井上直哉
スピリチュアルを学びたい方へ プロフィール お問合せ
最新記事 by 井上直哉 (全て見る)
- 根本的に嫌な人と縁を切る方法<スピリチュアルな縁とは> - 2024年11月19日
- 覚醒する人の5つの成長段階<目覚めるスピリチュアルな過程> - 2024年11月12日
- 女性を幸せにする男性の3つの特徴<パートナーと理想の幸せを築く方法> - 2024年11月5日
- 魂レベルが高い人の3つの特徴<見た目では分からない違いとは> - 2024年11月1日
- 人生が激変する4つの前兆をスピリチュアルに解説 - 2024年10月24日
こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉です。
この記事では、「時間とは何か?」そんな質問に対して、私の実体験をもとに、スピリチュアルな視点からお話しします。
よく哲学や物理などでは、「時間は存在しない。」と言われますが、その考え方は難しくて、あまり理解できないですよね。
そこで今回は、そもそも私たちが認識していうる時間とは、どのようなものなのか。また、スピリチュアルな次元における、時間の意味についてお伝えしてきます。
この話を聞けば、なぜ過去や未来は存在せずに、常に現在だけだと言われるのか、その理由がわかるでしょう。
今回も結論から言ってしまうと、スピリチュアルな世界では、時間は存在しないのではなく、存在する意味がないのです。
では、そんな時間のない世界へと、一緒に旅立っていきましょう。
私たちが認識する時間とは
まずは、スピリチュアルな視点から見た、「時間とは何か?」という話をする前に、そもそも私たちが認識している時間とは、どのようなものかを改めて確認しておきましょう。
私たちの時間認識
私たちが認識している時間を、シンプルに申し上げるなら、それは「事象が具現化するまでの間」です。
例えば、あなたが毎朝会社に出勤していれば、自宅から会社に移動するまでの過程でかかる、「間」が時間だといえるでしょう。
友人に会いたいと思い、スマホで連絡を取って、会うまでの過程で費やされた間です。
カレーを食べたいと思ったときに、材料を買ってきて調理をし、実際に食べるまでに費やされた間です。
間を時という指標で測定
そもそも、私たちにとって時間とは、思いが現実化するまでに費やされる間のことだといえます。
ですから過去とは、現在という瞬間が具現化するまでの過程や、そのために費やされた間であり。
未来は、望む現実が作り上げられるまでに、費やされるであろう間だといえます。
それらの間を、1日で24時間と定めて、時という指標を使って、細分化して測定しているものが時間です。
過去や未来に対する認識
物理的な世界においては、望んだ物事が現実化するためには、あるていどの間が必要になるということです。
そしてその間を、記録したり記憶することで過去と認識され、計画したり想像することで未来が認識されます。
言い換えれば、私たちの頭脳が記憶することで過去ができ、思考することで未来がつくられるのです。
その意味では、過去や未来を明確に認識している生命体は、この地球上で私たち人間だけだといえるでしょう。
霊的な次元における時間
では、私たちがもともと存在していた霊的な次元では、時間とはどのようなものでしょうか。
霊的次元の時間認識
私は学生時代から、体外離脱体験を繰り返していますが、そんな肉体を離れたエネルギーの世界では、時間は物質世界とは全く異なります。
それを一言で申し上げるなら、そもそも時間認識というものが希薄なのです。
例えば、エネルギーの世界では、友人に会いたいと望めば、ほぼ一瞬でその友人の元へと移動します。
思った瞬間に、高速でエネルギーが移動を始めて、あっという間に友人のもとに到着しているのです。
高速移動の状態とは
これがどのような状態かというと、1994年にアメリカで公開された「スターゲート」とうSF映画がありますが、まさにその中で紹介される星間移動と同じです。
瞬間移動ではなく、エネルギー体が超高速で移動していくのです。そして、その移動しているという実感が、とてもリアルに感じられます。
実際に私も1度、体外離脱をしている時に、北極星を目指して移動したことがありますが、まさに高速で空間を移動します。
そして一瞬で北極星にも辿り着くのです。
霊的次元では時間は意味がない
ですから、霊的なエネルギーの世界では、思ったことが実現するまでに、ほとんど間が存在しないのです。
例えば、あなたが会社に行きたいと思った途端に到着し、友人に会いたいと思った時には、一瞬で会っているようなものです。
そうなれば、時間という概念そのものが、全く意味を持たないものだといえるでしょう。
私たちが、スマホで遠方の友人と話す時に、話し始めるまでの時間を、気にしないのと一緒です。
望んだ物は現実化するのか
でも、ここまで話したところで、あなたはこう思いませんか?では先ほどの「カレー」はどうなの?と。
霊的次元では物を求めない
もしエネルギーの世界で、過程を一足飛びにして結果が現れるのなら、カレーを食べたいと思った瞬間に、カレーが具現化するのかと。
正直にいえば、私にもそれはわかりません。
なぜなら、体外離脱中に何かを食べたいと、思ったことがないからです。
そもそも、何か物が欲しいという発想自体が、エネルギーとしての意識状態では湧かないのです。
霊的次元では食事は必要ない
でもなぜ、これまで幾度となく体外離脱を繰り返しているのに、一度として品物を求めることがなかったのか。
その理由は2つあります。1つは私がそれを望まなかったから。そしてもう1つの理由は、それが必要ないからです。
そもそも霊的な次元には、肉体がありませんから、身体を維持するための食事が必要ありません。
ですから、霊的な次元で食事をするということ自体が、思いもしないことなのです。
物が無くても結果が得られる
それに、私たちが何か物を欲する時には、その品物を得たことによる結果を求めます。
例えば、食事をして身体を維持する、スマホで動画やゲームを楽しんだり、より多くの情報を得るなど。
ですが、そもそも身体を維持する必要がなく、さらには物がなくても一瞬で結果が得られるなら、物品を求める必要がないのです。
エネルギーの世界では、望めば即結果が得られるので、時間や物さえ必要としないのです。
幻想に過ぎない時間
では、ここまでの内容を含め、現実世界における時間の正体とは何か、お話ししていきましょう。
時間とは知性による幻想
もし私たちの住む現実世界でも、望めば一瞬で結果が得られるのなら、時間は意味を持ちません。
時間は認識されないので、存在していないのと同じであり、今の瞬間がずっと続いていくだけです。
実際に、私たち人間以外の動植物は、まさにそんな過去や未来が存在しない、時間のない世界で生きています。
極論を言って仕舞えば、時間という認識は、私たち人類の頭脳が作り出した幻想に過ぎないのです。
過去や未来も存在しない
そして過去とは、私たちの脳に残る映像と、感情とされる執着によって、意識の中に留められている記憶に過ぎません。
さらに未来とは、思考することでイメージされた、私たちの望みを想像したものに過ぎないのです。
そう、過去や未来はこの世界には存在せず、永遠と続く今が存在するだけです。
ですが人は、そんな過去や未来に囚われて、現在に心を留めておくことができません。今を生きれずにいるのです。
過去や未来は執着の産物
多くの先人が、そんな過去に囚われた記憶を消し去り、未来への想いを断つために、瞑想に取り組んでいます。
瞑想の中で湧き上がってくる雑念とは、まさに過去の記憶や未来への想い入れであり、心の中に残った執着に他なりません。
そしてそんな執着を捨て去り、過去や未来が存在しない今の瞬間に生きれるようになった時、私たちは生命としての本来の姿に戻れます。
生まれて間もない子供達のような、活き活きとした心持ちで、何ものにも囚われることなく生きれるのです。
想定的な世界を超えて
さていかがでしたか?哲学や物理で語られる、時間が存在しないという言葉の意味を、スピリチュアルな側面からお話ししてきました。
では最後に、この世界のスピリチュアルな本質について、私が知り得たことを少しお話しして、終わりにしましょう。
相対的な世界と時間
私たちが認識している時間とは、相対的な世界の産物に他なりません。
過去があり、未来がある。失敗があり、成功がある。原因があり、結果がある。生があり、死がある。始まりがあり、終わりがある。
これらの相対的な事象が、時間という概念を作り出しています。
ですがそれら全ては、私たちの執着によって、生み出されているものなのです。
執着を捨て時間の無い世界へ
あなたがすべての執着を捨てされた時、時間という幻想から目覚め、相対的な世界が消え去ります。
過去や未来が消え、今のこの瞬間に満ち足りた気持ちで、自分らしく存在できるようになるのです。
きっとそれこそが、永遠に失われることのない、本当の幸せなのでしょう。
私たちは本質的には、誰もがそのことを知っています。あとは目を閉じて、心静かに思い出せばいいだけなのです。
井上のYoutube動画<聴くブログ>
↓ 次のページはこちら! ↓