井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
あなたはどこの国で生まれ、男女のどちらの性別で、この人生を送っていますか?
また、肉体的にはどんな体型で、心理的はどんな特徴を持って、生きているのでしょうか?
私たちは、この地球という現実世界の人間として、肉体に命を宿して生まれてきましたが、得てして自分がどんな存在で、何のために生まれてきたのか分からずにいます。
今回の記事では、そんな自分の人生を、スピリチュアルな角度から知るために、天命と宿命と運命のスピリチュアルな意味について解説します。
これはあくまで、私がオーラ診断や前世療法などを通じて実感した、自分なりの認識でしかありません。
ですがこれをご覧になれば、あなたも現在の自分の人生についての理解を深め、どのように生きていけばいいのか、その方向性が見えることでしょう。
<目 次>
天命と宿命と運命の言葉の意味
まずは、天命と宿命と運命の一般的な言葉の意味を、簡単にだけお話ししましょう。
ご自分の認識と照らし合わせながら、再確認する意味でご覧になってください。
天命(てんめい)とは
まずは、天命の言葉の意味からですが、Wikipediaにはこのように記載されています。
天命(てんめい)とは、天から与えられた命令のことで、天から人間に与えられた、一生をかけてやり遂げなければならない命令のこと。
また、人がこの世に生を授けられる因となった、天からの命令のことである。
Wikipedia引用:天命
私なりに申し上げると、天とされる神様や宇宙から与えられた役割という方が、現代的で適しているかもしれません。
宿命(しゅくめい)とは
宿命については、Wikipediaに記載がなかったので、良く利用する「コトバンク」から、その意味を引用させていただきました。
宿命(しゅくめい)とは、生まれる以前から定まっている運命。宿運。しゅくみょう。
仏教用語でいうところの因縁因果であり、生まれながらに定められた変えることのできない資質のこと。出生時間や性別、環境など、個人では選べない種類のものともいえる。
コトバンク引用:宿命
宿命は、生まれながらにすでに定められている資質のことです。こちらに書かれているように、人生において変えることができない資質だといえます。
運命(うんめい)とは
最後に、運命についてその意味をWikipediaで見ていきましょう。
運命(うんめい)とは、人間の意志をこえて、人間に幸福や不幸を与える力のこと。あるいは、そうした力によってやってくる幸福や不幸、それの巡り合わせのこと。
人生は、天の命によって定められているとする思想に基づいて考えられている、人の意思をこえて身の上に起きる禍福。
Wikipedia引用:運命
運命とは、私たちの意思とは別に、神様や宇宙の意思によって与えられる、幸福や不幸であると捉えて良いでしょう。
天命のスピリチュアルな意味とは
一般的な言葉の意味について確認してきましたが、ここからは私自身が捉えている、それぞれの言葉のスピリチュアルな意味について、お話ししましょう。
最初に、天命のスピリチュアルな意味からです。
天命のスピリチュアルな意味
私たちは、この天命については、宇宙や神様などから与えられた「使命」として、捉えていること多いと思います。
例えば、人生の目的のように、私たち自身がこの世界に生まれた意味であり、役割のように捉えているのです。あくまで大いなる存在から与えられた使命であると。
ですが、私が数多くの人のオーラを、スピリチュアルな視点から観察して解ったことは、天命とは天から与えられた使命というより、それぞれが持っている魂の資質だといえます。
私たちそれぞれが、魂のレベルで本質的に持っている、得意分野や自分らしさといっても良いでしょう。
天命とは魂の資質である
例えば、こんな風にいえばイメージしやすいかもしれません。
1つの種があっとしても、その種がどんな植物の種かによって、この世界でどのように育ち、どのように花開いて周囲を彩るのかは様々です。
観賞用のバラの種かもしれなし、食用に適したお米の種かもしれません。でもそれぞれに、その植物の種としての特徴や資質があります。
どちらも同じ1つの種ですが、その内なる資質は全く違っており、それぞれに存在する価値や意味があるのです。
そのような個々の特徴が、あなたが本質的に持っている魂の資質だといえます。
天命を全うす生き方とは
もう少しスピリチュアルに申し上げるなら、それはハイヤーセルフがもつ個性であり資質ともいえるでしょう。
オーラを見るような視点でいうなら、それはあなたの本質の色ともいえる特徴です。
ですから、そんなあなたの魂の資質が、そのまま天命と言われるものであり、「天命を全うする」とは、魂の資質のままに、自分らしく生き切ることを意味します。
天命に沿って生きるとは、この世界のすべての植物と同じように、自分らしく迷いなく生きることだといえるでしょう。
宿命のスピリチュアルな意味とは
では、宿命のもつスピリチュアルな意味とは、どのようなものでしょうか。
宿命のスピリチュアルな意味
私たちは宿命(しゅくめい)というと、前述されている、「生まれながらに定められた変えることのできない資質のこと。」と捉えています。
ですがその言葉の語源は、仏語で宿命(しゅくみょう)と呼ばれるもので、「前世の生命。過去世での受報の差別・善悪苦楽などの総称。」という意味があります。
これは宿命が、前世からの影響によって定められた、今世の環境であることを、物語っているといえるでしょう。
その視点から考えると、宿命のスピリチュアルな意味とは、これまでの転生によって築き上げられた、霊的存在としての資質ともいえるのです。
霊的存在の経験とはカルマである
ではそんな、霊的存在としての資質が、具体的に何かと言えば、それをもう少し砕いていうと、これまでの前世で養ってきた性格的な傾向です。
それは才能と呼ばれるような、1つの分野に秀でた能力もあるでしょうし、心の傷を持ち越すことによる、性格的な傾向などもあるでしょう。
そんな、これまでの前世で養ってきた資質をもとに、今世の人生の宿命が決められていくのです。
生まれる国や地域、家庭や出生時間、性別や環境など、それらは偶然によって決まるのではなく、あくまで前世の縁やカルマによって、自ずと定まるものだといえるのです。
カルマが解消されないと宿命は変わらない
私がスピリチュアルな視点から見ると、宿命とは「カルマの法則」とされる、前世からの因縁因果の影響を受けて決まるようです。
ですから今世においては、誕生した時点ですでに決まっており、決して変えることができまません。
確かに、生活する国や地域を変えたり、中には性別を変えることで、その宿命を変えようとする人もいるかもしれません。
ですが、前世から持ち越したカルマを解消しない限り、霊的存在として養ってきた傾向が変わることはなく、本質的に宿命を変えることはできないといえるでしょう。
運命のスピリチュアルな意味とは
それでは、運命のもつスピリチュアルな意味についても見ていきましょう。
運命のスピリチュアルな意味
ここまで解説したきたように、私たちは魂の資質としての天命と、転生する霊的存在としての資質である宿命を、合わせ持ってこの人生に誕生してきます。
それら天命と宿命によって、この人生においてあらかじめ予定されている出来事が、運命だといえるでしょう。
それは、先ほど申し上げたように、カルマの法則によって引き寄せられ、経験することになる出来事であり、今世あらかじめ計画されているスケジュールともいえます。
ただ、天命や宿命と運命が大きく異なるのは、自分自身であるていど変更が可能で、自由度があることです。
その意味では、運命とは今世あなたが養う資質だといえるでしょう。
運命とは無意識の選択である
例えば、私たちはすでに宿命によって、生まれる国や地域、家庭や出生時間、性別や環境などを決められてきました。
そして自分の才能や性格についても、これまでの転生による経験から、ある種の特徴を持っています。
その結果、この人生において、どのような経験を好み選択していくのかは、ある程度定められてしまうのです。それが今世の人生における、基本的な運命の流れです。
それはスピリチュアルに見れば、事前に決められているというよりも、あなたが無意識に選択してしまう道筋だといえるでしょう。
自分の心を癒せば運命が変わる
整理すると運命には、前世からの縁やカルマによって、予めスピリチュアルなレベルで定められている出来事と、それを自由に変えられる裁量があります。
ですからあなたが、自分の無意識レベルの心理的な傾向を作り出している、カルマを解消することができれば、運命を変えることができるのです。
それは今世の人生において、自分の心の傷を癒やし、前世のカルマを解消することで、成し遂げられることなのです。
そうすることで私たちは、宿命と運命に左右されずに、自分らしく天命のままに生きれるようになります。
天命を知るためのスピリチュアルな方法
ここまで、天命と宿命と運命のスピリチュアルな意味について、私の認識をもとにお話ししてきました。
では、ここまでの内容を踏まえて、天命を知るためのスピリチュアルな方法についてお話ししていきます。
この世界に転生した意味
私が多くの人のオーラを観察し、あまたの人の心に触れて解ったことは、私たちは決して何かを成し遂げるために、この地球に生まれてきたのではないということです。
それは、具体的な仕事や職業に就くことでもなければ、歴史に名を残すような、偉業を成し遂げることもでありません。
何かのために人生を費やすことでも、誰かのために命をかけることでもありません。
この地球を彩っている草花と同じように、自分の魂の資質のままに、自分らしく人生を送ることを目的に、この世界に転生してきたのです。
天命を知ることとは
ですからその意味では、自分の天命を知るということは、何か具体的な目標や使命を知ることではなく、自分らしさや自分の魂が望むことを知るということです。
そのために必要なことが、自分の内側に目を向け、自分の心を整えることで、前世から繰り越してきた数々のカルマを解消することです。
それにより、今世の運命の流れに翻弄されずに、人生を自らが望むものとして、生きていくことだと言えるでしょう。
そうすれば、私たちは自然と魂の資質である、天命のままにこの人生を生きれるようになります。迷うことなく自分らしく生きられるのです。
天命を知るための方法
ですから、そんな天命を知るための具体的な方法とは、時間をかけて瞑想や内観に取り組むことです。
それらのワークでは、まさにあなたがこれまでの人生で受けた、様々なトラウマを癒すのと同時に、雑念や執着が解き放たれていきます。
そしてそんな瞑想や内観を深めることで、いずれは前世から繰り越しているカルマを、解消することができるのです。
瞑想とは、運命や宿命を超えて、自らの魂の資質を見定めていく、スピリチュアルな取り組みだといえるでしょう。
運命を切り開いて生きるとは
いかがでしたでしょうか。今回は私の認識をもとに、天命や宿命や運命について、お話ししてきました。
では最後に、こんなことをお伝えして終わりにしましょう。
自分らしく天命のままに生きる
今回紹介した、天命を知るための取り組みは、ある意味昔から仏教で取り組まれてきた、執着を捨てて仏として生きることと、同じだといえます。
私たちの先人は、天命や宿命や運命が持つ、スピリチュアルな意味を理解した上で、理想的な人としての生き方を説いてきたのです。
仏として生きることとは、まさに天命のままに生きることに他なりません。ですからあとは、あなたがこの人生でその道を歩むだけです。
それが自らの運命を切り開いて、自分らしく天命のままに、生きるということへと繋がります。
そしてそれは、結果として輪廻転生を終えて、魂のままに生きることへと繋がっていくのです。
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