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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
私はデジャブに関して、これまでもいくつかの記事を書いてきました。
その中には「病気なのか?デジャブが多い人が体験している違和感について」で書いたような、予知夢が原因と思われる体験もあります。
今回は実際に私自身に起きた、予知夢によるデジャブ体験を紹介しながら、デジャブと夢の関係を、掘り下げて考えてみたいと思います。
私が体験した予知夢によるデジャブ

私がセラピストとして独立してから、もう17年ほどが経っていますが、この予知夢によるデジャブを体験したのは、まだ会社に勤務していた頃でした。
1998年9月2日の朝、その出来事は、何でもない日常で突然起きたのです。
1998年9月2日の朝に起きたデジャブ
私はいつも通り、少し眠気眼で朝の準備をしていました。
何にか夢を見ていたような気がしたものの、どんな夢だったのかは、全く覚えていません。
ただ何となく嫌な夢を見たような、そんな漠然とした余韻を感じなら、身支度をして、朝食を済ませました。
そしていつものように、義理の父がいる1階の居間へと向かい、ふと父が見ていたテレビに目を向けたのです。
蘇ってきたテレビの結末
するとそこには「めざましテレビ」が放送されており、ビルの避難用具の新製品を紹介するため、女性のリポーターが、身体にベルトなどを取り付けています。
これからその避難用具を付けて、ビルの5階から飛び降り、視聴者にその有効性を見せるデモンストレーションをするため、準備を急ぎながら進めていました。
その映像をみた瞬間でした、私の心の奥から何とも言えない、違和感のようなデジャブが湧き上がってきたのです。(ん!?この光景、どこかで見たぞ!)
そしてその瞬間に思い出しました。先ほどまで見ていた夢で、その女性がビルから転落することを目撃していたことを。。。
明け方に予知夢として見た夢
私がそのことを思い出し、とっさに「あああ、ダメだ落ちる!」っと言った瞬間に、その女性リポーターは窓からその身を投げ出し、そのビルの5階から転落したのです。
その防犯用具は、本来なら途中で命綱が締まって、地面には落ちない構造のはずでした。でも、生放送の撮影のために、慌てて装着した結果、その役目を果たせなかったのです。
その映像を見た時の、息が詰まるような気持ちで、胸を抑えながら後ろを振り返ると、義父は驚いた顔をしてこちらを見ていました。
そう明け方に見た嫌な夢は、まさにその女性がビルから落ちる光景だったのです。
女性アナウンサーの落下事故の原因
その事件については、放送事故として色々な番組で取りあげられましたから、きっと憶えている方も居るかもしれません。
実際に落下した女性アナウンサーは、腰椎圧迫骨折で全治3ヶ月の重傷でした。
その後の調査では、避難用具自体は装着できていたものの、重さを支えるためのワーヤーが、ソファーに固定されていたため、ソファーが動いてフックが外れてしまったことが原因のようです。
もともと人一人の重さを支えるのですから、建物の柱などに固定すべきでしたが、生放送で急いでいたため、適当な場所が見つからなかったのかもしれません。
また、落下した場合に備えていたマットも、薄く硬いもので、衝撃を吸収しきれませんでした。
予知夢とデジャブの関係性を読み解く

私たちが予知夢として見る夢には、いくつかの特徴があります。
ここではそんな予知夢で見る夢のパターンと、デジャブとして蘇るフィーリングについて、詳しくその関係性をみて行きましょう。
夢を覚えていても変えられない現実
私は以前にも、自分が予知夢を見て、それが現実に起こらないように、行動できたことがありました。
今回の件は、目を覚ました時には全て忘れていたため、それを防ぐようなことは出来ませんでした。あえて残っていたのは、目覚めの悪さのような、「嫌な夢を見たな」というフィーリングだけです。
でも、もし憶えていたとしても、その結果は変わらなかったことでしょう。
実際に、テレビ番組で予知夢でみた事故が起きるといっても、誰も信じないでしょうし、私自身も確信を持てなかったと思います。
その結果どちらにせよ、その現実を防ぐことは出来なかったのです。
浅い眠りの夢は予知夢として当たりやすい
この2つの体験から私が感じたのは、浅い眠りの時には、近い未来の予知夢を見る可能性があるということです。
そしてそれを覚えていれば、時にはその結果を変えることが出来ますし、忘れていればデジャブとして、その夢で感じたフィーリングを、現実で再体験することになります。
以前に私のオーラ診断の先生が、翌日に起きる出来事を、すべて前の晩にエネルギーレベルで体験し、それから目覚める人がいると、教えてくれました。
これらのことから導き出されるのは、比較的翌日などの近い未来の出来事は、エネルギーレベルで確定しており、予知夢としても当たりやすいということです。
そして憶えていれば予知夢となり、忘れていればデジャブとして体験することとなります。
予知夢には何らかの危機感が含まれる
ではなぜ、夢で見たことを忘れていても、それがデジャブとして蘇るのか?それは予知夢として見る出来事の多くは、良くないことだからです。
私の経験では、放送事故の瞬間を見たり、大切な時間に遅れる夢など、「嫌な気分になる夢」ばかりでした。
以前には近しい肉親に起こる地震による被害なども、予知夢として見ています。
この時に見た夢は、実際には地震が起きるであろう日より、1年近く前に見た夢ですから、現実としてその地震が起きることはありませんでした。
ですが共通することは、ことごとく嫌な気分を感じる夢で、何かしらの危機感を感じたのです。
危機感が心に残りデジャブとして蘇る
それらの夢で感じた危機感だけが、目覚めた後でも心の奥に残っており、現実でデジャブとして蘇ります。
ですから、予知夢が原因となって起きるデジャブでは、危機感やショックなどの、衝動的な感情やフィーリングとして、感じることが多いのです。
もし私たちが、夢の中でも常に意識を保ち、「ソウルネーム(魂の名前)明晰夢で知ったスピリチュアルな体験談」でも紹介したような、明晰夢として認識できていれば、それ以外にも、様々なことを覚えていられるのでしょう。
ですが、とかく日常を慌ただしく過ごしているがゆえに、夢によって持ち帰れる情報は少なく、すぐに忘れ去ってしまうのです。
そんな忘れてしまった夢の中で、強く感じたフィーリングだけが残り、目覚めた後の現実で思い出すことになるのが、予知夢に起因するデジャブだといえます。
予知夢を見るための2つの方法

そんな危機感によって記憶に残りやすい予知夢ですが、その予知夢を意図的に見る方法は無いのでしょうか?
ここでは、そんな予知夢を見るための方法として、有効と思われることを2つ検討してみたいと思います。
訓練によって予知夢を見るためのポイント
今ほど紹介した地震の予知のように、あまりにも先の出来事であれば、その予知夢が当たる確率は低いと言えるでしょう。
でもデジャブとして感じるレベルの、近未来のものであれば、訓練によって予知夢を見ることも出来るかもしれません。
そしてそのために必要なことと考えられるのは、いかに夢の中で意識を保てるようになるかです。
さらには、覚醒時に夢での記憶を保持していられるかだと思います。
瞑想による雑念の浄化
まず夢の中で意識を保つために考えられるのが、寝る前に「瞑想」を行い雑念を浄化しておく方法です。
これは、夢の中で意識が目覚めた状態になる「明晰夢(ルシッドドリーム)」を見易くなります。
以前にこちらの「明晰夢を見る方法 スピリチュアルなやり方とは?【公開メンバー】」でも、その明晰夢を見る方法については詳しく書きました。
予知夢を見る上での大前提は、夢の内容を覚えていることです。でなければ今回のデジャブのように、その出来事が起きる直前や、起きた時に思い出すだけで、予知夢として活用することは出来ません。
そのために重要になってくるのが、前準備としての感情の浄化であり、瞑想による雑念の整理です。
夢日記による情報の保持
そして同時に行なえば、なお有効だと思われるのが「夢日記」を毎朝書くことです。
夢日記は起きた直後に、夢の内容で憶えていることを書くことで、さらにその夢の細部までが明確に思い出しやすくなります。
これはまるで、夢の中での記憶を、芋ずる式に引き出すような作業となりますが、それにより予知夢としてみた出来事も、呼び起こせるのではないかと考えられるのです。
寝起きなど半覚醒状態(トランス状態)では、記憶を保持し続けることが難しいのですが、この夢日記による訓練で、少なからず維持できるようになるでしょう。
これには訓練が必要ですが、習慣付けることで、後から予知夢となっていないか、改めて実証することも可能になります。
以前にこちらの「不思議な夢の体験談【スピリチュアルな明晰夢の実例】」で、私自身が体験した夢のように、目が覚めても内容を覚えていられることが重要なのです。
トランス状態とは、人が瞑想や催眠に入ったときに起きる変性意識状態の一種で、表面意識(顕在意識)が消えた意識状態。詳しくはこちらの「トランス状態の意味と変性意識状態との違いをスピリチュアルに解説!」で解説しています。
より自然体の自分自身へ

予知夢が原因となって、起きるデジャブは、実際に起きている現象です。私自身でも、それを体験しているのですから、間違いないと断言できます。
でも一言でデジャブといっても、その予知夢だけが原因ではありません。
記憶と感情の関係
こちらの「自分の前世を知る方法!デジャブと前世療法で蘇る私たちの前世の記憶」紹介したような、前世での体験が原因となって起きるデジャブ。
そして予知夢が原因となって起きるデジャブ、さらにはトラウマが原因となって起きるデジャブ。
どのデジャブも共通して言えることは、フィーリングとして感情が蘇ることで、人の心が自然と癒されているという結果です。
寝ている間に見る夢が、私たちの心を癒すように、デジャブもまた、私たちの心を癒すために存在しています。
そう、もしかしたらあなたには、極端に聞こえるかもしれませんが、すべての記憶には何らかの感情が含まれ、すべての感情には、何らかの記憶が含まれているのです。
夢やデジャブが心を癒してくれる
それらの感情と記憶を、一つ一つ見つめ直していくことは、まさに自己理解を深め、自分を癒し執着を手放すことに繋がります。
私たちが見る夢や、日常で感じるデジャブは、私たちの心を癒すための、自然治癒力が働いた結果なのです。
凝り固まった考えや、執着のような感情の滞りを手放し、より捉われのない、自然体の自分に戻る心の仕組み。
それが夢やデジャブだと、私は感じるのです。
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デジャブとは?デジャブの起きる意味と原因をスピリチュアルに解説【実例紹介】