホラー映画を見たことが在るでしょう。するとその映像が後で何度も脳裏に蘇ってきませんか?
それはその「記憶」に「怖さ」という強い感情が押し留められているため、何度も心はその怖さを解消しようとするのです。
感情を解消すときには、その感情を感じ切ってあげる必要があるため、何度も記憶としてその映像が蘇るのです。
ですからそんな夜ほど、寝ているときに怖い夢を見たりします。怖い夢を見ることで、その「記憶」に留められた「怖さ」を心が解消しているのです。
あえて言うなら、溜められたストレスをまとめて解消しようとするため、夢の方が現実離れした象徴的な世界になりやすいのです。
明晰夢を見る方法で行うべきこと
では少し整理しましょう。
私たちが一般的な夢で意識を保てないのは、日頃のストレスである「感情」や「記憶」を整理して浄化するためです。
その「感情」や「記憶」を浄化するために、夢の中で追体験することとなるので、一般的な夢では意識を保つことが出来ないのです。
ではこの「感情」や「記憶」を溜めない、もしくは寝る前に浄化してしまえばどうでしょうか。
もうお分かりですね。それが「明晰夢を見る方法」となるのです。
明晰夢を見る方法 事前準備
ここまでの内容で、私たちがなぜ夢を見るのか、そして夢と明晰夢の違いなど、詳しく理解いただけたと思います。
ではいよいよ、明晰夢を見る方法についてお話していきましょう。
これは明晰夢を見やすくするための、就寝前の準備です。毎日やる必要はありませんが、明晰夢を見ようと試みる時には、実践してみると良いでしょう。
感情的なストレスを溜めない
明晰夢を見る方法で基本となるのは、感情的なストレスをいかに溜めないようにするかです。
先に話した通り、感情的なストレスが夢の中で意識を保つことを妨げることは、もうご理解いただけているはずです。
ですからもしあなたが、山奥で人や情報に触れずに、仙人のようなストレスフリーな暮らしをしていれば、明晰夢を見る確率はとても高いと言えるでしょう。
仙人のようになることは、現実的に難しいとしても、チャレンジする日だけでも、一人でゆっくりとリラックスして過ごすことが大事です。
運動などをして心と身体を解す
感情を溜めないことに関わってきますが、夢の中で意識を保つ上で、適度な運動をすることでの疲労感も役立ちます。
ただこれは激しいものではなく、柔軟体操やヨガなど、「動」よりも「静」に重点を置いた運動です。
運動を行うことで、身体の代謝が良くなり、睡眠後の疲れも取れやすくなりますから、その後に意識が覚醒しやすくなるでしょう。
寝る直前ではなく、あくまでの日中に時間を取って、明晰夢を見るために心と身体を整えておきましょう。
日中に短時間の睡眠をとる方法
夜の眠りと違い、昼間の睡眠には短時間でもとても癒しを進めてくれる効果があります。
それに予め短時間の睡眠をとっておくことで、夜の就寝とともに深い眠りに落ちにくくなります。
私の経験談でも書いた通り、明晰夢を見る方法として、意図的にウツラウツラとした、うたたねのような睡眠状態を作るのも一手です。
あらかじめ日中に、多少の睡眠を取って置けばとても役立つことでしょう。
明晰夢を見る方法 訓練や取り組み
ここまでは明晰夢を見る方法として、事前に準備すると役立つ内容を紹介しました。
ここからは、具体的に明晰夢を見れるような、訓練に近い方法を紹介していきます。
就寝前に瞑想をおこなう方法
眠りに入る前の瞑想は、夢の代わりに多くのストレスを浄化してくれる効果があります。
それとともに、半覚醒状態で意識を保つための訓練ともなります。
瞑想中に浮かび上がる雑念そのものが、心の浄化作用としての「感情」や「記憶」なので、それに捕らわれずに意識を保つことはとても大切です。
簡単な瞑想法をこちらに紹介しておきましょう。
- 椅子に腰かけるか、胡坐をかいて背筋を伸ばして座る。
- 目を軽く閉じます。
- 腹式呼吸でゆっくりと深い呼吸を繰り返す。
- 心の中で呼吸の回数を1~10まで数えることを繰り返す。
- 雑念や寝てしまったら1から数え直す。
これを30分おこなうだけでも、かなり心のストレスが浄化されます。
目覚まし時計で明け方に明晰夢を見る
あなたもこんな経験はありませんか?朝方ウツラウツラしているときに、夢か現実か解らないような夢を見たり、良い夢を見て目覚めた後に、続きを見ようと横になったこと。
そう覚えている夢とは多くの場合、朝方に見る夢です。それはとても明晰夢に近い状態で経験できる夢だからですが、それにも理由があります。
朝方に見る夢は、すでに「感情」や「記憶」などストレスの浄化が終わった後なので、意識に残りやすいし、意識を保ちやすいのです。ですから朝方の方が、明晰夢を体験できる可能性が高いとも言えます。
ならば、意図的に朝早めに目覚ましを掛けて、スヌーズ機能を利用して何度も覚醒と睡眠の狭間を行き来することも役立ちます。
私が見た多くの明晰夢は、そんな朝方に見ることが多かったのです。
夢日記をつけて明晰夢の情報を持ち帰る
明晰夢を見る上で問題となるのは、いかに夢で得た情報を現実に持ち帰るかです。
見ていた夢も意識が覚醒するとともに曖昧になり、気が付けば忘却の彼方へと忘れ去ってしまいます。
そんな時に役立つのが、この「夢日記」を付けることです。
夢日記をつける作業は、毎日ではなくて良いので、何か不思議な夢を見た時に思い出して書いていくだけでOKです。
これは書くことによって、忘れかけていた記憶を呼び戻す効果がありますから、繰り返すことでより明晰に思い出せるようになります。
睡眠前に注意が必要なこと
ここではあえて、明晰夢を見る上で、障害となってしまうことについて、お話しして置きます。
何気ないことですが、睡眠中に疲れを取り去り、意識を覚醒させる上で、それを阻害する事柄です。
就寝前にはテレビや動画を見ない
テレビや動画などは、短時間でとても多くの情報を私たちに送り込みます。そしてその光の点滅は、記憶にとても焼き付きやすいものです。
私は『心のプロよるテレビを観る時の注意点』でも話しましたが、テレビには意図的に人の意識を引き付ける作用があります。
そして無意識レベルで脳裏に焼き付くような、過剰な演出やショットの映像を見せるものです。
ですから、それらも夢での浄化の対象となるので、意識的に見ないように心掛ける必要があります。
私たちはこれから、とても繊細なレベルに焦点を当てようとするのですから、荒く激しく刺激的な影響は避けるべきなのです。
明晰夢を見るならお酒はダメ
特に書く必要もないかもしれませんが、念のため申し上げておくと、もちろん飲酒は厳禁です。
お酒を飲めば目覚めていても、意識は散漫になります。
ですからなおのこと、夢の中で意識を保つことなど到底できません。
お酒は緊張状態を緩めてくれる意味では、確かに百薬の長と言えるかもしれませんが、瞑想して雑念を払い、意識を集中したりするスピリチュアルなワークを行う上では、逆効果となるなのです。
安定した睡眠が出来るのことが大切
明晰夢を見る上で大切な前提条件は、睡眠が安定して取れることです。
例えば、もともとなかなか寝付けないとか、寝ても疲れが取れないなど、寝ることでもリラックスできないと、睡眠でのストレスの浄化が阻害されています。
その状態では、夢を見ることさえままならなかったり、時にはアルコールや、入眠剤などのお薬を使わないと、眠りに付けないことも在るでしょう。
そんな時には、まずは『疲れているのに眠れないなら!すぐ出来るスピリチュアルな対処法』をご覧いただき、ぐっすりと眠れるようになることから始めましょう。
安定した眠りがストレスを浄化して、その後に体験できるのが明晰夢です。
スピリチュアルな明晰夢を見る方法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまで様々な明晰夢体験を紹介しつつ、一般的な夢と明晰夢との違いを明確にした上で、明晰夢を見る方法をお話ししました。
実質的には、だからと言って今日明日に明晰夢体験ができるかは解りません。
ですが、こちらのやり方に注意して日常を過ごすことで、自然と自分自身が癒されて雑念やストレスが減り、明晰夢を見れるように成るでしょう。
スピリチュアルな体験は日常の生活が基本
私の個人的な意見としては、スピリチュアルな体験を求めるにしても、日頃の生活に支障が出るようでは困ります。
明晰夢に意識が向くあまり、毎日寝不足気味では意味がありません。
日常でスピリチュアルに生きるためには、日常でスピリチュアルな体験ができるような、基本となる生活習慣を整えることが大切です。
その上で時にはお休みの日に、集中して明晰夢を見るためにチャレンジしてみる。そんなスタンスぐらいが丁度いいでしょう。
明晰夢は心の静けさの先にある
どちらにせよ、あなたが日常の生活でストレスを上手にコントロールして、就寝前に身も心も安らいだ状態で布団に入れれば、高い確率で明晰夢を見れるようになります。
特に瞑想をする習慣が増えれば、自然と雑念も減っていき、夢の中で意識を保てるようになっていきます。
確かに初めて瞑想をする人にとっては、意識が集中できずに、雑念に振り回されてしまう人も多いことでしょう。
ですが、現代では瞑想も「マインドフルネス」と呼ばれ、科学的に心と身体を整えてくれるスキルと認められています。
ですから、この明晰夢にチャレンジしながら心を整えて、自己成長を進めるつもりで取り組んでいただければと思います。
明晰夢というスピリチュアルへの入り口
明晰夢はあくまで、奥深いスピリチュアルな世界への入り口です。
ですから、それがただの神秘的な体験で終わるのではなく、同時に自分の可能性や感性を磨くために、役立てて欲しいのです。
ぜひ一度、可能なことから実践してみて、明晰夢を体験してください。
そしていずれは前世療法やオーラ診断など、自分をより深く知る、自己探求の道へと歩みだしていただければ、それほど嬉しいことはありません。