井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
先日、私の実体験をもとに、家庭における一家の大黒柱の役割についてブログを書きました。
もしまだ見ていない方は、こちらの「一家の大黒柱とは何を意味するのか?スピリチュアルな役割について」をご覧ください。
この話は、私が義父から代替わりして、一家の大黒柱としての役割を受け継いだことや、精神的に成長したこと、その大黒柱としての役割について書きました。
今回はそれに関連して少し気になっている、母親の役割について書いていきます。それは離婚して働く女性が、子供のために一家の大黒柱になるべきか?という問題についてです。
離婚して女手一つで子育てをしていくときに、スピリチュアルな意味での精神的な支えといえる、一家の大黒柱に母親がなるべきなのか?そんな疑問に答えていきます。
働いて家を支える女性たち
女性にとっては、ご主人との離婚はとても大きな決断です。子供が居れば、それはなおさら悩み苦しみ抜いた上での、大きな決意だったことでしょう。
離婚して仕事と子育てを頑張る母親
私の周りでも、離婚されて仕事をしながら、子育てをしているお母さんは結構います。
もちろん仕事がら相談に来る方には、まさにその状況の方もいますし、これから離婚を考えているという女性もいます。
それ以外でも、自分の子供が小学校、中学校と進学しながら、学校での話を聞いたりするようになれば、自然と友達のご両親についての話も聞くことがあります。
そんな機会を含め周囲を見回してみると、以前よりも離婚されているお母さんが、多いのかと感じずにはいられません。
時代とともに変わった女性の結婚観
私も以前に「恋愛と結婚のスピリチュアルな違いと入籍後の結婚相手との向き合い方」という記事で書きましたが、あのバブル景気の時代を境に、女性の結婚観もかなり変わったと思います。
我慢した辛い結婚生活を送るよりも、今一度、自由になってやり直そうという考え方は、誤りではないと思います。
でもそんな中で、どのお母さんも心配するのは、離婚による子供たちへの影響についてではないでしょうか?
そして今回このブログを書こうかと思ったのも、そんな気持の方に、改めてお話ししておいたほうが、良いかと感じたからです。
女性であるあなたが子供のために一家の大黒柱として、父親の役割もこなすべきか?そして、本来の母親の担う役割とは?
そんなことへ、心理とスピリチュアルの専門家として、私が感じる回答です。
主たる生計維持者としての母親の役割とは?
まず具体的な問題として、あなたが離婚して子供たちを育てるとなれば、経済的な家計の大黒柱は、自動的にあなた自身になることでしょう。
それは家計における家の屋台骨となることであり、たとえ養育費や両親からの援助を受けたとしても、主たる生計維持者があなたである限り、家計上ではすでに大黒柱と言えます。
きっとそのことについては、ほとんどのお母さんが、離婚する前からある程度の覚悟をされていたことでしょうし、改めて申し上げるまでもなく理解はされていることでしょう。
ですから、今回は子供を育てていく上で、精神的な一家の大黒柱として、本来父親が担うべき役割を、母親のあなたが代わりにするべきか?という問題について話します。
母親たる女性が一家の大黒柱の役割を担うべきか?
まず、結論から申し上げてしまうと、私はお母さんが精神的な一家の大黒柱にはなる必要は無いと考えています。
その役割は、男性のお父さんが家庭内での心の支えとなるべく担うものであり、女性である母親が、果たす役割ではないからです。
スピリチュアルに父親と母親の二役を見れば
離婚されて母親のみで子供を育てようと思えば、どこかで父親の役割も自分がしなくてはと、思うことは在ることでしょう。
ですが、もし母親たるあなたが、父親の役割をこなすことを意識すれば、その時には家の中の母親としての存在が希薄となり、あなたが居るのに母親が居ないような雰囲気になります。
あなたが父親としての役割である、一家の大黒柱としての精神的な支えになろうと思えば、あなたはスピリチュアルには男性性のエネルギーを高めて、家庭で過ごすことになります。
それでは、女性性のエネルギーの象徴でもある、母親としての役割がないがしろになってしまうのです。
一人では父親も母親も同時に演じられない
これはもし逆の立場だとしても同じです。
父親として子供を引き取り育てるなら、もしその男性が母親としての精神的な役割をになおうと思えば、それはスピリチュアルに視れば、男性性のエネルギーを抑え、女性性のエネルギーを主体として生活することとなります。
するとやはり、その家庭では父親がいるのに、父親としての精神的な支えである一家の大黒柱が不在な状態になるのです。
それがなぜなのかと言えば、精神的な父親としての役割と、精神的な母親としての役割は全く違うものであり、兼任できるものではないからです。
そして私たちの心と身体は1つであり、一人で二役演じているようでも、それぞれが50%づつとなってしまい、中途半端なエネルギー状態になりかねないからです。
男性性と女性性とは:肉体的な性別にかかわらず、誰もが持っている精神的な男性的側面と、精神的な女性的側面を表します。「男らしさ」や「女らしさ」と表現されたりもします。
母親としての精神的な役割とは
ではスピリチュアルな視点から見て、男性としての精神的な役割と、女性としての精神的な役割とは何が違うのでしょうか?
根本的な男女の役割の違い
それは「支え」としての役割と、「育む」としての役割の違いだと思います。
「内なる支え」と「包み育む」との違い。
精神的な「柱」としての役割と「巣」としての役割の違いです。
肉体的な違いがそのまま、精神面での在り方の違いに反映されているのかもしれません。
昔ながらの理想的な役割分担
昔から母なる大地というように、母親としての役割は巣を守るように受け入れ育むことです。
逆に父なる神ともいうように、父親は精神的な支えであり支柱であるとも言えるかもしれません。
家を思い浮かべてみれば、柱だけあっても家として家族を守れませんし、逆に巣としての壁だけがあっても、もろい部分はあるかもしれません。
それぞれが、それぞれの役割をもって、家族を守るために存在していると言えます。
ですから、確かに理想的な形としては、両方が揃っていたほうが万全でしょう。それはもちろんそうだとは思います。
でもあえて言うなら、それは昔の男女の役割が明確に分けられていた時代の話です。
社会が変われば家族の形も変わる
振り返って現代を見てみれば、離婚は社会的に認められ、男女平等の考えのもと、女性は男性と同様に働いて、国は全面的に育メンを推奨して育児への男性参加を促す時代です。
時代と共に変わる生活スタイル
そして実物の家でさえも、大黒柱が無い家がほとんどです。柱さえなく壁で家を支える耐震構造の家まであります。
時代とともに私たちの生き方は、大きくさま変わりしているのです。
でもそれだけ生活スタイルが変わっていても、変わらないものがあります。それは子供を育てることです。
子どもにとって安心できる場所としての家の存在、そう「巣」としての帰る場所の必要性です。
子供のためにこそ母親で在って欲しい
だから私はこんな風に思うのです。
母親であれば母親らしく巣を守り子育てをしていけばいいと、母親が母親らしく暖かく安定した場所としての家を整えて、子供たちを守っていけばいいのじゃないかと。
確かにそれでは、精神的な柱としての一家の大黒柱は居ないかもしれません。
でも母親自身が安定して、自信をもって子育てをしていけば、それが母親なりの壁で家を支えるような、安定感を生むと思うのです。
子どもがいつでも安心して休める場所が、整えられると思います。
離婚したことで気に病むなら
離婚して一人で子育てをしていれば、何かと子供に対して、引け目を感じてしまうことや、申し訳ないと思うこともあるでしょう。
だからこそ、自分が後で後悔しないように、良き母親で在ろうと努力すれば良いのではないでしょうか?
そのことは、夫婦で子育てをしていようが、離婚して女手一つで子育てをしていようが、全く関係ないはずです。
何よりも子供たちは、そんな母親の姿を見て頼もしくもあり、安心して家で過ごせると思うのです。
巣を守る母親として生きる
中途半端に父親になろうとするぐらいなら、どこまでも子供たちを愛し育む、巣を守る母親であってほしいと思うのです。
そうやって、子供が安心できる場所を整えてあげれば、子供たちは自分らしく自然と育っていくと思うのです。
そして子供が女の子なら、そんな母親の役割を見習って、将来自分の家族を持つようになるでしょうし。
男の子なら、不足している父親の役割を担うかのように、自らを柱として成長するでしょう。
そんなお互いが支えあう、家族になれると思うのです。
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