井上直哉
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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
今回はお出かけ記事として、福島県喜多方市の見どころ、新宮熊野神社にある長床(ながとこ)の大イチョウを紹介します。
会津も10月の末には、周囲の山々が紅葉で赤や黄色に染まり、特に猪苗代の磐梯山は紅葉でとても綺麗です。
今回そんな緑豊かな会津盆地の北に位置する、ラーメンでも有名な喜多方市にある文化財、新宮熊野神社の長床の大イチョウを紹介しましょう。
今日まさに、イチョウがそろそろ色着いたかなと思って、長床の大イチョウを見に行ってきました。
その様子を写真で紹介しつつ、黄金色の絨毯となるイチョウの見頃もお伝えします。d(*´▽`*)
<目 次>
喜多方市の新宮熊野神社への行き方
まずは、新宮熊野神社の場所から確認しておきましょう。
スマホのナビゲーションアプリなどを利用して行く方は、「喜多方市 長床」で検索すると、すぐに位置が解ると思います。
行くまでの道のりは、田んぼ道や部落の中を走って行くので、交差点などにも目印になるようなものはありません。ですから初めての方は、スマホのナビを頼りに行くことを強くお勧めします。
新宮熊野神社の長床の場所
Googleマップで確認すると、以下のように地図が出てきます。
県道61号線を通りますが、この道は田んぼの中の一本道で、車一台しか通れません。対向車とはすれ違えないので注意しましょう。(笑)
驚くほど細い道ですが、地図上で確認すると県道のようです。あ、途中で阿賀野川の支流の「濁川(にごりがわ)」を渡りますが、この橋も対向車とはすれ違えません。
新宮熊野神社のある部落に近づくと、61号線はまさに農道ですから、車で行く際には「本当にこの道で大丈夫?」と少し不安になるかも。(*´▽`*;)
交通機関
殆どの方は自家用車で行かれると思います。なので、こちらに住所と連絡先を書いておきますから、電話番号でナビ検索してから行っても良いですね。
ナビで「長床」だけを検索しても、全国の色々な地域の地名が出てきますから、その点は注意してください。
観光で会津若松市や喜多方市に来ている方なら、JR喜多方駅よりタクシーで10分程度で行けますので、さほど遠くはありません。
なお、JR喜多方駅から喜多方巡回バスが出ていることもありますが、1日数本なのでちょっと利用は難しいかもです。
■新宮熊野神社
お問い合わせ:新宮地区重要文化財保存会
住所:〒966-0923 福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258
電話番号:0241-23-0775
拝観時間:8:30~17:00 冬期間(12月~3月)は土・日・祝日のみ見学可。
拝観料:大人300円、高校生200円、中学生以下無料
駐車場:あり
拝観料と駐車場について
新宮熊野神社は、部落の人たちが協力し合って神社をお守りしている感じです。
受付で拝観料をお納め
長床を含め新宮熊野神社の拝観には、お一人300円程度の拝観料が必要です。こちらは、お社や文化財の修繕に充てられています。
受付の方は、部落の方々でしょうか。お札やお守り、おみくじなども購入できます。イチョウの絵葉書なんかもあるようです。
御朱印もこちらで受け付けていますので、集めている方は拝観の前に御朱印帳を預けて、申し込んでおくと良いでしょう。
なんか、近所のおばちゃんが受付している感じで、厳かな雰囲気の敷居の高さなどはまったくありません。(笑)(*´▽`*)ダネ
※拝観受付です。御朱印もこちらでもらえます。
※境内は禁煙、障害者手帳をお持ちの方は拝観料が無料です。
※奥には「心洗」と書かれた手水舎があります。さすが神社ですね。
駐車場事情
新宮熊野神社の左わきには、下記の写真のように、売店と無料の駐車場があります。
台数は13台ほど停められると思いますが、神社の入り口の右側にも、イチョウが見頃な時期になると、仮設駐車場が用意されます。
こちらは基本的に、民家の軒先を借りているようなスペースですから、利用するときには失礼が無いように注意しましょう。
大イチョウが色付く季節になると、参拝者も増えるので、少し駐車場不足になるかもしれませんね。
※駐車場はそれほど大きくないのでシーズンには少し混むかも。
新宮熊野神社の歴史と由来
まずは大イチョウが綺麗なことで有名な、喜多方市の新宮熊野神社の歴史を簡単に紹介していきます。
大イチョウを見に来た気持ちはもちろん解りますが、訪れる以上は新宮熊野神社についても、少しだけ学んでおいた方が、楽しく参拝出来ますよね。
Wikipedia記載の新宮熊野神社
では恒例のWikipediaの内容から紹介します。
新宮熊野神社(しんぐうくまのじんじゃ)は福島県喜多方市慶徳町新宮にある神社。「新宮」と称しているが、本宮・新宮・那智の熊野三山を祀っている。旧社格は県社。
国の重要文化財に指定されている熊野神社長床(くまのじんじゃながとこ)と呼ばれている拝殿があることで有名である。現在は、長床のほか、熊野三社本殿、文殊堂、観音堂が残されている。
また、長床前にある大イチョウは高さ30m・根本周り8.1mで樹齢は600年※といわれ、喜多方市天然記念物に指定されている。
Wikipedia引用:新宮熊野神社
※大イチョウの樹齢は800年以上とも言われています。
新宮熊野神社の由来
神社の歴史は、大事なところだけを簡単に紹介しておきますね。
新宮熊野神社は、社伝「新宮雑葉記」によれば、源頼義、義家親子が、天喜3年(西暦1055年)「前九年の役」で陸奥征討に赴く際、武運を祈って紀州熊野から、熊野堂村(現河沼郡河東町)に勧請創建したのが始まりと、伝えられています。
その後、「後三年の役」(西暦1083~1087年)で、再びこの地を訪れた源義家は、新宮の地に移すように命じ、造営は応徳2年(西暦1085年)に始まり、寛治3年(1089年)に完成遷座し、現在に至っています。
参考:ようこそ長床へ、新宮熊野神社長床パンフレット(拝観の時にいただきました)
長床の消失と再建の歴史
新宮熊野神社は慶長16年(西暦1611年)に、大地震により長床を含め、本殿以外のすべての建物が倒壊してしまいました。
その後、会津藩の第二代藩主である蒲生忠郷が、同19年に旧材を用いて一回り小さく長床(拝殿)を再建したのです。これが現在の新宮熊野神社長床となります。
新宮熊野神社には数多くの国・県・市指定の重要文化財がありますが、中でも「長床」は、昭和38年に国の重要文化財に指定され。
昭和46年~49年まで、足掛け4年の歳月と、約1憶4千万円の経費を費やして、解体修復作業が行われました。
※喜多方市、新宮熊野神社の長床と大イチョウ(2018/10/28)
文化財としての熊野三社、長床、宝物殿
新宮熊野神社には、いくつもの重要文化財が保管されています。ここではそんな歴史的建造物としての意味も、知っておきましょう。
新宮熊野神社の長床の特徴
長床は拝殿として作られたようですが、その建立年次は不明です。
後の解体調査によって、形式や技法から平安末期の建立とみられていますが、寛治3年(1089年)に作られたとすると、平泉の中尊寺金色堂(1124年建立)を凌ぎ、東北では最も古い建造物となります。
長床は長大な規模と、直径1尺5寸の円柱の柱が特徴的ですが、四方が吹き抜けになっており、平安期の荘厳な趣きを今に伝えてくれています。
■新宮熊野神社長床のスペック
間口:27.273m
奥行:12.12m
軒高:4.3m
棟高:11.25m
柱数:44本
柱間:3.03m
※長床の柱(内部)
※長床の奥には熊野三社への階段があります。
※長床の茅葺屋根と大イチョウ、この季節は本当に綺麗です。
新宮熊野三社について
新宮熊野神社には、国指定の重要文化財の熊野神社長床を拝殿として、その奥に熊野三社が祭られています。
東北地方の神社本殿はほとんどが流造りだそうです。熊野神社のみが妻入りの系統を伝いえていますが、そんな熊野造りの三社が併置されている神社は東北でも珍しいといえます。
拝殿の奥に真新しい上り階段があり、その上に熊野三社が祭られています。少し涼しげで、ここだけ空気が研ぎ澄まされている感じがしました。
喜多方市は蔵の街としても有名ですが、本当に歴史がある地域なんですね。
- 中央:本社新宮証誠殿
- 左 :末社那智山飛龍権現
- 右 :末社本宮十二社権現
宝物殿には重要文化財がいっぱい!
また、新宮熊野神社の拝観料には、宝物殿の入場料も含まれています。ですから、神社の北側にある宝物殿にも、足を運んでみてください。
特に県重要文化財の「木造文殊菩薩騎獅像」は、獅子の背に文殊菩薩が乗っている珍しい仏像で、かなり迫力があります。
その彫刻の技術などから、鎌倉時代初期の作品と考えられていますが、全長285cmの巨大な仏像は、絶対に一見の価値ありですよ。Σ(゚Д゚)ウワッ!ッテオモイマス
宝物殿には、様々な重要文化財が保管されてるので、長床だけ見て満足せずに、ぜひこちらにも立ち寄ってみましょう。
※宝物殿の入り口(受付の右手に在ります)
大イチョウの紅葉の見頃
紅葉が見頃になると、多くの参拝客が訪れる喜多方市の新宮熊野神社。もちろん1番の人気は、拝殿の長床の前にある大イチョウです。
特に葉が散りだすと、黄金色の絨毯のように地面が彩られ、それはもう見事なものです。
結婚式の前撮りなどでも利用されることが多いので、運が良ければそんなおめでたい場面にも遭遇するでしょう。
黄金色の大イチョウを見に行った。。。けど。
さて、それでは早速、黄金色の。。大イチョウを。。でも、きっと薄々感じていた人もいたと思います。
2018年10月28日14時頃、秋空が清々しい晴天の日曜日。そう、そろそろ大イチョウも色付いた頃かな~。って思って行ったのですが。。。
はい、その結果は、とても美しいグリーンでした!(*´▽`*;)ナントイウコトデショウ!
あまりの青々とした大イチョウに、狛犬もどこか凛々しく見えるから不思議です。(*´▽`*;)ドーダーッテカンジww
※2018年10月28日、新宮熊野神社(喜多方市)の大イチョウ
これまでの大イチョウの紅葉する時期
結論からいうと、今回はあまりにも行くのが早かったみたいです。
会津盆地の平野部では、すでにイチョウは黄色くなっている所もありますが、新宮の大イチョウは予想外の鮮やかな黄緑色。
そこで昨年、一昨年の写真を見返してみたのですが、どうやら毎年、会津の平野部のイチョウを見て、少し早めに来ているようでした。(*´▽`*;)ハハ
会津の平野部のイチョウが終わったころに、ようやく新宮熊野神社の大イチョウが散り始めるタイミングです。ですから、時期的に少し遅いかな程度が一番見頃のようです。
2015年11月22日の夜は、ライトアップされていると聞いて行きましたが、殆ど終わっていました。(*´▽`*;)ザンネン!
※2016年11月2日の大イチョウ、まだ黄緑色。(*´▽`*;)グリーン,グリーン♪
※2017年11月12日の大イチョウ、ようやく黄金色になってきた。(*´ω`*)キレー
※2015年11月22日の大イチョウは終わってました。(*´▽`*;)コレモキレイカ
結論:平年並みなら11月10日前後が見頃かも!
結論として言えるのは、その年の寒暖の差もあれども、11月10日前後にはイチョウの葉も色付いて、次第に散り始めるのではないかと思われます。
2015年の写真のように、散ってしまっても、黄金色の絨毯のようになって、それはそれで美しいのですが、早めに行っても気持ちがいいぐらい鮮やかな黄緑色です。(笑)
こちらの喜多方市の新宮熊野神社では、特にホームページやブログなどもなく、見ごろの時期などは配信されていません。
ですから、フェイスブックの「神宮熊野神社長床」をご覧いただければ、最近訪れた方の写真も見れて、その年の紅葉の見頃をチェックすることが出来るでしょう。
新宮熊野神社の長床と大イチョウのまとめ
いかがでしたか?
あいにく撮影したての黄金色の大イチョウを、お見せすることはできませんでしたが、喜多方市にある新宮熊野神社の魅力も含めてご紹介しました。
もちろん大イチョウの見頃には、多くの人が訪れますが、新宮熊野神社は文化財としてもとても素晴らしい建造物です。
特に長床は、他では目にできない不思議な空間で、靴を脱いで自由に中に上がることもできますから、ぜひ一度訪れてみてください。
平安時代からの歴史や文化を肌で感じることが出来る、身近なパワースポットとしてもおススメの場所です。
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