時間という幻想の正体とは<時間とは何かスピリチュアルに解説>

時間という幻想の正体とは<時間とは何かスピリチュアルに解説>
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井上直哉

心理とスピリチュアルの専門家
1989年大学に進学中に、独自にスピリチュアルの研究を行い体外離脱体験をもつ。医療機器メーカーに就職後、2001年に心理療法家として独立。3,000人以上のセラピー実績を持ち、年間20回以上のセミナーを全国で開催。2010年に株式会社ヒーリングアースを設立。現在は経営の傍ら個人セッション及びセミナーをこなしながら執筆活動に励む。ブログは年間300万人が訪れる。モットーは「現実が変わるスピリチュアル」です。
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉です。

この記事では、「時間とは何か?」そんな質問に対して、私の実体験をもとに、スピリチュアルな視点からお話しします。

よく哲学や物理などでは、「時間は存在しない。」と言われますが、その考え方は難しくて、あまり理解できないですよね。

そこで今回は、そもそも私たちが認識していうる時間とは、どのようなものなのか。また、スピリチュアルな次元における、時間の意味についてお伝えしてきます。

この話を聞けば、なぜ過去や未来は存在せずに、常に現在だけだと言われるのか、その理由がわかるでしょう。

今回も結論から言ってしまうと、スピリチュアルな世界では、時間は存在しないのではなく、存在する意味がないのです。

では、そんな時間のない世界へと、一緒に旅立っていきましょう。

 

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私たちが認識する時間とは

まずは、スピリチュアルな視点から見た、「時間とは何か?」という話をする前に、そもそも私たちが認識している時間とは、どのようなものかを改めて確認しておきましょう。

 

私たちの時間認識

私たちが認識している時間を、シンプルに申し上げるなら、それは「事象が具現化するまでの間」です。

例えば、あなたが毎朝会社に出勤していれば、自宅から会社に移動するまでの過程でかかる、「間」が時間だといえるでしょう。

友人に会いたいと思い、スマホで連絡を取って、会うまでの過程で費やされた間です。

カレーを食べたいと思ったときに、材料を買ってきて調理をし、実際に食べるまでに費やされた間です。

 

間を時という指標で測定

そもそも、私たちにとって時間とは、思いが現実化するまでに費やされる間のことだといえます。

ですから過去とは、現在という瞬間が具現化するまでの過程や、そのために費やされた間であり。

未来は、望む現実が作り上げられるまでに、費やされるであろう間だといえます。

それらの間を、1日で24時間と定めて、時という指標を使って、細分化して測定しているものが時間です。

 

過去や未来に対する認識

物理的な世界においては、望んだ物事が現実化するためには、あるていどの間が必要になるということです。

そしてその間を、記録したり記憶することで過去と認識され、計画したり想像することで未来が認識されます。

言い換えれば、私たちの頭脳が記憶することで過去ができ、思考することで未来がつくられるのです。

その意味では、過去や未来を明確に認識している生命体は、この地球上で私たち人間だけだといえるでしょう。

 

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霊的な次元における時間

では、私たちがもともと存在していた霊的な次元では、時間とはどのようなものでしょうか。

 

霊的次元の時間認識

私は学生時代から、体外離脱体験を繰り返していますが、そんな肉体を離れたエネルギーの世界では、時間は物質世界とは全く異なります。

それを一言で申し上げるなら、そもそも時間認識というものが希薄なのです。

例えば、エネルギーの世界では、友人に会いたいと望めば、ほぼ一瞬でその友人の元へと移動します。

思った瞬間に、高速でエネルギーが移動を始めて、あっという間に友人のもとに到着しているのです。

 

高速移動の状態とは

これがどのような状態かというと、1994年にアメリカで公開された「スターゲート」とうSF映画がありますが、まさにその中で紹介される星間移動と同じです。

瞬間移動ではなく、エネルギー体が超高速で移動していくのです。そして、その移動しているという実感が、とてもリアルに感じられます。

実際に私も1度、体外離脱をしている時に、北極星を目指して移動したことがありますが、まさに高速で空間を移動します。

そして一瞬で北極星にも辿り着くのです。

 

霊的次元では時間は意味がない

ですから、霊的なエネルギーの世界では、思ったことが実現するまでに、ほとんど間が存在しないのです。

例えば、あなたが会社に行きたいと思った途端に到着し、友人に会いたいと思った時には、一瞬で会っているようなものです。

そうなれば、時間という概念そのものが、全く意味を持たないものだといえるでしょう。

私たちが、スマホで遠方の友人と話す時に、話し始めるまでの時間を、気にしないのと一緒です。

 

望んだ物は現実化するのか

でも、ここまで話したところで、あなたはこう思いませんか?では先ほどの「カレー」はどうなの?と。

 

霊的次元では物を求めない

もしエネルギーの世界で、過程を一足飛びにして結果が現れるのなら、カレーを食べたいと思った瞬間に、カレーが具現化するのかと。

正直にいえば、私にもそれはわかりません。

なぜなら、体外離脱中に何かを食べたいと、思ったことがないからです。

そもそも、何か物が欲しいという発想自体が、エネルギーとしての意識状態では湧かないのです。

 

霊的次元では食事は必要ない

でもなぜ、これまで幾度となく体外離脱を繰り返しているのに、一度として品物を求めることがなかったのか。

その理由は2つあります。1つは私がそれを望まなかったから。そしてもう1つの理由は、それが必要ないからです。

そもそも霊的な次元には、肉体がありませんから、身体を維持するための食事が必要ありません。

ですから、霊的な次元で食事をするということ自体が、思いもしないことなのです。

 

物が無くても結果が得られる

それに、私たちが何か物を欲する時には、その品物を得たことによる結果を求めます。

例えば、食事をして身体を維持する、スマホで動画やゲームを楽しんだり、より多くの情報を得るなど。

ですが、そもそも身体を維持する必要がなく、さらには物がなくても一瞬で結果が得られるなら、物品を求める必要がないのです。

エネルギーの世界では、望めば即結果が得られるので、時間や物さえ必要としないのです。

 

幻想に過ぎない時間

では、ここまでの内容を含め、現実世界における時間の正体とは何か、お話ししていきましょう。

 

時間とは知性による幻想

もし私たちの住む現実世界でも、望めば一瞬で結果が得られるのなら、時間は意味を持ちません。

時間は認識されないので、存在していないのと同じであり、今の瞬間がずっと続いていくだけです。

実際に、私たち人間以外の動植物は、まさにそんな過去や未来が存在しない、時間のない世界で生きています。

極論を言って仕舞えば、時間という認識は、私たち人類の頭脳が作り出した幻想に過ぎないのです。

 

過去や未来も存在しない

そして過去とは、私たちの脳に残る映像と、感情とされる執着によって、意識の中に留められている記憶に過ぎません。

さらに未来とは、思考することでイメージされた、私たちの望みを想像したものに過ぎないのです。

そう、過去や未来はこの世界には存在せず、永遠と続く今が存在するだけです。

ですが人は、そんな過去や未来に囚われて、現在に心を留めておくことができません。今を生きれずにいるのです。

 

過去や未来は執着の産物

多くの先人が、そんな過去に囚われた記憶を消し去り、未来への想いを断つために、瞑想に取り組んでいます。

瞑想の中で湧き上がってくる雑念とは、まさに過去の記憶や未来への想い入れであり、心の中に残った執着に他なりません。

そしてそんな執着を捨て去り、過去や未来が存在しない今の瞬間に生きれるようになった時、私たちは生命としての本来の姿に戻れます。

生まれて間もない子供達のような、活き活きとした心持ちで、何ものにも囚われることなく生きれるのです。

 

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想定的な世界を超えて

さていかがでしたか?哲学や物理で語られる、時間が存在しないという言葉の意味を、スピリチュアルな側面からお話ししてきました。

では最後に、この世界のスピリチュアルな本質について、私が知り得たことを少しお話しして、終わりにしましょう。

 

相対的な世界と時間

私たちが認識している時間とは、相対的な世界の産物に他なりません。

過去があり、未来がある。失敗があり、成功がある。原因があり、結果がある。生があり、死がある。始まりがあり、終わりがある。

これらの相対的な事象が、時間という概念を作り出しています。

ですがそれら全ては、私たちの執着によって、生み出されているものなのです。

 

執着を捨て時間の無い世界へ

あなたがすべての執着を捨てされた時、時間という幻想から目覚め、相対的な世界が消え去ります。

過去や未来が消え、今のこの瞬間に満ち足りた気持ちで、自分らしく存在できるようになるのです。

きっとそれこそが、永遠に失われることのない、本当の幸せなのでしょう。

私たちは本質的には、誰もがそのことを知っています。あとは目を閉じて、心静かに思い出せばいいだけなのです。

 

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