一家の大黒柱とは何を意味するのか?スピリチュアルな役割について

一家の大黒柱とは何を意味するのか?スピリチュアルな役割について
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井上直哉

心理とスピリチュアルの専門家
1989年大学に進学中に、独自にスピリチュアルの研究を行い体外離脱体験をもつ。医療機器メーカーに就職後、2001年に心理療法家として独立。3,000人以上のセラピー実績を持ち、年間20回以上のセミナーを全国で開催。2010年に株式会社ヒーリングアースを設立。現在は経営の傍ら個人セッション及びセミナーをこなしながら執筆活動に励む。ブログは年間300万人が訪れる。モットーは「現実が変わるスピリチュアル」です。
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こんにちは
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。

あなたは、昔から家の主を表す言葉として、「一家の大黒柱」という表現があるのを、ご存知ですか?

主というよりも、家の中心的な存在や、家族を支える人だといった方が、適切かもしれません。

今回の記事では、私自身が体験した、一家の大黒柱としての代替わりを実例として紹介しながら、その役割についてお話ししていきます。

その上で、この「一家の大黒柱」という存在には、どんな意味があるのか、それをスピリチュアルな視点から、確認して行きましょう。

これはある意味、家運を上げる方法にも繋がることなので、この「一家の大黒柱」という言葉の、深い意味が気になった方は、ぜひ最後までご覧ください。

これは私の実体験から感じた、お家の運気を整えるためのとても大切なことです。

 

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「一家の大黒柱」意味とは

「一家の大黒柱」意味とは

最初に、この「一家の大黒柱」とは、どんな意味を持つ言葉なのか、簡単にだけお話ししておきましょう。

 

大黒柱という言葉の意味

なお、Wikipediaにはその解説は在りませんから、こちらの「Weblio」を利用して、専門辞書や国語辞典百科事典の意味を見て行きましょう。

だいこく‐ばしら【大黒柱】

1、 民家の土間と床との境の中央に立てる、特に太い柱。また、建物の中央に最初に立てる柱。亭主柱。

2 、家や国の中心となって、それを支える人。「チームの大黒柱」

Weblio引用:大黒柱

シンプルですが、今回の一家の大黒柱については、2番の「家や国の中心となって、それを支える人。」について、そのスピリチュアルな意味と役割を解説します。

 

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東日本大震災で大黒柱が折れた

東日本大震災で大黒柱が折れた

では、実際に私の家に在った、大黒柱の話から始めましょう。

そう、いつも義父の背中越しに見えていた、あの黒く太い柱の話しからです。私の家には、まさに一家の大黒柱といえる存在と、実物の黒い柱があったのです。

 

大黒柱が折れたとき

2011年3月11日、東日本大震災の時に、私の住んでいる福島県会津若松市は、震度6弱という強い揺れに見舞われました。

私の家には、その地震が起きたときに、中学生の息子が帰宅していましたが、幸い怪我もなく、家の電化製品が、幾つか棚から落ちてダメになったぐらいでした。

ですがそんな震災から、数ヶ月が経ち、少し気持ちも落ち着いた頃のことです。

家の中心にある、あの黒く太い大黒柱が、裂けるように割れていることに気付いたのは。。。

 

震災で耐えられずに裂けてしまった大黒柱

私が当時住んでいた家は、木造の2階建てで、築30年程度経っていました。

日本のどこにでもある、典型的な和風の家で、17年前ぐらい前に、大規模な増改築をおこなっており、見た目はまだまだ綺麗なものでした。

ですが、家の中心にあった大黒柱は、あの震災の強い揺れに揺れに耐え切れずに、割れるかのように裂けてしまったのです。

そのころは余震が続いていましたし、このまま放置して家族で住む訳にもいきません。ですから、震災が起きたその年に、家を建て替えることに決めました。

 

家を建て替えて気付いたこと

翌年の夏には、新しい家も完成して、やっと落ち着いた日々が過ごせる様になりました。

以前の木造の家は、すべて綺麗に取り壊して更地になり、引き継いだのは、玄関に掛けてあった木製の表札だけでです。

もちろん、家具は以前からの物を幾つも使っていますが、私が自分で家を建てたのは今回が初めてでしたし、隅から隅まで自分でプランを練り上げて建てた家です。

これぞ間違いなく、自分の家だと、胸を張って言えるようになりました。

そう、あの木造の家は、すでに亡くなった義理の父が建てた家であり、スピリチュアルな意味でも一家の大黒柱を失って、その役割を終えたのかもしれません。

 

一家の大黒柱としての代替わり

一家の大黒柱としての代替わり

それからしばらく、新しい家に住んでいて、ふと気付いたことがありました。それは紛れもなく、自分がこの家の大黒柱になっていることにです。

そう、気が付けば私は、一家の大黒柱としてこの家に住み、家族の精神的な支えとしての役割も、担っていたのです。

 

井上家の大黒柱の代替わり

それはある意味、井上家の代替わりが、完全に終わっていることを表していました。

義父から自分へと、井上家の一家の大黒柱としての役割が、すべて引き継がれたことをです。

私は23の時に、妻の実家に婿入りする形で結婚しました。その頃は義父が、青果卸と商店を経営する個人事業主です。

毎朝暗いうちに市場に行き、夜は家で晩酌という日々、その父の背中越しに在ったのが、あの漆黒に塗られた太い大黒柱です。

 

一家の大黒柱が突然倒れる大きな転機

そのころの私は会社勤めしながら、妻の両親と一緒に家に住んでいました。頑固ながらも一本気な義父は、紛れもなくその家の大黒柱でした。

そんな普通の生活に大きな転機が訪れたのは、私が25才の時、まさにその日は息子の出産予定日でした。義父が突然仕事中に倒れ、近くの病院に救急搬送されたのです。

診断結果は脳梗塞で、何もわからない私たちは、お医者様の言われるがままに、緊急手術の同意書にサインしました。

それは一家の大黒柱が突然倒れ、まるで時間が一度止まったような、そんなショッキングな一日だったのです。

 

大黒柱としての役割を終える時

大黒柱としての役割を終える時

それから数か月後、義父は幸いにも一命をとりとめ、半身不随で自宅に戻ってきました。

そしてあの大黒柱の前に座り、再び一家の大黒柱としての役割を担ったのです。

 

大黒柱としての役割を終えるとき

もちろん半身不随の義父には、もう仕事は一切できません。青果卸の仕事は清算して、義母がやっていた商店も閉じました。義母は義父のリハビリと介助で、一日中つきっきりです。

でもそんな状態でありながらも、井上家はどこか義父を精神的な頼りとして、一家の大黒柱としての役を担わせていたのです。

ある意味、家族の誰もが突然起きた出来事に翻弄されて、その時を乗り越えることで手一杯だったのかもしれません。

それから11年の歳月が流れ、私は心理セラピストとして独立し、会津にお店も出しました。あの時に誕生した長男は、11歳になりもうすぐ中学生です。

その11年という歳月は、ゆっくりと私と義父との関係を変えていきました。

 

一家の大黒柱としての役目を終えた父

そう義父はいつも通り大黒柱の前にいましたが、すでに経済的にも精神的にも、私が実質的な一家の大黒柱になっていたのです。

9割がた、大黒柱としての役目が私に移ったその年に、義父は癌で他界しました。

そしてそれから2年後に、あの東日本大震災があり、義父がいつも背負っていた大黒柱は、折れてヒビ割れたのです。

そして家も建て替えられ、私が名実ともに井上家を引き継ぎました。

 

そして今振り返れば思うこと

今でもたまに、義父のことを思いだすと、こんな風に思うのです。

義父が脳梗塞でも一命をとりとめ、半身不随で11年の月日を送ったのは、私が大黒柱に育つまで見守っていてくれたのかなと。

きっと私が25歳の時に、義父がそのまま他界していたら、まさに井上家は精神的な屋台骨としての大黒柱を失い、路頭に迷っていたでしょう。

確かに父が倒れたことで、経済的には大変な時期もありましたが、曲がりなりにも義父がいたことで、家族は安心できていたと感じるのです。

半身不随で仕事が出来なくても、居るだけで一家の大黒柱としての精神的な役割を果たし、家族の心の支えとなっていました。私はそんな義父に、心から感謝しています。

 

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一家の大黒柱としての意味とは

一家の大黒柱としての意味とは

さて、長くなりましたが、ここからが本題です。ではあなたも、今現在の自分の家を振り返ってみてください。あなたの家の大黒柱は誰でしょうか?

もしあなた自身なら、あなたは精神的な一家の大黒柱としての意味を理解し、その役割を果たしていますか?

もしくはあなたのご主人が一家の大黒柱なら、それを意識して尊重していますか?

 

一家の大黒柱が存在する意味

私は家族の中で、この一家の大黒柱が精神的な支えとなること、揺らがない安定感を保つことが、とても大切だと思っています。

その安定感があればこそ、家族の心の拠り所となり、妻子が安心できる場所となるのです。

家という建物があったとしても、そこに大黒柱としての存在が居ないと、その家は本当の意味で、心から安心できる場所にはならないのです。

家族が集い安心して休む場所としての、役割が果たせないのです。

 

大黒柱が定まらないと家が乱れる

でも今周囲を振り返ってみると、奥さんが大黒柱なのか? ご主人が大黒柱なのか? それとも祖父なのか祖母なのか?

誰が一家の大黒柱なのか解らないお家が、意外と多くあります。そして今まさに、代替わりの時期を迎えているそんなお宅もあります。

ですが、その大黒柱が定まらない状態では、必ず家庭は不安定になってしまうのです。

それは家族の誰もが、精神的に誰を頼りにして、どこを中心に寄り添っていいのか、解らなくなってしまうからです。

 

一家の大黒柱とは家族の心の礎

ですから、家族が不調和で、安定していないのなら、まずは一家の大黒柱が誰なのかを確認してみてください。

そして、もし一家の大黒柱に成るべき人が、あなたではないのなら、その人に「あなたがこの家の大黒柱だ」と告げて、明確に自覚させましょう。

スピリチュアルな視点から見ると、一家の大黒柱とは、家族の心が寄り添う、精神的な礎としての役割を意味するのです。

それは家族が集うための、土台となる基盤であり、心の拠り所だといえるでしょう。

 

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一家の大黒柱が代替わりをするとき

一家の大黒柱が代替わりをするとき

ご覧いただいても解るように、私の代替わりはとても自然と訪れたことでした。

父が半身不随になって、動けなくなることで、必然的に起こった一家の大黒柱としての代替わりでした。

 

私の実家での大黒柱の代替わり

ですが実際には、ほとんどのお宅で、今までの大黒柱としての父親が健在だと思います。

そして、父親の定年や引退に伴って、経済的な大黒柱が父親から息子世代に変わっても、その威厳は変わらず、一家の大黒柱の代替わりが難しい家もあることでしょう。

私は自分の実家が、家業をしていたことから、そんな兄と父そして母との関係を『子離れできないと感じる母親に読んでほしい5つの対処法【実体験】』にも書きました。

この記事は、健在な父が母と共に身を引く、私の実家の代替わりの様子を記しています。

 

一家の大黒柱に成るために

ですからもしあなたが、両親と同居しているために、いつまでたっても一家の大黒柱となれないなら、時には両親とは別居することを、考えても良いでしょう。

いわゆるスープの冷めない距離に、自分の家を持ち、その家で一家の大黒柱として、自分の家族を守っていくのです。

そしていずれ、両親が肉体的な衰えを感じ、あなたを一人前の大黒柱と認め、あなたに頼るように成った時に、また一緒に住めばいいのです。

その頃には、すでに代替わりは終わり、あなたが大黒柱として、両親を含めた家族を守っていくのです。

 

あなたが一家の大黒柱となる意味

いかがでしたか?今回は、一家の大黒柱とはどのような存在なのか、スピリチュアルな視点から見た意味と役割について、詳しくお伝えしてきました。

大黒柱という心の支えの存在が、いかに家族にとって重要なのか、お解りいただけたでしょうか。

ですからもしあなたが、一家の大黒柱として家族を支えていくべき存在なら、決意して前進してください。

なぜならそれが、結果的に家のためであり、あなたの家族のためでもあるのです。そしてそれは、あなたをこれまで支えてきた、両親のためでもあるのです。

 

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代替わりとは?父親が隠居する意味と一家の大黒柱の代替わり

 

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